真宗興正派とは?歴史や本山の特徴・宗派の目指す姿勢を解説

真宗興正派とは?歴史や本山の特徴・宗派の目指す姿勢を解説

真宗興正派(しんしゅうこうしょうは)と聞いて、どのような宗教なのかイメージしにくいと感じる方もいるでしょう。真宗興正派は浄土真宗系の宗派で、親鸞が開祖になっている宗派です。

この記事では真宗興正派の特徴や考え方を解説します。仏壇の祀り方に関心がある方にも参考となる内容です。

<この記事の要点>
真宗興正派は親鸞を開祖とし、法然上人の影響を受けた浄土真宗の一派である
本山は京都府にあり、「興正寺御影堂」と「霊山本廟」が主要な施設である
真宗興正派の仏壇では、年忌法要には赤いロウソク、故人の命日には白のロウソクを使用する

こんな人におすすめ

真宗興正派について知りたい人

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真宗興正派とは

真宗興正派になじみのない方にとっては、どのような歴史のもとに現在の形が成立しているのか気になるでしょう。ここでは真宗興正派の概要を解説します。

真宗興正派の歴史

真宗興正派の歴史は、鎌倉時代までさかのぼります。浄土真宗の開祖として知られる親鸞が宗祖といわれており、興正派は浄土宗の開祖である法然上人の影響を受けています。そのため浄土宗にも似た考えがあり、仏に帰依する者が救われるといった価値観も備えるようになりました。

真宗興正派は浄土真宗のひとつ

真宗興正派は、浄土真宗の一派として扱われる宗派です。自らの修練だけでなく、仏の慈悲によって浄土へ導かれるという考え方を持っています。真宗興正派を深く知りたいのであれば、浄土真宗の思想から学ぶのも選択肢のひとつといえるでしょう。

真宗興正派のお経

真宗興正派で使うお経は、浄土三部経(じょうどさんぶきょう)といわれるもので、仏の考えや浄土の世界における話が説かれています。「仏説観無量寿経」「仏説無量寿経」「仏説阿弥陀経」の三経典を使うのが特徴です。ただし他宗派で唱えることが多い般若心経は使用しません。浄土真宗の一派である以上、教えに含まれない内容をあえて唱える必要はないためです。

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真宗興正派の本山・お寺

真宗興正派には、本山とお寺が存在します。一方で国内のどこにあるのか聞いたことがないという方も少なくないでしょう。ここでは真宗興正派の本山とお寺をそれぞれ紹介します。

本山が位置する場所

真宗興正派の本山は京都府に位置しています。興正寺御影堂と呼ばれるお寺が建立しています。さらに同じく京都府内にある霊山本廟(りょうぜんほんびょう)も、2014年から真宗興正派の本山として境内入りしているのがポイントです。真宗興正派信徒からは納骨所としても使われています。

お寺が集中しているのは香川県

真宗興正派のお寺が最も集中しているのが香川県です。真宗興正派のお寺は全国で450寺以上存在しますが、香川県ではそのうちの約40%を香川県が占めています。県全体で見ても約半数近くが真宗興正派のお寺となっています。全国的にも珍しい集中度を誇るため、注目されやすいともいえます。

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真宗興正派本山興正寺の見どころ

真宗興正派の本山である興正寺には、2つの見どころが存在します。観光時や宗派の理解を深める際に、知識として押さえておきましょう。ここでは真宗興正派本山興正寺の特徴について解説します。

親鸞の真影を安置する「御影堂」

御影堂(ごえいどう)では、親鸞の御真影(ごしんえい)を安置しています。1912年に再建されており、興正寺の中では最大規模の大きさを誇るのが特徴です。一方2018年に起きた大阪の地震と台風被害により、御真影が阿弥陀堂に移動しています。2022年時点では修復工事が完了しているため、安心して入場できるようになりました。

本尊を安置する「阿弥陀堂」

御影堂に隣接する形で建立しているのが、阿弥陀堂(あみだどう)です。御影堂と高さは変わらないものの、御影堂の半分程度の広さで、正面にはご本尊とされる阿弥陀如来像が安置されています。内装にこだわりがあり、本尊を近くに感じながら観光できるのがポイントです。

真宗興正派が掲げる3つの教化運動

真宗興正派では、3つの行動を推進しています。お参りすることでどのようなご利益があるのか、気になる方もいるでしょう。ここでは真宗興正派が掲げる3つの行動を紹介します。

仏の願いを聞き入れること

仏の願いを積極的に聞き入れる重要性を説いています。仏がお参りした一人ひとりに対して、救いがあるよう願いをかけているためです。その願いを聞くのがお寺であり、他人のためではなく自分自身が聞くために、これまでとこれからのことを考える時間にあてましょう。

仏に手を合わせ命に感謝すること

家族そろって仏に手を合わせることです。手を合わせることで、この世に生を受けたことの尊さを知ることができます。家族や大切な人と一緒に手を合わせる中で、命の大切さを感じるのが重要です。

柔和な心でお互いを認め合うこと

自分以外の価値を認められるようになることです。他者に対する共感や理解を深めていけば、柔和な心でお互いを認め合えるようになります。利己的な心を捨てて、自分も相手も大切にできる精神を育みましょう。

真宗興正派の仏壇の祀り方

真宗興正派における仏壇では、三具足とロウソクが重要です。年忌法要がある場合は赤いロウソク、故人の命日にお参りする際は白いロウソクを使います。仏壇の中央には花とお香、灯明の三具足を並べましょう。

お参りの際は、焼香を2回した後に合唱と礼拝をします。簡易的な儀式ですが、礼拝時には故人を偲び、感謝の気持ちを伝えましょう。

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まとめ

真宗興正派とは浄土真宗の一派で、親鸞が開祖と考えられています。仏に帰依する者が救われるという価値観を持つのが特徴です。

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