家族葬での挨拶の例文を紹介!タイミングや注意点も徹底解説

家族葬での挨拶の例文を紹介!タイミングや注意点も徹底解説

「家族葬でも挨拶をする必要があるのだろうか」「家族葬での挨拶の例文を知りたい」と疑問を持つ方もいるでしょう。

遺族や故人と親しかった知人のみ参列する家族葬でも、挨拶が必要な場合が多くあります。どんな挨拶をすればいいのか、例文を参考にしたいと考えている方も多いでしょう。

そこで、この記事では、家族葬の挨拶文の構成や例文、行うタイミングや注意点もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

こんな人におすすめ

家族葬で喪主を務める方

家族葬における挨拶のタイミングを知りたい方

家族葬の挨拶の例文を知りたい方

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家族葬の挨拶文で必要な要素を解説

家族葬を行う際に必要なことの一つとして、挨拶が挙げられます。挨拶を行うときに、どのような内容にすればいいのか、文章の構成が気になる方もいるのではないでしょうか。

家族葬で挨拶をする際は、喪主との間柄や参列への感謝など、必ず入れるべき内容があります。こちらでは、家族葬の挨拶文を作るときに、意識する構成についてご紹介します。

1. 故人と喪主の関係

一つ目は、故人と喪主がどのような関係かを伝えます。家族葬での挨拶は、喪主が務めることが大半です。そのため、挨拶を始めるときに故人と喪主の関係について紹介します。ポイントとしては、深く紹介する必要はなく、ひと言触れる程度で問題ありません。

ただし深い関係について話していけないわけではなく、伝えたいことがあれば内容に盛り込みましょう。

2. 参列への感謝

二つ目に、通夜や葬儀に参列していただいた感謝も述べます。近い関係性であろうと、参列への感謝は大切です。また、本来葬儀では参列者への感謝は述べるものとされています。

家族葬であっても、遠方から参列する方がいる場合もあるので、重要な部分です。

忙しい中、故人のために時間をとっていただいたことをしっかりと意識し、感謝の気持を述べましょう。

3. 生前の感謝

三つ目は、故人との生前の関わりへの感謝を伝えます。家族葬の参列者の多くは、故人と深い関係の方が多いですので、感謝を伝えましょう。

生前お世話になったことへの感謝は、詳しく述べる必要はありません。「生前賜りましたご厚誼に深く感謝申し上げます」など、定型文で済ませる方も多いです。

人によっては、参列者との詳細な間柄などについて、述べる場合もあります。

4. 参列者と関係を続けたい旨

四つ目は、今後とも家族と参列者で良好な関係を続けたいという旨を伝えます。家族葬に参列する方は、生前も故人や遺族と深い関係を待っている場合が多いです。

参列してくれたことや、故人との関わりにお礼を述べたら、今後も関係を続けたい旨を伝えます。仮に、そこまで深い関係でない場合も、礼儀として挨拶に含めましょう

多くの挨拶文では、参列者との関係を続けたい旨を伝えて、結びの文章に移ります。

【例文】家族葬での挨拶

こちらでは挨拶の例文を掲載します。長さは人によっても、故人との関係性によっても変わるので、参考にしつつ自分なりに文章を考えてみてください。

押さえておきたい内容としては、故人との間柄、出席者へ生前の関係へのお礼、今後の関係についてなどです。上記の構成を踏まえて、例文を確認していきましょう。

1. 通夜の挨拶の例文

通夜時の例文は以下の通りです。タイミングとしては、通夜が終わったときに行います。

本日はお忙しいなか、父〇〇の通夜に参列くださり、誠にありがとうございます。
父も、生前親しくさせていただいた皆様にこのように見守られて、喜んでいることと存じます。
故人に対し生前賜りましたご厚誼に深く感謝申し上げます。
遺されました家族に対しましても、故人の生前同様、変わらぬご指導ご鞭撻をいただければ幸いです。
本日は誠にありがとうございました。

また通夜の挨拶には、葬儀の案内を加える場合もあります。

2. 通夜振る舞いの挨拶の例文

通夜振る舞い後に行う挨拶は、以下の通りです。

本日はご丁寧かお悔やみを頂戴し、誠にありがとうございました。
皆様のおかげで、無事に通夜式を済ませることができました。
父〇〇もさぞ喜んでいることと存じます。
まだまだ偲びお話させていただきたいのですが、夜も更けて参りましたので、本日はお開きとさせてください。
本日はお忙しい中、誠にありがとうございました。

通夜振る舞いの後の挨拶は、簡単なもので問題ありません。場合によっては省略することもありえます。

3. 告別式の挨拶の例文

告別式の挨拶は、以下の通りです。

父〇〇の葬式ならびに告別式にご参列くださり、誠にありがとうございます。
故人もさぞ、喜んでいることと存じます。
故人の生前は大変お世話になりました。
遺された家族に対しましても、故人の生前同様、変わらぬご厚誼を賜れますと幸いです。本日は誠にありがとうございました。

告別式が終わったタイミングでは、上記のような挨拶をします。告別式の後のタイミングでは、時間によっては簡単な挨拶にするよう、葬儀社に案内されることもあるでしょう。

4. 精進落としの挨拶の例文

精進落としでは開始と終了時に挨拶をします。内容は以下の通りです。

本日は誠にありがとうございました。皆様のおかげで、無事葬儀を済ませることができました。
誠にささやかではございますが、皆様への感謝の思いを込めて料理をご用意いたしました。短い時間ではございますが、ゆっくりとお過ごしいただきますようお願いいたします。

