一周忌法要におけるお布施の相場は?法要の流れも併せて解説
法事・法要

作成日:2019年11月15日  更新日:2022年05月06日

一周忌法要におけるお布施の相場は?法要の流れも併せて解説

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一周忌法要は故人にとって初めての年忌法要であり、ひとつの大きな節目となる大切な法要です。施主はスムーズに進行できるよう、入念に準備をする必要があります。中には、「一周忌法要のお布施としていくら包むのか」について、悩む方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、一周忌法要においてのお布施の相場について紹介します。加えて、一周忌法要の流れやマナーについても確認しましょう。
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【もくじ】
宗派別一周忌のお布施の相場とは?
一周忌法要の際に用意すべきお金とは?
お布施の適切な書き方とは?
お布施におけるお札のマナー
お布施を渡すタイミングはいつ?
一周忌法要の準備方法
一周忌法要の流れとは?
法事・法要の費用をおさえる「お坊さん手配」をかしこく活用しよう
まとめ

宗派別一周忌のお布施の相場とは?

仏教は多数の宗派に分かれており、それぞれに異なる教義や思想があります。法要に対する考え方やふさわしい振る舞いも宗派によって違うため、で困惑することもあるでしょう。

お布施として包む目安も、宗派ごとに差異が見られるので要注意です。一周忌法要におけるお布施の目安、宗派の概略について、代表的な宗派別にご紹介します。

今回ご紹介するお布施の目安は、あくまでも参考のひとつです。地域や親族の考えによって大きく異なるため、事前に確認しましょう。

浄土真宗の場合について

浄土真宗は、鎌倉時代の初期に親鸞聖人によって開かれた大乗仏教の一派です。阿弥陀如来をご本尊とし、南無阿弥陀佛の念仏で知られています。浄土真宗は日本仏教の宗旨となっており、「阿弥陀仏の本願によって成仏する」ことという教えが特徴です。

浄土真宗のお布施の額は御経料とも呼ばれます。目安としては、3万円~5万円ほどです。お車代は5,000円~1万円程度で、お膳料は5,000円~2万円を目安としましょう。

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浄土宗の場合について

浄土宗は法然を宗祖とする大乗仏教の宗派です。ひたすら念仏を唱える専修念仏を教えとしており、念仏に触れ続けることで雑念を捨てて精神の安定と安らぎを追求しています。苦しい修行を否定しているのも特徴で、京都の公家を中心に広がりました。

お布施は3万円程度が一般的です。お車代は5,000円~1万円、お膳料の相場は5,000円〜1万円が目安になっています。

曹洞宗の場合について

曹洞宗は、禅宗の一派です。日本での開祖は鎌倉時代の僧侶道元で、福井県の永平寺と横浜市の総持寺が総本山となっています。禅宗は座禅を組んで修行をすることを目的としており、曹洞宗は悟りを求めずにただひたすら坐禅をする只管打坐が特徴的な教えです。

曹洞宗のお布施の相場額は3万円程度、多くとも5万円を包みます。お寺からの距離に応じてお車代5,000円~1万円ほど、お膳料は5,000円~1万円です。それぞれの目安は、法要の規模によっても変わってきます。

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真言宗の場合について

真言宗は空海によって平安時代に開かれました。密教に分類される真言宗は、「即身成仏によって、生きながら仏様の悟りを得られる」ことが可能という教えが特徴として挙げられます。後に多くの分派が生まれ、全体の教義はさまざまです。宗派によって総本山が異なり、全国各地に点在します。

お布施としては、3万円程度が目安です。お車代は、お寺からの距離が近い場合は5,000円程度で、遠ければ1万円ほど包むこともあります。お膳料は5,000円~1万円を目安としましょう。

天台宗の場合について

天台宗は比叡山延暦寺を開いたことで有名な最澄が、天台大師の教えを日本に広めたことから興った宗派です。妙法蓮華経を経典とする天台宗は、さまざまな日本仏教の宗派に影響を与えています。誰でも仏性が備わっていてひとりひとりが皆仏になれると説いており、この考えは他の大乗仏教の宗派にも広く受け継がれました。

