購入前に知りたい墓石の値段とお墓を建てるのにかかる費用
供養

作成日:2021年11月24日  更新日:2021年12月13日

購入前に知りたい墓石の値段とお墓を建てるのにかかる費用

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「故人のためにお墓を作ろう」「元気なうちにお墓を選んでおきたい」などと亡くなった後のことを考えるのは、家族の現在と未来を想ってのことでしょう。しかし、一生のうちに一度あるかないかのお墓の購入は、何の知識もなく選ぼうとすると、なかなか決まらないものです。

また、適正な価格かどうか判断が付きにくいと、後になって後悔したり、思った以上に費用がかかってトラブルになったりすることもあるようです。今回は墓石の値段をはじめ、お墓の選び方やお墓にまつわる費用について解説します。

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【もくじ】
墓石の価格はいくら?
お墓を設置するには敷地選びが重要
その他費用・定期的にかかる管理費
よくある質問
まとめ

墓石の価格はいくら?

墓石の価格は、ひとつの目安として120万~175万円といわれています。「新聞広告やインターネット広告で目にする金額はと大きく違う」と感じることもあるでしょう。

墓石は買って終わりではなく、設置した後は維持をしなくてはなりません。つまり、材料となる石そのものの価格だけを見て比較してはいけません。お墓を建てる際には、墓石の値段のほかに、敷地代や管理費などがかかってくることを覚えておきましょう。

墓石の価格の多くを占める石材費

墓石の材料となる石を石材といいます。石材は、お墓を建てる土地の広さによって使用量が変わってきます。広い土地に小さな墓石、小さい土地に大きな墓石、どちらもアンバランスになってしまうため「ちょうどいい大きさ」で建てるのが一番です。

また、墓石の金額は、石材の使用量が多ければ多いほど高額になります。石材の種類や産地によっても価格が異なります。ここで、人気の墓石をいくつか紹介します。

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人気の墓石の種類と選び方

墓石用の石は300種あるといわれています。香川県で採掘される、白と黒のまだら模様の庵治石(あじいし)は、世界的に見ても高級な石です。また、御影石(みかげいし)は、茨城県や福島県など、全国に産地があります。産地により、色味や目の粗さが微妙に異なります。御影石は経年劣化しにくいため、昔から人気です。

黒色の御影石(黒御影)は国内採掘量が少なく高価なため、海外産のものが多く選ばれています。費用を抑えるために価格が控えめな外国産の石を選ぶ方は少なくありません。

また、墓石は地域によって人気の色が異なります。西日本では白や灰色、東日本では黒が多いようです。しかし、関東の人でも「杉の木が敷地のそばにあるから、花粉が目立たないように」と、灰色の墓石を選ぶケースもあります。最近では、デザイン性の高いお墓に赤や緑の墓石を選ぶ方もいて、昔よりもさまざまな形や色のお墓が見られるようになりました。

墓石に付随する費用

墓石は、石そのものの値段だけではなく、材料の石から切り出して彫刻を施したり、「○○家」と名前を入れたり、家紋を入れたりといった、デザインや加工の費用もかかってきます。墓石の価格にこれらが含まれている場合と、含まれていない場合があるので、注意が必要です。

また、亡くなった方の名前を入れる墓誌や卒塔婆立て、花立てなどの、お墓を構成するその他のものにも別料金がかかる場合があります。設置場所は地面の上ではなく、平らに切り出した石の上に置いたり、玉砂利を敷いたりするため、墓石の金額に含まれていない場合にはさらに上乗せされます。

加えて設置のための費用もかかります。墓石はとても重く、ひとつが100㎏ほどあり、素人が簡単に運べる代物ではありません。墓石はいくつものパーツからなるため、それぞれがずれないように加工して設置しています。いつか来るかもしれない大きな地震に耐えられるよう、耐震工事も必要です。

このように、墓石の価格は石材以外の部分での費用も見逃せません。通販サイトなどで墓石のページを見ると、「○○万円~」と書かれていたり、購入前に設置場所の写真が必要だったり、工事費が別途かかると書かれていたりするのはこのためです。

お墓を設置するには敷地選びが重要

現在の法律では、「庭が広いからお墓は自宅に建てる」ということができません。そのため、お墓を建てるには公営・民営の霊園や寺院の墓地を利用することになります。この場所代を「永代使用料(えいだいしようりょう)」として支払います。

永代使用料を払えば永遠に使える

墓地の土地は購入しているわけではありません。あくまで借りているという名目です。このため、他人に譲渡したり転売したりはできませんが、家族や子孫に引き継ぐのであれば、何代でも引き継ぐことができます