精進落とし後の挨拶の例文は以下の通りです。

本日はお忙しい中、最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。
至らぬところもあったかと存じますが、皆様のご厚意に心より感謝申し上げます。
本日はありがとうございました。

精進落としの開始と終了の挨拶は、できるだけ簡潔にまとめるといいでしょう。

家族葬の挨拶は喪主が行う

家族葬の挨拶は誰が行うのか気になる方もいるのではないでしょうか。結論から言うと、特別な事情がない限り喪主が行います

家族葬は、家族のみで行う場合か、親戚や近しい友人を呼ぶ場合があります。家族のみで葬儀を行う場合には、挨拶の言葉を省略することも考えられます。しかし、遠方からの親戚や近しい友人を呼ぶ場合は、しっかりとお礼を伝えることが大切です。

参列してくれたことに対する感謝や、今後も良好な関係を続けたい旨を伝えるためにも、喪主が挨拶するのが礼儀です。しかし、喪主がどうしても挨拶できない場合には、代理の人がつとめることもあります。

挨拶を行うタイミングを紹介

どのようなタイミングで挨拶を行うのか、気になる方も多いでしょう。挨拶の例文や構成はわかったものの、いつ必要なのか不安な喪主の方もいると思います。

家族葬で挨拶を行うタイミングは主に4つあります。こちらでは、それぞれの挨拶を行うタイミングについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 通夜

一つ目のタイミングは、通夜が終わったときです。通夜式が終わった後、参列者に向けて喪主が挨拶をします。

内容としては、参列の感謝などが主に伝えられます。他にも、通夜振る舞いや告別式についての案内をする場合も多いです。通夜振る舞いの案内は、葬儀会社の従業員が行う場合もあります。

葬儀中の参列者に対しての挨拶としては、初めてのタイミングでもあります。

2. 通夜振る舞い

二つ目のタイミングは、通夜振る舞いの前後です。通夜振る舞いが始まるタイミングで簡単な挨拶を行います。また、通夜振る舞いは乾杯ではなく「献杯」をするものです。

通夜振る舞いの前後は、簡潔にまとめられた挨拶が好まれます。また家族葬では、前後のどちらかの挨拶を行わないケースも多いです。

参列者やその後控え室にとどまり宿泊するかなど、状況に合わせて挨拶を行うタイミングを検討します。

<関連記事>
乾杯ではない「献杯」の挨拶の仕方は?正しいマナーと注意点

3. 告別式

三つ目は、告別式が終わったときです。告別式が終わったら、通夜・葬儀に参列してくれたことへの感謝と、故人を偲ぶ言葉を述べます。

告別式が終わって出棺をする際にも言葉を述べる場合がありますが、火葬場へ参列者全員で移動するため、家族葬に限っては省略することも珍しくありません。親しい友人が参列している場合には、手短に感謝を述べる方もいます。

4. 精進落とし

四つ目のタイミングは、精進落としの前と後です。精進落としでの挨拶は、主に締めとなるので、基本的には前後どちらも行います

精進落としでは、通夜・葬儀に参列してくれたこと、無事に式を済ませられたことへの感謝を伝えるのが一般的です。会食前の挨拶では、できる限り簡単に謙遜を交えた内容にします。

精進落としの後は基本的に解散となるので、挨拶が締めの役割も持っています。

家族葬で挨拶をする際の注意点

家族葬で挨拶をする機会は、主に4つありますが、注意するべきポイントも存在します。どのようなことに注意すればいいのか、気になる方は多いでしょう。

こちらでは、家族葬で挨拶をする際の3つの注意点をご紹介します。それぞれご紹介しますので、これから葬儀で挨拶を行う方は、ぜひ参考にしてみてください。

1. 忌み言葉は使わない

一つ目の注意点は、忌み言葉は使わないということです。忌み言葉というのは、「重ね重ね」や「くれぐれも」などの重ね言葉や、四・九などのように死や苦を連想させる言葉生死を直接表す言葉などです。

特に、重ね重ねやくれぐれなどの重ね言葉は、日常でも使いやすいので注意が必要です。また、四・九などの言葉は避けるべきですが、日時を表すときに使うのは、何も問題ありません。

<関連記事>
葬儀に出席する際に覚えておきたい忌み言葉の言い換え

2. 時間に注意

二つ目は、挨拶の時間についてです。場面によって挨拶の長さを変えることを意識しましょう。

毎回の挨拶で、エピソードや想いを述べていたら、参列者の方に負担がかかります。わかりやすく簡潔にまとめた方が、参列者に伝わることもあるでしょう。

具体的には、通夜振る舞いや通夜振る舞いや精進落としでの挨拶は手短にまとめることを意識してください。告別式の挨拶は多少長くなっても問題ありませんので、想いをきちんと伝えましょう。

3. 暗記する必要はない

三つ目の注意点は、暗記する必要はないことです。家族葬の挨拶は、必ずしも暗記しないといけないわけではなく、原稿をもっていても問題ありません。綺麗に話そうと暗記をする方もいますが、無理して覚える必要はないのです。

家族葬での挨拶は、話し方よりも想いを伝えることが大切です。最低限の形式や使ってはいけない言葉を覚えたら、想いをきちんと伝えられる挨拶を考えましょう。

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まとめ

家族葬で挨拶をするタイミングとしては、主に通夜式の後、通夜振る舞いの前後、告別式の後、精進落としの前後があげられます。それぞれに使える例文もお伝えしたので、参考にしながら故人や参列者への想いを伝えましょう。

家族葬の挨拶では、暗記をする必要はありませんが、場面によって適した長さに調整し、忌み言葉は使わないよう意識してください。

葬儀について悩みがある方や、気になることがある方は、ぜひ小さなお葬式までご相談ください。

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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