一周忌にも香典を用意するのがマナー!相場や香典袋の書き方・渡し方を解説
法事・法要

作成日:2021年03月05日  更新日:2021年03月05日

一周忌にも香典を用意するのがマナー!相場や香典袋の書き方・渡し方を解説

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一周忌の法要に招かれた場合は、香典を用意して参列するのがマナーです。一周忌の法要でお供えする香典には、お通夜や葬儀とは異なるしきたりがあります。お通夜や葬儀における香典のマナーは知っているものの、一周忌の法要ではどのような準備をすればよいのか分からない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、一周忌の法要に持参する香典に関するマナーを分かりやすくご紹介します。一周忌の法要における香典の基礎知識や相場に加えて、お通夜や葬儀に持参する香典との違いも分かる内容です。

【もくじ】
一周忌の法要にも香典が必要
【関係別】一周忌の法要の香典相場
一周忌の香典相場は何で決まる?
一周忌の香典袋の選び方
【一周忌の香典袋】表書きの書き方
【一周忌の香典袋】中袋の書き方
一周忌の香典袋の包み方・渡し方
一周忌の香典袋の注意点
まとめ

一周忌の法要にも香典が必要

事前に香典を辞退する旨の案内がない限り、一周忌の法要にもマナーとして香典を準備します。香典を持参するのは、お通夜や葬儀の場だけではありません。一周忌の法要に関する基礎知識と合わせて、香典の意味についてご紹介します。

一周忌の法要とは?

法要とは、菩提(ぼだい)寺の住職を招き、読経を上げて供養することです。仏教では、法要を営む日や年が決まっています。一周忌の法要とは、故人が亡くなってから満一年の命日に営む年忌法要です。

一周忌の法要では、親族や知人・友人が集まります。参列者が故人を偲び、供養することが法要の目的だからです。住職による読経や焼香の後、参列者でお墓参りをして、お斎(おとき)という会食を取ります。

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一周忌の法要にも香典を用意するのがマナー

一周忌の法要に招かれた場合には、マナーとして香典を用意しておきましょう。お通夜や葬儀に参列した人も、別途香典を用意します。

もともと香典は弔意を表すとともに、相互扶助としての役割を担っていたからです。一周忌の法要ではお通夜や葬儀とは別の費用が発生する以上、参列者は香典を渡す必要があります。

なお、法要の案内状に香典辞退の旨が記されている場合、香典を無理にお供えする必要はありません。供花やお供え物などを持参し、弔意を表しましょう。

案内状に「ご厚志辞退」とあれば香典だけでなく、供花やお供え物も辞退されています。参列して焼香を上げ、弔意を示しましょう。

【関係別】一周忌の法要の香典相場

一周忌の法要における香典の相場は、故人との関係性で決まります。一周忌の法要における香典の相場を下記の表にまとめましたが、これはあくまでも目安のひとつです。「香典としていくら包むか」は、地域や故人との関係性、親族の考えによって大きく異なります。

一周忌の法要でお供えする香典も、音の響きが「死」や「苦」を想起させる4や9の数字は避けなければなりません。連名で香典を包むときは、合計が4や9にならないよう配慮する必要があります。

故人との関係性 一周忌の香典におけるおおよその相場
故人が自分の親 1万円~5万円
故人が自分の祖父母 1万円~3万円
故人が自分の兄弟姉妹 1万円~3万円
故人が配偶者の親 1万円~3万円
故人が配偶者の祖父母 1万円~3万円
故人が配偶者の兄弟姉妹 1万円~3万円
故人が親戚のおじ・おば 1万円~3万円
故人が近くない親戚 1万円~3万円
故人が元上司 1万円

一周忌の香典相場は何で決まる?

