お彼岸は何をする日?やるべきことや時期、マナーを解説
供養

作成日:2020年02月04日  更新日:2020年09月01日

お彼岸は何をする日?やるべきことや時期、マナーを解説

  • LINE
  • hatena
  • copyicon
  • URLをコピーしました!

「お彼岸」という言葉は知っていても、具体的に何をする日かわからない方もいるのではないでしょうか。夏や秋になると「お彼岸」という言葉をよく耳にします。お彼岸の時期が来る前に、具体的な日にちを把握して準備をしましょう。

そこでこの記事では、お彼岸の時期ややるべきこと、マナーについて解説します。知識がないと恥ずかしいことや失礼な行動をしてしまうかもしれません。この記事を読んで、お彼岸の知識を深めましょう。

【もくじ】
お彼岸とは?
お彼岸では何をするの?
お彼岸の時期
お彼岸に行われる彼岸会とは?
よくある質問
まとめ

お彼岸とは?

お彼岸は、仏教の極楽浄土の考え方に由来しています。「彼岸」という言葉の意味は、「あの世にいる仏様の世界」「悟りの境地に達した世界」です。われわれが暮らしているこの世は「此岸(しがん)」といいます。此岸から彼岸へ近づくために善行を積み、先祖に感謝する期間がお彼岸です。

仏教を由来とした日本独自の解釈がありますが、現在は行事として定着しています。お彼岸の時期は、春分の日と秋分の日の前後です。四十九日後にはじめて行う場合は「初彼岸」といいます。

時期になったら、まず仏壇に手を合わせましょう。そのあとに家族でお墓参りに行ったり、お寺の法要に参加したりします。これらすべてが先祖に感謝をし、故人をしのぶために行う行事です。

お彼岸では何をするの?

お彼岸で何をするか、事前に確認しておきましょう。これから紹介するのは、お彼岸の一般的な流れです。

各家庭の事情や宗派、地域により、内容に異なる部分があるかもしれません。しかしお彼岸でやるべきことの基本を把握するには、以下の内容をおさえておけば大丈夫でしょう。

仏壇・仏具をきれいにする

特別にしなければならないことはありませんが、先祖のためにもいつもより丁寧に掃除するとよいでしょう。お彼岸になると親戚や遠くに住む家族がお参りに来ることもあります。ホコリをかぶったような状態では気持ちよくお参りできません。仏壇と仏具を掃除して、なるべくきれいな状態にしておきましょう。

はじめに、掃除をすることを先祖にお断りをしてお参りをします。外した仏具を戻せるように現状の写真を撮る場合もお断りをしましょう。掃除は上から下へと行います。水拭きや洗剤の使用は、カビが発生する原因になるため厳禁です。傷をつけないように柔らかいタオルなどで、軽く乾拭きをしましょう。

お墓参りに行く

先祖供養としてお墓参りをします。墓地に着いたら、先祖や故人に挨拶をしてからお墓まわりの掃除や墓石などの掃除をしましょう。墓石は水をかけながら、たわしやブラシで洗います。水鉢や香立てなどもすべてきれいにしたら、最後にタオルで水気を拭き取りましょう。

きれいになった状態で「墓石に打ち水」「お供え」「焼香」「合掌礼拝」の順に行います。合掌礼拝は、墓石よりも姿勢を低くするのが礼儀です。最後にお供えものを下げ、線香の火に注意しながらきれいに片づけて帰りましょう。

あわせて読みたい 墓石をきれいに保つ正しいお墓掃除のしかたについて詳しく解説 お墓参りは故人を偲ぶための大切な行いで、その際にはまずお墓を掃除することになります。この記事では、正しいお墓掃除の仕方について… 続きを見る

お供え物をする

お彼岸にはお供えものの準備も忘れないようにしましょう。春のお彼岸には「ぼたもち」、秋のお彼岸には「おはぎ」を作る習慣があります。2つの違いの詳細は後述していますが、「ぼたもち」と「おはぎ」は同じ食べ物です。仏壇やお墓に供えたり、家族で食べたりします。

ぼたもちやおはぎは定番ですが、違うものを供えても構いません。故人の好きなものを供えるとよいでしょう。故人が好きだったお花やお菓子・果物・お酒・ジュースなどを供えることもあります。ただし、生ものやにおいの強いものは避けましょう

