「家族葬を行う際に香典や弔問は遠慮できるのか」「遠慮する場合の上手な伝え方やした後の対応について知りたい」と考えてはいませんか。
家族葬は基本的に親族などの身内だけで行うものなので、香典や弔問を遠慮したいと思ったとしても、連絡の仕方がわからなかったり上手に遠慮する方法がわからなかったりするといざというときに焦ってしまいます。
そこでこちらでは、家族葬を行う際に香典や弔問を遠慮する方法を詳しく解説していきます。上手な伝え方や会社にはどう伝えたらいいのかなどもあわせて紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
<この記事の要点>
・家族葬では香典や弔問を辞退することが可能で、理由とともにしっかりと断ることが大切
・家族葬で香典や弔問を遠慮する場合は、会社には事前に葬儀を行うことを伝える
・葬儀への参列を遠慮したい方には、葬儀後に伝えるとよい
こんな人におすすめ
家族葬をお考えの方
香典や弔電を遠慮することを検討している方
香典や弔電を遠慮する場合の伝え方を知りたい方
家族葬を行う際に香典や弔問の遠慮は可能です。親族や友人のみで葬儀を行うために、参列を断ることもできます。
故人が亡くなる前に「家族葬がいい」と言っていた場合や、葬儀料金の負担の軽減、身内のみで故人とのお別れをしたい場合などに、家族葬が選択されます。
家族葬は一般葬と比べて規模の小さい葬儀になるので、会社の人などは基本的に葬儀には出席しませんが、その際に香典や弔問を辞退してもマナー違反にはなりません。あくまでも身内だけの小さい規模で行うのが、家族葬です。
ただし、遠慮する際はしっかりと伝えることが大切です。伝え方が悪いと、後々「なぜ受け取ってくれないのか」というクレームを言われる可能性があります。香典や弔問は遠慮できますが、理由とともにしっかりと断るようにしましょう。
家族葬は基本的に故人の親族や故人と生前に深い関係にあった友人などの少人数で行います。多くても30人前後の葬儀が一般的です。
葬儀の規模が小さいため、通夜や告別式も一般的な葬儀と比べて早く終わることが多いです。料理の種類や宗教にかかる料金でも変わりますが、小さなお葬式が行った調査では、家族葬にかかる費用総額の全国平均は約110万円※という結果になりました。この金額は平均で約191万円※かかる一般葬と比べると、かなり安い金額であることがわかります。
身内だけでゆっくりと葬儀を行いたい場合や、参列する人数があまり多くならなそうな場合などには、家族葬を選ぶといいでしょう。
(※対象期間:2021年2月~2022年5月 2022年5月 自社調べ)
家族葬で香典や弔問を遠慮する場合の上手な伝え方を解説します。
会社に伝える方法や上手に断る方法などを知ることで、いざというときにきちんと遠慮ができます。参列できない方などが嫌な気持ちにならないように伝えましょう。
家族葬で香典などを受け取らない場合には、きちんと断ることや、葬儀に参列できなかった相手の気持ちを考えることも大切です。それぞれ説明していきます。
家族葬で香典や弔問を遠慮する場合、会社には事前に葬儀を行うことを伝えます。
仕事を葬儀で休む際にも事前に伝えないと、慶弔休暇として休むことができないですし、慶弔金が出る場合にも受け取れません。また、休暇中の業務の引き継ぎなども必要です。
周りに迷惑をかけないように、会社には葬儀前にきちんと連絡する必要があります。会社によっては慶弔休暇などがあったりなかったりするので、慶弔休暇や慶弔金について事前に会社に確認してみてください。
なお、会社に報告する際には、家族葬のため香典や弔問を遠慮するということをあわせて伝えましょう。
家族葬は、故人の親族や故人と関わりの深かった友人などの少人数で行われます。それ以外の人の参列を断る際には、葬儀後に葬儀を行ったことを連絡します。
その際に、香典や弔問を遠慮するということもあわせて伝えてください。家族葬の場合、葬儀の後2週間以内でも訃報の連絡をしてもいいとされているので、葬儀後に落ち着いたらしっかりと報告しましょう。
葬儀後の報告だからといって、適当な報告をしてしまうと相手を嫌な気持ちにさせてしまう場合もあるので、ひとりひとり丁寧に報告をすることが大切です。報告の方法は、はがきやメール、電話など、何でも構いません。
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家族葬で香典や弔問を遠慮したい場合には、断る意思をきちんと伝えることが大切です。言いづらいからといって曖昧な言葉で断ってしまうと、遠慮された方を迷わせてしまうかもしれません。
丁寧に伝えることも大切ですが、わかりやすく断ることもとても大事です。
例えば「葬儀への参列は辞退申し上げております」や「家族のみで葬儀を行いたく思います」などのように、葬儀への参列や香典などを断る意思ははっきりと伝えることが大切です。
お互いに後から嫌な気持ちにならないためにも、お断りする意思を明確に伝えてください。
家族葬で参列を遠慮したい場合には、参列を遠慮する相手の気持ちを考慮することも必要になります。家族葬では故人の親族や友人など、参列できるのは故人とより親しかった方に絞られます。
