本位牌はどう準備する?位牌の種類や選び方、気になる価格や開眼供養について
供養

作成日:2022年07月26日  更新日:2022年08月15日

本位牌はどう準備する?位牌の種類や選び方、気になる価格や開眼供養について

  • LINE
  • hatena
  • copyicon
  • URLをコピーしました!

本位牌は、四十九日の忌明けを迎えたときに白木位牌に代わって安置される位牌のことです。故人を供養するための位牌にはたくさんの種類があり、宗派によっても異なります。また、本位牌を作るときには「開眼供養」という儀式を行う必要があります。

本位牌について正しい知識を持っていれば、より心を込めた供養することができるでしょう。この記事では、本位牌の意味や位牌の種類をはじめ、準備、開眼供養の方法について解説します。

お寺とお付き合いの無い方が法事の費用を抑えるのに役立つ、お坊さん手配のサービスもおこなっています。

法事・法要の寺院手配|法事・法要なら「てらくる」

【もくじ】
「本位牌」とは何か?位牌の種類
【位牌のタイプ別】選ぶポイントや価格相場
本位牌はどう準備する?
本位牌の「開眼供養」とは
簡単Web注文!本位牌の準備は「小さなお葬式」
まとめ

「本位牌」とは何か?位牌の種類

そもそも本位牌とは何のために作られるものなのでしょうか。また、位牌にはどのような種類があるのでしょうか。

ここからは、位牌の意味と白木位牌・本位牌・寺位牌の違いについて説明します。

位牌とは

位牌は、故人の戒名(法名・法号)や没年月日が書かれている木の札のことです。位牌には、故人の魂が宿っているとされており、礼拝の対象として仏壇に安置します。使用する場所やタイミングなどに応じて、白木位牌・本位牌・寺位牌を使い分けます。

仏教との結びつきが強いものと思われがちですが、位牌は中国の儒教から影響を受けて誕生したものといわれています。鎌倉時代に中国の僧侶が日本に持ち込み、江戸時代には一般市民も仏壇に位牌を祀るようになりました。

仮の位牌である「白木位牌」

白木位牌(しらきいはい)とは、亡くなった直後に準備する仮の位牌のことです。白木で作られることから白木位牌と呼ばれていますが、「内位牌(うちいはい)」とも呼ばれます。白木位牌は通夜や葬儀の前に葬儀社やお寺から購入できます。

表には戒名と没年月日、裏には生前の名前である俗名と享年が書かれることが一般的です。戒名は白木に直接書かれる場合と、紙に書いたものを貼りつける場合があります。

白木位牌は、四十九日法要で本位牌に置きかえるまで仏壇に安置されます。四十九日法要後は、お寺に納めてお焚き上げを行ってもらいましょう。

白木位牌

あわせて読みたい 後飾りや白木位牌はどう処分すればいい?処分方法と行うべきことを詳しく解説 慌ただしい葬儀の後にも、まだまだ行わなければならないことがあります。葬儀後自宅に飾られている後飾り祭壇や白木位牌は… 続きを見る

四十九日法要から祀る「本位牌」

亡くなってから四十九日目は、仏教の教えで「故人が最後の裁きを受けて極楽浄土に行けるか否かの判決が下る」といわれています。この四十九日に合わせて、「四十九日法要」が執り行われることが一般的です。その際に、位牌も仮の白木位牌から本位牌に置きかえます

四十九日法要の際にお寺で「開眼供養(かいげんくよう)」をしてもらい、本位牌に故人の魂を移します。本位牌は長期間祀ることになるので、サイズや素材などを親族でよく検討してきめましょう。

本位牌

菩提寺に安置する「寺位牌」

寺位牌は、自宅の仏壇に置く本位牌とは別に、菩提寺や寺の本山に置いて供養してもらうための位牌です。自宅に仏壇がなく位牌を置けない場合や、お寺での永代供養を希望する場合に利用される位牌です。自宅で安置していた位牌を持ち込めるお寺と、お寺で位牌を用意するところがありますので、事前に確認しておきましょう。

江戸時代以前は、一般家庭に仏壇があることは珍しく、寺位牌で故人を供養することが一般的でした。

【位牌のタイプ別】選ぶポイントや価格相場

位牌と聞くと漆で黒く塗ったものを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実はそのほかにもいくつかの種類があります。

ここからは「塗位牌」「唐木位牌」「モダン位牌」「繰り出し位牌」の4種類の位牌の特徴とそれぞれの価格相場について紹介します。

塗位牌

塗位牌(ぬりいはい)は、ヒノキなどの木材を使用した木の札に漆を塗った位牌です。本漆塗りのものから、カシュー漆などの合成漆、ウレタンなどの樹脂塗装のものまでさまざまな種類から選べるのが特徴です。

