納棺時の服装とは。場所ごとの違いや値段について解説
葬儀マナー[喪主・遺族]

作成日:2020年12月21日  更新日:2022年04月21日

納棺時の服装とは。場所ごとの違いや値段について解説

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「納棺に参加する上で相応しい服とは」「新たに服が必要な場合、費用はどれくらいだろう」「レンタルはできるのだろうか」という疑問をお持ちではないでしょうか。

納棺はあまり経験のない行事なので、どのように対応すればいいのかわからない方も多いかと思われます。そこで本記事では、納棺に参加する上で抑えておきたい「ドレスコードや各種費用」について紹介します。

「納棺の参加する際の適切な服装、購入費用やレンタルの可否」に関しての理解を深めるためにも、ぜひ最後までご覧下さい。葬儀全体の流れについてあわせてご確認することもおすすめです。

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【もくじ】
納棺に立ち会う人と避けるべき服装について
納棺の適切な服装はどこで行うかによって異なる
喪服の値段はいくらぐらい?男女別に相場を解説
喪服はレンタル可能!場所を紹介
納棺に立ち会うときの流れを5つの手順で解説
まとめ

納棺に立ち会う人と避けるべき服装について

納棺は、故人と遺族の大切な別れの場面です。故人を棺に納めるこの儀式は、葬儀の流れにおいて、遺族が故人との別れを強く意識する最初の時間だといえます。

通夜や告別式には、故人の友人や職場の方を招くことが一般的です。しかし、納棺の場合はどうでしょうか。ここでは、納棺にはどのような方が立ち会うのか、知っておきたい注意点についてご紹介します。

1. 納棺に立ち会う人は身内が基本

納棺に立ち会うのは、身内が基本となっています。納棺には「遺族が故人の死と向き合う」大切な意味があるからです。通夜や告別式のように、友人・知人が参加するものではありません。

また、納棺の儀式では故人の体を洗ったり、着替えたりする場面があるため、故人の肌を見せることが多くあります。以上の理由からも、友人・知人が参加する儀式ではないことをしっかりと理解しておきましょう。

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2. 派手な色や柄物の服は禁止

親族のみが参加するからとはいえ、派手な色や柄物の服装は避けましょう。ダメージジーンズなどの派手な形の洋服も、避けることが好ましいです。

また、動物の柄が入っている服や、革製品などは動物の殺生を想起させるため、葬儀の場面においては相応しくありません。こちらも避けるようにしましょう。

特に定められていなくとも、納棺の際には喪服かダークスーツ系統の落ち着いた色合いの平服が適切と言えます。

3. 露出が多い服装はマナー違反

露出が多い服も避けましょう。葬儀の場では、肌の露出は不適切とされています。

男性の場合は、長袖・長ズボンが基本です。女性はスカートを履く場合は、できるだけ長い丈のものを用意しましょう。足が出ている部分はタイツで覆うようにし、できる限り肌の露出を抑えるよう心がけましょう。シャツのボタンに関しては、しっかりと上まで留め、首周りの肌の露出も抑えます。

納棺の適切な服装はどこで行うかによって異なる

納棺に参加する上で、避けるべき服装についてはご紹介しました。では、もっとも適切な服装とは何でしょうか?

実は納棺において、適切な服装とは「納棺がどこで行われるか」によって変わります。ここからはケース別で、適切な服装についてご紹介します。その場に相応しい装いを確認しておきましょう。

1. 自宅で納棺する場合は平服でも可

自宅で納棺を行う場合は、平服でも参加可能です。自宅では親族のみなので、周囲に対して喪に服していることを示す必要がないからです。

ただし、平服とは私服(普段着)ではない点に注意しましょう。葬儀における平服とは、黒やグレーなどの暗い色合いのダークスーツを指します。くれぐれも私服と勘違いして、場に相応しくない服装で参加しないように気をつけましょう。

また、自宅で納棺が行われる場合でも、その後すぐに通夜を開始するのであれば、納棺の段階から喪服で参加することをおすすめします。

平服から喪服に着替え直すとなると、時間を確保する必要があり、何かと慌ただしくなってしまうからです。時間に余裕を持って行動し、落ち着いて故人を送るようにしましょう。

