法事・法要

作成日:2019年10月18日  更新日:2019年10月23日

四十九日法要のお供え物の選び方・渡し方

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四十九日法要のお供え物の選び方・渡し方

この記事は小さなお葬式が書いています

故人を偲ぶ節目として、とても大切にされている四十九日法要。初七日とならび、四十九日は大きな法要なので、お供え物の選び方や送り方にはマナーを欠かさないようにしたいものですよね。

そこで、この記事では四十九日法要でのお供え物の選び方と渡し方を解説します。
合わせて施主のお返しの仕方や四十九日にかかる費用、準備についても解説しますので、参考にしていただければと思います。

小さなお葬式

【もくじ】
四十九日法要で渡すお供えの選び方
四十九日法要でのお供え物の渡し方
四十九日法要に関する基礎知識
【施主向け】四十九日法要でもらったお供え・お香典へのお返し
【施主向け】四十九日法要にかかる費用と準備
まとめ

四十九日法要で渡すお供えの選び方

まず、四十九日法要で渡すお供え物はどのようなものがいいのでしょうか?
四十九日に適したお供え物の相場や品物を見ていきましょう。

お供え物の金額相場

お供え物の金額は、故人や親族との親しさでも変わります。親しければ、5,000円~10,000円ほどの品物が相場。そうでなければ、3,000円~5,000円ほどの品物を持っていきましょう。

品物の代わりに「お供え物料」として現金を持っていく場合、白い封筒かご祝儀袋に入れ、「御供物」あるいは「御供物料」と記して持参しましょう。法要のみに参加するのであれば5,000円ほど、会食まで参加するのであれば、費用込みで10,000円ほどが相場です。

お供えの品に使われるもの

一般的にどんな品物がお供え物として人気かを見てみましょう。弔辞の贈り物としては、基本的には消費すればなくなってしまう「消え物」が良いとされています。いくつか例を挙げてみましょう。

お菓子や菓子折り

お菓子、菓子折りは洋菓子・和菓子を問わず人気です。飲食品の場合は賞味期限が1か月以上で日持ちするものがおすすめ。また、お供えした後に親族で分けていただいたり、持ち帰ったりするため、個包装の物が良いでしょう。

洋菓子であればクッキーやマドレーヌ、ゼリー、カステラなどが人気。和菓子であれば饅頭、羊羹、煎餅などが好まれます。菓子の詰め合わせなどはスーパーやデパートでも売っているため、選ぶのには困らないでしょう。

果物

果物もお供え物として喜ばれる品物です。みかんに代表される丸い果物は、「丸い→円→縁」ということで「縁がいい」食べ物として法要に適しています。バナナなど、すぐに柔らかくなってしまうものより、皮が固く、日持ちするものがおすすめです。

線香やロウソク

線香やロウソクは仏事にも使えるお供え物としてありがたがられます。線香にも様々な香りがあり、故人が好きだった香りにするのもあり。ただし、臭いがきついものより、控えめの物を選びましょう。

お花はお寺にも持っていける便利なお供え物です。切り花だと施主が受け取った後に手入れをしなければならないため、置くだけで飾れるアレンジメントがおすすめです。また、手入れに手間がかからないプリザーブドフラワーや造花でもOKです。

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お酒やそのほかの飲食品

あまり一般的ではありませんが、場合によっては、故人が好きだったお酒やビールをお供えするのもありです。また、地域によって風習も変わります。

ただし、四十九日は親族を慰める意味合いが大きいため、いくら個人が好きとはいえど、親族に不快な思いをさせてはいけません。親族に失礼に当たらないよう、事前に確認しておきましょう。

お供え物としてNGな品物

棘のあるものや香りの強いものは避けるのがマナーです。花であれば、毒のある花もやめておきましょう。また、殺生を連想させる肉やお魚なども法要ではNGです。

ただし、故人の好みによっては肉などをお供え物とする場合もあるようです。地域によってもルールが違うので、一般的にNGとされているお供え物を持っていくときは、事前に親族に確認しましょう。

また「4=死」「9=苦」など、忌み数字にも気を付けましょう。

四十九日法要でのお供え物の渡し方

法要ではお供え物にのし紙を付けるのが基本です。のし紙の付け方と、施主に渡すときの注意点を見ていきましょう。

お供え物にはのし・水引を付け表書きをする

お供え物を用意したら、のし紙を付けましょう。のし紙とは水引が印刷されている白地の紙で、のしがついていない弔辞用のし紙を使います。水引は四十九日までは白黒、または双銀を使うことが一般的です。

品物を包装した上からのし紙を付け、「御供」または「御供物」と表書きをします。

仏教では四十九日までなら「御霊前」もスタンダード。ただし、浄土真宗など宗派によっては四十九日前でも「御仏前」と書きます。どちらかわからなければ「御供」または「御供物」が無難です。四十九日を行うお寺の宗派や親族の宗派がはっきりしていれば、それに応じて「御霊前」「御仏前」と書きましょう。