中には、金箔や金粉、蒔絵、貝殻を使った螺鈿(らでん)などで装飾された位牌もあります。価格相場は塗りや装飾によって異なりますが、一般的には本漆のもので1万円~10万円程度合成漆のもので1万円程度です。本漆塗りの位牌は、完成までに時間がかかるので、余裕を持って注文するようにしましょう。

唐木位牌

唐木位牌(からきいはい)は、木目や木の素材を生かした位牌です。木材は、黒檀、紫檀、白檀などが使われることが多く、木の札には透明感のある塗装を施してあります。

硬質で緻密で重量感のある上質な木材を使用しているため、耐久性に優れ高級感があります。使用している木材や木目、色や装飾などにより価格は異なりますが、一般的な価格相場は2万円~10万円程度です。

モダン位牌

モダン位牌は、素材やデザインを自由に選べる位牌です。近年増えてきた「モダン家具」や「家具調仏壇」に合うように作られた、新しい種類の位牌です。塗位牌や唐木位牌をモダンにデザインしたものから、丸い形のものや赤色に着色されたものまで、多様なデザインがあるのが特徴です。

使われる素材も、クリスタルや天然石、メープルやクルミ材などさまざまです。デザインや素材によっても価格は異なりますが、一般的な相場は3万円~10万円程度です。

繰り出し位牌

繰り出し位牌は、複数の位牌を1つにまとめるために作られた箱型の位牌で、先祖の戒名が書かれた札板を10枚程度納めることができます。

札板は命日の順に重ねておきます。命日が過ぎたら札板を後ろに回して、次に命日を迎える方の札が前に来るように繰り出していく仕組みになっています。三十三回忌や五十回忌の弔い上げの機会に、繰り出し位牌としてまとめて祀ることが多いでしょう。一般的な価格相場は、3万円~5万円程度です。

あわせて読みたい 種類豊富な位牌の中から故人にぴったりのものを選ぶ方法を詳しく解説します 身近な方が亡くなったときは位牌を用意することになりますが、位牌について詳しい知識をお持ちの方は多くはないでしょう。位牌… 続きを見る

本位牌はどう準備する?

本位牌は四十九日法要から必要になりますが、どのくらいの大きさのものを選べばよいのか迷うかもしれません。宗派によっても選ぶべき位牌が異なるので、仏壇の大きさや宗派を確認してから準備しましょう。

ここからは、本位牌の選び方や宗派による注意点について解説します。

仏壇の大きさに合わせて選ぶ

本位牌は仏壇に安置するものなので、仏壇の大きさに合うサイズのものを選びます。仏壇の中に入らないと困るので、事前に仏壇の内寸を計測しておきましょう。

すでに先祖の位牌がある場合は、同じくらいの大きさのものか少し小さいものを選びましょう。位牌は、御本尊の高さと先祖の位牌の大きさを超えないサイズのものを選ぶのがマナーとされています。位牌のサイズは尺貫法で示されています。「1寸=3.03cm程度」と覚えておきましょう。

位牌の寸法は、台座を含まない札板の大きさを表しています。例えば、4寸であれば札板が「4寸=12.12cm」なので、位牌全体の高さは台座の脚の分だけ4寸よりも大きくなるので注意が必要です。総高と書かれていれば、台座も含めた全体の高さになります。

あわせて読みたい お位牌の種類と大きさの選び方 自分にとって身近な方の死はとても悲しく、喪失感も大きいでしょう。しかし大切な方であるからこそ、最期に眠る際の環境は… 続きを見る

四十九日までに準備する

本位牌は四十九日法要で白木位牌から置きかえる必要があるので、それまでに準備しておきましょう。本位牌は、仏壇仏具店をはじめ、葬式業者、インターネット通販などから購入可能です。

位牌には戒名や没年月日などの文字入れをしてもらいます。そのため、注文してから届くまでに時間がかかる点に注意しましょう。文字入れは、早くても数日、場合によっては2週間程度かかるので法要に間に合うように早めに手配しておきます。

お付き合いのあるお寺(菩提寺)がないという方でも、「小さなお葬式」の法事・法要寺院手配サービス「てらくる」をご利用いただけます。全国一律45,000円で、四十九日法要や位牌の開眼供養まで承ります。 法事・法要の寺院手配|法事・法要なら「てらくる」

