密葬の通知方法や注意点は?詳しい文例で伝え方や書き方のポイントを解説
葬儀マナー[喪主・遺族]

作成日:2021年02月04日  更新日:2021年02月04日

密葬の通知方法や注意点は?詳しい文例で伝え方や書き方のポイントを解説

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近年、密葬形式で葬儀を執り行う方が多く見られようになりました。密葬には一般葬にはない多くのメリットがありますが、一般葬とは通知方法が異なるため、その方法が分からずに困っている方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、密葬の通知方法についてご紹介します。具体的な文例や、通知する上での注意点が分かるようになる内容です。

【もくじ】
密葬はどのような葬儀?
家族葬はどのような葬儀?
家族葬・密葬の通知は注意が必要
家族葬を親族・友人に伝える文例
家族葬・密葬を終えてからの通知状文例
喪中はがきは12月上旬までに送付する
家族葬・密葬を行う前に会社に連絡する
家族葬を会社に連絡する場合は注意が必要
会社の慶弔見舞金は受け取るべき?
密葬の後に本葬をする場合
家族葬・密葬の挨拶では感謝の気持ちを伝える
自治会や近所への通知方法
まとめ

密葬はどのような葬儀?

密葬は、少人数で実施する小規模な葬儀です。招くのは近親者や親しい友人・知人のみで、仕事関係者などの外部の方は参列しません。遺族は弔問客の対応に追われることなく、故人との最後の時間をゆったりと過ごせます。

後に本葬を執り行う前提で開催する場合が多いのが大きな特徴です。本葬を執り行えば外部の方にもお別れの機会を用意できますが、葬儀を二回行うため、コストがかかるデメリットがあります。本葬を執り行うか否かで、かかる費用が大きく変動することに注意しましょう。

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家族葬はどのような葬儀?

家族葬は、身近な方のみが参列する小規模な葬儀です。基本的な流れは一般葬と同様で、通夜や告別式、火葬を実施します。参列者の数が少ないので斎場にかかる費用や接待費を抑えられ、気心の知れた方たちとゆっくり見送りができるのがメリットです。

家族葬は単体で完結しているので本葬は執り行わないのが密葬との違いです。一般葬よりも費用を抑えられる場合が多いですが、葬儀後に外部の方の弔問で忙しくなることがあります。

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家族葬・密葬の通知は注意が必要

家族葬や密葬の通知を出すときは、葬儀に招く方とそうでない方で内容を分ける必要があります。

招く方には、内々で行う葬儀である旨や、開催日時と開催場所などを通知しましょう。招かない方への通知は、葬儀後に事後報告で行うのが基本です。葬儀を内々で済ませた旨と連絡が遅れた謝罪を入れましょう。

小規模な葬儀では香典や供花を辞退することが多いので、通知状にこれらの対応について明記することも大切です。

家族葬を親族・友人に伝える文例

親族や友人へ家族葬の開催を通知するときの文例をご紹介します。家族葬では参列してもらいたい場合と辞退していただく場合の2パターンの通知状が必要です。どのような内容にすればよいのか、それぞれの文例を確かめましょう。

家族葬に参列してもらいたい場合の文例

家族葬にお招きする方への連絡は、電話で行うのが一般的です。メールやLINEなどのメッセージは見落とす可能性があるので、確実に伝えられる手段を用いましょう

○○の長男の□□でございます。
以前から入院しておりました父が、本日午前2時に亡くなりましたのでお知らせいたします。

通夜は○月○日○時から、告別式は△月△日△時から(斎場名)にて執り行います。
葬儀は故人の希望により、内々で家族葬の形式で行います。
△△様にはぜひお越しいただきたく、ご連絡させていただきました。

