「家族葬で料理を出す場合どうしたらいいかわからない」「家族葬で出す料理の費用が知りたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。
結論をいうと、家族葬で出す料理は特に決まりはないため、好きな料理を出したり、故人が好きだったレストランに行ったり、自由に持ち寄っても問題ありません。
しかし、マナーを知らなければ、当日きちんと準備できていない状況になる可能性もあります。
事前に料理の内容やマナーを知っておくと慌てず対処できるでしょう。この記事では家族葬の料理に関するマナーについて解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
<この記事の要点>
・家族葬では、故人が好きだった料理や家族の思い出の料理を自由に用意できる
・料理を出すタイミングは、通夜の後・通夜翌日の朝食・火葬の間の軽食・精進落としの4つある
・料理の費用は、通夜の後では1人あたり2,000円~3,000円、火葬の際の間食は500円~1,000円が一般的
こんな人におすすめ
家族葬の料理の内容に悩んでいる人
家族葬で出す料理の費用が知りたい人
家族葬で出す料理は、特に決まりはありません。そのため、どのような料理が適切か迷う人も多いです。
ここでは、家族葬で出す料理と、一般的な葬儀で出す料理についてより詳しく解説します。家族葬における料理はどのようなものがいいのか、一般的な料理との違い、必要性がはっきり分からない人はぜひ参考にしてみてください。
家族葬は明確な定義は特に決まっておりませんが、は簡単にいうと親戚や親しい知り合いのみで行う小規模な葬儀のことです。
基本的な流れや行う行事は一般的な葬儀と特に変わりはありませんが、少人数のため、より故人への思いを反映させやすく、費用も抑えられるというメリットがあります。
料理を作る場合も、少人数な分、遺族の負担を減らすことが可能です。近年では、負担をなるべく減らすために、家族葬で葬儀を行う人が増えています。
一般的な葬儀で出す料理のタイミングは大きく2回あります。1回目は通夜の後に、参列者に感謝の意を表し、故人について語る「通夜振る舞い」といわれる食事です。
通夜振る舞いは人数の予測が難しいため、大きなお皿にお寿司や中華料理などを用意する場合が多いです。他にも清めるという意味もあるアルコール類も用意します。
2回目は、初七日法要の後に行われる「精進落とし」と呼ばれる食事です。ここでは人数の把握もしやすいため、お弁当などが一般的です。
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家族葬の場合は先ほど述べたように、自由にプラン決定することができます。よって料理を用意してもしなくても、問題になることはありません。近年では親戚や親しい人のみで葬儀を行う人が多いため、料理は用意せずに費用を節約する場合が多いです。
また、形式にはとらわれないことが家族葬のメリットでもあるため、故人が好きだった料理を用意する人もいます。他にも故人とよく行っていたレストランや、お店に足を運ぶ場合もあります。
家族葬で料理を出す際に、どのような料理が適切か悩む方も多いです。結論をいうと家族葬で出す料理は特に決まりはありません。
よって好きな料理にしたり、外食にしたり、持ち寄ったりと自由に設定することができます。ここでは家族葬の際に出しても良い料理についてより詳しく解説していきます。
ぜひ最後までみてください。
家族葬で出す料理として多いのは、故人がよく食していた料理です。家族のみが知っているオリジナル料理や、故人が好きだった料理、思い入れのある食材などを使用した料理など、故人と関わりが深い料理ほど、より鮮明に故人との昔話に花を咲かせられます。
他にも、好きだった料理を取り寄せる遺族も多いです。しかし、取り寄せをする場合は、式場の許可をもらう必要もあるので注意すべきです。
家族葬で出す料理はその場で作ったり、取り寄せしたりするものだけではありません。故人が好きだったレストランや、よく行っていたお店などに遺族で食べに行く人も多いです。
規模が小さい家族葬だからできることでもあり、料理を用意したり運んだりする手間も省けるため、近年では外食をしに行く人も少なくはありません。注意点としては、故人と一緒に行くことが目的なため、遺影を持っていくことを忘れないようにしましょう。
個々で作った料理を式場に持ち込む人も多いです。故人が好きだった手作り料理や家族で食べていたもの、親しい人にわけてもらった物など、それぞれの料理を持ち込んで故人と食事をすることも近年では増えています。
自分達で持ち寄ることで金銭的な負担も抑えられるため、メリットの一つと言えます。
ですが式場によっては料理を持ち込むこと自体禁止している場所もあるため、事前に確認しておくべきです。
小さなお葬式で葬儀場をさがす
家族葬で料理を出すタイミングは大きく4つあります。ですが近年では料理自体を省略する人も多いため、あくまで参考程度で問題ありません。
しかし身内のみの家族葬でも、しっかりマナーは守っておかないと、故人に恥をかかせてしまうことになるでしょう。そのような事態を防ぐためにも、ここでは家族葬で料理を出すタイミングについて詳しく解説します。
通夜の後に、参列者に感謝の意を表し、故人について語る「通夜振る舞い」を行います。繰り返しになりますが、通夜振る舞いに関しては参加する人数の予測ができません。
