身内が死亡したという警察から連絡が来たときの手順

身内が死亡したという警察から連絡が来たときの手順

ある日突然、身内の誰かが死去したと警察から連絡があった場合、事前に想定できることではないため動揺してしまうでしょう。突然の知らせで慌てて困惑していることに加えて、警察からとなると緊張も重なり、正常な判断ができない可能性も否めません。

警察からの知らせを聞いた後、どういった流れで動いた方がよいのかがわかると、その後の準備や手続きをスムーズに進めることが可能です。

この記事では「身内が亡くなった」という警察からの知らせを聞いたときの対応の手順を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

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こんな人におすすめ

どんな場合に警察から死亡の知らせがあるのか知りたい方

遺体引き取りからお葬式までの手順を知りたい方

身内の死亡の知らせで警察に聞かれることを知りたい方

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警察から連絡が来るシチュエーション

通常、人が息を引き取っても、どこからか知らせが来ることはありません。しかし、特別な事情がある場合は警察から知らせがきます

他に何も心当たりがないならば、下記のいずれかに当てはまっている可能性が高いです。

・孤独死している
・自殺している
・事件に巻き込まれた
・事故に遭った
・死因が不確かである

どの状況にしても一大事ですが、慌てずに対応しましょう。

孤独死している

孤独死とは、息を引き取る際、親族や医師などの誰もそばにいないような状態を指します。例えば、自宅から遠く離れたところに暮らす片親が、ひとりでに死去するのは孤独死といえます。

類似した言葉に「孤立死」があり、「亡くなる際にそばに誰もいない」という意味は同じです。しかし、孤独死は何らかしらの人脈が存在する人が、息を引き取るときに独りであるという状態を示します。

一方で孤立死は、社会と孤立して人脈が一切なかった方が息を引き取る状態を指す言葉です。孤独死と孤立死どちらにおいても、身内がいる場合は警察から亡くなった事実が知らされます

自殺している

身内が自宅で自ら命を絶っていても、警察から知らせが来ます。自殺となるとその旨を聞いたときに非常に動揺してしまうと思いますが、できるだけ落ち着いて次の行動の指示を待ちましょう。

事件に巻き込まれた

身内が何かしらの事件に巻き込まれて亡くなった場合も知らせが来ます。自殺と同様に「事件」と聞くと大変困惑してしまうかもしれませんが、一旦落ち着いて状況整理に努めましょう。

事故に遭った

交通事故や災害などの事故に巻き込まれて亡くなった場合も知らせが来ます。

死の原因が不確かである

身内が自宅で亡くなり、かかりつけ医が診断して死因が判明した場合は警察からの知らせはありません。一方で、死因が不明である場合は知らせが届きます。

いかなる関係でも知らせはくる

どれだけ疎遠な身内でも、息を引き取った際は必ず亡くなった旨が伝えられます。例えば、絶縁した方・勘当された方・蒸発した方・音信不通になった方なども該当します。

中には、「二度と関わりたくない」「もう赤の他人だ」と感じている方もいるかもしれません。とはいえ、あくまでも身内に当たるので、警察署に出向いて手続きを行うことは必須です。

遺体引き取りからお葬式までの手順

孤独死や孤立死の場合は、身内の遺体は一旦警察や病院が引き取ります。その後、自分がいかにして遺体を引き取り、お葬式の手続きを行うのか不明な方もいるでしょう。

引き取りからお葬式までの手順は以下の通りです。

1.警察の説明を受けた後に、死体検案書が交付される
2.遺体を送り届ける
3.葬儀社を手配する
4.必要であれば業者に清掃を依頼する

警察の他にもさまざまな方とコンタクトを取ることが必須なので、ここからは1つずつ詳しく解説します。

1.警察の説明を受けた後に、死体検案書が交付される

身内が自分の知らないところで息を引き取った場合、遺体はまず病院などに安置されます。身元が確認されると親族へ知らせが届きますが、身元の確認が取れなかったときは鑑定を行うために専用の場所へと移されるでしょう。

このときの費用は後日親族へ請求され、費用は2,000円程度かかります。知らせが来たら実際に警察や病院に出向きますが、そのときに詳しい説明を受けて「死体検案書」を発行してもらいましょう。

2.遺体を送り届ける

遺体を引き取ったら、次の保管場所まで送り届ける準備を整えなければいけません。搬送は基本的には葬儀社が行ってくれるので、この時点で葬儀社とコンタクトを取るようにしましょう。

3.葬儀社を手配する

葬儀社とコンタクトを取って、お葬式のプランや日程を決定します。お葬式までの遺体の管理、保管は葬儀社が担当する場合が多いので安心しましょう。

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4.必要であれば業者に清掃を依頼する

必要な場合は、この時点で清掃業者に故人宅のクリーニングを依頼します。このクリーニングは特殊清掃と呼ばれ、遺体が長期間放置されていると腐敗や腐食は避けられないので必要になることが多いでしょう。費用は5万円~10万円ほどです。

