家族葬の場合の香典返しはどうしたらいい?挨拶状の書き方や必要なケースを解説
葬儀マナー[喪主・遺族]

作成日:2020年12月22日  更新日:2021年07月13日

家族葬の場合の香典返しはどうしたらいい?挨拶状の書き方や必要なケースを解説

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「家族葬の香典返しの挨拶状はどのように書けば良いのだろうか」「香典返しの費用や時期を知りたい」などの疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。

家族葬の場合でも香典をいただくことはあり、香典返しが必要になる場合も多くあります。その際に挨拶状を書くのですが、どのように書けば良いかわからない方も多いでしょう。

また、香典返しの費用の相場や、行う時期が気になる方もいると思います。この記事では、家族葬で香典返しが必要なケースや挨拶状の書き方、例文などをご紹介しますので、参考にしてみてください。

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【もくじ】
そもそも家族葬とは?
家族葬で香典返しが必要なケース
家族葬による香典返しの挨拶状の書き方
家族葬の香典返しの挨拶状の例文
家族葬による香典返しの挨拶状を書くときの注意点
家族葬の香典返しの時期
家族葬の香典返しの費用
まとめ

そもそも家族葬とは?

そもそも家族葬というのは、遺族や近親者のみで行う葬儀形式のことです。基本的に、故人の家族と生前親しかった知人以外は参列しません。

故人とゆっくり別れられる遺族の負担が少ないことなどから、近年では家族葬を選択する方も増えています。香典返しなどの、仰々しいやり取りが嫌な場合にも選ばれる形式です。

家族葬を行う場合、焼香だけでもあげたいという人もいます。家族の意向や故人との関係、生前の希望を踏まえて、参列していただくかどうかの判断が必要です。

家族葬は、遺族の負担を軽減させる目的の場合があるので、マナーとして香典を送らないことも多くあります。

家族葬で香典返しが必要なケース

家族葬を行う際に、家族以外の参列者をお断りした場合にも、香典返しが必要なケースがあります。

香典などのやり取りが嫌で家族葬を選ぶ方もいらっしゃいますが、香典を渡したいと申し出があった場合に、頑なに断り続けるのも相手に失礼です。
相手の気持ちを汲み取って、気持ちよく受け取ることも大切です。こちらでは、家族葬で香典返しが必要なケースを4つご紹介します。

1. 参列した親戚から香典をもらうケース

家族葬に参列した親戚から、香典をもらう可能性もあるでしょう。いくら親戚といえども、香典をもらったらお礼の気持ちとして香典返しは必要です。

香典返しを送りたくない場合には、あらかじめ香典は不要ということを伝えましょう

家族葬は、通常の葬儀とマナーは大きく変わらないので、四十九日が明けてから半返し(香典金額の半分)をしましょう。親戚といえども、いただいた香典にはしっかりとお返しをしましょう。

2. 焼香のみの参列者から香典をもらうケース

家族葬の焼香のみ参列した人から、香典をもらった場合にも香典返しが必要です。葬儀に参列できなくても、焼香だけでもあげていきたいという方は多くいます。

せっかくの申し出ですので、よほどの事情がない限りは頑なに断り続けられません。その際に、香典辞退の旨を伝えていないと、香典をいただくことになります。

焼香のみ参列した方から香典をもらった場合は、後日香典返しを送りましょう。住所などがわからない場合はその場で聞くか、即日返しを用意していたらその場で渡してください。

3. 故人または遺族の知人から香典のみ送られるケース

故人または遺族の知人が葬儀に参列はしないけど、香典のみ送りたいという場合もあります。他にも、訃報の知らせで香典を辞退したにも関わらず、郵送で届くケースもあります。

そのような場合にも、香典をいただいたからには香典返しをしましょう。香典返しは一般の葬儀と同じように、「半返し」を基本に、3分の1から半額程度の品物を選ぶのが礼儀です。