先祖や家族のことを考える期間に

お彼岸をきっかけに、遠くに住む家族に会うこともあります。めったに会えない家族がいるなら、先祖や家族のことを考える特別な期間になることでしょう。先祖や終活について考える期間にすると有意義です。

普段から顔を合わせている家族でも、終活の話をしたくてもできずに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。本当は家族が終活についてどう思っているのか気になっていても、話題にするきっかけがありません。お彼岸のタイミングなら、自然に終活の話題を出すこともできるでしょう。

お彼岸の時期

お彼岸の時期は年に2回あります。春分の日の前後と秋分の日の前後です。期間が7日間ずつあるため、いつお墓参りに行くべきなのか迷う方もいることでしょう。お彼岸は具体的にどの期間を指すのか、いつお墓参りに行くとよいのかを解説します。

春分の日・秋分の日の前後7日間

お彼岸の期間は春分の日と秋分の日を中日として、前後3日ずつの計7日間ずつです。春分の日と秋分の日は、前年2月1日に官報によって公表されます。3月または9月の何日になるかは、公表されるまでわかりません。

(参考:『国立天文台 暦要項』)

春も秋も7日間ずつありますが、最初の日を「彼岸入り」最後の日を「彼岸明け」といいます。また、春のお彼岸を「春彼岸」秋のお彼岸を「秋彼岸」と呼ぶこともあり、家族や親戚との会話で出てくることがあるかもしれません。知識として覚えておくとよいでしょう。

春彼岸も秋彼岸も、先祖を供養してお墓参りなどをするという流れは同じです。ぼたもちやおはぎのようにお供えものの違いはありますが、やるべきことに違いはありません。

お墓参りは中日でなくてもよい

春分の日・秋分の日となる中日にお墓参りに行く方の数が多いのは、祝日で足を運びやすいからです。実際は7日間のうち、いつ行っても構いません。7日間のうちにお墓参りにいけないときは、自宅にある仏壇に線香を供えて手を合わせるだけでも大丈夫です。

地域や家庭により、中日は先祖が自宅に帰ってくる日だという考え方もあります。中日は自宅の仏壇にお参りをするのか、お墓参りに行くのかは家庭によって習慣がさまざまです。地域や各家庭の考え方に合わせましょう。

お彼岸に行われる彼岸会とは?

お寺では、お彼岸の時期に「彼岸会」を行います。多くのお寺で行われていますが、参加するべきか悩んでいる方もいることでしょう。次に彼岸会についての詳細を解説します。参加するべきか、お布施はいくらが目安かなど、彼岸会について知っておくとよいことをまとめました。参加する場合は、服装のマナーについても把握しておきましょう。

祖先の霊をなぐさめる法要「彼岸会」

先祖の霊をなぐさめるために、多くのお寺で行われている合同供養のことを彼岸会といいます。お寺の檀家(だんか)、お寺の墓地にお墓を持つ方が参加するのが一般的です。合同供養ではなく、住職が檀家の家でお彼岸供養をすることもあります。いずれにしても、彼岸会に参加する際にはお布施を用意しましょう。

お寺の彼岸会に参加する際には、お布施を3,000円~1万円ほど包みます。個別で行う場合はお布施が高くなり、3万円~5万円ほど包むのが一般的です。距離が遠い場合、お車代として別途3,000円~5,000円ほど包むこともあります。お布施の金額はあくまでも目安です。各家庭やお寺との関係性により差が出ることも、頭の片隅に入れておきましょう。

お寺で行う彼岸会の法要は、春と夏のお彼岸の期間中はつねに行われています。場所はお寺の本堂で行われることがほとんどです。場合により霊園が主催して法要会館などで行うこともあります。

参加するときの服装

一周忌までは礼服がマナーだとされていますが、13回忌以降は礼服を着ていなくても問題はありません。礼服を着る必要はありませんが、清潔感のある落ち着いた色合いの服装を選ぶとよいでしょう。黒・紺・濃いグレーの服がおすすめです。

墓地は厳粛な場所なので、肌の露出が多いタンクトップやサンダル、派手な服などは避けましょう。毛皮や本革ジャケット、アニマル柄なども殺傷を連想させることから、マナーとしてよくありません。暑い日に帽子を着用して墓地に行くのは構いませんが、お参りのときは外すのがマナーです。

よくある質問

Q:お彼岸とお盆の違いは?

