神奈川県にある20箇所の火葬場の使用料金や特徴をご紹介

神奈川県にある20個の火葬場一覧

火葬場には、自治体が運営している公営のものと、民間企業が運営している民営のものの二種類があります。神奈川県には20箇所の火葬場があり、そのうち公営が18箇所、民営は2箇所だけになります。

ここでは神奈川県にある20箇所の火葬場を一覧でご紹介します。住所や利用料金を参考にしてみてください。まずは公営の火葬場、18箇所です。

斎場・葬儀場の敷地内にある火葬場13箇所

斎場とはお通夜やお葬式を執り行う場所のことをいい、葬儀場や葬祭場、セレモニーホールといった言い方もあります。寺院や自宅でお葬式を執り行う場合は、それらの場所も斎場と言えることになります。

火葬場はご遺体を火葬する場所のことであり、地域によってはほとんどの火葬場が公営というところもあります。市町村ごとに火葬場がある場合と、いくつかの市町村で一つの火葬場を運営している場合があります。

火葬場には、斎場と同じ敷地内にある場合と、火葬場のみの施設になっている場合があります。以前は火葬場だけの施設が多かったのですが、最近では同じ敷地内に斎場と火葬場がある施設が増えてきています。前者だとご遺体は霊柩車、参列者はバスでの移動が必要でしたが、後者では徒歩移動で済むというメリットがあります。

戸塚斎場

斎場は70席のホールが2つあり、小規模な家族葬から一般的な葬儀まで対応しています。戸塚斎場は横浜市営地下鉄「踊場駅」から徒歩15分のところにあり、駐車スペースは約50台。横浜市民のみが利用でき、市民以外は利用できないことに注意が必要です。

西寺尾火葬場

東急東横線「妙蓮寺駅」から徒歩8分で行ける立地の良い民営の火葬場です。その上56台駐車できるパーキングもあります。斎場や遺族の控室、待合ロビーという設備も整っています。火葬のクラスによって値段が異なり、56,000円~85,000円の利用料金となります。

横浜市北部斎場

火葬炉16基、待合室14室、斎場4ホール、駐車場180台と、市内最大規模の施設です。公共交通機関の場合、JR横浜線「十日市場駅」や東急田園都市線「青葉台駅」からバスで行くことができます。

横浜市南部斎場

敷地面積80,600m、延床面積5,800㎡という広い空間と近代的な雰囲気が特徴です。火葬炉10基、待合室8室、斎場4ホール、駐車場74台が整備されています。京急本線「金沢八景駅」、JR東海道線・横須賀線「大船駅」、JR横須賀線「鎌倉駅」からバスも出ています。

かわさき北部斎苑

かわさき北部斎苑は、JR南武線「津田山駅」から徒歩7分のところにあります。駐車台数が16台と少ないため、参列者は公共交通機関での来場となります。火葬炉16基、休憩室17室、斎場3ホールが整備されています。

かわさき南部斎苑

かわさき南部斎苑は火葬炉12基、休憩室9室、斎場4ホールを有しています。JR川崎駅からバスで「かわさき南部斎苑」下車後すぐに到着します。駐車場も80台停めることができます。

愛川聖苑

火葬炉3基、動物炉1基、待合室3室、斎場2ホールを有しており、霊安室や遺族室、収骨室など設備が整っています。愛川町民は火葬炉の利用が8,000円ですが、町民以外は大人で80,000円、子供で50,000円となっています。

厚木市斎場

火葬炉が6基あり、将来は8基まで増設が可能です。待合ホールの近くにはキッズコーナーや授乳室があり、お子様連れにも安心のつくりになっています。収骨室が独立しているため、プライベートな空間で最後のお別れをすることができます。

小坪誠行社斎場

逗子市・鎌倉市・葉山町唯一の民営火葬場です。火葬炉4基、待合室6室、大きさの異なる3つの斎場を有しています。他の市町村の住民は料金が2万円ほど高くなるので注意が必要です。

相模原市営斎場

火葬炉11基、待合室10室、斎場2ホールを有しており、霊安室や更衣室、授乳室も完備されています。JR古淵駅から徒歩12分のところにあり、JR相模原駅や小田急線相模大野駅からバスで行くこともできます。

茅ヶ崎市斎場

待合室5室、斎場、収骨室、遺族や僧侶の控室などがあります。公共交通機関では最寄り駅や最寄りバス停から20～30分ほどかかってしまうため、タクシーや車での移動をおすすめします。駐車場には100台停めることができます。

