一周忌に最適な挨拶は?立場別、タイミング別でご紹介

一周忌に最適な挨拶は?立場別、タイミング別でご紹介

一周忌の法事は、1回目の命日になるので多くの方が参列するものです。大勢の方が集まる場になりますから、喪主を務める方も緊張しやすくなります。

不適切な挨拶により、集まった方を不快にさせてしまうことは少なくありません。冒頭の挨拶に頭を悩ませる前に、マナーやルールを理解し、工夫をしましょう。

そこで今回は立場別の挨拶のコツをタイミング別でご紹介します。

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こんな人におすすめ

一周忌の法事で挨拶をする予定のある方

一周忌の挨拶に不安のある方

一周忌に参列する予定のある方

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一周忌の挨拶文のマナー・注意点

一周忌の挨拶文のマナーや注意点をご紹介します。一周忌のマナーや注意点をしっかり確認しておくことで、挨拶文を考えやすくなるでしょう。

喪主が目立つシーンが多い一周忌ですから、挨拶を事前に準備をしておかないと会の進行を妨げてしまうかもしれません。

スムーズに一周忌を終えるために、喪主の挨拶文の作成や、信仰の確認は重要です。チェックしておきましょう。

忌み言葉は避ける

忌み言葉は、弔事に使ってはいけない言葉や表現などを指します。重ね言葉なども忌み言葉として扱われるので十分に注意してください

重ね言葉とは、同じ言葉を重ねることです。「不幸が重なること」を意味してしまうので、一周忌の場にはふさわしくないでしょう。忌み言葉の例は以下の通りです。

・おいおい・かさねがさね・くれぐれの重ね言葉
・迷う・浮かばれない
・死ぬ・死亡
・4・9などの不吉とされる数字

これらの言葉を入れるのはマナー違反だとして知られています。「明らかによくないだろうな」という言葉もあれば、知らずに入れてしまいそうなものもなかにはあります。

特に重ね言葉に関しては、使ってはいけないということを知らない方も多くいるでしょう。重ね言葉はマナー違反に当たる言葉ですので、忌み言葉や重ね言葉を入れないように十分に注意して文章を作りましょう。

法事に関係ない話題は避ける

挨拶と合わせて知っておきたいのが、一周忌に関係のない話を避けるというものです。あくまでも故人のために集まる場なので、関係のない話題は避けましょう。

親戚同士が集まると、世間話や噂話などの話題になりやすいものです。しかし、何のために集まった会なのかを忘れてはいけません。一周忌の場にふさわしいのは、故人との思い出など故人にまつわるものです。

特に喪主が、故人に関する話以外をするのはよくないといえるでしょう。世間話や噂話などは、一周忌の場では慎んでください。

途中で退席するときは一言

一周忌の途中で抜けなければならない場合、参列者や他の遺族に一言かけてから退席するようにしましょう。急に会を抜けるのは避けましょう。

途中、やむを得ず用事があって抜ける場合、遺族や周りの方にしっかり伝えておきましょう。
また、退席するタイミングも気をつけなければなりません。進行の妨げにならないように、注意しましょう。

タイミング別挨拶のコツ

ここでは、タイミング別でご挨拶のコツをご紹介します。挨拶はタイミングによって適切なものが異なります。その状況に適した挨拶を、タイミング別にまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

法要前

一周忌で喪主が行う最初の挨拶は、法要前に行う挨拶です。足を運んでいただいたことに対するお礼を伝える必要があるでしょう。

一般的に故人は戒名で紹介するものとされていますが、戒名は長くて呼びにくい場合が多いので、最近では個人の名前で呼ぶことが多い傾向です。呼びやすい呼び名での挨拶で問題ありません。

参列者全体に向けての挨拶は参列者の方を向いて話し、住職を紹介する場合は住職の方をしっかり向いて話しましょう。どちらを向いているかは参列者に見えやすいポイントなので、心がけるのがよいでしょう。

法要後

一周忌の法事は、喪主の挨拶で締めくくります。一周忌が終わるタイミングで挨拶をして、その後解散という流れになるでしょう。

その後、食事の場を設けている場合は、その案内もこのタイミングで行うのがよいでしょう。参列者が迷うことのないよう、わかりやすいアナウンスを心がけましょう。

住職が帰るとき(食事なし)

住職が食事をしない場合、住職がお帰りになる際にお布施をお渡しする必要があります。お布施と合わせてお車代とお膳料を用意し、お渡ししましょう。お礼を伝えながら渡せば、お互いに気持ちのよいやり取りになります。

住職が帰るとき(食事あり)

