葬儀の湯灌にかかる費用は?手順やマナーも解説します

葬儀の湯灌にかかる費用は?手順やマナーも解説します

「湯灌(ゆかん)」とは、棺に納める故人の身体を清める儀式のことです。衛生的に綺麗にするだけではなく、この世の煩悩や穢れを洗い流し、成仏を手助けする意味合いもあります。心身的な負担が大きいため、専門スタッフに依頼することが多い儀式です。

この記事では、葬儀の湯灌にかかる費用や実施する手順、立ち合いのマナーについて解説します。

●お急ぎの方へ
「この記事の要点だけが知りたい」という方はこちらから!
※読者がよく読む見出しに移動します。

こんな人におすすめ

湯灌とは何か知りたい方

湯灌を行う意味を知りたい方

湯灌の相場について知りたい方

このままWEBで調べたい方小さなお葬式についてもっと知る
喪主が必ず読む本プレゼント!無料でお届けいたします。資料請求する
事前準備をすすめたい方喪主が必ず読む本プレゼント!無料でお届けいたします。資料請求する
小さなお葬式LINE公式アカウント

葬儀の湯灌にかかる費用の目安

ひと昔前までは、家庭内で湯灌を行うことが普通でした。しかし、遺族の心身的負担が大きいことから、近年は専門の業者に依頼するケースがほとんどです。ここからは、葬儀の湯灌にかかる費用を紹介します。

一般的な葬儀での湯灌費用の目安

葬儀において湯灌は必須の儀式ではないため、葬儀の基本費用には含まれていないことがほとんどです。

湯灌を追加で依頼する場合の費用は、湯灌の種類(入浴・清拭など)によっても異なります。清拭と身支度だけを行う湯灌であれば5万円前後が目安でしょう。自宅に簡易浴槽を持ち込んで行う湯灌であれば10万円前後が目安です。

<関連記事>
【第1回調査】一般葬にかかる費用相場(全国編)
【第1回調査】家族葬にかかる費用相場(全国編)
【第1回調査】直葬にかかる費用相場(全国編)
一日葬の費用はいくら?相場や内訳を徹底解説!

小さなお葬式の湯灌費用

小さなお葬式では、お葬式のオプションとして99,000円(税込)で湯灌サービスが利用可能です。自宅の浴槽ではなく専用の浴槽で、ボディソープやシャンプーを用いて洗体や洗髪を行います。

清拭の場合は66,000円(税込)で利用できるので、お客様の希望に沿った選択が可能です。サービスに対応していない式場もあるため、依頼の際に一度ご相談ください。

葬儀で行う湯灌の特徴や意味

湯灌は必ず行う儀式ではないため、実施するべきか迷う方も少なくありません。検討する際は、儀式の目的や意味を把握しておくと決めやすいでしょう。ここからは、葬儀で行う湯灌の意味や目的、必要性について解説します。

湯灌を行う意味

湯灌には、大きく分けて3つの目的があります。1つ目は、衛生上の理由です。亡くなった瞬間から身体は腐敗が進むため、湯灌で故人の身体を綺麗に保護します。

2つ目は、宗教的な側面です。故人が無事に成仏できるように、現世の悩みや煩悩を洗い流して、来世への旅支度を整える意味があります。

3つ目は、故人の労をねぎらう目的です。入浴により1日の疲れを落とすという日本の習慣から、一生を終えた故人の疲れを癒す意味合いがあります。

葬儀で湯灌を行う必要性

湯灌は絶対に必要な儀式というわけではありません。病院で亡くなると、看護師によってエンゼルケア(身体の洗浄や容姿を整える処置)を施してもらえるため、湯灌をしなくても綺麗な状態を保てるでしょう。

また、湯灌を不要とする方の意見として、ご遺体をぬるま湯に入れると腐敗しやすくなることや、親戚が集まる中で裸の姿を晒したくないという理由が挙げられます。

湯灌は、宗教的儀式を重要視する家族に選ばれることが多いです。故人の現世での悩みを洗い流してあげるとともに、ご遺族が故人の死を受け入れるための儀式としても有用なものといえるでしょう。

<関連記事>
逝去後に行うエンゼルケアとは?目的や流れを解説します

湯灌の流れ

湯灌を行う場合に必要な準備や、行う場所について気になる方も多いでしょう。基本的に湯灌は、納棺の前に湯灌師によって行われます。

自宅にスペースがあれば、自宅で湯灌を行い遺族が立ち会うことも可能です。ここからは、湯灌の流れを紹介します。検討している方は、ぜひ参考にしてください。

1. 行う人・タイミング

湯灌は葬儀社に依頼したり、葬儀プランに組み込んだりして手配します。

湯灌師によって湯灌で体を綺麗にした後に、納棺することが一般的です。

2. 時間

湯灌にかかる時間はだいたい1時間~1時間半程度です。お風呂に入れて体を綺麗にするだけでは終わらないので、思っているより時間がかかります。

お湯を準備したり、死装束を身に着ける時間が必要なので、参加する際はスケジュールに余裕を持っておきましょう。

3. 行う場所

湯灌は湯灌の設備が整っている葬祭場や自宅で行います。移動式の湯船などを用いることで、専用の設備がなくても湯灌を実施できます。また、ある程度の広さがあれば、自宅でも湯灌を行うことが可能です。

