さまざまな事情により、遺骨を海外へ輸送しなければならない場合があります。ただし、身近に遺骨を移送したことのある方は、あまりいないのではないでしょうか。
この記事では遺骨を海外輸送する際のポイントや方法について解説します。あわせて、遺体のままで海外移送はできるのか、国内移送の手段などについても紹介します。
<この記事の要点>
・遺骨は海外輸送することができる
・遺骨の輸送は、国によって手続きが異なるので注意が必要
・飛行機で遺骨を移送する場合は手荷物として持ちこむ
こんな人におすすめ
遺骨を海外輸送したい、または海外から日本国内に輸送したい人
遺骨を海外輸送する際の注意点を知りたい人
あわせて日本国内での遺骨を移送する方法を知りたい人
遺骨の海外輸送は可能です。大きく分けると、「専門の業者に依頼して移送してもらう方法」と「手持ちで移送する方法」があります。
どちらの方法で移送するとしても、注意すべき点や行わなければならない手続きがありますので確認しておきましょう。
遺骨を海外輸送する際には、押さえておきたいポイントがあります。日本国内から海外へ遺骨を輸送する場合と、海外から日本国内へ遺骨を輸送する場合とで押さえるべきポイントは異なります。それぞれ解説します。
日本国内から海外へ遺骨を輸送する場合は、輸送先となる国の規則や法律に従う必要があります。国によって必要となる書類や手続きが異なるため、前もって確認しておきましょう。
また、飛行機で海外輸送をする場合には、航空会社のルールに従う必要もあります。遺骨は基本的には手荷物として取り扱われますが、航空会社によって必要な書類などが異なります。こちらについても事前に確認しておくことをおすすめします。
海外で日本人の家族が亡くなり、日本国内に輸送したい場合、海外で火葬された遺骨を日本で納骨するために改葬許可申請が必要となります。申請者が居住する自治体で改葬許可証を申請し、発行されれば遺骨を国内に持ち込めます。
自治体によっては、受入証明書や死亡証明書などの書類も必要となることがありますので、事前に確認しておきましょう。
遺骨を海外輸送する際には、注意しなければならないことがあります。海外輸送の方法や、輸送時に配慮すべき点について解説します。ルールを守って、確実に輸送しましょう。
骨壺に入った遺骨を梱包し、通常の荷物としてゆうパックを使って遺骨を郵送できます。ただし、ゆうパックで送れるのは国内に限られるため、海外への送骨はできない点に注意が必要です。海外輸送をする際には、専門業者による送骨サービスなどを利用しましょう。
送骨サービスで遺骨を海外移送する際には、骨壺と遺骨が壊れてしまわないようにしっかりと梱包しましょう。
ネット通販などで梱包材などがセットになった送骨キットを利用するのもおすすめです。
自分で移動手段を使って持ち運ぶのではなく、送骨サービスを利用して移送する場合、受け取る相手にきちんと届くようしましょう。
配送されても相手が受け取れない場合には、返送されてしまう可能性があるため、あらかじめ相手に連絡を取り承諾を得ておく必要があります。
飛行機を使って海外輸送する場合、荷物として預け入れるのではなく、機内持ち込みの手荷物として持っていくのが一般的です。
金属製の骨壺の場合、X線検査において中身のチェックを求められる可能性があるため注意が必要です。金属製ではない骨壺を利用するなど、あらかじめ航空会社に問い合わせておくことをおすすめします。
飛行機で遺骨を海外輸送する場合、マナーとして遺骨を持ち込んでいることがわからないように周囲の搭乗客に配慮しましょう。
風呂敷に包んだり遺骨専用のバッグに入れるなど、他の乗客に不快感を与えないように気を付ける必要があります。
火葬をせずに遺体のまま海外移送をする場合は、エンバーミングを施し、航空貨物として運ぶのが基本です。
日本に到着後は、空港からの移送手段を確保しておく必要があります。また、これらを合計すると相当な費用がかかるため現実的ではないといえるでしょう。
日本国内で他の地域に遺骨を移送する方法としては、前述したようにゆうパックでの送骨と電車やバス、タクシーなどの公共交通機関を利用しての移送があります。遺骨を移送するための特別な許可は必要ありません。また、飛行機を利用しての移送があります。
いずれの方法を取るにせよ、遺骨を持ち歩く際にはできるだけ目立たないように運ぶことがトラブルを避けるためのポイントです。
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遺骨を海外輸送することは、専門業者に依頼するか、自分で移送するかのどちらかの方法により実行可能です。適切な手続きを踏んだ上で、マナーを守って輸送しましょう。
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