葬儀に使う袱紗は黒が適切?見落としやすいマナーも解説

葬儀に使う袱紗は黒が適切?見落としやすいマナーも解説

袱紗(ふくさ)には、ご香典を守る役割があります。御祝儀を持ち運ぶ際などにも使える袱紗ですが、実はカラーやデザインにはバリエーションが多くあります。袱紗は急な場面で必要になるので、葬儀では喪服と同じ黒を選ぶべきかどうか、もしくは刺繍が縫ってあるものは避けたほうがよいのかなど、購入の際に悩んだことがある方もいるでしょう。

しかし、基本的な袱紗の種類や作法についての知識があると、実際に葬儀に参列する際に、袱紗を用いることへの抵抗が少なくなりやすいです。この記事では、袱紗の選び方をはじめ、香典を包む方法、取り出し方などをあわせて解説します。

こんな人におすすめ

葬儀に使う袱紗の色で悩んでいる人

袱紗のマナーについて学びたい人

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袱紗について解説

前提として、実際に袱紗を見かけたことがないため、袱紗がどういうものなのかいま一つ分かっていない方もいるでしょう。そこで、まずは袱紗について解説します。

袱紗とは、黒や紫などで染められた布のことです。主に、冠婚葬祭の際に、金品の入った袋を会場までの道中で汚れないように守る目的で使われてきました。

前述の通り、葬儀でも袱紗は香典袋を持ち運ぶ際に袋を守り、きれいに保護するために使われています。汚れやしわを防ぎ、水引が崩れることを防ぐという効果に加えて、相手の悲しみを共有するといった、相手を気遣うための道具としても使われてきたと考えられています。

黒の袱紗は弔事用なのか

「葬儀に参列する場合は黒がよいのではないか」と思うことが多いかもしれませんが、一概にそのように断言することは難しいでしょう。袱紗には豊富なカラーとデザインがあり、ものによってはお祝い事と葬儀のどちらにも使用してよいものも存在しています。ここからは、弔事に用いる袱紗の特徴や、選び方について紹介します。

弔事に用いる基本的な袱紗

袱紗は想定される使用機会によって、大まかに「慶事向け」と「弔事向け」の2つに分類できます。慶事向けは、暖かい印象を与えやすい暖色系が選択されることが多いです。対して、弔事向けは、黒やグレーといった冷たい印象を与えやすい寒色系が選択されることが多いです。

慶弔両方で使用できる袱紗の購入を考えている方の中には、紫を検討する方もいるでしょう。紫の袱紗は、性別はもちろん、慶弔どちらの場面であっても違和感なく使用できるため、多くの状況に対応しやすくなります。

場面別で見ると、弔事用の袱紗の具体的なカラーは、黒、紺、暗い緑、グレーを選ぶことが比較的多いです。加えて、性別によって決まったカラーはありませんので、自分の好みで選ぶとよいでしょう。一般的には、男性は落ち着いたものを、女性は明るめの寒色系をそれぞれ好んで選ぶことが多いようです。

さらに、年齢を重ねていくと、落ち着いたデザインや上質な生地が使われている袱紗を好んで選ぶ傾向があります。慶弔両用の1点を長く使い続ける方もいるようです。そのため、幅広く使えるものや長く使えるものを購入したいと考えている方は、生地にこだわってもよいかもしれません。

袱紗のカラーに黒を選んだ場合は、慶事では使用できないことも考えられます。紫以外でどちらにも使用したい場合は、裏表で暖色系と寒色系の二色が採用されているカラーの違う両面仕立てを採用している袱紗を選ぶと、どちらにも対応できるようになるでしょう。

事前に使用するシーンを具体的に想像・検討した上で、購入する際はカラーやデザイン性に注意しておくと、使い勝手のよい袱紗を選べるでしょう。とはいえ、場合によっては慶事でも黒の袱紗を使ってもよいことがあります。ここからは慶事にも向いている黒の袱紗について紹介します。

黒の袱紗とデザイン性

黒の袱紗は、多くの場合は弔事で使用されます。黒色は本来品格が高い色のため、必要以上に装飾された派手な布地でなければ、慶弔両方で使用できる場合があります。品格のある黒色に適度な装飾が加われば、重く暗いイメージを軽減できるでしょう。

装飾がアクセントとなることで多くの場面で使うことができるようになるため、黒の袱紗を選ぶ際はデザインを重要視してもよいでしょう。蓮や菊といった刺繍が入っているものは、多くの場合で弔事用です。しかし、派手な装飾やデザインを弔事でも使ってしまうと、マナー違反となることや、相手に不快な思いをさせることもあるためおすすめできません。

両面仕立ては使い勝手がよい

両面仕立てでかつ、片面が黒の袱紗は便利で使い勝手がよいといわれています。片側が暖色系のカラーになっていれば、慶弔両方で使用可能になり、場面を選ばないからです。

こちらも性別に関係なく使用可能ですが、男性向けにシンプルなものもありますので、黒の袱紗を購入する際には、長く使えそうな両面仕立てを選ぶことも選択肢の1つであると頭に入れておくとよいでしょう。

