関東地方で家族葬を行うと、どのくらいの葬儀費用が必要かご存知でしょうか。葬儀費用の総額は、選択する葬儀形式や地域の風習によっても違いがあります。
小さなお葬式では、過去1年以内に喪主を経験した方を対象に、家族葬の費用について調査を行いました。この記事では関東地方の結果をご紹介します。
【各エリアごとの家族葬の費用相場】
|全国|
|北海道・東北地方|関東地方|中部地方|
|近畿地方|中国・四国地方|九州地方|
こんな人におすすめ
関東地方での家族葬の費用相場に関する調査概要を知りたい方
関東地方における家族葬の割合を知りたい方
関東地方で家族葬にかかった費用の合計を知りたい方
【アンケート概要】
・調査対象期間 2022年2月24日(木)~2022年3月11日(金)
・調査方法 Web上でアンケートを実施
・回答数 事前調査80,969人 本調査2,625人
・エリア 関東地方
・事前調査条件 関東地方に住む、40代以上の人
・本調査条件 事前調査対象者のうち、1年以内に喪主を経験した人
・本調査の属性分布
<性別>
男性81.30%、女性18.70%
<年代>
40代24.11%/50代36.88%/60代以上39.01%
・1年以内に関東地方で行われた葬儀の60.5%が家族葬
・家族葬の葬儀そのものにかかった費用※は、63.8%が100万円以下(※火葬料金を含む)
・家族葬の飲食費用は、95.6%が50万円未満
・家族葬のお布施・宗教者手配にかかった費用は、81.2%が50万円未満
家族葬とは、家族や親族、親しい友人・知人といった身近な人だけで小規模に行う葬儀形式のことを指します。
関東地方で行われている葬儀のうち、家族葬がどのくらいの割合で選ばれているのかご存知でしょうか。まずはその結果からご紹介します。
・関東地方で行われた葬儀のうち60.5%が家族葬
・関東地方で行われた家族葬では10名以上20名未満が1番多い
関東地方で葬儀を執り行った人のうち家族葬を選択した人は60.5%でした。次いで、直葬が19.0%で、家族葬と直葬を合わせると79.5%を占めることから、関東地方では、多くの人に小規模葬儀が浸透しつつあることがわかります。
家族葬は、家族や親族、親しい友人・知人といった気心の知れた方のみで行うため、故人とのお別れの時間を落ち着いて過ごせるなどのメリットがあることも、選ばれている理由の一つでしょう。
関東地方で行われる家族葬の会葬・参列人数は、10名以上20名未満が34.2%という結果でした。次いで10名未満も29.9%ということから、家族葬では関係性が近い方に範囲を限定して葬儀が行われているようです。
都市部になるほど若い一人暮らしの世帯やサラリーマン世帯が多くなり、自治体や町内会に加入しない傾向があります。そうして近所付き合いが希薄になるにつれて、葬儀の際に呼ぶ人は少なくなるでしょう。こうした社会との関わり方の変化も、家族だけで見送る小規模葬儀が選ばれる理由に繋がっていると考えられます。
新型コロナウイルスの影響もあり、全国的にも小規模葬儀への関心が高まっています。そのため、関東地方でも今後、小規模葬儀を選ぶ方が増えてくるのではないかと考えられます。
小さなお葬式で葬儀場をさがす
ここでは、関東地方で家族葬を行った方への調査結果をご紹介します。家族葬にかかった費用の合計金額は平均で1,213,892円でした。その内訳として、以下の3つに分けてご紹介します。
・葬儀そのものにかかった費用(火葬料金を含む)
・飲食にかかった費用
・お布施や、宗教者手配にかかった費用
ぜひ参考にしてみてください。
<注意>
一般的に、葬儀社の料金は「葬儀そのものにかかる費用」を提示しています。
火葬料金・飲食費・お布施など宗教者手配に関わる費用は含まれていないことが多いため注意しましょう。
金額を比較する際は、費用の内訳について確認することをおすすめします。
・63.8%の人が、100万円未満で葬儀を行っている
・そのうち、60万円以上100万円未満が1番多い結果になった
関東地方の家族葬における平均葬儀費用は819,788円※でした。(※火葬料金を含む)100万円未満が全体の63.8%を占めていることから、家族葬でも100万円以上かかることは比較的少数だとわかります。
一口に家族葬といっても、希望によって必要最低限のもので葬儀を執り行うこともあれば、それぞれの遺族・故人の想いやこだわりを反映した葬儀を行う場合もあり、費用に幅があります。無理に費用を抑えるのではなく、自分たちのこだわりや条件にあった葬儀にすることが大切です。
<注意>
一般的に、葬儀社の料金には火葬料金は含まれていないことが多いでしょう。
上記の平均金額である約82万円には、飲食費・お布施など宗教者手配に関わる費用は含まれておりませんが、火葬料金は含まれています。
火葬料金を抜いた平均金額は約78万円となります。
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・95.6%の人の飲食費用が50万円未満
・そのうち、一番多いのは10万円未満
関東地方の家族葬の飲食にかかった費用は平均で129,867円でした。
家族葬における飲食の機会は主に「通夜振る舞い」「精進落とし」です。「通夜振る舞い」は通夜後に行われる食事会で、「精進落とし」は火葬後に行われることが多い食事会です。どちらも喪主から僧侶や参列者へ感謝を伝える意味や、故人を改めて偲ぶ意味があります。
家族葬は広く参列者を招くことはありませんが、基本的に通夜式・告別式を両方行うため、食事の機会が複数回に及ぶことも多く、結果として飲食費用もある程度必要になる場合が多くなる傾向があります。
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・81.2%の人が50万円未満でお布施を用意している
・10万円以上20万円未満が1番多い結果になった
関東地方の家族葬のお布施・宗教者手配費用は平均で264,237円という結果でした。50万円未満が81.2%を占め、その中でも10万円以上20万円未満が1番多いことがわかりました。小規模葬儀の浸透に伴い、お布施・宗教者手配の金額も小さくなりつつあるのではないでしょうか。
お布施とは、読経や戒名授与の謝礼として僧侶にお渡しするものです。明確に費用が定められていることは少なく、悩まれることも多いでしょう。今回の結果や、親族の方やお付き合いのあるお寺の方の意見を参考に、お布施の金額を検討することをおすすめします。
今回の調査から、関東で家族葬をする方の平均的な一例を作成してみました。
葬儀形式 : 家族葬
会葬・参列人数 : 17名
葬儀費用 : 121万円
(内訳 葬儀そのもの:82万円※/飲食費用13万円/お布施費用26万円)
(※火葬料金を含む)
故人との最後の時間をゆっくりと過ごすことを大切にしたかったため、必要以上な参列者対応を行わない選択をした。
身内と親しい友人だけでひっそりと葬儀を行うことができ、自分にあった葬儀ができた。
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この記事では、家族葬における関東地方の葬儀費用についてご紹介しました。都市部になるほど近所付き合いが希薄になるなど、関東地方は小規模葬儀への関心が高まっていることがわかりました。葬儀規模や形式によって葬儀費用は異なるため、自分たちの希望にあった条件で葬儀費用の目安を確認しておくことで、より具体的に考えられるのではないでしょうか。
葬儀費用の目安を知っておくことなど、葬儀に関する準備は事前に行うことが大切です。小さなお葬式では、セットプラン内で葬儀に必要な物品サービス※が含まれますので、安心して葬儀を行えます。
(※火葬料金別)
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初七日とは故人の命日から7日目に行われる法要のことです。ホゥ。