住職が食事に参加する場合は、お開きになったタイミングでお布施を渡しましょう。食事なしの場合と同じように、お布施と合わせてお車代を用意し、お渡しします。食事をとっているので、この場合のお膳料は必要ない場合が多いです。

喪主は住職の手伝いをするものなので、住職と一番近い座席になります。スムーズに渡せるように、喪主の方は手元に用意しておくのがよいでしょう。

食事前

一周忌の食事前にも、喪主は挨拶が必要になるでしょう。法事後の食事は、喪主の挨拶の後に献杯が行われるので覚えておいてください。献杯の前のタイミングで献杯の号令をかけてくれる方の紹介を行い、挨拶を結びましょう。

食事後

法事の食事は、1~2時間ほどが一般的とされています。お開きの雰囲気になったタイミングで、喪主が挨拶を行いましょう。その場で起立して簡単な挨拶を行い終了します。

一周忌に参加してくれたことへの感謝と、故人への思いを文章に含めるとスマートでしょう。

献杯の挨拶は喪主以外でもOK

一周忌で行われる献杯の挨拶は、喪主が行わなくてもよいものとされています。故人と親しい男性や、目立つことに抵抗のない親戚関係の方などが行う場合が多いでしょう。

参列する場合の挨拶のマナー

参列する側にも挨拶のルールがあります。故人やご遺族、他の参列者に迷惑をかけないよう十分に注意してください。

ご遺族への挨拶

参列者は、法事の開始前に遺族にご挨拶をするのがルールです。着席する前に、一言声をかけましょう。しかし、ご遺族は法事中忙しい場合が多いので、短い言葉に留めておくなど配慮が必要でしょう。

招待してもらったことへのお礼と、簡単な労いの言葉をかけるのが無難です。内容を事前に考えておくと、スムーズに失礼のない挨拶ができるでしょう。

ご仏前を渡すときの挨拶

規模や会場によって適切な渡し方やタイミングは大きく異なります。そのため、どこで法事を行うのか事前にチェックしておきましょう。

・自宅で行われる場合
故人宅で行われる場合は、ご遺族にご挨拶をした後仏壇にお供えし、お線香に火をつけましょう。遺族にご挨拶をした後に、自分で仏壇に供えてよいかどうか必ず確認します。

・大きい斎場で行われる場合
大きい斎場で行われる場合は、受付が用意してあることがほとんどでしょう。その場合は受付にご挨拶を行い、御仏前を渡してからご遺族に声をかけてください。

帰り際の挨拶

法事や食事を終えて帰るときは、遺族に声をかけてから退席しましょう。声をかけずに退席するのはマナー違反です。話しかけるタイミングを見計らって喪主に必ず声をかけましょう。

他の参列者と同じタイミングで退席する場合は、なるべく短い言葉にまとめてください。長話をしていると、他の方が詰まってしまい、喪主や参列者を困らせてしまうでしょう。

電話で辞退するとき

一周忌法要辞退を申し出るときは、電話で辞退する旨をお伝えしましょう。その際は必ず喪主か、喪主に近い方に伝えるようにしてください。

喪主は予約作業などが多くあるので、出欠の連絡はなるべく早くした方がよいものです。連絡をするときは、深夜や早朝を避けましょう。

辞退するときは、弔電を送る

辞退する場合は、弔電を送るようにしましょう。時間があれば手紙で辞退を施主にお伝えするのがよいですが、時間に余裕がない場合は電話で連絡を入れましょう。

その際に、施主への声かけと故人の一周忌に参加できなくて残念だという旨を伝えしましょう。施主は一周忌に向けて食事の手配などの作業が多くあるので、早めに伝えることを心がけてください。

手紙で辞退するとき

手紙で事態を伝えるときのコツは、4つあります。以下のポイントをしっかり守り、喪主の気持ちに寄り添った失礼のない手紙にしましょう。

・一周忌法要に招かれたことへの感謝
・参列できないことへのお詫び
・故人との思い出や冥福を祈る言葉
・遺族を思いやる言葉

一周忌をやむを得ずに辞退する場合にはしっかりと気遣いをしなくてはなりません。

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まとめ

一周忌に最適な挨拶は、マナーを守ることで簡単にできるでしょう。故人や参列者に失礼のないよう、スムーズに挨拶を行えるようにしましょう。

また、参列する側も遺族や故人への気遣いを忘れないようにしましょう。

遺族と参列者の両方が気遣い合うことで、滞りなく一周忌を終えられるでしょう。思いやりのこもった挨拶文を準備し、当日に備えるのがよいでしょう。

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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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