急な場合はハンカチで代用も

場合によっては、急な知らせのために、袱紗を用意する時間がないことも考えられます。その場合は、代用として一時的にハンカチを使っても構わないでしょう。柄の入っていない無地のもので、かつのハンカチであれば、相手を不快な気持ちにさせにくいです。白以外の手持ちのものを使う場合は、袱紗と同じく、慶事の際は暖色系、弔事の際は寒色系から選ぶとよいでしょう。

袱紗の種類と香典を包む方法

袱紗を使って香典などを綺麗に包むことができれば、持ち運びが簡単なことに加えて、当然見た目もよくなります。包み方を紹介しますので、実際に使用する際には参考にしてみてください。

金封袱紗

金封袱紗は内側のポケットに香典入れて挟んで畳みます。シンプルで使いやすいことから、幅広い年齢の方に適しているのが特徴です。

表書きが見えるよう右側に香典を入れて挟むのが弔事であり、開く際は左に開きます。慶事と弔事では包み方が異なり、慶事では左右が逆です。

注意点として、挟み込んで使う袱紗のため、袋が分厚い場合は使いづらい傾向があります。一部では、あくまで金封袱紗は簡易的なものだという意見もあるため、気になる方は、以下のような袱紗を選んでもよいかもしれません。

風呂敷タイプ

包みこむ袱紗のため、金封袱紗に比べて袋の厚さや形状に関わらず使うことができます。使い終えた後は、小さく畳んでバッグやポケットに入れておくとよいでしょう。

包む際は、ひし形に置いた袱紗の中央右側に香典を置き、香典の右側、下、上、左側の順で、袋の縁に沿って畳みます。はみ出た部分を内側に折り、袋の形を綺麗に整えるとよいでしょう。

風呂敷タイプは、持ち運ぶ間に形が崩れる可能性があります。綺麗に包んだ後は、何かの間に挟んで崩れにくくするとよいでしょう。ちなみに、慶事と弔事では、開き方が左右逆なので注意したほうがよいです。

爪つき袱紗

爪つき袱紗は、一枚布の風呂敷のような形状が多く、香典を包んで持ち運んでも中身が出てこないよう、紐を引っかける爪があります。

特徴は、袱紗の爪を左側にしつつ袱紗の角を上にして置き、香典袋を袱紗の中央から少し右に置くことです。その後、順番に香典の右側、下、上、左側を縁に沿って畳んでいきます。はみ出た部分を内側に折り込んで見た目を整え、爪を留め紐に引っかけ固定したら完成です。

台付き袱紗

台付袱紗は、袱紗の中に台がついています。紐やゴムが付いていることもあり、香典袋を固定できるので便利でしょう。

台の上に置いて包むことにより、形が崩れにくいようできています。加えて、慶事と弔事の両方で使用できる両面仕立てデザインであるもの多いようです。

香典袋を包む際は、他の種類の袱紗と基本的に同じです。異なるのは、台の上に香典袋をおいてから包んでいく点です。両面仕立てされたものを弔事用で使用する際は、寒色系のカラーが表になるように注意しましょう。

香典を袱紗から出す時のポイント

きちんとした包み方をした袱紗を持参しても、実際の渡し方によってはマナー違反と受け取られることもあり、相手に不快な思いをさせることにつながります。ここでは一般的な渡し方について解説していきますので、参考にしてください。

基本は中身を出す

多くの場合では、葬儀会場には受付が設置されているので、受付でお悔みの言葉を述べてから渡すようにします。この時に香典袋の表書きが相手に読めるように向きを合わせてから、両手で渡すとよいでしょう。

包んだ時の渡し方

包まれた袱紗には開き方の作法もありますので、正しい作法を紹介します。

葬儀の際に香典が袱紗に包まれている場合は、袱紗は右の掌に乗せましょう。ほどく際に左手を使って、最初に左へ開くためです。

袱紗がほどけたら、相手に表書きが見えるよう、時計周りに袱紗ごと半回転し、両手で渡します。もしこの時お盆が用意されていた場合は、お盆の上に置いてもよいでしょう。

これ以外にも、宗教や地域によってもマナーが微妙に異なる場合もあります。不安な方は、事前に地元の方や遺族、葬儀会社に相談しておくと安心です。

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まとめ

袱紗には、様々なカラーやデザインがあります。慶弔両方に使用可能なものを準備するとよいでしょう。急な知らせの場合では、100円ショップで買うことや、ハンカチによる代用も選択肢に入ります。また、キラキラした装飾のものや、黒色でも派手なデザインの袱紗は極力避けたほうが賢明です。

こうしたことから、両面仕立ての袱紗を検討してもよいかもしれません。両面仕立ての場合は、生地を裏返すだけで、その時々の様相に対応でき、1つ購入しておくことで、慶弔どちらでも使用できる点がメリットです。

弔事は頻繁に起こることではないので、袱紗についてなど、疑問や不安が少なからずあるでしょう。その際には、ぜひ小さなお葬式にご相談ください。専門の知識を持ったスタッフが、お客様に寄り添って不安を解決いたします。

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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
「小さなお葬式のコラム」では、合計2000記事以上を管理。
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