お布施としては、3万円は包みます。お車代の目安は5,000円、多くても1万円ほどです。お膳料は、用意した食事の値段に合わせて5,000円~1万円程度と幅があります。

臨済宗の場合について

臨済宗は、禅宗の一派です。鎌倉時代に中国に渡った僧侶栄西によって日本に伝えられ、公家や武士に広まりました。同じ禅宗である曹洞宗との違いは問答を重視している点でしょう。師との公案問答によって悟りを得るのが臨済宗の基本的な教えです。身分が高い人々に人気だったため、幕府の保護を受けて規模を大きくしました。

臨済宗のお布施は3万円前後、最大で5万円程度が目安となっています。お車代とお膳料はともに5,000円~1万円程度を目安として考えましょう。

日蓮宗の場合について

日蓮宗は、僧侶日蓮が宗祖の鎌倉仏教の一派です。法華経が釈迦の教えを正しく伝える唯一の経典であると主張し、他の宗派に対して厳しい姿勢を見せた時代もありました。日蓮宗の特徴は、勢いのある読経や唱和です。日蓮宗のお寺では、朝夕に太鼓を打ちながら大勢で勢いよく唱和する様子が見られるでしょう。

お布施は3万円~5万円で、お寺との付き合い方に合わせて包みます。お車代やお膳料はほかの宗派と同様に5,000円~1万円程度が相場です。

一周忌法要の際に用意すべきお金とは?

年忌法要で僧侶に贈る謝礼金には、いくつかの種類があります。お布施と聞くと、「読経のお礼」とイメージする人は多いかもしれません。

しかし、実際には他の名目にもお金を包むことがあるので確認しましょう。こちらでは一周忌法要で用意する機会が多い、お布施・お車代・お膳料について、マナーとともに紹介します。

なお、こちらの項目で記載するお車代やお膳料の具体的な額も、目安のひとつです。地域や親族の考えによって大きな違いがありますから、周囲の人に相談しましょう。

お布施

お布施とは、一般的には僧侶に読経を上げてもらったときや戒名を授かったときにお礼の意味を込めて渡す金銭を指します。しかし、本来のお布施は、「僧侶に対価」といった忌みはありません。お布施はお寺のご本尊に財産を寄与することであり、感謝の気持ちを示すものだからです。お布施の額はそれぞれの気持ちで決めます。お布施に関しては、目安や適正額という考え方自体がありません。

いくら包むかは、法要の規模や檀家とお寺との関係によって異なりますが、いくら包めばよいのか戸惑う人は、目安をひとつの指針としつつ、周囲の人に相談しましょう。

お布施の源流は仏教の修行の一環である六波羅蜜のひとつです。六波羅蜜は、修行者が煩悩を絶つために実践する6つの徳で構成されています。

その中のひとつ「布施」は、見返りを求めず人に施すことです。布施は、財施・法施・無畏施の3種で構成されています。その中の金銭や財産を施す財施が、現代のお布施につながりました。

お車代

お車代とは、交通費として包むお金です。包む金額はお寺から法要会場までの距離を目安として決めます。お寺で一周忌法要を営む場合、お車代は不要です。また、施主が直接タクシーを手配して実費を負担する場合も、僧侶にお車代を渡す必要はありません。

お車代を用意する場合、実際にかかる交通費よりも多めに包む傾向にあります。お車代の目安は、5,000円~1万円です。お車代は交通費を建前として、僧侶に謝意を伝えるために包む側面もあります。

お車代は、白い封筒を用意して包むのが一般的です。表書きはそのまま「お車代」として、下段に「〇〇家」もしくは施主の名前をフルネームで記します。墨の色は薄墨ではなく通常の黒い墨を使いましょう。

お膳料

お膳料は、法要の際に食事の代わりとして僧侶に贈る謝礼です。一周忌法要の後には、お斎(おとき)という食事の席を設けます。

僧侶がお斎を辞退したときに渡すのが、お膳料です。お膳料については、5,000円~1万円を目安としましょう。僧侶が会食に出席した場合、お膳料を包む必要はありません

用意するときは白い封筒で包み、表書きは「お膳料」と書きます。下段には施主の姓名か家名を記入しましょう。お車代と同様に、墨は黒墨を使います。

お布施の適切な書き方とは?