2. 葬儀場で納棺する場合は喪服で

葬儀場で納棺を行う場合は、喪服での参加が適切です。納棺後にそのまま通夜を行うことが一般的なため、慌ただしくならないためにも喪服で参加することをおすすめします。

喪服は黒のスーツスタイルが基本的です。黒も明るいものではなく、より漆黒に近いものが葬儀においては相応しいと言えます。

男性の喪服のデザインは、シングルとダブルの2タイプあります。どちらが適しているという概念は無く、好みで選んで問題ありません。

女性の喪服は、スカート丈に注意しましょう。できるだけ長いものが適切です。また、アクセサリー類については、真珠であれば付けても問題ありません。ただし、付けすぎることは控え、節度のある装いを心がけましょう。

3. 子どもの服装はどうするべき?

子ども用の喪服をお持ちの方は、少ないのではないでしょうか。実は子ども用の喪服を必ずしも用意する必要はありません。ポイントになるのは、就学しているかどうかです。

就学しており、制服がある場合はその制服が葬儀における正式な礼服になります。ただし、明るめの色のワッペン、リボン、ネクタイ等が付いている場合は外しておきましょう。

制服がない場合は持っている服の中から、黒、グレー、紺などの落ち着いた色合いの服を組み合わせて用意します。

ベストやブレザーがあれば、より場に相応しい装いになりますが、着慣れない服を長時間着ることは子どもにとって負担ですから、ある程度慣れ親しんだものを選んであげましょう。

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喪服の値段はいくらぐらい?男女別に相場を解説

突然の葬儀で、喪服が必要となる場面もあるでしょう。喪服は大きく分けると「正喪服」「準喪服」「略喪服」の3種類が存在します。

喪服はその種類や使われている素材によって、値段が異なります。どの程度のものを用意しておくべきか、経験のない方にとっては難しいところです。ここからは、男女別に喪服の相場について解説します。

1. 男性の喪服の相場

男性はビジネススーツでダーク系のスーツをお持ちの方も多いでしょう。しかし、普通の黒のスーツと喪服は別物です。

デザインや色の違いから、喪服を着ている方と並ぶとすぐに分かるので、葬儀に参加する場合は必ず用意しておきましょう。

正喪服の場合、相場は8万円~10万円と少々高めになっています。準喪服の場合は、3万円~5万円程度で買われる方が多いようです。略喪服2万円~5万円が相場となっています。

2. 女性の喪服の相場

女性の場合も、ビジネス用スーツと喪服は別物です。特に女性の場合はスカート丈の長さが、ビジネススーツと喪服を分ける大きな要素です。葬儀で着用する喪服においては、スカート丈は膝が完全に隠れる長さが適切とされています。

女性の場合は男性と違い、喪服の種類ではなく、購入する年代によって相場が異なります20代は2万円~3万円30代は3万円~5万円40代以上は5万円~が目安となっているようです。

喪服はレンタル可能!場所を紹介

昔は喪服を一着購入し、用意しておくのが一般的でした。しかし時代と共に価値観や考え方も変化し、今では喪服のレンタルサービスも当たり前になりました。

突然の葬儀においては、レンタルは参列者にとってありがたいサービスです。ここからは、喪服のレンタルは具体的にどこでできるのか、値段はいくらなのかを紹介します。

1. 葬儀屋

喪服のレンタルをする場合、まず考えるべきは葬儀屋です。葬儀屋であれば、提携している貸衣装業者から適切な喪服を選んでくれるでしょう。

喪服は、着るべき場面や正しい着こなしなど、あまり馴染みのない人からすると、分からないことが多いものです。

葬儀屋であれば、葬儀に関係することと連携して総合的に相談にのってくれるため、安心して利用することができます。

2. 貸衣装屋

近くに貸衣装屋があれば、そこから直接レンタルすることもできます。サイズや種類が豊富にあり、なんといっても選択肢の多さが魅力です。

また、じっくりと試着してから決められるのも大きな利点です。着こなしがだらしないと、故人を送る大切な儀式に相応しくない印象を与えかねません。大切な葬儀に着る服を、しっかりと比較して選びたいという方にはぴったりです。

