近年、寺院や霊園が遺族の代わりにお墓を管理し、遺骨を供養してくれる「永代供養」という供養方法に注目が集まっています。どのようなメリットがあり、永代供養が選択されているのでしょうか。また、デメリットがあるのかも気になるところです。
この記事では永代供養墓の種類を紹介し、永代供養墓の種類別にメリットとデメリットを解説していきます。
<この記事の要点>
・永代供養墓には個別安置型、集合安置型、合祀型の3種類がある
・個別安置型は費用が高いが、契約期間中は個別に供養でき、遺骨を取り出すこともできる
・合祀型はもっとも費用を抑えられるが、遺骨を取り出すことができず、他人の遺骨と一緒に供養される
こんな人におすすめ
永代供養を考えている人
永代供養墓の種類に悩んでいる人
遺骨の安置方法によって、永代供養墓は3種類に分類されます。それぞれの永代供養墓の特徴を説明していきますので、どのような埋葬方法があるのかを理解しておきましょう。
個別安置型は、一般的なお墓と同じように、個別のスペースに単独のお墓を建てて遺骨を供養するタイプの永代供養墓です。
一般のお墓に、永代供養サービスを加えたもので、夫婦で入ったり、家族で入ったりすることができます。ただし永代供養の契約期間が終了した後は、他の遺骨と合祀されることに注意が必要です。
集合安置型は、遺骨はそれぞれの骨壷に納められてはいるものの、骨壷は他の人と同じ場所に安置されるタイプの永代供養墓です。
骨壺のまま納められるため、遺骨が他の人のものと混ざる心配がなく、後から遺骨を取り出すこともできます。
お墓のシンボルとなる石碑、樹木などは他の人と共有するため、個別安置型と比べると費用が抑えられるのが特徴です。
合祀型は、遺骨を骨壷から取り出して、他の人の遺骨と一緒に埋葬するタイプの永代供養墓です。
他人の遺骨と混ざってしまうため、後から個別に遺骨を取り出すことはできません。ただし、永代供養墓の中で最も費用が抑えられる埋葬方法です。
<関連記事>
永代供養とは何か?費用やメリット・デメリット、失敗しない選び方も
合祀墓とはどのようなお墓か。メリットやデメリットを解説します
ここからは、永代供養墓の種類別ごとに、どのようなメリットとデメリットがあるのかを見ていきます。まずは、個別安置型の永代供養墓について解説しますので、お墓を選ぶ際の参考にしてください。
遺骨を他の人と分けて納めるため、後から取り出したくなった際にも対応ができます。また、お墓が個別になっているため、故人と向き合ってお参りをすることができます。
契約期間中であれば、一般のお墓と変わらないため、親族にも受け入れてもらいやすいでしょう。
契約期間が定められており、一定期間が経過した後は合祀され、他の人の遺骨と一緒になってしまいます。
ただし、期間を延長することが可能な場合もありますので、墓地管理者である寺院や霊園に相談してみましょう。もう1つのデメリットは、費用が比較的高いということです。
次に、集合安置型の永代供養墓のメリット・デメリットについて解説します。他のタイプと共通している部分と異なる部分がありますので、注意が必要です。
骨壷のまま埋葬されているため、後から取り出したい場合にも対応が可能です。
また、礼拝の対象であるシンボルは他の人と共有になりますが、あくまでも遺骨は個別の状態になっているため、故人に向き合ってお参りができます。個別安置型よりも費用が抑えられる点も、メリットといえるでしょう。
契約によりますが、一定期間経過後は、他の人の遺骨と合祀される場合があります。また骨壷として個別に遺骨は安置されているものの、他の人の遺骨と並べてあり、シンボルが共有となっているため、手を合わせる際に気になる人もいるでしょう。
合祀型の永代供養墓のメリットとデメリットについて見ていきましょう。メリットだけでなく、デメリットについても把握した上で、埋葬方法を選ぶことが重要です。
合祀型の永代供養墓のメリットは、永代供養墓の中で最も費用を安く抑えられることです。また、身寄りのない方や独身の方も一緒にお墓に入るため、寂しさを感じにくい点もメリットであるといえるでしょう。
遺骨を他の人のものと混ぜてしまうため、後から遺骨を取り出すことはできず、改葬したくても対応できない場合がほとんどでしょう。
また、家族や親族が、遺骨を他人と混ぜてしまうことに抵抗があり、合祀を受け入れてもらえない場合もあるでしょう。
<関連記事>
永代供養はいくらかかる?タイプ別の費用目安やメリット・デメリットを解説
「小さなお葬式」では、無料の資料をご請求いただいた方全員に「喪主が必ず読む本」をプレゼントいたします。
喪主を務めるのが初めてという方に役立つ情報が満載です。いざというときの事前準備にぜひご活用ください。
\こんな内容が丸わかり/
・病院から危篤の連絡がきたときの対応方法
・親族が亡くなったときにやるべきこと
・葬儀でのあいさつ文例など
「小さなお葬式」では、お電話・WEBから資料請求をいただくことで、葬儀を割引価格で行うことができます。お客様に、安価ながらも満足できるお葬式を心を込めてお届けいたします。
小さなお葬式は全国4,000ヶ所以上※の葬儀場と提携しており、葬儀の規模や施設の設備などお近くの地域でご希望に応じた葬儀場をお選びいただけます。(※2024年4月 自社調べ)
永代供養墓は大きく分けて3種類あり、特徴やメリット・デメリットが異なります。それぞれの永代供養墓の違いをよく理解した上で、どのようなお墓にするのかを検討しましょう。
小さなお葬式では、葬儀に精通したコールスタッフが、24時間365日、通話無料でご連絡をお待ちしております。永代供養墓のメリット・デメリットについて知りたい方や、葬儀についての疑問をお持ちの方は、ぜひ小さなお葬式へご相談ください。
お亡くなり後の手続き・直近の葬儀にお悩みの方は 0120-215-618 へお電話ください。
お通夜とは、家族や友人たちが集まり、故人と最後の夜を過ごす儀式のことです。ホゥ。