逝去のお知らせ(訃報)の送り方・マナーは?文例や返信例、注意点を解説

逝去のお知らせ(訃報)の送り方・マナーは?文例や返信例、注意点を解説

逝去のお知らせ(訃報)は、死亡を知らせる通知です。逝去のお知らせにはマナーがあるため、いざという時のために知っておきましょう。

この記事では、逝去のお知らせの送り方やマナーについて解説します。文例や返信例もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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こんな人におすすめ

逝去のお知らせ(訃報)の内容と連絡範囲を知りたい人

逝去のお知らせ(訃報)を受けた際の対処方法を知りたい人

逝去のお知らせ(訃報)の文例や返信例を知りたい人

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「訃報」は逝去のお知らせ

訃報とはどのような意味なのか知らない人も多いでしょう。ここでは、訃報の意味や訃報連絡のタイミング、訃報連絡の内容について詳しく解説します。

訃報とは

訃報とは、死亡のお知らせのことです。「けいほう」「とほう」と読み間違える人も多くいますが、訃報(ふほう)と読みます。訃報と似た言葉に「悲報(ひほう)」がありますが、悲報は悲しいお知らせという意味で、死亡したことを知らせるものではありません。

訃報連絡のタイミング

家族や親戚への訃報連絡は、遺体を自宅や葬儀場に安置した後に行います。この時点では、通夜や葬儀の日程が決まっていないことが多いため、後日改めてスケジュール等を連絡することを伝えておきましょう。

訃報連絡の内容

訃報連絡では主に以下の内容を伝えます。

・故人の氏名
・死亡日時と死因
・葬儀形態と宗派
・喪主の氏名と連絡先

通夜や葬儀のスケジュール等が決まっていれば、伝えるようにしてください。

逝去のお知らせ(訃報)を連絡する範囲と順番

逝去のお知らせを、誰に・どのような順番でしたらよいのかわからない人も多いのではないでしょうか。ここでは、逝去のお知らせ(訃報)を連絡する範囲と順番を紹介します。

1.親族

まずは、3親等以内の親族に伝えましょう。3親等とは、曽祖父・曾孫・伯父伯母(叔父叔母)・甥姪が該当します。故人の配偶者の兄弟姉妹の配偶者は含まれません。遠方に親戚がいる場合は、スケジュール調整の面もあるため、早めに連絡するとよいでしょう。

2.寺院・葬儀社

通夜・葬儀の日程を決めるために、寺院・葬儀社に連絡します。菩提寺(ぼだいじ)がある場合は、僧侶の予定も確認し、スケジュールを打ち合わせて決めましょう。訃報連絡で葬儀のスケジュールを親族に伝えたい場合は、先に寺院・葬儀社に連絡してもかまいません。

3.故人の友人・知人

生前に故人と交友していた人に連絡しましょう。故人が勤めていた会社の関係者や友人、知人などです。その際に、通夜・葬儀のスケジュールや場所など詳細を伝えます。訃報を伝えた友人に、周囲の方に連絡を取ってもらえるよう依頼するのがよいでしょう。

4.自身の会社関係者

働いている人であれば、通夜や葬儀の際には会社を休まなくてはいけないため、自身の会社関係者にも連絡しましょう。忌引き手続きのために、通夜や葬儀のスケジュールが決まってから連絡することが大切です。

直属の上司には電話で伝えて、そのほかの社員にも伝えてもらうようにお願いするとよいでしょう。

5.自治体の代表者

葬儀の詳細を自治体の代表者にも伝えましょう。場合によっては、葬儀のお手伝いを依頼することも可能です。自治体に連絡することで、地域周辺の人たちにも伝わるでしょう。

逝去のお知らせ(訃報)の連絡手段

逝去のお知らせの連絡手段は主に、電話・メール・はがき・SNS・新聞のお悔やみ欄の5つです。ここでは、連絡手段ごとの伝え方を紹介します。

電話

電話で連絡する方法は、迅速に知らせられるメリットがあります。ただし、相手が都合良く電話に出られるとは限りません。留守電の際には、メッセージを残すようにしましょう。

メール

メールでの連絡方法は、手軽かつ素早く送れるメリットがあります。しかし、訃報を伝える相手との関係性は考えなくてはいけません。

メールは訃報を伝える正式な方法ではないため、マナー違反とまではいきませんが、目上の人に対しては失礼であると受け取られてしまう恐れがあります。

はがき

手紙やはがきは、多くの人に知らせやすいのがメリットです。ただし、はがきが相手に届くまでは時間がかかる点に注意しなくてはいけません。「はがきが届く頃には通夜・告別式が終わっていた」とならないように、送るタイミングには気をつけましょう。