香典の用意に当たって、多くの方を悩ませるのが「香典にいくら包むか」です。基本的には故人との関係性で決まるものの、年齢や会食の有無によって差が生まれます。香典にいくら包めばよいのか分からない場合には、相談して決めることも大切です。

故人との関係性

故人との関係性が近いほど、香典を多く包む傾向にあります。もっとも近い関係である親子、次いで近い関係といえる兄弟姉妹では、香典も比較的多くなるでしょう。

故人よりも自分のほうが目上の場合にも、香典を多めに包みます。また、生前の付き合いの深さも加味しましょう。親戚関係や友人関係の場合は、付き合いの程度によって調整します

自分の年齢

同じ関係性でも、年齢によって相場が変動します。働き始めたばかりの年齢では、目安の下限を包んでもおかしくはありません。

30代以降は、年相応に包むのが望ましいでしょう。年長者の場合には、多めに包む傾向にあります。

会食があるかどうか

会食の有無も、香典に大きく関わる要素です。会食の有無は、案内状に記載されています。会食は事前に手配する必要があり、案内状は人数確認の役割も担っているからです。

法要の後に会食の場が設けられているのなら、人数分の食事代を香典に上乗せしましょう。食事代の代わりとして、相応のお供え物や供花などを持参する方法もあります。

分からないことがあれば周囲に相談しよう

香典に関するしきたりは、地域によってさまざまです。親族や家族ごとに、一周忌の法要での香典に対する考え方が違うでしょう。

一周忌の法要に参列するにあたって、いくら包めばよいのか分からない場合には、親しい人や葬儀会社への相談をおすすめします。近い関係にある親戚に相談し、包む額を事前に取り決めておくのも手です。

一周忌の香典袋の選び方

一周忌の法要に持参する香典も、お通夜や葬儀と同様に結び切りの水引を用意しましょう。仏式の香典袋は、包む額に合わせて水引の色・種類を選びます。
5,000円前後の香典に使用するのは、水引が印刷された略式の香典袋です。
1万円~3万円の香典には、白黒の水引を掛けた香典袋が適しています。
3万円~5万円の香典には、双銀の水引が掛かった香典袋を使いましょう。

香典袋は、故人が信仰していた宗教に合うデザインを選びます。ハスの花がデザインされていれば、仏式の香典袋です。

ユリの花がデザインされている香典袋はキリスト教式なので、仏式の法要にはふさわしくありません。香典袋についても分からないことがあれば、親しい人や葬儀会社に相談しましょう。

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【一周忌の香典袋】表書きの書き方

一周忌の法要に持参する香典袋では、故人が信仰していた宗教・宗派にふさわしい表書きを記載します。香典袋の名前の記載方法も、香典を包んだ人の関係性や人数によってさまざまです。宗教・宗派別の表書きと合わせて、香典袋の名前の書き方について解説します。

仏教の場合

一周忌の場合、仏式の表書きの多くは「御仏前」です。葬儀に持参した香典袋の表書きを「御霊前」とした場合でも、一周忌の場面では「御仏前」に変わります。

四十九日法要の後は、故人の霊が仏様になると考えられているからです。「御仏前」以外にも「御佛前」や「御香料」「御香典」なども使えます。

神道の場合

一周忌や法要は、仏教における呼び方です。神道にも一周忌の法要に当たる儀式があり、「一年祭」と呼ばれます。一年祭も、親戚や友人・知人が参列する追悼式です。

神道では、「五十日祭の後、故人は子孫を守る神様になる」と考えます。神道の死生観に基づき、表書きは「玉串料」や「御榊料」「御神前」です。

キリスト教の場合

キリスト教にも、仏式の一周忌や神道の一年祭に当たる「追悼式」があります。キリスト教の表書きは、カトリックとプロテスタントで共通する「御花料」が無難です。

カトリックでは、「御花料」以外に「御ミサ料」や「御霊前」も使えます。なお、「御ミサ料」と「御霊前」はカトリックでしか使えません。プロテスタントの表書きには、「献花料」「忌慰料」があります。

名前の書き方

表書きの下に、氏名をフルネームで書きましょう。個人で出す場合には、表書きの下・中央に氏名を書きます。
夫婦で香典を包むなら、代表者のフルネームを表書きの下・中央に書きましょう。代表者の名前の横に、パートナーの名前のみを書きます。

3人以下の連名で出す場合は、全員分のフルネームを書きましょう。ただし、書く順番に注意です。先輩と後輩、上司と部下と上下関係がある場合は、右から立場が高い順に氏名を書きます。立場に上下がない場合は、五十音順です。