4. 葬儀後の弔問で香典をもらうケース

葬儀には参列しなかった方が、後日弔問に訪れたときに香典をもらう可能性があります。
家族葬のときは、香典を用意した方がいいのか、迷惑になるのかの判断が非常に難しいです。

そのため、相手が香典を用意してくれていて、渡したいと申し出てくれた場合には、相手の気持ちを汲んで、いただくのが礼儀です。気持ちよく受け取り、後日半返しを行いましょう。

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家族葬による香典返しの挨拶状の書き方

家族葬による香典返しを行う際、挨拶状を書かなくてはいけません。香典返しの挨拶状に書くべき内容の中で、まず必ず入れるものが、香典をいただいたことへのお礼です。

次に、戒名があれば添えて、四十九日の法要が無事に済んだ報告をします。他にも、生前故人と付き合いしてもらった感謝や、香典返しの品物を送ることの報告も書いてください。

また、香典返しの挨拶は直接伝えるのが礼儀として重要視されています。そのため、略儀でお礼を述べるお詫びを入れましょう。上記内容を入れておくと、挨拶状として申し分ないものができあがります。

家族葬の香典返しの挨拶状の例文

家族葬を行った後、葬儀に参列していない人からたくさんの香典をいただく場合もあります。
香典返しの挨拶状が必要になるケースも多いでしょう。

香典返しを書く際は、お礼や感謝など伝えるべきポイントがあります。しかし、宗教ごとによっても書き方は違うので、どのように書けばいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。

こちらでは、仏式、神道、無宗教の場合の挨拶状の書き方をご紹介します。

1. 仏式の場合

仏式の場合の香典返しの挨拶状の例文は以下の通りです。

謹啓
ご尊家益々御清祥のこととお喜び申し上げます
先般 亡父(名前)儀 死去に際しましてはご丁重なるご厚志を賜り厚く御礼申し上げます
おかげをもちまして この度(戒名)四十九日法要を滞りなく営むことができました
つきましては追善の微意を表し心ばかりの品をお届けいたしますのでご受納下さいますようお願い申し上げます
本来であればお目にかかりお礼申し上げるべきところ失礼ではございますが
まずは略儀ながら書中をもってお礼方々ご挨拶申し上げます
敬具
令和〇年〇月〇日

自分の名前


仏式の場合は、上記のように書きましょう。
戒名を授かっていたら、入れるのを忘れないようしてください。

2. 神道の場合

神道の場合の香典返しの挨拶状の例文は以下の通りです。

謹啓
ご尊家御一統様には愈々御清祥の御事とお慶び申し上げます
さて過日故父 〇〇儀 帰幽の節には御多忙の折にもかかわりませず
御懇篤なる御弔意を賜りなお鄭重なる御玉串料に預り洵に有難く厚く御礼申し上げます
御蔭をもちまして五十日祭を滞りなく相済ませました
就きましては早速拝趨の上親しく御礼申し上げる筈ではございますが略儀失礼ながら
粗状をもちまして謹んで御礼の御挨拶を申し上げます
敬具
平成〇〇年〇〇月
〇〇県〇〇市〇〇町〇〇-〇〇

自分の名前
尚しのび草の御印までに心ばかりの品御届け申し上げましたので何卒御受納下さいます様御願い申し上げます


神道の場合は、仏式と比べると使用する単語や書き方の形式に違いが出ます。

3. 無宗教の場合

無宗教の場合の香典返しの挨拶状の例文は以下の通りです。

拝啓
先般 〇〇 永眠に際しましては多くのお気遣いと お香典をたまわり 誠にありがとうございました
生前 故人が皆様にどれだけ支えられていたかと感謝にたえない思いです
親しくかかわっていただいた皆様にお見送りいただき故人もさぞ喜んでいることとでしょう
つきましては 供養のしるしとして 心ばかりの品をお届けいたします
今後ともなにとぞ よろしくお願い申し上げます
敬具
平成〇年〇月〇日