SNS

電話・メールのほかにも、InstagramやFacebook等のSNSやLINEのようなメッセージアプリで知らせる方法もあります。いまではインターネットやSNSが普及しているため、SNSやメッセージアプリを利用している人がほとんどです。メールよりも手軽に送ることができるというメリットがあります。

しかし、メール同様、送る相手との関係性に気をつけないとマナー違反と捉えられるため注意しましょう。

新聞のお悔やみ欄

新聞のお悔やみ欄を活用して訃報を伝える方法もあります。故人の交友関係が広く、多くの人に伝えたい場合は有効です。ただし、伝えたい人が確実に新聞を読むとは限らない点に注意しましょう。

新聞社によって、掲載費用や申込期限などがあるため、早めに確認しておくことをおすすめします。

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逝去のお知らせ(訃報)を受けた際の対処方法

逝去の知らせを受け、急な出来事にパニックになってどうしたらよいのかわからなくなる人も多いでしょう。ここでは、逝去の知らせを受けたときに取るべき行動を3つ紹介します。

弔問する

故人と親しい関係性の場合、可能な限り弔問に駆けつけましょう。そして遺族にお悔やみの言葉や哀悼の意を伝え、通夜や葬儀の手伝いをする旨を伝えてみてください。

電報を送る

仕事の都合や遠方に住んでいるなど、すぐに弔問できない場合は取り急ぎ電報を送りましょう。スケジュールに都合がつき次第弔問するか、遺族にお悔やみの手紙を送ってください。

お悔やみの言葉のマナー

お悔やみを伝える際に、こちらから故人の死因を尋ねることはマナー違反であるため気をつけましょう。一般的なお悔やみの言葉は下記の通りです。

「このたびは誠にご愁傷さまでございます。心からお悔やみ申し上げます」

逝去のお知らせ(訃報)の文例・返信例

身内が亡くなった際には逝去のお知らせをする必要がありますが、どのように知らせるのが最善なのかわからない人も多いでしょう。また訃報を受け取った際も、どのように返事したらよいか戸惑ってしまうものです。

ここでは、訃報を伝える際の基本的なマナーと、連絡手段別の文例や返信例を紹介します。

逝去のお知らせ(訃報)の基本マナー

逝去のお知らせをする際は、以下の基本マナーを押さえておきましょう。

・句読点は使用しない
・不適切な言葉(忌み言葉・重ね言葉)を使わない
・できる限り簡潔に伝える

句読点を使用しないのは、「葬儀が途切れることなく無事に終わるように」という意味があります。

重ね言葉は「重ねる」「たびたび」「再三」「どんどん」「だんだん」「みるみる」「いよいよ」といった不幸の繰り返しを連想させる言葉のことです。また、忌み言葉は「4」「9」「死」「苦」「シクラメン」「シネマ」といった不幸を連想させる言葉を指します。

忌み言葉はキリスト教か仏教かによっても異なります。訃報には時候の挨拶は不要であるため、簡潔に内容を伝えましょう。

電話で連絡する場合の文例・返信例

【親族への文例】

〇〇(故人)の長男の〇〇です。先日、母の〇〇が〇月〇日に事故で亡くなりました。遺体は現在〇〇に安置しています。

通夜・告別式については後日詳細をお伝えいたします。葬儀は〇〇式(宗教形式)で執り行います。私の電話番号は〇〇ですので、何かあればご連絡ください。

【返信例】

お辛い中ご連絡ありがとうございます。また日程が決まりましたらご連絡ください。お手伝いにお伺いいたします。

【故人の知人への文例】

突然の連絡で申し訳ございません。〇〇(故人)の長女の〇〇です。先日、入院していた父の〇〇が〇月〇日に亡くなりました。生前はお世話になり、心から感謝申し上げます。

【返信例】

このたびはご愁傷さまでございます。何かお手伝いできることがあればおっしゃってください。

【故人の会社関係への文例】

お世話になっております。〇〇部署の〇〇(故人の氏名)の娘の〇〇です。先日、入院していた父の〇〇が〇月〇日に亡くなりました。通夜は〇〇メモリアルホールで〇月〇日〇時、告別式も同様に〇〇メモリアルホールで〇月〇日〇時に執り行います。

