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作成日:2014年03月03日  更新日:2020年01月22日

香典の金額相場は?関係性や年齢による葬式での香典金額の違い

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香典の金額相場は?関係性や年齢による葬式での香典金額の違い

この記事は小さなお葬式が書いています

香典には、故人への供養と、葬儀という急な出費に対する助け合いの意味があります。

香典の金額相場は、ご自身の故人との関係性や年齢・立場などによって変わります。一定の相場はあるため、機会の多いケースについて一覧で紹介します。ただし、あくまでも目安であり地域によって異なります。

【もくじ】
香典の金額相場は?関係性や年齢による葬式での香典金額の違い
香典袋の書き方
香典袋へのお金の入れ方・包み方
香典を渡す時の流れとマナー
まとめ

香典の金額相場は?関係性や年齢による葬式での香典金額の違い

香典の金額相場(親族の場合)

20代 30代 40代以上
両親 3万~10万円 5万~10万円 5万~10万円
兄弟・姉妹 3万~5万円 5万円 5万円
祖父母 1万円 1万~3万円 3万~5万円
おじ・おば 1万円 1万~2万円 1万~3万円

故人が兄弟・姉妹の続柄であれば、3万~5万円が香典の金額相場です。ご自身が20代なら3万円程度、30代以上なら5万円程度を包みます。義理の兄弟・姉妹にあたる配偶者の兄弟・姉妹であっても相場は同じ程度です。

故人が祖父母の続柄であれば、1万~5万円が香典の金額相場です。ご自身が20代なら1万円程度、30代なら1〜3万円程度、40代以上なら3〜5万円程度を包みます。

故人がおじ・おばの続柄であれば、1万~3万円が香典の金額相場です。生前に親しい間柄であった場合を除いて、年齢に関わらず1万円を包むことが多いようです。

上記以外の親族であれば、3千〜1万円が香典の金額相場です。亡くなる前に関わりが深かった場合は30代で2万円程度、40代以上で3万円程度包むこともあります。ただし、どのケースも地域や家によって異なる場合があります。

香典の金額相場(友人・知人の場合)

20代 30代 40代以上
友人・知人 5千円 5千~1万円 5千~1万円
先生・近所の方 3千~5千円 3千~1万円 3千~1万円

故人が友人や知人の場合は、5千〜1万円が香典の金額相場です。ご自身が20代なら5千円程度、30・40代なら1万円程度を包みます。故人との生前の関わりの深さによって金額に違いが出てきます

また、お世話になった先生、友人の両親、近所の方が亡くなった場合は、3千~1万円が香典の金額相場です。

香典の金額相場(職場関係者の場合)

20代 30代 40代以上
上司 5千円 5千~1万円 1万円~
上司の家族 5千円 5千~1万円 1万円~
社員・同僚 5千円 5千~1万円 1万円~
社員・同僚の家族 3千~5千円 3千~1万円 3千~1万円

故人が仕事・職場関係者の場合は、5千~1万円が香典の金額相場です。ご自身が20代なら5千円程度、30代なら5千〜1万円程度、40代以上なら1万円程度です。金額については会社の方と話し合って決めるのが無難です。

金額は多ければよいというわけではなく、遺族が受けとって困ることがないように配慮しましょう。また、個人で香典を出さず、複数人で出し合い香典を連名にする場合は、事前によく相談しておきます。

香典では渡さないほうが良い金額

香典に包む金額を決める際は、その具体的な数字にも注意しましょう。一般的に、お札の枚数は「割り切れない数」にするのがマナー。つまり、1万円の場合は5千円札を2枚ではなく、1万円札を1枚包みます。偶数枚は割り切れるため、「亡くなった方との関係が割り切れる(無関係になる)」ことを意味するからです。

また、4千円と9千円も避けた方が良いでしょう。4は「」を、9は「」を連想させるためです。日本人はこのような数字に敏感なため、親族の気持ちをさらに落ち込ませることのないよう配慮する必要があります。

香典の金額に合った不祝儀袋の選び方

不祝儀袋は、包む香典の金額によって選ぶと丁寧です。目安は次の通りです。

香典の金額 選ぶ不祝儀袋
5千円 水引が印刷されている略式の袋
1~2万円 黒白、または双銀(水引が7~10本)の水引の袋
3~5万円 双銀の水引(10本以上)の袋
10万円以上 大判でひだ折りのある、高級和紙が使われている袋

香典のマナーを知っておきましょう

香典は、故人の供養・遺族への援助というふたつの意味を持つ大切なものです。ただし、金額については香典返しで遺族に負担をかけることもあるため、多ければいいというものではありません