4人以上の連名では、団体名や代表者(法要に参列する人)のフルネームだけを中央に書きます。「○○(団体名)一同」や「○○(団体名)有志」「代表△△(代表者のフルネーム)他□名」などが代表的な書き方です。

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【一周忌の香典袋】中袋の書き方

香典袋に付属する中袋には、香典を包んだ人の住所と氏名香典の合計額を書きます。記入欄があれば、各項目に従って記入しましょう。

中袋に記入欄がない場合、表側・中央に包んだ香典の合計額を、裏側・左下に住所と氏名を書きます。合計額は漢数字の大字(壱や弐など)を使い、縦書きです。

中袋の記載内容は、受け取った遺族が後から確認する大切な情報です。記載する情報を省略せず、はっきりと見やすい字で書きましょう。

連名で香典を包んだ場合も、全員分の情報を縦書きで記載します。スペースが足りない場合には別紙が必要です。中袋に記載する情報も、立場が上の人から順に書きます。

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一周忌の香典袋の包み方・渡し方

一周忌の法要に持参する香典は、あくまでも成仏した故人へのお供え物です。香典に込められている意味合いが違う以上、お通夜や葬儀とは包み方や渡し方にも差があります。

表書きや中袋の書き方だけでなく、香典袋の包み方や渡し方でもマナーを意識しましょう。こちらの項目では、一周忌における香典袋の包み方と渡し方をご紹介します。

香典袋の包み方

一周忌の法要に持参する香典では、葬儀のときのようにお札を入れる向きで悲しみを表現しません。肖像画が中袋の表側を向くようにお札を入れましょう。複数枚のお札を入れるなら、向きをそろえておきます。

香典は葬儀のときと同様に、袱紗(ふくさ)に入れて持参するのがマナーです。一周忌の法要で使う袱紗は、紺色や濃い紫色、灰色が適しています。

風呂敷を袱紗として使う場合、包み方は弔事用の左包みです。香典袋を風呂敷の中央に置き、香典袋の右側・手前側・向こう側・左側の順に折り畳み、はみ出た部分を内側に折り込んで整えましょう。

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香典袋の渡し方

一周忌の法要では、会場に到着したタイミングで香典袋を渡します。渡す相手は法要の施主です。渡す直前に袱紗(ふくさ)から取り出し、表書きが見えるように香典袋を表向きにして直接渡します。

一周忌の法要では、「どうぞ仏前にお供えください」「心ばかりではありますが、御仏前にお供えください」といった言葉を添えて手渡ししましょう。一言添えることも、香典を渡すときのマナーです。省略せず、きちんと言葉で伝えるようにしましょう。

一周忌の香典袋の注意点

一周忌の法要に向けて香典袋を用意する際には、いくつかの注意すべきことがあります。一周忌の香典で使う墨の種類やお札の選び方は、お通夜や葬儀とは違うからです。

ただし、地域や親族によって、しきたりに対する考え方が異なります。不安な場合には、地域のしきたりに通じている親戚や葬儀会社に確認しましょう。

一周忌の香典は濃い墨で書く

訃報を知った悲しみを表現するために、お通夜や葬儀の香典袋は薄墨で書くのがマナーです。一方、一周忌の法要に持参する香典袋は濃い墨で書きます

四十九日法要の忌明け後は、墨の色で悲しみを表現する必要がないからです。お札を入れる向きと同様に、「一周忌の法要で持参する香典は、仏様になった故人へのお供え」という考えが根底にあります。

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新札は避ける

一周忌の法要で準備する香典も、お通夜や葬儀と同様に新札の使用は控えましょう。手元に新札しかなく、古いお札を用意する時間がない場合、折り目を自分で付けてから中袋に入れます。仏様にお供えする性質上、汚れているお札は一周忌の香典には適していません。

まとめ

事前に香典辞退の案内がない限り、一周忌の法要に招かれたらマナーとして香典を持参します。一周忌の法要に向けて香典を用意する際には、お通夜や葬儀のときとは違うマナーに要注意です。

一周忌の法要に向けて香典を準備する際に、何か疑問や不明点が生じた場合には、小さなお葬式まで気軽にご相談ください。

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