お布施を用意する際の悩みどころのひとつが、表書きの書き方です。一周忌法要の施主になる機会はめったにありませんから、書き方が分からない人も多いのではないでしょうか。こちらでは、表書きに加えて住所や金額の書き方についても紹介します。

表書きの書き方について

お布施を入れる封筒は水引が付いた袋ではなく、白い封筒を使います。お布施を包む際には、市販の封筒でも問題ありません。

ただし、二重構造になっているものは避け、郵便番号を記入する枠がない封筒を選びましょう。地域によっては香典袋に入れるところもありますが、その場合は不祝儀袋を選びます。

お布施の表書きは「御布施」「お布施」と記入するのが一般的です。他にも「御礼」や「御経料」「御回向料」と書く場合もあります。お住まいの地域によっては違う表書きを使う場合もありますので、その場合は身近な習慣を優先しましょう。

表書きの下段には施主の名前を記入します。「〇〇家」と施主の姓のみにするか、施主のフルネームにするか、どちらを選んでも問題はありません。

表書きを書くときには、通常の墨を使います。薄墨は、「お通夜や告別式の際に弔問客が持参する香典袋に使用するもの」と覚えておきましょう。

住所を書くかどうかについて

お布施は直接手渡すので、住所は書かなくても問題ありません。地域によっては住所を記載するところもあります。住所を書く場合は、封筒の裏側の左下に縦書きで記入しましょう。

お布施用として使う市販の封筒の中には、住所や包んだ金額を記入する枠が用意されていることもあります。この場合、住所を記入してもマナー違反ではありません。

金額を書くかどうかについて

封筒の表側に表書きと名前を記入する場合、包んだ金額は記入しません。中袋がある封筒を使う場合は中袋に包んだ金額を記入します。

中袋に金額を書くときは、袋の表側中央に縦書きで記載しましょう。金額を書くときは「金〇〇円」と記入しますが、金額を書くときに用いる数字は「壱」や「萬」といった大字です。市販の封筒では横書きの記入欄が用意されていることもあります。この場合、アラビア数字で横書きしても構いません。

お布施におけるお札のマナー

お布施を準備する際には、お札のマナーにも気をつけましょう。お布施には、なるべくきれいなお札や新札を入れます。お札を封筒に入れる向きも、香典とは異なるため注意が必要です。こちらの項目では、お布施におけるお札のマナーについて簡単にご紹介します。

新札やきれいなお札が好ましい

お布施では、きれいなお札や新札を使いましょう。僧侶や仏様に感謝を伝えるために包む以上、古いお札や汚いお札は失礼です。ただし、お布施におけるお札のマナーに対する考え方は、地域によって異なります。

「事前に用意するのがマナー」と考える地域では、新札が好まれるでしょう。一方、お布施に新札を使わない地域もあります。親族や地域のしきたりに詳しい人に相談し、地域ごとのマナーを確認しておくと安心です。

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お札を入れる方法

不幸に対して包むわけではありませんから、お札を入れる向きで悲しみを表す必要はありません。お布施の場合、お札を入れる向きは香典と真逆です。

お札の肖像画が表書き側から見える、なおかつ肖像画が封入口に近くなる向きで入れます。お札を複数枚入れるときには、お札の角や向きをそろえることも大切です。

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お布施を渡すタイミングはいつ?

お布施は、僧侶が法要で読経を終えて退席するタイミングで渡します。僧侶が法要後の会食に出席する場合は、会食後に渡しましょう。

お布施を渡すときは封筒のまま手渡しするのではなく、切手盆や袱紗(ふくさ)の上に乗せて渡すのが作法です。お布施袋の文字が相手側に向くように、盆や袱紗を両手で持って渡しましょう。このとき、お車代やお膳料も一緒に渡します。