香典についてもっと詳しく知りたい方は、香典のマナー全般についてまとめた記事がありますので、参考にしてください。

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香典袋の書き方

香典を包む際、お金を包む香典袋に書く文字のことを「表書き」といいます。ふだん手紙やはがきを送るときと違い、相手の宗教によって書き方を変える等細かいルールに則って書いていく必要があります。宗派は事前に確認しておくべきですが、間に合わない場合でもお互い気持ちよく受け渡しができるよう、中袋の書き方もあわせて理解しておきましょう。

仏教の場合

香典を渡す相手が仏教徒の場合は、仏式のルールで表書きを施します。水引き上部の中央に、「御香典」または「御仏前」と縦に記載しましょう。この2つのほか、「御霊前」「御香料」「御弔料」といった言葉を記入する場合もあります。

一般的には上の通りで問題ありませんが、「御仏前」は通常四十九日のあとに使われる言葉です。絶対にダメ、といった決まりはないものの、「御仏前」以外を使用したほうが無難でしょう。ただし、仏式のなかでも浄土真宗に限っては「御香典」などではなく「御仏前」と記載します。

また、香典袋に蓮(ハス)の花が描かれているものを見たことがある方も多いのではないでしょうか。これは仏教のために描かれているもので、仏式のみで使用される香典袋なのです。

神道の場合

日本の伝統的な信仰である神道の場合は、「御榊料」「御玉串料」「御神饌料」などの言葉があります。仏式でも使われる「御霊前」でも問題ありませんが、神道とわかっているのであれば神式で記入したほうが良いでしょう。

このとき、蓮の花が描かれた香典袋を選ばないよう注意が必要です。香典袋を購入する機会も多くないため、適したものがわからずマナー違反となってしまう可能性もあります。誤って仏式の香典袋を選ばないよう、確認するようにしましょう。

キリスト教の場合

キリスト教の場合はよく知られているルールと違い、香典のことを「御花料(おはなりょう)」といいます。表書きの言葉はプロテスタント・カトリックでそれぞれ変わりますが、どちらか確信がない場合は「御花料」を使用しましょう。そのほか、プロテスタントは「忌慰料」、カトリックでは「御ミサ料」といった言葉も用いられます。

香典袋はキリスト教徒用のものを選びます。プロテスタントは十字架、カトリックはユリの花か十字架が描かれたものが適切です。店頭などで見当たらない場合は、白色無地の封筒を使用しても問題ありません。

宗教がわからない場合

相手の宗教がわからない、または無宗教といったときには、原則として「御霊前」と記入します。

ただし、浄土真宗とキリスト教(プロテスタント)の場合マナー違反となり失礼にあたってしまうので要注意です。少なからずそれらの可能性があるのであれば、宗派を問わない「御香典」もしくは「御香奠」を使用しましょう。

表書きの言葉が不適切だったからといって、香典を受け取ってもらえないということはまずありません。しかし、宗教は個人を尊重するものでもあるため、可能であれば香典を用意する前に確認しておいたほうが良いでしょう

香典袋の下段を書く時のマナー

香典袋の水引きの下には自身の名前を書き、「誰からの香典か」を明らかにします。書き方は、上段の言葉と同列となるよう中央部にフルネームで記載します。会社名や肩書きは、右側に少し小さく書きます。これらはどの宗派でも同様です。

2~3人からの連名となる場合は、もっとも目上の方のフルネームを右側に、ほかの1~2人は順に左へ連ねます。夫婦や親子など苗字が同じであれば、2人目以降は下の名前のみ記入してください。友人や同僚といった場合は五十音順に書くのが一般的です。

人数が3人以上となる場合、全員分を表書きとするのは好ましくありません。代表者1人のフルネームを中央に記載し、左側にひと回り小さい字で「外一同」と記入しましょう。さらに別紙を用意し、全員分のフルネームを書いて香典袋に同封します。

中袋を書く時のマナー

香典袋の中に入れる「中袋(または中包み)」には、表面に金額を、裏面に自身の姓名と住所を記載します。ただし、金額については裏面に書くという考え方もあるため「表面は気が引ける」と感じる場合は住所とともに裏面に記載しても良いでしょう。

金額は漢字で記入しますが、「三千円」「一万円」といった簡略漢数字ではなく「参仟圓」「壱萬圓」と旧漢字で書くのがマナーです。中袋を入れない場合もありますが、家族や親しい友人でなければ用意したほうが良いでしょう。

香典の書き方について詳しくまとめた記事があります。分かりやすい動画もご覧いただけますので参考にしてください。

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香典袋へのお金の入れ方・包み方

香典袋に入れるお金は、具体的な金額だけでなく入れ方にも注意しなければなりません。また、封筒型の香典袋でない場合は、気持ちよく受け取っていただけるよう正しい方法で包むのが理想的です。最低限守るべきマナーやその理由・意味をしっかり理解し、急な事態でも焦らず対応できるよう覚えておきましょう。