かつては、「湯灌に使用したお湯は床下に流して日に当たるを避ける」という風習がありました。しかし、最近では自宅で湯灌を行った際のお湯は事業者が持ち帰って廃棄することが多くなっています。

4. 立会人

遺族や親族は、湯灌に立ち会うことができます。もともと、湯灌は遺族によって行われていたので、現在でも遺族が故人を偲ぶ時間という認識があります。

準備などは葬儀社が中心となって行うので、遺族は時間に追われることなく湯灌の儀式に立ち合えます。ただし、立ち会いは必須ではないので、遺族が不在でも湯灌は進めることができます。

5. 逆さ水

湯灌の際は、「逆さ水」という方法でお湯の温度を調整します。逆さ水とは、通常は熱湯に水を加えていくところを、反対に水に熱湯を加えて温度を上げていくことです。物事を普段と逆に進めることを「逆さ事」といい、逆さ事には現世と死後の世界を分けるという意味があります。

故人にお湯をかける際も、本来右手でもつ柄杓の根元を左手で持ちます。ほかにも、男性は衣服を着ないなど地域によって慣習が異なる場合もあります。

6. 納棺

湯灌が終わった後は納棺を行います。納棺とは、遺体を棺に納める儀式のことです。故人と過ごす最後の時間と捉えられることが多いです。

納棺の前には「末期の水」と呼ばれる儀式が行われることもあります。末期の水とは、故人の喉の渇きを防ぐ目的があります。湿らせたガーゼや筆を唇に軽く当てるのが作法です。末期の水が終わると、死装束に着替え、化粧などで身だしなみを整えて出棺の準備に移ります。

遺体を棺に納めた後、副葬品を棺に入れます。故人の嗜好品や写真などが副葬品としてよく選ばれます。この際、不燃物や水気の多いものなどは入れないようにしましょう。

<関連記事>
納棺は大切なお別れの時間|知っておきたい流れと手順

湯灌の儀の手順

ここからは、湯灌の儀の手順を解説します。

まず、湯灌師が湯灌の設備がある部屋や、故人の自宅を訪問します。自宅に訪問する場合は、移動式の浴槽を持参します。お湯をためている間に、硬直を解消するためのマッサージを全身に施します。

次に、遺体の肌が見えないように布やタオルをかけて、槽へと移動させます。湯灌師が湯灌の流れを説明し、お湯を使って遺体を清めます。遺族が参加する場合は、足元から胸元へ向かってお湯をかけてあげましょう。お湯は36度~40度前後と、通常のお風呂よりやや低めの温度にすることが多いです。

髪や顔を洗い、顔を剃って綺麗になった後は、ドライヤーで髪の毛を乾かします。最後にシャワーで全身を洗います。その際、アロマで香り付けをすることも可能です。

体を拭き終えると、着付けをして化粧を施します。白装束を身にまとうことが多いですが、故人が好んでいた服を着せることも可能です。着付けと化粧が完了すると納棺に移ります。

湯灌に立ち会う際のマナー

故人の湯灌に参加する際、注意すべきことがあるのか気になる方も多いでしょう。基本的に、湯灌に立ち会うのは遺族のみとされています。

ここからは、湯灌に立ち会う際のマナーや適切な服装について解説します。

服装は平服でも問題ない

湯灌に立ち会う際、喪服を着た方がよいのではと考える方もいるかと思いますが、服装は平服でも問題ありません。

ただし、喪服で参加しても失礼には当たらないので、お通夜が控えている場合は喪服で参加してもよいでしょう。また、平服とは略喪服のことで、普段着ではない点に注意が必要です。

基本的には遺族の親族のみが立ち会える

基本的には遺族や親族のみが、湯灌に立ち会えます。亡くなっているとはいえ、他人に裸同然の姿を見られるのは心地よいものではありません。もし、遺族・親族以外の方が立ち会いを希望した場合には、遠慮なく断っても問題ありません

湯灌中の入退室は問題ない

湯灌中の入退室は、マナー違反にはなりません。途中参加することも退出することも可能です。途中からだと参加しにくい場面もありますが、大切な儀式なのでなるべく参加しましょう。

湯灌中やむを得ない事情で退出しなければならないこともあります。その際は、故人や他の参加者に対して失礼にならないように配慮しましょう。

子どもが立ち会う際は注意が必要

子どもが立ち会う際は注意しましょう。湯灌師の方の邪魔をしてしまったり、遺体に触れてしまったりする場合があります。

呼びかけても応答がない故人を見て、泣き出してしまう可能性もあります。両親が抱きかかえるなどして、子どもがあまり自由に動かないよう目を配りましょう。

湯灌以外にもある!納棺前に行う儀式

納棺前に行う湯灌以外の儀式について知りたい方も多いでしょう。湯灌の最後には、遺体に化粧を施す「死化粧」を行います。死化粧には、綺麗な状態で故人を送り出すという意味が込められています。