一周忌法要の準備方法

一周忌法要と三周忌法要は、故人が成仏する四十九日法要に次いで大切とされている年忌法要です。遺族と親族だけでなく、故人が生前親しかった友人も招きます。

年忌法要をきちんと営むためにも、計画的に準備を進めましょう。こちらの項目では、一周忌法要の準備方法についてご紹介します。

1.法要の日程を決める

候補日の2ヶ月前には、一周忌法要の日程を決めます。参列予定の親族・友人の予定を踏まえ、より多くの人が参列できる日程で調整しましょう。

命日に集まれない場合、命日よりも前倒しで一周忌法要の日程を調整するのがマナーです。日程を調整する際には、読経を依頼する僧侶にも予定を確認しましょう。

2.会場・食事の手配

参列者数や予算に合わせて、会場を手配します。自宅寺院の他、法要会場ホテルなどが会場の候補です。法要の後は、参列者でお斎(おとき)という会食を囲みます。会場の確保と同時に、食事も手配しましょう。

自宅で一周忌法要を営む場合には、仕出しを手配する方法があります。参列者が多ければ、ホテルや料理店を利用しましょう。

なお、鯛や伊勢エビを使った縁起の良い料理は、お斎にふさわしくありません。お店の予約時・仕出しの注文時には、一周忌法要の会食として利用する旨を伝えておくことも大切です。

3.寺院へ連絡

お寺とお付き合いのある方

菩提寺(ぼだいじ)とは、先祖代々のお墓のあるお寺のことです。菩提寺がある場合には、菩提寺に連絡をして、読経の依頼を行いましょう。

お寺とお付き合いが無い方

菩提寺が無い場合には、知人縁故からお寺を紹介してもらう方法や、葬儀の際にお世話になったお寺に相談する方法があります。
その他最近では、インターネット上でお坊さん手配サービスを利用される方も増えています。
自宅はもちろん、手配したお坊さんのお寺での法要も行えるので、菩提寺がない方には便利です。

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お寺の都合によっては希望日に添えない場合もあるため、1ヵ月~2週間前を目安に寺院手配の予約をすることをお勧めします。

4.参列者へ連絡

一周忌法要の日時と会場が決まれば、参列者に連絡します。親族や少人数の友人を招待するなら、電話での連絡で問題ありません。

参列者が多い場合には、案内状でお知らせします。2週間前までには出欠確認ができるよう、予定日の1ヶ月前までに送付しましょう。案内状では、故人の氏名法要の日時場所お斎(おとき)の有無をお知らせします。

5.香典返しの準備

参列者が一周忌法要に持参した香典に対する、香典返しの準備も必要です。一周忌法要における香典返しの予算は、2,000円~1万円を目安としましょう。

石けんや洗剤といった日用品の他、海苔や茶葉など日持ちする食べ物・飲み物が多い傾向にあります。遠方からの参列者に配慮し、荷物にならないようカタログギフトを選ぶ人も増えました。

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一周忌法要の流れとは?

一周忌法要は僧侶の入場で始まります。施主は僧侶を伴って仏前に移動し、始まりの挨拶をして開式です。その後僧侶による読経が始まり、参列者は順に焼香を上げます。読経が済むと、僧侶の法話で終了です。その後、お墓参りをします。

お墓参りの後は、お斎(おとき)がある場合は会場への移動です。食事会を始めて一段落着いたところを見計らって、施主が閉式の挨拶をします。以上が、一周忌法要当日の一連の流れです。

法事・法要の費用をおさえる
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法要・法事にはお布施以外にも読経、お車代、御膳料などさまざまな費用がかかります。合計すると、平均して10万円以上はかかるでしょう。

また、寺院や地域によっても異なるため、いくら準備しておけばよいのか悩む方もいるのではないでしょうか。

法事・法要にかかる費用

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まとめ

一周忌法要は、初めて営む年忌法要です。施主を務めることになったとき、勝手が分からない中で準備を進めていかなければならず、困惑することも多いでしょう。

しかし、前もって情報を集めて、時間をかけて準備をすれば難しいことはありません。お布施の目安・渡す際のマナーも、事前確認で対応可能です。宗派や地域のしきたりなどを確認し、しっかりと準備を進めましょう。

一周忌法要で他に分からないことがあれば、「小さなお葬式」にご相談ください。小さなお葬式では法要での僧侶の手配を行っており、各種サポートも承っています。法要の準備でお困りの方は、ぜひ小さなお葬式をご利用ください。

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最後に

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