葬儀で出す食事「精進落とし」の意味とマナー|小さなお葬式のコラム

文字サイズ

日本一選ばれている葬儀ブランド

小さなお葬式のコラム

葬儀の準備のコラム

葬儀の準備

作成日:2017.10.17  更新日:2018.02.08

葬儀で出す食事「精進落とし」の意味とマナー

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

葬儀で出す食事「精進落とし」の意味とマナー

この記事は小さなお葬式が書いています

葬儀にまつわる料理のひとつ、精進落とし(しょうじんおとし)。かつては忌明けの食事を意味していましたが、現代では目的やふるまうタイミングなどが変わってきています。この記事では、現代の精進落としが持つ意味や、精進落としの席でのマナーについてご紹介します。

【もくじ】
精進落としとは…遺族が葬儀で用意する食事
精進落としを用意するときに押さえておきたいこと
精進落としの流れと挨拶
まとめ

精進落としとは…遺族が葬儀で用意する食事

お通夜の後に行われるのが「通夜ぶるまい」、法要の後にふるまわれるのが「精進落とし」です。現代ではどちらも、僧侶や会葬者をもてなすのが一番の目的となっていますが、参加する人や用意すべき料理の内容などが少し異なります。

精進落としの意味

昔は、親族が亡くなったときには、仏教の思想によって肉や魚を断ち、精進料理を摂っていました。精進落としは四十九日の忌明けに、それを通常の料理に戻す区切りというのがもともとの意味でした。

しかし次第にかつての意味は薄れ、初七日法要の際に僧侶等をねぎらう宴席へと変わっていきました。さらに現代では、火葬場から戻った際に、親族やお世話になった方へ酒食をふるまう宴席を精進落としと呼ぶのが一般的になっています。地域によっては火葬中に精進落としの会食を行うところもあります。

現代の精進落としには、故人への供養と、参列者へのお礼とお清めの意味が込められているのです。

通夜ぶるまいとの違い

葬儀にまつわる会食には、通夜の後に行う通夜ぶるまい(つやぶるまい)もあります。通夜ぶるまいも、弔問客への感謝の気持ちを示し、故人との思い出をしめやかに語る場です。かつては精進料理をふるまっていたようですが、現代では特にそうした決まりはなく、肉の入った料理や寿司などが出されます。

通夜ぶるまいの席は、通夜に参列した人が出席しますが、料理には少し口をつける程度で退席するのが通常です。取り分けやすい大皿料理で、参列者の人数の半分程度の量を用意するのが望ましいでしょう。また、弔問客をもてなすのが通夜ぶるまいの席なので、世話役などの裏方さんは同席しません。別室にお弁当などを用意するようにしましょう。

一方、精進落としでは、列席する人数があらかじめ決まっているため、料理は個別のお膳で用意しましょう。基本的には親族のみで、ゆっくりと歓談する場になるので、酒類や飲料は多めに準備しておくと良いでしょう。

精進落としを用意するときに押さえておきたいこと

精進落としは、遺族が参加者にふるまうものなので、喪主または施主が内容を決めます。メニューは比較的自由に選べますが、予算や飲み物の種類、量などを考えて準備、手配する必要があります。不安な点やわからない点は、葬儀社に相談してみても良いでしょう。

用意する料理の内容

精進落としの料理は、仕出し弁当や寿司、懐石料理などを人数分用意します。今はメニューについて細かい決まりは特になくなっているため内容は自由ですが、伊勢海老や鯛など、お祝いの席で出される食材は避けましょう。

皆が食べやすい煮物や、季節の食材を使った料理などがお勧めです。精進落とし用の専用メニューを用意していたり、「精進落としでふるまう」と言うとそれに合わせて作ってくれたりするお店もあります。手頃なものから高価なものまで、ニーズに合わせて選択できるようになっているので、必要に応じて利用すると良いでしょう。

精進落としの席でのマナー

精進落としの席は、遺族が僧侶や参列者を接待する場なので、僧侶を最上座に案内します。続いて、会社関係者、友人・知人、親族の順に座り、喪主は入口に近い末席に座ります。