宗派による本位牌の違い

仏教の宗派によって、本位牌の考え方が異なります。それぞれの宗派の特徴について解説します。

浄土真宗では「故人の魂は亡くなってすぐあの世へ行く」と考えられています。故人が現世にとどまることがないので、故人の魂が宿る位牌は本来必要ありません。ただし、家族が礼拝の対象として位牌の作成を希望する場合は、お寺と相談して本位牌を作るケースもあります。

また、宗派によって位牌に記す戒名の書き方に違いがあります。真言宗では「」、曹洞宗・臨済宗では「」、浄土宗では「キリーク」という梵字を戒名の上に入れます。日蓮宗では、戒名に該当する「法号」の上に「妙法」という文字を入れます。

あわせて読みたい 「どの宗派でも位牌は好みの種類を選んでよい」は本当に正しいか 位牌を手配することになったが、どの種類を選べばよいかがわからないという方もいるのではないでしょうか。位牌の種類は宗派によって… 続きを見る

本位牌の「開眼供養」とは

四十九日法要の際に、故人の魂を本位牌に移す「開眼供養」という儀式が行われます。大切な意味が込められた儀式なので、内容を理解しておきましょう。

ここからは、開眼供養の意味や流れについて解説します。

開眼供養の意味

開眼供養は、「開眼法要(かいげんほうよう)」「魂入れ」とも呼ばれる儀式です。僧侶に読経をしてもらい、位牌に故人の魂を宿すために行います。開眼供養を行うことによって、位牌は「もの」から「魂の入った礼拝の対象」に変わります。

開眼には、仏像を作るときに「最後に目を描き込むことで仏像の目を開き魂が入る」という意味があります。日本で初めての開眼供養は、752年の東大寺大仏の建立時だといわれています。

仏像の開眼供養を応用して、お墓や仏壇、位牌にも取り入れるようになったのが現在の開眼供養です。

開眼供養のタイミング

開眼供養は、四十九日法要のときに行うのが一般的です。故人の死後すぐに用意した白木位牌から、本位牌に魂を移します。新しい位牌を作るときだけでなく、古くなった本位牌を新しく作り替える場合にも魂を移す必要があるので、開眼供養を行います。

作り替えの際には、古い位牌から魂を抜く「閉眼供養(へいがんくよう)」を行ってから新しい位牌に「開眼供養」をしてもらいましょう。

開眼供養の儀式の内容

開眼供養の儀式では、僧侶が読経をして参列者が焼香をします。供養の際に必要なものは、以下の通りです。

・本位牌
・白木位牌
・線香
・花
・赤いろうそく
・お菓子や果物などのお供えもの

※赤いろうそくは、お墓の建立時など大切な仏事の際に使用されます。

開眼供養が終わると白木位牌は不要になるので、お寺に納めてお焚き上げをしてもらいましょう。

引き続き四十九日法要を行う場合は、ろうそくを白にて開眼供養用のお供え物は下げましょう。法要が終わったら、僧侶にはお布施を、参列者には返礼品を渡しましょう。会食を予定している場合は、会場に移動します。

服装は、開眼供養のみ執り行う場合は礼服着用でも問題ありませんが、四十九日法要と合わせて行う場合には、喪服を着用して参列した方がいいでしょう。

簡単Web注文!本位牌の準備は「小さなお葬式」

「小さなお葬式」では、本位牌のご注文をWebで承っています。

メールまたはFAXで、文字入れの原稿を送信いただくだけですので、時間をかけられない方にもおすすめです。位牌の原稿とご入金確認後、10日前後でお届けできます。お急ぎの場合はお早めに注文ください。種類は3つ、価格は21,800円(税込23,980円)で、送料・文字入れ込みの価格です。


まとめ

この記事では、本位牌の意味や位牌の種類、開眼供養について解説しました。仏壇に合った本位牌を準備して、心を込めた供養をしましょう。

小さなお葬式では、仏壇と位牌のセットもご用意しています。本位牌の準備に関して不安のある方や、仏壇や位牌の購入を検討している方はお気軽にご相談ください。

小さなお仏壇

 監修 
小さなお葬式アイコン
小さなお葬式
小さなお葬式はお葬式からお墓のことまで、従来では不明瞭だった価格を明確にしました。日本全国で利用できる、高品質かつ低価格の葬儀サービスを運営しています。

葬儀に関するお問い合わせは「小さなお葬式」へ

葬儀に関するご準備は事前に行うことが大切です。いざという時困らないように、葬儀全般に関する疑問は、「小さなお葬式」へお問い合わせください。24時間365日専門スタッフがお客様のサポートをさせていただきます。

小さなお葬式LINE公式アカウント
  • LINE
  • hatena
  • copyicon
  • URLをコピーしました!

関連する記事