また、遺体を長期間保存することを目的として「エンバーミング」を行う場合もあります。それぞれ解説しますので、参考にしてください。

死化粧

死化粧は遺体に化粧をしたり、身なりを整えたりすることです。故人を綺麗な状態で送り出すために必要なものとされています。

湯灌の流れの一部として行われる場合が多いですが、病院で死化粧を施す場合は、体を拭いて清める「清拭(せいしき)」という方法で体を綺麗にします。納棺師や葬儀社が行ってくれますので、相談してみましょう。

エンバーミング

エンバーミングとは、遺体を長期間保存する処置のことです。防腐処置や殺菌消毒などを行って、遺体を衛生的に保存します。日本では、「遺体衛生保全」とも呼ばれています。

処置としては、血液の代わりに防腐剤を注入して遺体の腐敗を防ぎます。エンバーミングを施すことで、安らかな顔をしている故人とお別れできます。湯灌などの遺体を綺麗にするという目的とは少々異なるので、エンバーミングを希望する場合は葬儀社と相談してみましょう。

<関連記事>
エンバーミングとは何か?費用・メリット・デメリット・手順について解説

葬儀の追加オプションについて

湯灌は5万円~10万円と決して安くはありません。故人の体を綺麗にする意味では、病院で行うエンゼルケアの処置で十分な場合もあります。

葬儀には、湯灌のように追加オプションとなるものがあり、高額なオプションを勧めて過剰請求をしてくる葬儀社もあります。

慌ただしい中で冷静な判断ができず、葬儀が終わってから後悔することのないように、以下のポイントを押さえておきましょう。

・葬儀に必要なものを含めた見積りを出してもらう
・希望の葬儀形式と、その葬儀に必要な物品・サービスを把握しておく

「小さなお葬式」のパンフレットには、葬儀に必要な物品・サービスや葬儀の流れなど、葬儀社や葬儀の内容を検討する際に役立つ情報を掲載しています。

これから葬儀に関することを決めなければならないという方は、ぜひご活用ください。資料の送付方法は「メール・郵送」からお選びいただけます。

<関連記事>
高額な追加費用を請求されない葬儀見積もりの取り方

「喪主が必ず読む本」無料プレゼント中

「小さなお葬式」では、無料の資料をご請求いただいた方全員に「喪主が必ず読む本」をプレゼントいたします。

喪主を務めるのが初めてという方に役立つ情報が満載です。いざというときの事前準備にぜひご活用ください。

\こんな内容が丸わかり/
・病院から危篤の連絡がきたときの対応方法
・親族が亡くなったときにやるべきこと
・葬儀でのあいさつ文例など

喪主が必ず読む本

全員に「喪主が必ず読む本」プレゼント 無料資料請求はこちら

資料請求で葬儀が5万円割引

「小さなお葬式」では、お電話・WEBから資料請求をいただくことで、葬儀を割引価格で行うことができます。お客様に、安価ながらも満足できるお葬式を心を込めてお届けいたします。
小さなお葬式の家族葬小さなお葬式の家族葬
無料資料請求で割引を受ける

「小さなお葬式」で葬儀場・斎場をさがす

小さなお葬式は全国4,000ヶ所以上の葬儀場と提携しており、葬儀の規模や施設の設備などお近くの地域でご希望に応じた葬儀場をお選びいただけます。

まとめ

湯灌は、棺に納める故人の身体を浄化する大切な儀式です。実施する湯灌の内容によって費用は異なりますが、5万円~10万円前後を目安にするとよいでしょう。

湯灌に参加する際は、喪服か平服を着用します。葬儀で必須の儀式ではありませんが、故人をいたわり直接感謝を述べる機会になるので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

湯灌について気になることがあれば、小さなお葬式までご相談ください。お客様のご希望にあったプランや湯灌・納棺の儀式を提案させて頂きます。丁寧に対応させて頂きますので、気になることがあればぜひご連絡ください。

お亡くなり後の手続き・直近の葬儀にお悩みの方は 0120-215-618 へお電話ください。
お急ぎの方はこちら小さなお葬式小さなお葬式

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
「小さなお葬式のコラム」では、合計2000記事以上を管理。
運営会社についてはこちら

このままWEBで調べたい方
小さなお葬式についてもっと知る
このままWEBで調べたい方小さなお葬式についてもっと知る
事前準備をすすめたい方 喪主が必ず読む本プレゼント 資料請求する(無料)
事前準備をすすめたい方喪主が必ず読む本プレゼント!無料でお届けいたします。資料請求する
小さなお葬式LINE公式アカウント
小さなお葬式LINE公式アカウント

この記事をシェアする

  • twitter
  • facebook
  • line
基礎知識・マナーを徹底的に解説 葬儀・葬式の流れ