A:お彼岸は春分の日と秋分の日を中日とした前後3日間ずつ、計7日間です。お盆は地域により時期が異なりますが、一般的に8月13日~16日頃を指します。時期の違いもありますが、先祖が帰ってくるかどうかの違いもあります。

地域により考え方に違いはありますが、お彼岸はこの世とあの世が近くなる日という考えです。先祖に近づくことはできますが、先祖が帰ってくるわけではありません。一方で、お盆は先祖が帰ってくる期間だとされています。先祖をお迎えしたら、送り火や灯ろう流しなどで先祖をあの世に送り出すのがお盆の行事です。


Q:ぼたもちとおはぎは同じもの?

A:春彼岸には「ぼたもち」、秋彼岸には「おはぎ」を供えますが、2つは呼び方が異なるだけで同じものです。漢字で「牡丹餅」「お萩」と書くように、季節の植物が由来しています。最近では1年中「ぼたもち」または「おはぎ」として販売しているお店もあり、使い分けがあいまいになっていることもあるようです。


Q:お墓に水をかけるのはなぜ?

A:水をかける理由には、「水に飢えている先祖ののどを潤す」「お墓や霊を清める」「墓石をきれいにする」などがあります。宗派によっては水をかけないこともあるので、近しい親族などに確認しましょう。水をかけない理由もさまざまですが、墓石は仏様なので水をかけるのが失礼だという考えがあります。


Q:お花は菊じゃないとダメ?

A:お花は菊が定番ですが、決まりはありません。故人の好きな花を選ぶとよいでしょう。ただし、バラのようにトゲのある花やスイートピーのようにツルのある花、毒のある花・においが強い花は避けましょう。迷う場合は、供花として販売されている花束を選ぶのもおすすめです。


Q:午後にお墓参りしてはいけないって本当?

A:お墓参りに時間のマナーは特にないので、都合に合わせて午後に行っても問題はありません。ただし、丁寧に掃除やお墓参りを行うためには、午前中のほうが時間に余裕があるのでおすすめです。

午後は暗くて周りが見えにくいことがあるので、安全面を考慮しても午前中のほうがよいでしょう。お寺や霊園が閉まる間際に行くと、管理をしている方に迷惑をかけてしまいます。あまりにも遅くなる場合は別の日にしましょう。


まとめ

お彼岸で何をするべきかをご紹介してきました。春と秋にお彼岸がありますが、やるべきことはほとんど同じです。ただし地域によってお墓参りに行く日、マナー、お供えものなどが異なります。まずは近しい親族などに確認するとよいでしょう。

お彼岸について親族に確認することが難しいのであれば、「小さなお葬式」の無料電話相談をご利用ください。小さなお葬式では葬儀のご相談に限らず法要やお墓のこと、終活のことなどさまざまなご相談を受けつけています。お彼岸のタイミングでご家族と終活の話をしたい方も、お気軽にご相談ください。


葬儀に関するお問い合わせは「小さなお葬式」へ

葬儀に関するご準備は事前に行うことが大切です。いざという時困らないように、葬儀全般に関する疑問は、「小さなお葬式」へお問い合わせください。24時間365日専門スタッフがお客様のサポートをさせていただきます。

4/5
評価数(3)

最後に

小さなお葬式のコラム内ではご紹介しきれない葬儀に関する知識やノウハウをまとめたEBOOK「費用を最大限おさえて満足のいく葬儀にする方法」をご用意しました。
この記事をご覧の皆様に無料でプレゼントしておりますので、ダウンロードのうえ是非お役立てください。

  • 葬儀費用が適正かを見極めるための見積りの見方
  • 葬儀プラン内容に必要な品目と不要な品目の見分け方
  • 葬儀前~葬儀後に必要な「準備すること、把握しておく事」
  • 喪主、遺族が押さえておくべき葬儀のマナー
無料のEBOOKダウンロード
  • LINE
  • hatena
  • copyicon
  • URLをコピーしました!

関連する記事