藤沢聖苑

控室8室、待合ロビー、売店などがあります。藤沢駅からバスに乗り、「緑ヶ丘」バス停下車後徒歩1分で到着します。74台の駐車場も完備されていますので、車で向かうこともできます。藤沢市民の利用料が10,000円であるのに対し、市民以外は80,000円かかることに注意が必要です。

大和斎場

大和市・海老名市・座間市・綾瀬市の4つの市が運営している斎場です。火葬炉8基、待合室10室、告別室、待合ロビー、安置室が整備されています。運営している自治体の住民の利用料が10,000円であるのに対し、住民以外は50,000円の利用料がかかります。

斎場・葬儀場の外にある火葬場は7箇所

お通夜やお葬式を行う斎場と、故人のご遺体を火葬する火葬場が別のところにある場合があります。同じ敷地内にどちらもある場合と違って、斎場と火葬場を移動する必要があります。斎場を併設していない、火葬場のみの施設を7箇所ご紹介します。

久保山斎場

火葬炉12基、待合室12室、駐車場80台の設備があり、近代的な雰囲気が特徴です。JR横須賀線「保土谷駅」、京浜急行「黄金町駅」からバスで行くこともできます。横浜市民の利用料は12,000円ですが、市民以外は50,000円となります。斎場は併設されていませんが、近くに多くの斎場があるため不便はしません。

小田原市斎場

火葬炉6基、炉前室、収骨室2室、遺体安置室、待合室8室、売店を完備しています。小田原市斎場へのアクセスは小田原駅からバスで35分、駐車場は臨時駐車場を含めて43台となっています。

秦野斎場

平成30年4月1日にリニューアルされ、火葬炉7基、待合室4室、収骨室、キッズルーム、授乳室が整備されました。秦野駅からバスに乗り「六反地」バス停下車後徒歩10分で行くことができます。

平塚市聖苑

待合室やお別れ室、ロビーや売店などの設備があります。駐車場には45台停めることができ、斎場がないため満車の心配なく車で行くことができます。平塚市民は無料で利用できますが、市民以外は95,000円の利用料がかかるため注意が必要です。

真鶴聖苑

火葬炉3基、待合室3室、炉前ホール、収骨室といった設備が整っています。真鶴町民と湯河原町民は無料で利用できますが、町民以外は70,000円の利用料がかかります。JR真鶴駅から徒歩8分の立地でありながら、駐車場には30台停めることができます。

三浦市火葬場

火葬炉の他に待合ロビーや喫煙室などを有しています。京浜急行「三崎口駅」からタクシーで10分のところにあり、駐車場には12台停めることができます。三浦市民は8,000円の利用料ですが、市民以外は50,000円かかります。

横須賀中央斎場

火葬の他に簡単なお別れ会のご焼香を行うこともできることが特徴です。横浜市南部斎場から近いため、お葬式からスムーズに移動して火葬を行うことができます。JR横須賀線「衣笠駅」からバスに乗り「坂本」バス停下車後徒歩3分で到着します。

公営の火葬場は、市区町村民が利用すると安くなる

火葬場には公営と民営の二種類があることをご紹介してきましたが、地方には公営の火葬場しかない場合もあります。公営と民営どちらもある都市部などでは、条件を見比べて選ぶことができます。

お葬式や火葬は、亡くなった方の住民票がある市町村で行うのが一般的です。公営の火葬場を利用する際は、その市町村に住民票があるかどうかで値段が変わってきます。一覧表でご紹介した料金は、指定の市町村に住んでいる方の場合の料金になります。それ以外の場合は、高額になる可能性もあるので火葬場や葬儀社に問い合わせてみてください。

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まとめ

お葬式を執り行う際には斎場と火葬場のどちらも利用することがほとんどです。斎場と火葬場が併設されている場合もあれば、斎場のみ・火葬場のみといった施設もあります。併設されていると、斎場と火葬場との移動がなくて済むため時間や身体的負担が軽減されるというメリットがあります。

神奈川県には公営の火葬場が18箇所、民営の火葬場が2箇所あります。故人の住民票がある自治体が運営している火葬場を選ぶことが多いですが、条件を見比べて他の自治体が運営する火葬場や民営の火葬場を選ぶこともできます。

神奈川県内にある20箇所の火葬場の住所や利用料金、それぞれの特徴をご紹介してきました。火葬場を選ぶ際の参考にしてみてください。