お供え物を渡すタイミングと渡し方

お供え物を渡すタイミングは、入り口で施主に挨拶する時です。仏前に直接お供えするのは親族の役目なのでNGです。必ず施主に渡すようにしましょう。

また、施主にお供え物を渡すときは紙袋から取り出して渡します。紙袋は小さく折りたたんで持ち帰ります。

手順としては、まず施主に「このたびはお招きいただきありがとうございます」と招いてもらったことへの感謝を表します。その後、お供え物を紙袋や風呂敷から取り出し、表書きが相手から文字が読みやすいように差し出して「御仏前にお供えください」「心ばかりですがお供えください」と一言添えて渡します。

お供え物を送る場合

法要に欠席するため、お供え物を郵送する人もいるでしょう。この場合、のし紙を包装紙の上からつけるのを忘れてはいけません。

水引の下に代表名をフルネームで記載します。故人に夫婦でお世話になったのであれば、名字の下に夫婦の名前を連名にして記入します。連名は3名ほどまでを上限とし、それ以上の場合は代表者の名前の左に「外一同」と書き添えましょう。

四十九日法要に関する基礎知識

そもそも、四十九日法要とはどんな日なのでしょうか?特に重要だとされる四十九日なので、その意味も知っておきたいところです。

四十九日法要とは

故人は亡くなった後、あの世への旅路を辿ります。七日間毎に十王と呼ばれる者の前に出て審判を受け、35日目にはあの閻魔大王から来世を言い渡されます。

49日目は変成王から、いよいよ最終的な生まれ変わり先を言い渡される最終日であり、善行を積んでいれば、極楽浄土に生まれ変わる、つまり成仏することができます。

こういう理由から、法要の中でも四十九日はとても大事な日とされています。それまでの法要は親族だけで集まりますが、四十九日はその他の関係者も呼び、納骨や会食を行います。

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四十九日法要への参列に必要な物

四十九日に参列する人は、数珠香典を持参します。
香典は故人への供養、及び葬儀などによる親族の経済的負担への配慮から持っていきます。一般参列者であれば、3,000円~10,000円ほどが相場であり、故人との関係の深さで上下します。
数珠は法要に参列する際には欠かせないものです。僧侶が読経を終えたタイミングや、線香をあげる時に使用します。貸し借りするのはマナーに反するので、手元に1つ持っておくといいでしょう。

墓参りに行くのであれば、天気次第では折りたたみ傘が必要になります。

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四十九日法要への参列に適切な服装(遺族)

遺族は参列者よりも軽装にならないように注意します。
男性は一般的には正喪服、もしくは黒のスーツなどを着用します。中に着るワイシャツは白にし、靴や靴下は黒で統一します。

女性は黒のワンピースやアンサンブル、スーツなどの喪服を着用。トッキングや靴、持参するバッグや装飾品も黒でそろえましょう。

子供は高校生までなら制服を着ましょう。制服がない場合、色は黒にこだわらなくていいですが、なるべくシンプルな服を着用します。

四十九日法要への参列に適切な服装(参列者)

参列者は遺族より格下の服装を心がけます。

男性は正喪服を避け、準喪服、略式喪服を着用します。基本的に黒をベースとしていれば、礼服などでもOKです。

女性も同様に正喪服は避けます。とはいえ、レディースの正喪服と準喪服は見分けがつきにくいため、黒を基調としていて、あまり派手でなければOKです。

子供は遺族と変わらず、制服があれば制服、なければなるべくシンプルな服を着ます。

「平服でお越しください」と言われているようであれば、平服でもかまいません。この際もあまり派手な服は避け、シンプルな色合いの服を着用しましょう。

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【施主向け】四十九日法要でもらったお供え・お香典へのお返し

今度は施主側がお供え、お香典にどうお返しすればいいのかを見ていきます。

いただいた額の半額~3分の1程度をお返し費用とする

基本的には「半返し」、つまりいただいた額の半額から3分の1ほどを目安にして用意し、法要が終わった後に参列者に一律に配ります。お供え物の相場から考えると、3,000円~5,000円ほどが適当でしょう。
いただいたお香典額を確認し、足りないと思ったら相応のものを後から送りましょう。

お供え・お香典へのお返しとして一般的な品

お供え・お香典へのお返しは「消え物」、後に残らない飲食品や消耗品が基本です。お返しとして一般的な品の例を見てみましょう。

お菓子

お菓子は誰にでも喜ばれるお返しです。ただし、参列者が持ち帰るのに邪魔にならない程度のサイズのものを選びましょう。

消耗品

洗剤などの日用品も定番ギフトです。また、タオルやシーツといった布製品も人気です。毎日の生活で使うことができ、消耗品なのでよく選ばれます。

ギフト券

ギフト券は持ち運びが楽でもらった側が自由に使えるという点が評価され、最近見られるようになりました。
ただし、金額がわかってしまうため、目上に対しては失礼という意見もあります。

