家族葬の訃報連絡の方法をご紹介!

家族葬の訃報連絡の方法をご紹介!

最近、葬儀のあり方が多様化しています。なかでも注目されているのが家族葬です。従来のような大勢の参列者が集まる葬儀ではなく、家族などの近親者のみでお別れを告げます。

家族葬をするには、訃報連絡をどのように友人や職場の人に伝えればいいのか、疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。

生前お世話になった人たちに失礼のない形で伝える方法がわかれば、だれでも家族葬をすることができます。そこでこの記事では、家族葬を選ぶ場合、どのようなタイミングでどのように周知すればいいか詳しくご紹介します。

こんな人におすすめ

家族葬をお考えの方

家族葬の訃報通知について知りたい方

家族葬の連絡を受けたときの対応方法を知りたい方

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家族葬とは?

家族葬とは、家族や親しい人たちだけで行う小規模な葬儀のことです。家族葬が好まれる背景には、いくつかの理由があります。ひとつは、亡くなった人との最期のお別れの時間を心許す人たちだけでゆっくり分かち合いたいというものです。

葬儀をするとなると、生前付き合いのあった人たちへの対応が生じます。最期の時間だけは誰にも邪魔をされず、静かに送り出したいという思いからです。

故人が生前に家族葬を望むケースもあります。通常の葬儀は、経済的にも残された家族に負担となるからです。故人の望みにしたがって家族葬を選ぶ場合もあります。

参列をお願いする場合

家族葬を選んだ場合、参列者をどのように選び、どう連絡を取るかはポイントです。家族だけなら連絡を取るまでもありませんが、家族葬には親しい友人を呼ぶこともあります。

葬儀の案内のしかたを誤ると、大勢の弔問客が訪れ、不本意な結果になりかねません。ここでは家族葬をする場合、どのような手段でどのような内容の通知をすればいいのかご紹介します。

訃報の通知は電話で行う

訃報の第一報を連絡する際には、電話がいいでしょう。メールやSNSで伝える方法もありますが、相手に伝わったかどうかを確かめられるのは電話です。まずは電話で、亡くなった事実を伝えましょう。

電話連絡は、亡くなったら早めにすることが大切です。深夜や未明の時間帯でなければ、速やかに連絡を入れましょう。

この段階では、葬儀などの段取りはできていないケースがほとんどです。葬儀の詳細は追って連絡することを伝えましょう。家族葬にすることが決まっていれば、その趣旨は伝えてもかまいません。参列をお願いするなら、そのこともあわせて伝えましょう。

訃報の内容

家族葬を営むことが決まった場合、連絡内容のポイントは5つあります。以下にまとめました。

・故人の亡くなった日時
・葬儀は家族葬であること
・家族葬の日時と場所
・香典やお花の辞退
・喪主の名前や連絡先

亡くなった日時や家族葬であることは、1回目の電話で伝え、その下の項目は日をあらためての連絡になるかもしれません。家族葬の段取りができたら、日時と場所を伝えましょう。

家族葬では香典や供花を辞退することが一般的です。故人が家族葬を望む理由のなかに、友人や知人に対する心遣いもあります。一般の葬儀にしてしまうと、香典や供花などお金を使わせてしまうからです。喪主の名前や連絡先も伝えましょう。家族葬が「故人の遺志」なら、その気持ちもあわせて伝えることが大切です。

葬儀の案内方法

身内が亡くなり大変なときではありますが、家族葬に参列してほしい人への案内は、文書で出すのが理想的です。どうしてもその余裕がない場合は、メールなどを活用しましょう。文書があるほうが、葬儀の日時や場所が正確に伝わり、混乱を避けられます。

案内状を出す際には、冒頭に故人が亡くなった日時を記します。そのうえで、生前の厚意に感謝することを伝えましょう。そして、葬儀は家族葬になることと、ぜひ参列してほしい旨を記します。

葬儀の場所や日時を案内したあと、忘れてはならないのが香典などの辞退です。末尾は、案内状を書いた日付と、喪主の住所と名前を書き添えましょう。案内状のポイントは、受け取る相手が故人にとってかけがえのない存在だったことを伝えることです。家族葬ではあるものの、ぜひ参列してもらいたいという気持ちを伝えましょう。