他の皆様には後ほどご通知しますので、ご承知おきください。

家族葬の参列を辞退していただく場合の文例

参列を辞退していただく方には葬儀後に通知するのが原則ですが、故人と特に親交が深かった方には会葬の辞退と死亡通知を伝える必要があります。

○○の長男の□□でございます。
以前から入院しておりました父が、本日午前2時に息を引き取りました。

父の意向により葬儀は家族葬を行わせていただきますので、誠に勝手ながらご会葬、ご香典、ご供花はご辞退申し上げます。

故人が生前賜りましたご厚誼に深謝し、謹んでご通知申し上げます。

家族葬・密葬を終えてからの通知状文例

家族葬や密葬では、身近な方以外は葬儀を終えてから文面で逝去を報告します。葬儀前に通知する場合とは伝える内容が異なるので、内容をきちんと使い分けましょう。

ご挨拶

去る 令和○○年○月○○日 俗名○○ ○○は○○歳をもって逝去いたしました
葬儀は故人の遺志により近親者のみで相済ませました

礼を失することになりましたがお許しいただきたく存じます
ここに生前のご厚情を深謝し謹んでお知らせ申し上げます

(住所)
喪主 □□
外  親戚一同

喪中はがきは12月上旬までに送付する

身内に不幸があった場合、年賀状の交流がある相手に喪中はがきを出します。喪中はがきは喪に服しているため年賀の挨拶を遠慮する旨を伝えるはがきです。

年賀欠礼挨拶状」とも呼ばれています。喪中はがきは先方が年賀状を出す前に到着する必要があるので、12月上旬までに送付するのがマナーです。

喪中のため年末年始のご挨拶は失礼させていただきます

本年○月に父 ○○が80歳にて永眠いたしました
ここに本年中に賜りましたご厚情に心より感謝申し上げます
明年も変わらぬご交誼のほどよろしくお願い申し上げます

(住所)
(差出人)

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家族葬・密葬を行う前に会社に連絡する

家族葬や密葬では仕事関係者には葬儀後に報告するのが基本ですが、故人が勤めている会社には葬儀前に一報を入れましょう。会社としては従業員が亡くなった場合は諸々の手続きが必要なためです。

忌引き休暇の申請をしなければ無断欠勤になるので、自分の勤務先にも連絡をする必要があります。事後報告ではトラブルになる可能性があるので、あらかじめ就業規則で忌引き休暇に関する扱いを確認しておきましょう。

家族葬を会社に連絡する場合は注意が必要

家族葬を会社に連絡する際は、故人の勤務先の会社に連絡するケースと自分の勤務先に連絡するケースとがあります。訃報の連絡は基本的に電話で行いますが、慶弔休暇や忌引休暇を設けている会社では書面での連絡が必要なケースもあるので、適切な連絡ができるようにそれぞれの文例を確認しましょう。

故人が勤務していた会社に電話連絡する文例

葬儀前に訃報を知らせる場合は、電話で連絡するのが基本です。故人と自分の関係や家族葬を行う旨、香典の扱いについて明確に伝えることを心掛けましょう。

お世話になっております。
○○の長男の□□と申します。
本日午前2時に父が逝去いたしましたのでご連絡させていただきました。

父の遺言により葬儀は近親者のみで家族葬の形式で執り行います。
誠に勝手ながらご会葬、ご香典、ご供花はご辞退申し上げます。

ご迷惑をおかけして恐縮ではございますが、何卒ご配慮のほどよろしくお願い申し上げます。

故人が勤務していた会社に書面で連絡する文例

書面で連絡する場合は、故人の上司か総務部宛に出すのが一般的です。誰が亡くなったのか参列不要の旨連絡先などを記載します。

○○課長 △△殿

父○○儀 病気療養中のところ令和○○年○月○日に他界いたしました
ここに生前のご厚誼を深謝し謹んでご通知申し上げます
なお 葬儀は故人の意向により家族葬を執り行います

誠に勝手ながらご香典、ご供花、ご供物の儀は固くご辞退申し上げます

(住所)
(自分の電話番号)
(自分の名前)

自分が勤める会社に電話連絡する文例

遺族が自分の勤務先に電話で連絡する場合は、葬儀の日取りなどの詳細が決まってからにした方が良いでしょう。

△△課の○○です
先ほど父が亡くなりました。
私が喪主と務めるため、数日間お休みをいただきます。
日程は○月○日を予定していますが、父の遺志で葬儀は内々で執り行います。

何か緊急の連絡事項があれば携帯電話へご連絡ください。
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

自分が勤める会社に書面で連絡する文例

葬儀のために書面で休暇を申請する際は、何日間休むのか休む理由は何かを明記しましょう。

○○課 (自分の名前)

病気療養中だった私の父○○が、令和○○年○月○日に他界いたしました。つきましては、父の葬儀準備と後始末のため、〇月〇日から〇年〇月〇日までの計〇日間休暇を取得したく存じます。
以下ご報告申し上げます。

・(故人の名前) 享年○歳
・通夜 ○月○日
・告別式 ○月○日
・斎場 (斎場名)
・喪主 (喪主名)

故人の遺言により葬儀は近親者のみで執り行いますので、誠に勝手ながらご厚志につきましては辞退させていただきます。

皆さまにはご迷惑をおかけして大変恐縮ではございますが、何卒ご承認いただきますようお願いいたします。

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会社の慶弔見舞金は受け取るべき?