飲食品

お茶や紅茶、コーヒー、調味料、総菜の詰め合わせなども喜ばれます。その他、そうめんや海苔など、地域によって様々なものを送ることができます。

カタログギフト

食品など消耗品がメインのカタログギフトを送るのも手です。お供え物としては肉や魚はNGですが、カタログで肉や魚をチョイスするのは暗黙の了解でOKとされています。

お返しへののしの付け方

お返しにのしを付ける場合は、水引は黒白、または双銀の結び切りの物を選びましょう。

のしの上側

「志」あるいは「粗供養」と記入します。地域によっては「満中陰志」と書くところもあります。

のしの下側

名字、またはフルネームを記入します。名字+「家」でもOKです。

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【施主向け】四十九日法要にかかる費用と準備

次に、四十九日法要にかかる費用です。様々な費用が掛かってきますが、最終的には法要を依頼する業者との打ち合わせ次第なので、あくまでも目安として参考にしてください。

僧侶に払うお金

僧侶に払うお金は「お布施」「お車代」「食事代」の3つです。

お布施

お布施は読経をしてくれた送料に対して払う謝礼です。相場は大体3万円~5万円くらいです。これは葬儀費の1割程度に当たります。

お車代

遠方から僧侶を呼ぶ場合、5,000円~10,000円ほどのお車代を用意します。僧侶のお寺で法要を行う場合は不要です。

食事代(食事をしていかれない場合)

法要の後の会食に出席する場合は必要ありませんが、出席しない場合は御膳料として5,000円~10,000円ほどを用意します。事前に出席の是非を確認しておきましょう。

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施設使用料

次に、施設にどれくらいの費用がかかるのかを見てみましょう。お寺の施設を借りる場合にかかる費用を「お席料」と呼びます。お席料の相場は3,000円~20,000円ほど。平均10,000円ほどと見ておきましょう。

セレモニーホールやホテル、葬儀場を借りる場合には、場所や規模によって金額は大きく異なります。検討している会場に確認してみましょう。

お布施・お席料の僧侶への渡し方

僧侶にお布施やお席料を渡す場合、切手盆と呼ばれるお盆に乗せて渡すのが一般的。それがなければ、袱紗(ふくさ)という慶弔時に使う布に包み、丁寧なお礼の言葉を添えて渡します。

渡すタイミングは法要が始まる前か、終わった後に僧侶が帰る直前が良いでしょう。また、僧侶が座っている時に渡すのがマナーです。立っている時に渡すと、ついで感が漂ってしまいます。

水引は基本的に必要ありませんが、地域や宗派によって渡し方やマナーに色々な違いがあります。

四十九日法要の準備

遺族は四十九日に向けてどのような準備をすればいいのでしょうか?

四十九日は葬儀やお通夜のように一般の参列者も参加しますが、葬儀やお通夜と異なる点は、事前に参列者を招くということです。誰を招くかを早い段階で決めておき、招待の手配に遅れないようにしましょう。

四十九日法要の当日に向けてどのような準備が必要なのかを見ていきます。

数珠

参列者と同様、数珠は必需品です。参列者は宗教の違いもあるため、手元になくてもマナー違反でありませんが、施主は必ず用意しておきましょう。

「本式数珠」と「略式数珠」がありますが、略式でも問題ありません。ただし、男性用・女性用は区別されているので気を付けましょう。

位牌

四十九日までは「白木位牌」という仮の位牌でまつりますが、四十九日からは「本位牌」を用意します。白木位牌から本位牌への作り替えには時間がかかるため、2週間前を目安に仏壇店に依頼しておくといいでしょう。

基本的には本堂に設置された祭壇の一番上に安置します。

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遺影

故人の遺影は本堂に設置された祭壇の一番上に安置します。
ちなみに、浄土真宗では位牌、遺影共に四十九日法要の際には置きません。浄土真宗では、四十九日は仏様との縁に感謝し、教えに触れる機会だからです。

本堂用生花

本堂に生花を飾る場合は事前に花ギフト専門店に手配しましょう。場合によっては本堂が花を用意してくれますが、その場合は花代をどうするか打ち合わせする必要があります。施主が負担することもありますので、確認しておきましょう。

お墓参り

お墓参りに行くことを想定して、お花、線香やロウソク、ライターやマッチ、果物や野菜などのお供え物、お墓を掃除する掃除用具を忘れないように準備しておきましょう。

まとめ

四十九日法要にふさわしいお供え物の選び方や渡し方、また施主側の対応の仕方を見てきました。
費用やお供え物の種類などを解説しましたが、実際のところは地域によってルールが違い、定番のお供え物や作法と異なる場合もあります。基本的なことはネットで調べればわかりますが、細かい部分は業者や地域の人に確認しながら準備しましょう。

四十九日は大切な法要の場。遺族、参列者、お互いに失礼のないよう、気持ちよく迎えたいものですね。


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