通夜に参列した親族の半数が参加するとも言われていますが、明確な人数がわからないという点が難しいポイントです。
よって、大人数で取り分けられるような大皿に乗った料理をメインで用意します。飲み物に決まりはありませんが「清める」という意味を兼ねて、アルコールを用意することが一般的です。
知り合いや会社の人も多く参加する一般的な葬儀とは異なり、身内や遺族のみの家族葬では、通夜の後にそのまま泊まる人も多いです。
よって泊まった後の朝食を用意する場合も多く、葬儀社によってはオプションとしてお弁当などがついてくるプランもあります。
他にも斎場で売っている場合や別の売店で購入しても問題はありません。宿泊する人数が決まっているのなら、事前に葬儀社に連絡しておきましょう。
葬儀・告別式の後に火葬が行われます。火葬の際の食事は時間帯や、どれだけ時間がかかるかにもよりますが、間食として軽食を用意することもあります。
火葬のあとに精進落としといわれる料理を食べる機会があるため、火葬場での食事は少なくても問題ありません。
火葬の時間は平均で1時間~2時間ですので、その間に食べ切れる量にすべきです。地域や人によっては火葬の間に精進落としを振舞う場合もあります。
最後は、初七日法要の後に行われる「精進落とし」と呼ばれる食事です。精進落としとは遺族が葬儀の後に僧侶や参列者に感謝の意味を込めて用意する食事のことをいいます。
元々は故人が亡くなってから四十九日後に通常の食事に戻るという意味で食べる食事でしたが、現代では火葬後に振舞われることが多いです。精進落としでは人数の把握もしやすいため、お弁当などが一般的とされています。
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葬儀で出す食事「精進落とし」の意味とマナー
家族葬で出す料理にかかる費用は、人数によって大きく左右されるため一概には言えません。近年では、料理自体を省略する人も多いため一般的な葬儀に比べると負担は軽くなる場合が多いです。
例を挙げると、通夜振る舞いでは人数の半数ほどの料理を大皿に盛ることが一般的です。通夜振る舞いは明確な人数がわからないため、個別で用意してしまうと、足りなかったり多すぎたりする場合があります。
大皿で用意するため、1人あたり2,000円~3,000円が妥当だと言われています。他にも朝食や火葬の際の間食は軽食で十分なため、1人あたり500円~1,000円が一般的です。
その後の精進落としは、全員に御膳を振舞う場合が多いため、1人あたり3,000円~5,000円程度にする人が多いです。
小さなお葬式で葬儀場をさがす
身内が多い家族葬でもマナーはしっかり守るべきです。マナーがなっていないと故人を気持ちよく見送ることもできなくなります。
よって、ここでは家族葬で料理を出す際の喪主側のマナーから、細かな注意点まで解説します。家族葬だからといって気を楽にしすぎないように、そして故人を安心させるためにも、ぜひ参考にしてみてください。
通夜振る舞いでは、始めに喪主からの挨拶があります。他にも僧侶を呼んでいる場合はここで、僧侶へのお礼や挨拶も行われます。僧侶からの挨拶が終わるまではもちろん料理には手をつけないようにすべきです。
会食が始まると遺族は参列者にお酌をしながら挨拶をして回ります。通常の宴会などとは異なるため、盛り上がりすぎたりお酒を飲みすぎたりするのには注意が必要です。
あくまで遺族に迷惑や負担が、かからないように気をつけながら故人との思いを語りましょう。
精進落としとは、遺族が葬儀の後に僧侶や参列者に向けて、感謝の意味も込めて用意する食事なため、華やかで豪華なメニューが多いです。
また、精進落としではあらかじめ食事をする人数が決まっている場合が多いため、全員に料理を用意する場合が多いです。
食材や用意してはいけない料理の決まりは特にありませんが、お祝いを象徴する伊勢海老や蟹、鯛などは避けると良いでしょう。
食事をする際のマナーとしては少量ずつ綺麗に食べることを心がけるべきです。他にも、故人と関係のない話や盛り上がるような話題、死に直結する暗い話などは避けましょう。
遺族を悲しい気持ちにさせたり、負担をかけたりするような行動や言葉遣いには気をつけてください。お酒を飲みすぎて大声で騒いだりせず、遺族への配慮を忘れないように食事をすることが、基本的なマナーです。
喪主側は料理を用意する際に、お祝いを象徴する伊勢海老や蟹、鯛などは避けるようにすべきです。華やかにしたいという気持ちは良いですが、華やかにしすぎると葬儀には不適切となる場合もあります。
また、通夜振る舞いでは不特定多数の人が集まるため、大皿が適切です。個人に用意してしまうと余った際には費用がもったいないですし、足りなかった場合には参列者に不快な思いをさせてしまうことになります。
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葬儀は頻繁に行う行事ではないため、どのようにしたら良いかわからず不安になる人も多いです。
葬儀で出す料理のマナーや内容を心得ていることによって、当日焦らず、余裕を持って故人の旅立ちを見送れます。
料理を出すタイミングや費用をしっかり確認し、参列者に不安を与えない家族葬にすべきです。もし不安な場合は、葬儀社と打ち合わせを重ねておきましょう。
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家族葬とは、家族や親族を中心に、小規模に行う葬儀形式のことです。ホゥ。