3. インターネット

インターネットでのレンタルサービスも存在します。ネットの利点は、わざわざお店に行かなくても良い点です。

喪服のデザイン、素材、レンタル価格なども短時間で比較しやすいのが特徴で、素早く決めたい方にはおすすめのレンタルサービスです。

ただし、レンタル喪服は宅配で届くので、葬儀の日取りに間に合うように手配が必要です。あらかじめしっかりと確認しておきましょう。

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納棺に立ち会うときの流れを5つの手順で解説

納棺には基本的に親族のみが参加します。昔は、納棺における全ての作業を親族が行っていましたが、近年では「納棺師」が行うことがほとんどです。

当日も納棺師からの説明がありますが、事前に確認しておけばより確実です。故人を送る大切な場面で慌てることがないよう、ここでは納棺の流れについてご紹介します。

1. 故人に水を与える儀式

故人を送る前に「末期の水」という儀式を行います。水を含ませたガーゼや脱脂綿を故人の唇に当て、潤いを与えます。

由来は仏教の経典にあるといわれますが、現代で込められている意味は「故人が安らかに旅立てるように」という願いです。故人のことを想いながら、心を込めて丁寧に行いましょう。

「末期の水」は故人と関係が深かった順に行います。配偶者、子ども、両親、兄弟姉妹、子供の配偶者、孫の順で行うのが一般的です。

2. 温めて洗い清める

次に、故人の体を温めて洗い清める「湯灌」を行います。昔は親族によって行われていましたが、現代では専門スタッフが行うのが一般的です。家族は傍らで見守って参加します。

希望があれば、親族が湯灌に参加することも可能です。直接故人をねぎらいたいという思いもあるでしょうから、希望する方は申し出ましょう。スタッフからの説明とサポートがあるので、安心して故人を送り出せます。

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3. 最後に白い仏衣を着せる

湯灌でご遺体をきれいにした後に、白い仏衣を着せます。故人に服を着せる作業は、葬儀担当者が行ってくれることが一般的です。

この白い仏衣は「死装束」とも呼ばれ、着せる際には着物の着せ方で左前になるようにします。生きていた頃とは逆にすることで、生とは逆である区別をつけるためと言われています。

また、故人や親族の希望があれば、生前に好んで着ていた服を着せてあげることも可能です。希望がある場合は、事前に相談しておきましょう。

4. 納棺する

故人に服を着せ終え、身だしなみを整えたら、ご遺体を棺に納める「納棺」を行います。

今は納棺のほとんどを納棺師が行うことが多くなっています。遺族の手で直接納棺を行いたい場合は事前に相談しておきましょう。

ご遺体の扱いは、生身の人間とは違い非常にデリケートです。親族の手で行う場合も、納棺師のサポートの上で行い、丁寧に心を込めて故人を棺に納めるようにしましょう。

5. 副葬品を入れ、花を飾る

納棺の際に故人の傍らに副葬品を一緒に収めます。副葬品とは故人と一緒に埋葬する品で、日本では古来よりこの風習がありました。

代表的な例としては、手紙故人の思い出の品故人の写真千羽鶴朱印帳などがあります。

基本的には「火葬の際に燃え尽きるもの」が入れる判断基準となります。元々の意味は、あの世で過ごす故人のためのものでしたが、近年では故人にゆかりのある思い出の品などを手向けとして入れることがスタンダードになっています。

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まとめ

納棺に参加する際の適切な服装は、納棺が行われる場所によって変わりますが、その後の通夜などの葬儀の流れを考えると、やはり喪服で参加するのが無難です。

もし「喪服を準備できない」「何を着ればいいのかわからない」という場合は、まずは葬儀社へ相談することをおすすめします。

小さなお葬式では、突然の葬儀における喪服の手配や購入など、どんな些細なトラブルでも専門スタッフが24時間365日あなたをサポートします。

気になることがあれば、どんな些細なことでも結構ですので、まずはお気軽にご相談下さい。

葬儀に関するお問い合わせは「小さなお葬式」へ

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