人との関わりの中で生活していると、避けられないもののひとつに知人との死別があります。特に関係が近い人との別れの際には危篤の知らせを受けることもあるでしょう。
しかし、突然のことに動揺して、どのように反応してよいか分からなかったという方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、危篤の知らせを受けた場合の返信方法についてご紹介します。
具体的な文例や危篤の報を受けた人への対応方法を解説しますので、いざというときの対応に困らないようになります。ぜひ、最後までお読みください。
<この記事の要点>
・知人から「親族が危篤」と知らされた場合、メールで受けたときはメールで返すのがマナー
・自分が危篤の第一報を受けた場合に慌てないように、やるべきことを事前に把握しておく
・危篤とは病気やケガなどの症状が悪化して、回復の見込みが薄い状態を指す
こんな人におすすめ
親族が危篤との連絡を受けた場合の返信方法を知りたい方
自分が危篤の第一報を受けた場合にやるべきことを知りたい方
危篤とはどのような状態かを知りたい方
知人が親族の危篤の一報を受けたと知らされたときは、どのような言葉を返してあげればよいのでしょうか。相手は大きく動揺している場合もあり、言葉に詰まってしまうこともあるかもしれません。
そのようなときにもマナーに反せず、しっかりと自分の気持ちを伝えられるように、ケース別の返信方法をご確認ください。
多くの場合、危篤の一報は電話かメールで受けます。返信するときは「メールで受けたときはメール」で、「電話の場合は電話で返す」のが原則です。こちらではメールを受けて返信する場合の文例をご紹介します。
「大変な中でご連絡していただき、まことにありがとうございます。(危篤者の名前)さんご危篤の旨、畏まりました。私にお手伝いできることがあれば何でもおっしゃってください。どうか、ご自身のお体もご自愛ください」
あまり交流がない人から連絡が来た場合、文章は崩さないほうが無難です。気安い相手の場合は、親しみやすい文体でも問題ありません。返信に困ったときの参考にしてください。
親交が深い友人の家族が危篤になった場合は、身の回りのことで何か手伝えることがあるかもしれません。相手との関係性を考慮して作文することを意識するとよいでしょう。
・「大変なときに知らせてくれてありがとう。今おばあさんへしてあげられることを精いっぱいしてあげてください。自分に手伝えることはあまりないだろうけれど、何かあれば遠慮なく言ってね。(連絡してきた人)もお体に気をつけて」
・「連絡、ありがとう。おばあさんとの時間を大事にしてね。何か話したいことや手伝ってほしいことがあったら遠慮せずに言ってね」
親しい相手なら形式的な文章に捕らわれずに、素直な気持ちを簡潔に伝えてあげるのがよいでしょう。
近しい人が危篤状態になった場合、会社にも連絡を入れるのが一般的です。会社の部下から家族が危篤状態との連絡を受けることもあるでしょう。こちらでは、部下から危篤の知らせを受けて3日間の休みがほしいと連絡があったケースの返信内容の一例を記載します。
「お見舞い申し上げます。こちらは大丈夫なので、(危篤者)との時間を大事にしてください。休みの件も承知しました。業務についてはこちらで調整しておくので、気にせずにそちらのことに集中してください」
会社に連絡をするときに気になるのは、やはり仕事に穴を開けてしまうことでしょう。その不安を払拭してあげるために、こちらから気になくても大丈夫ということを伝えてあげましょう。
社内ではなく、取引先の担当者から身内が危篤との連絡を受けた場合の返信内容の一例をご紹介します。取引先の担当者は外部の人間なので、部下を相手にするケースよりも距離をおいた丁寧な対応が求められます。
「この度は、さぞお力落しのこととご同情申し上げます。こちらのことはお気になさらず、(危篤者)とのお時間をお大事になさってください。快方に向かわれると信じております」
自分が、危篤の第一報を知らされたときは何をすればよいのでしょうか。危篤の一報は突然知らされることもあり、頭が真っ白になってしまい、まともに頭が働かなくなることも考えられます。
もしものときに落ち着いて行動できるように、やるべきことを把握しておきましょう。
まずは関係者に危篤状態になったことを知らせる必要があります。知らせる相手は、危篤者の両親・子ども・配偶者・同居人といった関係性が近い人を中心に選考します。あとは3親等内の付き合いのある親族に連絡するのが一般的です。
親族以外にも親しい人がいる場合は、親族にこだわらず、柔軟に対応しましょう。仕事関係の人には連絡しないのが主流ですが、ビジネスの枠を超えて個人的な付き合いがあった人には知らせることもあります。
危篤者がクリスチャンの場合は、宗派にあわせて神父か牧師に連絡して臨終式を執り行います。
危篤者の看病では泊まり込みになることも珍しくないため、会社にも連絡しておきましょう。直属の上司に口頭で連絡するのが基本ですが、口頭が難しい場合は電話で伝えるのが一般的です。
メールは相手がいつ読むか分からず確実性に欠けるため、深夜や早朝といった電話するのがはばかられる時間帯以外では避けたほうがよいでしょう。
連絡の際は自分と危篤者との間柄、突然私事で休むことのお詫び、看病のために有休をとることの報告といった内容を伝えます。
危篤の連絡をするときは、必要な情報を把握しておくことが大切です。病院の名前・住所・電話番号に加えて、病室の番号・面会時間はしっかり調べておきましょう。自分の名前・危篤者との間柄と電話番号を伝えて、いつでも連絡が取れるようにしておきます。
危篤者へのお見舞いは、到着の時間も重要です。病状やいつまでに来てほしいかもしっかり伝えましょう。
危篤とは、どのような状態を指す言葉のでしょうか。似た言葉に重篤がありますが、これとは厳密には意味が異なります。
危篤は「病気やケガなどの症状が悪化して回復の見込みが薄い状態」を指します。命に危険がおよぶ状態で、死が間近に迫っていることを示しています。
心拍数の数値や意識かあるかどうかは、目で確認できます。一般的な判断基準としては、最高血圧が60より下がると危篤と判断されるケースが多いようです。
ただし、血圧は個人の体質によって普段の数値が異なるので、60以上でも危篤とみなされる場合もあります。
危篤の基準は単一ではなく、最終的にはさまざまな要素を参考にして医師が判断を下します。
危篤と判断されていても、耳が聞こえているかなどは見た目の状態からは判断できません。目を閉じていて何の反応がなかったとしても周りの声が聞こえている場合もあります。
お見舞いに来た人が声をかけるのは心情的なものだけでなく、気力を取り戻して回復につながる可能性もある理にかなった行動です。
本人に意識がなくても聞こえている可能性を考えて、お見舞いの際は慎重に言葉を選んで話す必要がります。
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危篤の知らせへの返信は、相手との関係によって内容を変える必要があります。親密な人には相手の心情に寄り添った文章を書き、ビジネス上の付き合いの人には失礼にならないように簡潔な文を書くことが求められます。
危篤になってしまう前に、臨終のことや葬儀のことを話し合う機会を終活として設けておくと直前で慌てずにすみます。時間をかけてしっかりと葬儀プランを考えられることから、現在は元気なうちにお願いする葬儀社を決めることも多くなりました。
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