クリーニングの依頼を先延ばしにすると、どんどん異臭が蔓延してしまい最終的には屋外に漏れ出ます。そのまま放置していると、近隣の方々に悪臭が漂い迷惑がかかるので、早めに依頼しましょう。

お葬式後はどう過ごしたらよいのか

身内が自分とは遠く離れた場所で息を引き取った場合、さまざまな手続きを経た後にお葬式を執り行います。しかし、その後はいかにして対応したらよいのでしょうか。必要な手続きや対応を放置することがないように覚えておくとよいでしょう。

近隣の住民への対応

マンションのような集合住宅では、悪臭が漏れて近所の方からクレームが来る場合があります。

本来は身内の死亡を知った段階でクリーニングを依頼した方がよいですが、さまざまな手続きにより後回しになってしまうこともあるでしょう。しかし、悪臭を放置するわけにはいかないので、早急にクリーニングを依頼することをおすすめします。

住居の立ち入り許可を得る

故人の自宅から必需品を受け取るためには、住居に入るための許可を得る必要があります。家主が死亡した直後は捜査のため、たとえ身内であっても基本的に一般人は立ち入れません。

通帳やクレジットカードなど、手続きに必須なものを持ち出したい場合、警察の許可を得て行いましょう

相続の手続きをする

故人の財産状況を調べ、相続の手続きを行う必要があります。しかし、離れて暮らしていた方の死となると、普段の生活状況をあまり知らないことも考えられます。そのため、故人の借金の有無など、不明なことは多いでしょう。相続は相続人本人の意思で自由に放棄できるので、慎重に判断しましょう。

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遺品を整理する

故人の遺品を整理します。遺品とは、故人が生前に着ていた洋服や、使っていた家具などです。これらは自分が受け取るか、処分をしないといけません。特に孤立死は、クリーニングも並行して行うことが大切です。

自力で行うのが難しい場合もあるので、その際は遺品整理業者に依頼することをおすすめします。

もし遺体を発見したらどうすればよいのか

マンションの隣の部屋から異臭がしており、扉を開けて確認してみると住人が孤独死していた場合、一体どうすればよいのかわからない方も多いでしょう。

ここからは万が一、人の死に遭遇したときの最善の対処法を紹介します。

明らかに亡くなっている場合は警察に知らせる

倒れている方が亡くなっていることが確かならば、すぐに警察に知らせましょう。生死の見分け方は以下の通りです。

・体が腐っている
・ウジやハエが集っている
・異臭が漂っている
・体液が漏れ出ている

上記のように、死亡していることが確定しているときは、まずは警察に連絡し、身内ならば家族に通知します。

生きているのか亡くなっているのか不明な場合

生きているのか、亡くなっているのかが不明な場合は、まずは救急車を呼びましょう。まだ息があるならば、そのまま病院へ送り届けられます。すでに死亡しているときは救急隊員が警察へ通知してくれます。その場合は、自分から警察への通知は必要なくなります。

警察から聞かれること

もしも身内が離れたところで息を引き取り、警察から連絡が来た場合は、警察署に出向かなければいけません。その理由は、身内の立場として警察から質問に答える必要があるためです。とはいえ、警察署で質問となるとどんなことを質問されるか不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

基本的には、以下のように亡くなった方との関係や接点などを聞かれることが多いでしょう。

・亡くなった方と最後に会ったのはいつか
・どれくらいの頻度で会っていたか
・生命保険について
・持病について

事件性の有無や死因を調べるのに役立つ可能性があるので、真剣に答えるようにしましょう。

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まとめ

遠く離れた場所で暮らしている両親などの身内が、自分の知らないところで亡くなったときは、警察から知らせがきます。知らせが来た後は、自ら警察署に出向いて、警察からの質問に答える必要があります。亡くなった当時の状況を調べるのに役立てられるので、より詳しく答えましょう。

その後、遺体を引き取り、葬儀の手続きを行います。困惑してしまうと思いますが、家族や親族のサポートを受けてゆっくり行いましょう。

また、必要に応じて部屋のクリーニングを業者に依頼しましょう。孤立死などで遺体が放置されている現場は、体液や虫で汚れていたり臭いが充満していたりするので、放置が続くと近隣の住民とのトラブルの元です。

また、自分が孤立死の現場に遭遇したときは、生死の判別がつかない場合は救急車を呼びましょう。一方で、死亡していることが明確であるなら警察を呼ぶとよいでしょう。

そのほか、疑問が残るときは小さなお葬式にご相談ください。専門の知識が豊富なスタッフが、お客様の悩みに寄り添い丁寧にアドバイスいたします。

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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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