会社にはそれぞれに慶弔規則が定められており、慶弔見舞金や会社名義の香典が出る場合があります。これらは通常の香典とどのような違いがあるのか判断に困っている方もいるでしょう。香典を断っている場合は、慶弔見舞金を受け取って良いのでしょうか。

慶弔見舞金は福利厚生の一部

勤務先の会社によっては、規則で慶弔見舞金が支給されることがあります。慶弔見舞金は福利厚生の一部であり、香典とは別物として扱うのが一般的です。香典を辞退していても、慶弔見舞金を受け取って問題ありません

会社の規定に則って経費から支給されるものなので、返礼も不要です。香典を辞退している場合でも、弔見舞金を申請してもマナー違反ではありません。

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会社名義の香典には香典返しをするべき?

会社の上司や同僚からでなく、会社名義の香典を受け取ることもあります。香典の名目で出されている以上は香典返しが必要と思う方もいるかもしれませんが、会社名義の香典も経費から出されているので、香典返しは不要です。

ただし、香典を辞退している場合は無理に受け取る必要はありません。香典なのか弔慰金なのか、名目で判断するのも良いでしょう。

密葬の後に本葬をする場合

密葬の後に本葬を予定している場合は、家族葬の文例に「まずは近親者のみで密葬を執り行います。本葬については追って連絡いたします」と一言付け加えましょう。

本葬の日取りが決まり次第、日時や場所、喪主の連絡先を伝えることも大切です。香典などの扱いについてもこのときに伝えましょう。

家族葬・密葬の挨拶では感謝の気持ちを伝える

一般葬と同様に、家族葬や密葬でも喪主が挨拶を務める機会があります。初めて喪主を務める方は、どのような挨拶をすれば良いのか分からないのではないでしょうか。ここでは、ケースに応じた喪主の挨拶の文例をご紹介します。

通夜を締めくくる挨拶文例

通夜に足を運んでくれた方たちへ感謝の気持ちを伝える場です。翌日の告別式の誘導を兼ねているので、長くなり過ぎないようにしましょう。

本日は皆さまご多忙の中、通夜にご弔問いただきまして誠にありがとうございます。
私は長男の○○でございます。

故人の存命中は皆さまより賜りましたご厚誼に深く感謝申し上げますとともに、今後とも変わらぬご厚誼をお願い申し上げます。

なお、明日午前10時より、告別式を執り行います。
斎場はこちらですので、お時間がある方はぜひご参列ください。
本日はお越しいただき本当にありがとうございました。

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告別式を締めくくる挨拶文例

基本的には通夜の挨拶と同じ構成で問題ありません。通夜に参列していない方もいることを想定して、自己紹介も省かずに行いましょう。

故人の長男の○○でございます。
本日はご多忙の中、父○○の告別式にご参列いただき、誠にありがとうございます。
皆さまにお集まりいただき、父もさぞ喜んでいることと思います。

遺された家族一同、これから父が見守ってくれていることを信じて、力を合わせて頑張ってまいります。
どうかこれからも、父同様のお付き合いとご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

出棺で見送る際の挨拶文例

告別式の挨拶で自己紹介は済んでいるので、ここでは省いても問題ないでしょう。故人の亡くなる前の様子などを報告する場合が多いようです。

遺族並びに親族を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。

本日はお忙しい中、亡き父○○のためにご会葬いただいた上、最後にお見送りまでしていただき、誠にありがとうございました。
このように多くの方々に見送られ、父も喜んでいることと思います。

故人は今年癌が発覚し、懸命に闘病生活を送っていましたが、治療の甲斐なく入院先の病院で息を引き取りました。
最後は苦しむことなく安らかに旅立てたのが救いです。

故人の生前中に賜りましたご交誼を、未熟な私共家族にも、故人の生前中と同様に賜りますようお願い申し上げます。
簡素ではございますが、出棺に際しまして一言お礼の挨拶とさせていただきます。

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自治会や近所への通知方法

近所の方へ家族葬を通知するときは、地域の自治体や町内会へ通達をお願いするとスムーズです。

近所で良くしてもらっていた方には直接挨拶に行くと良い印象を与えやすく、家族葬に招かれなかった不満も緩和できるでしょう。香典の扱いや本葬の有無も伝達すると滞りなく葬儀を進行できます。

まとめ

密葬は本葬を伴うことが多い小規模な葬儀です。密葬や家族葬は内密に行うのが重要なため、通知方法には注意しましょう。故人の遺志であることや、香典の扱いを明確に知らせることも大切です。

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