お手数をおかけして申し訳ございませんが、関係する社員のみなさまにお伝えいただけますと幸いです。私の電話番号は〇〇ですので、何かございましたらご連絡ください。

【返信例】

心からお悔やみ申し上げます。今後の日程も承知いたしました。ご冥福をお祈りいたします。

メールで連絡する場合の文例・返信例

【親族や知人への文例】

〇〇(故人)の長男の〇〇です
先日 母の〇〇が〇月〇日に事故で亡くなりました
遺体は現在〇〇に安置しています
通夜 告別式については以下の日程で執り行います

通夜 〇月〇日(火)〇時〜
告別式 〇月〇日(水)〇時〜〇時
斎場 〇〇メモリアルホール(住所 〇〇-〇〇 電話 〇〇-〇〇-〇〇)
喪主 〇〇(長女)

令和〇月〇日

【返信例】

お悔やみ申し上げます

お辛い中ご連絡ありがとうございます
急な訃報に驚きを隠せません
何かお手伝いできることがあればおっしゃってください
ご冥福をお祈りいたします

【勤務先への文例】

令和〇月〇日 〇〇部部長 〇〇様

先日 入院中の父が〇月〇日に息を引き取りました
下記ご報告申し上げます

死亡者氏名 〇〇(享年〇〇歳)
続柄 実父
死亡日 〇月〇日
その他 〇月〇日〜〇月〇日の〇日間 忌引き休暇を申請いたします

休暇中の連絡先は〇〇までご連絡ください

令和〇月〇日

【返信例】

お悔やみ申し上げます

お辛い中ご連絡ありがとうございます
急な訃報に驚きを隠せません
心からご冥福をお祈りいたします
略儀ながらメールにて失礼いたします

【社内への文例】

各位
〇〇部 〇〇殿の御尊父 〇〇様におかれまして 〇月〇日にご逝去されました
通夜および告別式は下記のとおり執り行われます

死亡者氏名 〇〇(享年〇〇歳)
続柄 実父
死亡日 〇月〇日
斎場 〇〇セレモニーホール(住所 〇〇-〇〇 電話番号 〇〇)
喪主 〇〇(故人との続柄 御長男)

〇〇部 〇〇
電話番号 〇〇
MAIL 〇〇@〇〇

【返信例】

突然のことで驚きを隠せません
スケジュール承知いたしました
心からご冥福をお祈りいたします

【社外への文例】

〇〇株式会社御中
弊社代表取締役社長 〇〇義は入院中でしたが 令和〇月〇日に息を引き取りました

生前中賜りましたご厚誼に心より御礼申し上げます
通夜および告別式は下記のとおり執り行います

通夜 〇月〇日(火)〇時〜
告別式 〇月〇日(水)〇時〜〇時
斎場 〇〇メモリアルホール(住所 〇〇-〇〇 電話番号 〇〇)
喪主 〇〇(長女)
葬儀委員長 〇〇株式会社 専務取締役〇〇
お問い合わせ先 人事課〇〇 電話番号〇〇 MAIL〇〇@〇〇

【返信例】

〇〇株式会社 〇〇様
このたびは〇〇様の訃報に際し 大変驚いております
心より哀悼の意を表します
今後の日程も承知いたしました
心よりご冥福をお祈りいたします

SNSで連絡する場合の文例・返信例

〇〇義 先日 交通事故により〇月〇日〇時に亡くなりました
通夜 告別式については以下の日程で執り行います

通夜 〇月〇日(火)〇時〜
告別式 〇月〇日(水)〇時〜〇時
斎場 〇〇メモリアルホール(住所 〇〇-〇〇 電話 〇〇)
喪主 〇〇(長女)

生前は大変お世話になりました
取り急ぎお知らせ失礼いたします

【返信例】

お悔やみ申し上げます

お辛い中ご連絡ありがとうございます
突然のことで驚きを隠せません
何かお手伝いできることがあればおっしゃってください
ご冥福をお祈りいたします

はがきで連絡する場合の文例・返信例

母〇〇儀 事故により療養中でございましたが
去る〇月〇日〇時に亡くなりました
ここに謹んでご通知申し上げます
葬儀は故人の生前の意志により
近親者にて〇月〇日に滞りなく相済ませました
生前中賜りましたご厚誼に心より御礼申し上げます

令和年〇月〇日
〒〇〇-〇〇
東京都〇〇
喪主 〇〇

【返信例】

お悔やみ申し上げます

お辛い中ご連絡ありがとうございます
突然のことで驚きを隠せません
心からご冥福をお祈りいたします

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まとめ

訃報(逝去のお知らせ)とは、亡くなったことをお知らせするものです。逝去のお知らせをしたり、逝去のお知らせを受けたりした場合は、この記事で紹介した、連絡すべき人や順番、連絡手段、伝え方、マナーを押さえておくとよいでしょう。

そのほか、葬式に関する疑問点や不安な部分があれば、ぜひ「小さなお葬式」へご相談ください。24時間365日専門のスタッフがお客様の疑問にお答えいたします。

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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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