参列を辞退していただく場合

参列を辞退してもらいたい人にどう連絡を取るかは悩みどころでしょう。失礼な対応にならずに、どう理解してもらうかがポイントです。

家族葬だからといって、亡くなったこと自体を連絡しないというわけにはいきません。故人を悼む気持ちは、いっしょに分かち合いたいものです。この難しい連絡方法についてはいくつかのポイントがあります。以下に解説します。

葬儀後の訃報の通知が一般的

家族葬に参列してもらわない人への訃報の連絡を、葬儀のあとにする方法があります。訃報の連絡と同時に、家族葬を終えたことを伝える方法です。この場合には、文書などでの通知がいいでしょう。

文面には、亡くなった日時を記すとともに、香典やお供え物を辞退する意思を明確にしておきます。そして、生前の故人への厚意に感謝の気持ちを表しましょう。亡くなって時間がたってから文書でのお知らせとなったことをわびる一文を添えるといいでしょう。

こうした連絡をするうえで重要なことは、相手の気持ちに配慮することです。参列をお願いしない人でも、故人への思いは計り知れません。

葬儀前に通知する場合の注意点

葬儀前に通知する際にはいくつか注意点があります。通知したことによって参列に訪れたり、香典などが送られてきたりすることを防ぐためです。互いに困惑することになってしまいます。

ひとつのポイントは、家族葬であることを明確に伝え、参列の辞退をお願いする意向を明確に伝えることです。最期は身内だけで静かに送り出したいことや、故人の遺志であることなど、理由をしっかり説明することで理解は得られるでしょう。

もうひとつのポイントは、家族葬自体の日時や場所を伝えないという方法です。日時や場所が伝わると、なかには訪問してくる人もいるかもしれないからです。隠し事をしているようで気が引けるかもしれませんが、相手に対する誠意さえあれば、決して失礼な対応にはなりません。

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会社への報告のしかた

亡くなったことを会社に報告することも大切です。会社でのさまざまな手続きがあるからです。家族はふだん故人の会社の関係者と直接連絡を取ることがないため、戸惑うかもしれません。

家族葬の場合は、その旨を正確に伝えるためにも、会社へは早めの連絡が重要です。ここでは、どのタイミングでどのような連絡をすればいいか解説します。

葬儀前に連絡をしておく

会社への連絡は葬儀の前にしましょう。家族葬の場合、葬儀のあとに連絡するのもひとつの方法だとご紹介しましたが、勤めていた会社には早めの連絡が大切です。社内での庶務手続きなどがあるためです。

連絡する相手は、直属の上司がいいでしょう。だれが直属の上司かわからないときは、会社の総務担当者に連絡して尋ねれば、つないでもらえます。

早めに連絡することで、会社側のサポートを得られることもあるでしょう。家族葬を予定している場合、どのように社員に通知するかなど、会社としても対応を取らなければなりません。そのための時間を確保するためにも、葬儀前に連絡を入れておくといいでしょう。

連絡するべき内容

連絡する内容のポイントは、まずは亡くなった日時です。亡くなるまえ、故人が会社の仕事や同僚などについて語っていたエピソードなどがあれば、あわせて伝えましょう。日頃、仕事とどう向きあっていたか、会社側に伝える最後の機会です。

近親者のみの家族葬を予定していることも明確に伝えます。そのうえで、葬儀への参列や香典などは辞退したい旨を伝えましょう。ここまで伝えれば、家族葬の日時や場所を連絡する必要はありません。

会社への訃報連絡の際、生前の仕事や会社に対する思いを伝えられれば、エピソードとともに会社内でも共有してもらえます。会社でお世話になり感謝しているという気持ちもしっかり伝えることが大切です。

連絡後の対応

訃報連絡を受けると、会社は対応を取ります。まずは、社員が亡くなったことを知らせる通知を社内に出すのが一般的です。この際、近親者のみによる葬儀であることや、香典などを辞退する意向もあわせて周知されます。