お札を入れる向き

香典袋にお札を入れる際は、その向きに注意しましょう。人物が描かれている面が表、反対側が裏です。まず、お札の裏表と向きをそろえるのは基本です。お財布の中では気にならなくとも、ここではしっかりそろえておきます。

さらに、相手が香典袋の表面を向けてお金を取り出したとき、お札の裏面が見えるようにしておきます。上下は人物が描かれたほうを下へ向けましょう。お札を取り出したとき、人物の絵を最後に見るようなかたちで入れるということです。

上包みの包み方

香典袋が封筒タイプでないとき、上包み(または表包み)でお金を包みます。中袋がある場合は中袋を、ない場合はお札を中央に置き、右、左の順に間隔が均等になるよう折ります。

三つ折りになったら、下、上の順に折り返します。順番を間違えると下から折ったものが上側にきてしまうため注意しましょう。完成すると、裏から見たときに上からかぶさっているような状態になるはずです。

この形には、「亡くなった人の親族・友人みんなの悲しみを流していく」という意味が込められています。包み方の意味を理解しておくと、急に必要になったときでもスムーズに準備できるでしょう。

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香典を渡す時の流れとマナー

実際に香典を渡すとき、挨拶はもちろん相手を気遣うお悔みの言葉がけが欠かせません。形式的な言葉でなくても、こちらの気持ちが伝わるよう、かつ失礼に当たらないような言葉を選びましょう。ここからは、香典を渡すときの流れをシーン別でご紹介していきます。それぞれが心地よく見送れるよう心得ておきましょう。

受付で香典を渡す場合

一般的に、香典は受付で記帳する際に渡します。このとき、香典袋を裸の状態で取り出すのはマナー上不適切です。弔用または慶弔両用の袱紗(ふくさ)であらかじめ包んでおきます。

渡すときに香典袋を取り出して袱紗をたたみ、自分から見て正面となるように持った香典袋の下に重ねます。受付台にスペースがある場合は、たたんだ袱紗をその上に置いても問題ありません。

相手の手に渡す直前に、相手から見て正面になるよう回転させます。言葉はなくとも失礼になりませんが、お悔みの一言を添えても良いでしょう。

受付がない場合の香典の渡し方

受付が設けられていない場合は、喪主または遺族に手渡します。渡し方は受付の方法と同じで問題ありませんが、お悔みの言葉は必ず添えるようにしましょう。具体的な例としては、「この度はご愁傷さまです」「お悔やみ申し上げます」などです。定型文ですが、あくまでも短い言葉で終わらせ、いつもより小さな声で細々と述べるのがマナーです。

また、遺族ではなく御霊前に直接供える場合もあります。その際は、表をこちら側に向けるかたちで供えましょう。

他人から香典を預かっている場合

親しい友人や家族の場合、代理として香典を預かるのはマナー違反とされています。しかし、それほど親しくない間柄であればこの限りではありません。他人から香典を預かったときは、受付でその旨を伝えます。一連の渡し方は通常と同様で、代理であってもお悔みの言葉を添えましょう。

香典のほかに伝言などもある場合には、受付ではなく喪主や遺族に直接伝えるのが理想です。それが望ましくない状況であれば内容をメモに残し、自分が代理人であること、相手から伝言を預かっていることも記載して受付人に渡しましょう。

郵送で香典を渡す場合のマナー

葬儀・通夜など当日に現地まで足を運べない場合は、直接渡せないため郵送することになります。「遠方の親族の訃報が急に入った」という場合は、仕事の都合でやむを得ない方も少なくないでしょう。

香典には現金が包まれているため、通常のポスト投函ではなく専用の現金書留封筒に入れて「現金書留」で郵送します。送り先は喪主(葬儀の代表者)の自宅です。多忙ですぐに用意できない場合でも、早い段階で弔電を送り1週間以内には届けられるようにします。

また、香典袋には現金のほかに手紙を同封しましょう。お悔やみの言葉だけでなく、「葬儀や通夜に参列できなくて申し訳ない」という旨を記載するのがマナーです。

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まとめ

故人を弔いに葬儀に足を運んでいるにも関わらず、香典の相場を知らないというだけでひんしゅくを買ってしまうこともあります。故人が亡くなって悲しい気持ちになっているのは喪主だけでなく、親族や参列者も同じです。

しっかりと香典費用の費用やマナーを把握して、しっかりと故人を弔ってあげることができるようにしましょう。


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