遺影の選び方のポイントは?準備すべきことや処分方法まで解説

遺影の選び方のポイントは?準備すべきことや処分方法まで解説

故人の遺影写真は、葬儀を行う際に必要になります。遺影写真は遺族が準備することが一般的ですが、生前に自分で用意しておく人もいます。いざというときのために、どのような写真が遺影にふさわしいのか選び方のポイントを押さえておくと安心です。

この記事では、遺影にふさわしい写真の選び方のポイントや遺影の準備の進め方、処分方法について解説します。

こんな人におすすめ

遺影写真の選び方を知りたい方

「生前遺影撮影」に興味がある方

遺影の処分方法を知りたい方

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遺影とは

葬儀の際に祭壇に飾られているイメージが強い遺影ですが、そもそも遺影とはどのようなものなのでしょうか。また、最近では写真の加工技術が進歩していますが、遺影写真も加工できるのでしょうか。

ここからは、遺影の概要や写真加工、飾るためのフレームの種類について解説します。

遺影とは何か

遺影とは生前の故人の姿を写した写真のことで、葬儀の際に祭壇の中心に飾られます。参列者は、遺影を見ながら故人に語りかけて亡くなったことを偲びます。遺影は通夜までに準備する必要があります。

祭壇に飾られる遺影は大きいサイズのものですが、ほかにも仏壇用・焼香用の小さいサイズの遺影もあります。

写真加工もできる

遺影写真は編集したり加工したりできるので、一見遺影には使えないような写真でも、以下のような加工を施して遺影にふさわしい写真に仕上げることができます。

・複数名で写っている写真から故人の部分だけをトリミングする
・明るさや色味を調整する
・背景を故人にふさわしい場所に変更する
・服を着せ替える
・サイズを大きくする

遺影のサイズやフレーム

遺影写真のサイズには明確なきまりはありません。ただし、祭壇や出棺用、焼香台や仏壇用では適切なサイズが異なります。

用途別の写真サイズは以下の通りです。

用途 サイズ
祭壇・出棺用 四つ切り
(縦305mm×横254mm)
A4
(縦297mm×横210mm)
焼香台・仏壇用 L判
(縦127mm×横89mm)
キャビネット
(縦165mm×横120mm)
2L
(縦178mm×横127mm)

家族葬では、大きいサイズの遺影ではなく「キャビネットサイズ」が使われることがあります。フレームは、黒の漆塗りのものが使用されることが一般的でしたが、最近では色とりどりのフレームが登場して選べる幅が広がっています。故人の雰囲気や人となりに合ったものを選ぶとよいでしょう。

<関連記事>
遺影フレームに決まった色は存在する?フレームの購入方法も紹介

遺影の選び方のポイント

遺影を選ぶ際は、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。写真を加工できるからといって、どんな写真を選んでもよいわけではありません。

ここからは、遺影写真の選び方のポイントについて解説します。

遺族が気に入っている写真

遺影は葬儀後も法要の際に飾ったり仏壇に安置したり目にする機会が多い写真なので、遺族が気に入っている写真を選ぶとよいでしょう。故人の人柄が伝わってくるような自然な表情の写真を選ぶことをおすすめします。

ピントが合っている写真

遺影写真は元の写真を引き伸ばして作成されることが多いので、ピントが合っている写真を選ぶことも大切です。以下の点に注意して写真を選びましょう。

・ピントが合っている
・故人が大きく写っている
・顔がはっきりとわかるもの
・カメラ目線のもの

背景や服装

写真の背景は加工で修正できるので、あまり気にして選ぶ必要はありません。故人らしいものが背景に写りこんでいる場合は、加工せずにそのまま使用することもあります。

服装についても、何を着ていても問題ありません。着物やスーツ姿にしたい場合は、写真を加工して合成することもできます。

撮影時期

遺影に使用する写真は、直近で撮影されたものから選ばれることが一般的です。あまりにも昔に撮影された写真を選んでしまうと、直近の故人の印象に合わなくなってしまいます。

ただし、闘病などで亡くなる直前まで入院していた場合は、元気な姿で写っている写真を選びましょう。あまりにも昔の写真でない限り、撮影時期について気にする必要はありせん。

<関連記事>
遺影写真の特徴や選び方は?生前に準備する方法も解説!

生前に遺影を準備する

遺族は、葬儀準備の合間を縫って通夜までに遺影を用意しなければなりません。最近では、人生の終わりのための活動である「終活」の一環として、生前に遺影を自分で準備しておく方もいます。

ここからは、生前に遺影写真を準備する方法について解説します。

普段から写真を撮っておく

普段から写真を撮っておくといざというときに役に立つでしょう。遺影写真を撮ろうと意識しなくとも、日頃から家族や友人と写真を撮っておくことで自然な表情の写真を残しておけます。

遺影にならなかったとしても、遺族にとってかけがえのない思い出になります。旅行先などで、美しい景色を背景にして写真を撮ることを心がけてみてください。

生前遺影

生前遺影を準備する方法は、手元にある写真を加工する方法とフォトスタジオを利用する方法の2通りから選べます。

自分で写真を用意する場合は、一人で写っているピントの合った写真を使用するとよいでしょう。自分好みに加工できる点や、業者に依頼するよりも安価で済む点がメリットですが、編集ソフトに関する知識が必要です。

フォトスタジオを利用する場合は、プロのカメラマンによる撮影技術で自然な表情を引き出してもらえる点がメリットです。メイクや写真加工もセットになっていることが多いので、高品質の遺影写真を準備することができるでしょう。

遺影写真を準備したあとは、写真の保存場所について家族に伝えておくことも大切です。

<関連記事>
「生前遺影」で自分らしい遺影写真を残す方法

遺影の処分

葬儀後、遺影は床の間や仏壇、和室の長押(なげし)などに飾られます。飾る場所がない場合は、フレームごと包んで保管したりフレームから写真を取り出してアルバムに収めたりします。

遺影には宗教的な意味合いはないので、処分する場合は一般の家庭ごみとして処分できます。故人の写真をごみとして扱うことに抵抗がある方は、お寺や神社に納めてお焚き上げをしてもらうことをおすすめします。ただし、法事で使う場合もあるので、しばらくは保管しておいたほうがよいでしょう。

<関連記事>
葬儀に使用する遺影とは?準備の仕方から処分・保管の方法まで徹底解説

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まとめ

通夜や葬儀の際に、遺族や参列者は遺影写真を見たり語りかけたりしながら故人を偲びます。家族や友人と普段から写真を撮っておくと、いざというときに撮りためた写真の中から遺影写真を選べるでしょう役立つでしょう。

小さなお葬式では、遺影加工サービスの「nocos(ノコス)」を提供しています。遺影の準備や葬儀に関するお悩みをお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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