並行して進められるのが庶務手続きです。残っている給与の計算や、健康保険組合からの脱会の手続きなどが行われます。会社によっては弔慰金の支給などがあるかもしれません。支給にあたっては家族と相談する必要が生じるため、いつどのタイミングで相談するかなどの検討も必要です。

家族葬の意向を聞いていれば、会社としては葬儀が終わるまでは、そっとしておこうという判断になる場合が多いでしょう。

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近所の方には直接連絡

近所の方へは直接、連絡をすることをおすすめします。できれば家族葬の前に連絡するといいでしょう。連絡がないまま、喪服の人が出入りする姿を見るのは、近所の方にとって気持ちのいいものではありません。末永くいい近所づきあいをしていくうえでも、早めに連絡するといいでしょう。

隣近所には直接出向くなどして亡くなったことを伝えられるのが理想です。親しい間柄なら電話でも問題ありません。連絡しなければいけない近所の方が多いようなら、町内会などを通じて連絡するのも方法です。いずれの場合でも、家族葬であることを明確に伝えましょう。

家族葬の連絡を受けたときの対応

家族葬であることを告げられた側はどうすればいいのかを考えてみます。大抵の場合、まずは亡くなったことに驚くと同時に、お別れを告げたいと思うでしょう。

大切な友人や同僚を失ったにもかかわらず、葬儀に参列できないのかと複雑な気持ちになるでしょう。気持ちの整理がつかず、家に行ってみようと考える人もいるかもしれません。どう対応すればいいのか解説します。

基本的には親族のみ参列

家族葬の基本的な考え方は、親族のみが参列するということです。人生の最期は、家族や親族だけで水入らずの時間を過ごし、静かに送り出したいという思いからです。

もうひとつ家族葬には、家族やお世話になった友人に負担をかけたくないという故人の思いがしばしば反映されています。葬儀をするとなれば多額の費用がかかります。参列者は貴重な時間を割くとともに、香典やお供え物などで出費も伴うでしょう。残される家族や友人のことを考えて、家族葬を望む人もいます。

家族葬で送り出すという連絡を受けた際、明確に参列を求められていなければ、親族のみの集まりだと考えましょう。

訃報の通知に葬儀の案内があった場合は参列

家族葬への参列を求められているかどうかは、訃報の通知をしっかりみて判断しましょう。参列を求める具体的なことばがあれば明らかですが、具体的なことばがなくても参列を求められている場合もあります。

それは、家族葬の日取りや場所の案内が記載されているかどうかです。アクセスや駐車場の有無など具体的な案内があれば、参列を求められていると思ってかまいません。参列を求めない人には、日取りや場所を伝えないことが多いからです。

訃報の通知とは別に、電話やメールで参列を求められる場合もあります。通知は全員に同じ文書を出して、参列をお願いしたい人には個別に連絡を取るケースも少なくありません。

参列の申し入れはマナー違反

家族葬に招かれていない人が、参列の希望を申し出るのはマナーに反するといえます。気持ちはわかりますが、故人や家族の気持ちをくんで、ぐっとこらえましょう。

参列できないなら、香典や供花だけでもと思うかもしれません。これも家族が辞退しているのであれば、控えるのがマナーです。香典や供花を渡すとお返しが必要となり、先方に負担をかけてしまうからです。お返しは必要ないと思っていても、受け取った側はそうは思いません。

家族葬は、人と人との付き合いから生じる心理的・物理的な負担を軽減させたいという故人の遺志が反映されていることもあります。先方の気持ちに寄り添って行動するようにしましょう。

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まとめ

葬儀は、人生最期の一大イベントです。どのように送り出されたいか、どのように送り出したいか、当事者の意思が最大限尊重されるべきでしょう。これまでのしきたりにとらわれず、人生の最期は心許せる人たちとゆっくりお別れを告げたいという思いが、家族葬をはじめ葬儀の多様化につながっているといえます。

時代に変化にあった葬儀を提供しているのが「小さなお葬式」です。家族葬のほかにも、出席人数などに応じて5つのプランがあります。ぜひ一度「小さなお葬式」にご相談ください。
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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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