ですが、参列できなかった人の中にも葬儀に参列したかった方がいることもあるでしょう。葬儀の際の参列や香典や弔問を遠慮する際には、そういった方の気持ちも考えて遠慮するということを伝えることが大切です。
故人をしっかり見送るためにも、遺族や友人などの葬儀に参列できた人や葬儀に参列できなかった人がお互いに納得のいく方法で葬儀を行ってください。
こちらでは、家族葬への参列を遠慮した後の対応について解説していきます。
家族葬への参列を遠慮した後に香典を何度も差し出された場合や、家族葬の後に弔問に来られた場合、参列に来られた際などの対応について紹介します。
それぞれ詳しく紹介していきますので、いざという時に対応がわからずに困ってしまうことのないように、ぜひ参考にしてください。
家族葬への参列を遠慮した後に香典を何度も差し出された場合には、何度かお断りをして、それでもと言われた場合には、遠慮をせずに受け取ることが基本的な対応になります。
香典を差し出されて受け取ったら、普通の葬儀と同じように香典返しをする必要があります。
家族葬で遠慮をしたのに渡されたからといって、香典返しをしないのはよくありません。
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家族葬の香典返しのマナーを徹底解説!金額の相場や渡す品物は?
家族葬が終わった後に弔問に来られた際には、弔問は遠慮してもらっていることをきちんと説明し、お断りするのが一般的になっています。
弔問を遠慮しているからといって雑に断るのではなく、感謝の気持ちを込めて直接丁寧に断ることが大切です。
中には、お線香だけでもあげたいという方などもいますので、そのような場合には柔軟な対応が必要になります。
家族葬への参列は遠慮したけど参列に来られた場合には、葬儀前に参列を辞退していただきたいと改めて話して、帰っていただきます。
参列をお断りしたけど、どうしても参列したいと言われたからといって参列を許可してしまうと、参列できなかった他の方の気持ちがあるのでできるだけ避けた方が良いでしょう。
ときには柔軟な対応が必要な場合もありますが、どうするのが最善かしっかりと判断をすることが大切です。
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一般葬では参列をするのかどうかの基準がわかりやすいですが、家族葬では参列した方がいいのか参列しない方がいいのかで迷ってしまう方もいるかもしれません。
葬儀には行きたいけど、参列して迷惑になるのは避けたいからと遠慮してしまうこともあるでしょう。そういった事態を防ぐためにも、家族葬に参列していい場合としない方がいい場合について知っておくことが大切です。
家族葬への参列をしない方がいい場合は、訃報の連絡を受け取っていないケースです。もし誰かに訃報を聞いたとしても、遺族から正式な報告が来ていないのなら参列は遠慮しましょう。
また、訃報連絡を受け取ったとしても、葬儀はどこで行うのか、いつ行うのかなどの細かい情報が記載されていない場合には参列しない方がいいです。
故人に感謝をしているから葬儀に出席したいなどあるかもしれませんが、親族などの少人数での葬儀を希望して家族葬を選択している場合もあります。よって葬儀の詳細がきていないなら、相手の気持ちを考えて葬儀への参列はしない方が無難です。
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家族葬に参列する前に知っておきたい! 参列の判断基準とマナー
家族葬は会社にも連絡が必要です。慶弔休暇の取得や慶弔金の受け取りなどの制度がある場合にも事前の連絡が必要になります。
会社に連絡をする際には、仕事を休むことで影響を与えてしまう直属の上司や、慶弔休暇などの申請のために総務部などにも連絡が必要です。
普段自分がやっている仕事を代わりにやってもらう場合には、代わってもらう人への業務の引き継ぎも必要になります。仕事に影響を与えないためにもしっかりと引き継ぎを行うことが大切です。
会社に連絡をする際に伝えることは以下の通りです。
・家族葬であること
・故人との関係
・故人の名前
・葬儀の日程
・香典などを遠慮するかどうか
他にも慶弔休暇の必要日数など、伝えるべきことがあれば伝えましょう。
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家族葬を行う際に香典や弔問を遠慮することはできますが、遠慮する場合にははっきりと伝えることが大切です。相手の気持ちも考えてきちんと伝えることで、後から問題になることがないようにしましょう。
家族葬を行う場合には、葬儀の前に会社にもきちんと伝えることで会社でのトラブルを防げますし、慶弔休暇や慶弔金などの制度もしっかりと受けられます。
家族葬のことや香典や弔問のことなど、その他にも葬儀に関してわからないことなどありましたら、「小さなお葬式」へ気軽にご相談ください。
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忌引き休暇は、実は労働基準法で定められた休暇ではありません。ホゥ。