火葬炉とは?サイズや種類、よくある質問まとめ

火葬炉とは?サイズや種類、よくある質問まとめ

火葬炉の名称や存在は知っているものの、サイズや種類について知らない方も少なくないでしょう。また、「火葬するのにかかる時間はどのくらいなのか」「火葬炉の中が見えるのだろうか」と、気になる方がいるかもしれません。

この記事では火葬炉のサイズや種類、よくある質問について解説しています。知識として身につけておくと、火葬に参加する際にその役割や流れを理解しやすくなるでしょう。

こんな人におすすめ

火葬炉について知りたい人

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火葬炉とは?火葬場にある設備

火葬炉はご遺体を火葬する火床のことで、火葬場にある設備のひとつです。遺族にとっては、火葬炉の前が最後のお別れをする場所になるでしょう。また火葬場には、他にも骨上げをする収骨室、棺の蓋を開けてお別れする告別室、待ち時間に待機する控え室といった部屋もあります。

火葬炉のサイズは3種類

火葬炉の大きさは、故人の体格や年齢に合わせて3つあります。各火葬炉の規格は、火葬場によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。

小型炉 子どもや胎児
標準炉 標準的な体格の成人
大型炉 大柄な男性、肥満体系の方

火葬炉の種類は主に2種類

火葬炉には、大きく分けて「台車式」「ロストル式」の2種類があります。ここでは、それぞれの特徴についてまとめています。

台車式の特徴

国内でよく使用されているのが、台車式です。多くの台車式は2層のバーナーになっており、遺体を火葬する層とガスを焼いて無害にする層にわかれた構造が特徴といえるでしょう。設備コストは高めで、燃焼時間が長い火葬炉です。しかし遺骨がきれいな状態で残るため、遺族で骨壺に入れる際は、骨上げがしやすいでしょう。

ロストル式の特徴

現在ではあまり使用されていませんが、ロストル式の火葬炉もあります。オランダ語のRoosterが語源といわれています。

ロストル式は火葬時間が短く、低コストで済むといった特徴が挙げられます。ただし短時間で火葬するため、火葬音や異臭が気になったり、遺骨が崩れやすかったりするのが難点です。

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火葬炉の前でする「納めの式」とは

火葬炉前では、お別れの儀式として「納めの式」を執り行います。読経や焼香、合掌礼拝をして、故人の冥福を祈るのが式のおおまかな流れです。しかし火葬場の都合により、火葬炉前で読経できない場合があるかもしれません。

納め式の流れや所要時間、内容に関しては、事前に確認しておくとよいでしょう。また火葬場まで僧侶が同行するかどうかなども確認しておくと安心です。

火葬炉に関するよくある質問

「火葬炉の温度やかかる時間はどのくらいなのだろう」「火葬中は何をして過ごすのだろう」といった疑問を抱く方がいるかもしれません。ここでは、よくある質問をまとめていますので疑問解消にお役立てください。

火葬炉の温度は何度?

国の規定により、火葬炉の温度は800度以上に設定されています。高温で火葬すると、ダイオキシン類の有害物質の発生を抑えるとされているためです。

遺体の状態を最適に保つ適温として、800度~1,200度が基本の設定温度となっています。ただし火葬炉の新しさや古さによっても、設定温度は異なります。

旧式の火葬炉 800度~950度
最新式の火葬炉 900度~1,200度

火葬炉を操作するのは誰?

火葬場には、「火葬技師(または火夫)」と呼ばれる火の調整係がいます。火葬技師は、炉室で燃焼具合を確認しながら火炎放射用のノズルを調整する重要な役割を担っています。必要な火力は故人の体格によるため、一切自動化せずに作業しています。

火葬炉の寿命はどのくらい?

使用状況や火葬炉の種類にもよりますが、火葬炉の耐用年数は10年~25年といわれています。しかし使い続けると、故障や不具合が生じることもあるでしょう。高熱で稼働する機械のため、定期点検や修理が必要です。

火葬にかかる時間は?

台車式の場合、火葬にかかる時間は約60分、ロストル式の場合は約40分です。ただし火葬炉の構造や、遺体の身長・体格によっては、通常の火葬時間よりも時間がかかる場合があります

火葬炉の中は見える?

火葬炉には扉がついており、遺族や参列者から見えないようになっています。しかし火葬の状態を確認するため、側面や裏側には小窓がついているのが基本です。

火葬中に遺族は何をして待つ?

火葬している間、遺族や参列者は控え室で待機します。自動販売機や売店が設置されている火葬場もあるため、軽食をとったり、故人との思い出を話したりして過ごすのがよいでしょう。また骨上げまでの間に、精進落としをいただく場合もあります。精進落としとは、参列者や僧侶を労う食事のことです。

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まとめ

日本の火葬炉では、主に台車式を採用しています。約60分かけて火葬するため、待ち時間は控え室で過ごすとよいでしょう。火葬炉前では、読経や焼香をする「納めの式」を執り行います。式の進行や内容に不安がある方は、事前にチェックしておくと安心です。

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