遺族は、列席者に酒をふるまってもてなします。飲食中は、できれば一人一人の席を回ってお礼の言葉を伝えましょう。

精進落としに招かれ出席する場合には、お酒を飲み過ぎたり、くつろぎ過ぎたりして失礼なふるまいをしないように注意しましょう。改めてお悔やみを言う必要はありませんが、遺族を気遣い、励ますような声掛けをするようにしましょう。

精進落としの流れと挨拶

精進落としの席は、飲み会や宴会ではなく、故人を供養する場です。近しい人たちだけになるので、ある程度リラックスして構いませんが、あくまで故人を偲ぶ気持ちを忘れないようにしましょう。喪主は、最初と最後に挨拶をします。

精進落としの流れ

僧侶や参加する人たちが精進落としを行う会場に揃い、皆が席に着いたら、喪主または親族代表者が挨拶をします。挨拶が済んだら食事の前に、故人に杯を捧げる献杯(けんぱい)を行います。

まずは故人の位牌の前に、お酒を入れた杯を供えましょう。次に出席者の杯にもお酒を注ぎ、代表者が献杯の発声を行います。出席者はその声に合わせて「献杯」と唱和し、杯を軽く持ち上げましょう。隣の席の人と杯を合わせたり拍手をしたりするのは、マナー違反なのでやめましょう。

献杯をしたら飲食をし、1~2時間程度歓談します。最後に喪主または親族代表の挨拶があり、宴席は終了です。僧侶が出席している場合は、お布施を渡しましょう。

挨拶ではお葬式の報告と法要の案内を

精進落とし開始の挨拶では、簡潔に出席者に感謝の意を伝え、葬儀がとどこおりなく終えられたことを報告しましょう。その後、献杯へと移ります。

精進落とし開始の挨拶とは別の人が献杯の挨拶をする場合、その人はまず自己紹介し、故人との思い出エピソードを手短にひとつ紹介するのが望ましいです。終了時の挨拶では、再び出席者に対し、故人を見送ってくれたことへの感謝を表し、体を気遣う言葉を添えましょう。納骨やその後の法要のスケジュールが決まっている場合には、このときに伝えましょう。
会食での献杯の挨拶についてはこちらの記事をご覧ください。

まとめ

故人を偲び、縁のあった人たちが支え合って前を向く場としての意味を持つのが、現代の精進落としの席です。みんなで大切な人との思い出話に花を咲かせてあげることが、何よりの供養になるのではないでしょうか。

4.8/5
評価数(31)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事は「小さなお葬式」が書いています

私たちは、高額で相場が分かりにくい葬儀費用を
見直し、安くても心のこもったお葬式を行って
いただけるサービスを提供しております。

全ての方に満足のいく葬儀を行っていただけるよう、
葬儀・法事に関する様々な疑問に対する解決策や
マナーについてのお役立ち情報をお届けします。

お葬式のお役立ち情報満載!メルマガ会員募集中!

小さなお葬式のメールマガジン(無料)を定期的に配信いたします。ぜひお役立てください。

今すぐ登録する

<掲載例>

  • 葬儀、法事、終活の疑問に対する解決策
  • マナー、作法について

小さなお葬式は数々のメディアで取り上げられています

テレビ撮影風景

あさイチ/NHKスペシャル/シブ5時/おはよう日本 NHK
NHK「おはよう日本」で海洋散骨、「あさイチ」「NHKスペシャル」「シブ5時」で小さなお葬式・早割がそれぞれ紹介されました。
とくダネ! フジテレビ
フジテレビ「とくダネ!」の「その時がくるまでに知っておきたいお葬式編」特集内で小さなお葬式が紹介されました。
情報ライブ ミヤネ屋 よみうりテレビ
読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」の「お葬式最新事情」特集内で小さなお葬式や早割が紹介されました。

その他のメディア実績

新聞読売新聞/朝日新聞/日本経済新聞/毎日新聞/日経MJ/産経新聞テレビ報道ステーションSUNDAY(テレビ朝日)/Nスタ(TBS)/NEWSアンサー(テレビ東京)雑誌週刊新潮/週刊文春/PRESIDENT/AERA/週刊朝日/日経TRENDY/週刊ダイヤモンド/週刊東洋経済WEBYahoo!ニュース/ITmediaビジネスオンライン …その他多数
  • お葬式
  • 仏壇・本位牌
  • 法事・法要
  • 香典返し
  • 永代・散骨・お墓