作成日:2014.07.02 更新日:2018.12.21
香典返しの金額相場は?送る品物は?葬儀での香典返しのマナー
葬儀を行った際にいただいた香典に対して、遺族は香典返し(こうでんがえし)というお返しをします。
この記事では、香典返しを送る時期、金額相場と送る品物の例、香典返しに添えるお礼状と例文、香典返しを辞退された場合についてご紹介します。
【もくじ】
・香典返しを送る時期
・香典返しの金額相場と品物の例
・香典返しに添えるお礼状(挨拶状)と例文
・香典返しの受取を辞退されたら
香典返しを送る時期
葬儀の参列者に対して早めに会葬礼状を出さなければいけませんが、香典返しはそれほど急ぐ必要はありません。落ちついたタイミングで、お礼の手紙を添えて送ればよいとされています。ひとつの区切りとして、忌明けの頃(四十九日の法要後)に送ることが多いです。
香典返しの金額相場と品物の例
香典返しは、頂いた香典の半額程度の品物を送るのがよいとされており、これを「半返し」と言います。香典が1万円以内であれば半返し、それ以上であれば金額に応じて3分の1、4分の1程度でも失礼にはあたりません。
香典の金額に関わらず一律の品物を用意することもありますが、多くの場合は頂いた香典の金額に合わせて三段階くらいの品物を用意します。香典返しでは、下記の品物を送ることが一般的です。
種類 | 品物 |
消えもの(残らないため縁起がいい) | 海苔、お茶、お菓子、砂糖など |
実用品 | タオル、洗剤、石鹸 |
その他 | カタログギフト、商品券 |
手元に残らない消えものが良いとされていますが、受け取った方が品物を自由に選べるカタログギフトがよく利用されます。カタログギフトは価格帯別に数種類用意されているので、香典の金額に合わせやすいという利点があります。カタログギフトにはお礼状(挨拶状)を添えて送ります。
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香典返しに添えるお礼状(挨拶状)と例文
香典返しを送る際は、「お礼状」を添えます。本来であれば先方に伺い、香典返しを直接渡した上でお礼を述べるのが丁寧ですが、それができない場合はお礼状が用いられます。
葬儀や法事がつつがなく終わることを願って、文中に句読点を使用しないようにしましょう。全体の構成は次のようにします。
①故人の名前
「故 ○○儀」「亡父 ○○儀」といった形式
②お礼の言葉
葬儀への参列と香典を頂いたことに対するお礼の言葉
③略儀であることを伝える
お礼状はあくまでも略儀であり、本来は直接お礼を言うべきであることを伝える
④差出人
挨拶状の文例についてはこちらも参考にしてみてください。
香典返しの受け取りを辞退されたら
ご遺族のその後のことを考えての場合や、職場など複数人で香典を用意した場合に、香典返しを辞退されることがあります。複数人で用意したため辞退される場合、ひとりひとりの額は少ないため、個人に対する香典返しは不要という理由が多いです。そのため、全員に行き渡るような、お菓子の詰め合わせなどをお礼として送るのがいいでしょう。
身内から高額の香典を頂いた場合、素直にその気持ちを受け取るのがいいでしょう。香典返しを送らないとはいえ、感謝の気持ちは伝えなければいけません。お礼状を送り、お歳暮など別の機会にお返しをするといいかもしれません。
身内以外の方から個人で高額な香典を頂いた場合は、気遣いは大変ありがたいことですが、できればマナーとして香典返しは行うとよいでしょう。
また、葬儀の際に香典を辞退することを検討されているのであれば、こちらの記事を参考にしてください。
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