自分の名前


無宗教の場合には、特に決まった形式などはありませんが、丁寧に必要なことを書きましょう。

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家族葬による香典返しの挨拶状を書くときの注意点

実際に家族葬による香典返しの挨拶状を書くとき、注意しなければならないポイントが存在します。例文を見ての通り、句読点を使わないで書くなど、香典返しの挨拶状にはルールがあります。

知らずに書いていると失礼にあたるので、きちんとルールを覚えておきましょう。こちらでは、挨拶状を書くときの3つの注意点をご紹介します。

1. 句読点を使わない

家族葬による香典返しの挨拶状の書くときの注意点として、句読点を使わないことがあげられます。もともと縦書きの手紙には句読点を使いません。挨拶状は縦書きのものなので、句読点は打たないようにしましょう。

他にも、法要が滞りなく行われるように願いを込める意味もあります。また、相手への敬意を示すというのも、句読点を使わない理由の一つです。

2. 忌み言葉を避ける

香典返しの挨拶状では、忌み言葉を避けるように注意しましょう。忌み言葉というのは、「重ね重ね」や「くれぐれも」などの重ね言葉や、四・九などのように死や苦を連想させる言葉生死を直接表す言葉などです。

忌み言葉は、挨拶状の例文などには使われませんが、自分で一から考える場合には、使わないように意識します。また、四・九などの言葉は避けるべきですが、日時を表すときに使うのは、何も問題ありません。

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3. 宗教によって使う言葉を注意する

宗教によっては、挨拶状に使ってはいけない言葉があるので、宗派を確認してそれに沿った内容にしましょう。具体的には、神道の場合は永眠キリスト教では逝去死を悔やむ言葉などが該当します。

宗教の死の考え方によって、仏式ではメジャーな言葉でも使用できない場合があります。
実際に書くときは、例文を使用して宗教に間違いがないかも確認すると安心です。

家族葬の香典返しの時期

家族葬の香典返しは、どのタイミングで送れば良いのかわからない方もいるのではないでしょうか。
家族葬の場合は通常の葬儀のように、あらかじめ香典返しを準備することも少なく、どのタイミングで用意をするかわかりません。

結論から言うと、忌明け(仏式では四十九日)の後にまとめて香典返しをしましょう
というのも、家族葬で香典をいただくタイミングとしては、葬儀の後が多いからです。

しかし、葬儀後に香典をいただいてから一つ一つに香典返しをしていると、かえって遺族の負担になります。そのため、香典をもらった方にまとめて対応できるよう、忌明け(仏式では四十九日)に行いましょう。

家族葬の香典返しの費用

家族葬の香典返しは、どれくらいの費用のものを用意したら良いのでしょうか。
適切な費用としては、半返しを基本に3分の1から半分の金額です。

基本的には、香典をもらった相手を問わず上記の金額が望ましいです。しかし、場合によっては香典返しが必要ないケースもあります。

例えば、会社名義で香典をもらった場合には、香典返しの必要はありません。会社の規定として香典返しを受け取らない、ということもあり得ます。自分の会社の規定をあらかじめ確認しておきましょう。

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まとめ

家族葬の香典返しの挨拶状は、いくつかのポイントを注意して書く必要があります。よくわからない場合は、例文を利用したり、葬儀社に任せたりしましょう。

家族葬を行う場合でも香典返しが必要になるケースが多く、面倒なやり取りを避ける意味で葬儀形式を選んだ方は、憂うつに思うかもしれません。

しかし、状況によっては、相手からの気持ちを汲んで受け取りましょう。まとめて対応するなど、少しでも遺族の負担にならない工夫をすれば、影響は少ないです。

もし葬儀についての疑問や悩みなど、些細なことでもありましたら、小さなお葬式までご相談ください。

葬儀に関するお問い合わせは「小さなお葬式」へ

葬儀に関するご準備は事前に行うことが大切です。いざという時困らないように、葬儀全般に関する疑問は、「小さなお葬式」へお問い合わせください。24時間365日専門スタッフがお客様のサポートをさせていただきます。

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