また、事情があってお墓を手放す場合(墓じまい)は、墓石を撤去して更地にしてから貸主に返却することになります。墓じまいで墓石を撤去する際にも石材店に依頼することになります。急な工事で貸主とトラブルにならないよう、これまでのお礼を伝えることはもちろん、しっかりとした段取りをし、日程を伝えて問題がないか確認が必要です。

このことから、よほどの事情がない限りお墓を移動することはありません。そのため、設置するための敷地選びは重要です。

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墓地の種類は3種類

墓地は以下の3種類があります。それぞれの特徴を確認していきましょう。

・公営の霊園
・民営の霊園
・寺院の墓地

一般的に、公営と民営の霊園では公営の方が価格は控えめです。同じくらいの広さでも、交通の便がよい場所の方が人気で、高額になりがちです。ですが、安いからといって墓参りしにくい場所、というのも好ましくないでしょう。

墓参りしやすい点で好まれているのは寺院の墓地ですが、寺院の墓地を使用する場合、その多くが檀家に入ることになります。檀家に入るには入檀料がかかること、行事ごとのお布施が必要となることに注意しましょう。

例:土地選びで後悔したN家

お墓を建てたものの「後悔している」という人も少なくありません。雪国のとある村に住む50代夫婦Nさんがお墓を建てたケースを紹介します。

N家は、自宅から10㎞ほどの場所にある墓地を選びました。駐車場からお墓までは急斜面の坂を登っていきます。施工当時、坂は舗装されておらず、蔦をつかんで歩いていく場所でした。現在は新しく舗装された道ができ、上りやすくなりましたが、あまりの急斜面で冬場は雪で凍結して行くことができません。

購入当時はまだ健康だったため頻繁に通うことができましたが、それから30年経った今はどうでしょう。高齢になり、場所柄なかなか墓参りも墓掃除もできないといいます。お墓の場所は「今」だけではなく、「自分や子孫が高齢になった時は通えるか」ということも検討する必要があるでしょう。

その他費用・定期的にかかる管理費

墓地は永代使用料を払って終わり、ではありません。墓地にある設備に使われる管理費も定期的に払うことになります。多くが1年払いで数千円~数万円です。数年まとめて払えるところもあります。墓地(区画面積)が広いと高額な傾向にあるようです。

また、生前にお墓を購入する方も増えていますが、納骨する前から管理費を支払う必要があります。遺骨は入っていませんが、土地を利用していることには変わりないので、請求されるのも仕方がないでしょう。

このほか、新しいお墓に納骨する場合には「開眼供養」という法要が必要です。大体は四十九日法要や一周忌法要と一緒に行われています。納骨の際、お墓の作りの関係で自分で納骨作業ができない場合もあるでしょう。納骨が難しい場合には石材店に依頼するため、さらに費用がかかります。

よくある質問

ここでは、よくあるご質問についてお答えいたします。日頃皆さんが疑問に思っていることや、石材店に直接聞きにくいことをまとめましたので、お墓や墓石選びの参考にしてみてください。

特に今は疑問点がないという方も、事前に目を通しておくことでよりよい墓石選びと納得した工事ができるでしょう。いざというときに備え、しっかりと知識をもって検討されることをおすすめします。

Q:墓石の値段はいくらくらい?

A:墓石の価格は、ひとつの目安として120万~175万円といわれています。お墓を建てる際には、墓石の値段のほかに、敷地代や管理費などがかかってきますので、トータルで価格を把握することが大切です。

Q:地域によっては選べない墓石がある?

A:「選べない」という表現は極端ですが、おすすめできないものは確かにあります。海に近い場所のお墓では、塩害の恐れがあるため、被害が出にくい墓石がおすすめです。また、交通量の多い幹線道路など、頻繁に振動がある場所のお墓も同じように揺れに強い設置の仕方をしたり、揺れに強い墓石を選んだりするのがよいでしょう。人気の墓石の種類と選び方についてはこちらをご確認ください。

Q:通販で墓石を購入しても大丈夫?

A:場所によってはよくないダメなケースがあるため、事前に確認が必要です。公営の墓地の場合は大丈夫なことが多いですが、寺院の墓地にお墓を建てる際には、石材店の指定がある場合があります。

通販で墓石を購入した場合は、運搬費や工事費は別途となっていて追加費用がかかることが多いので注意が必要です。総合的に見て納得できるかどうか、購入前によく検討しましょう。

Q:工事費が安いのか高いのか判断できないときは?

A:石材店の指定がないのであれば、見積もりは複数の販売店で取ることをおすすめします。内訳を含め、納得いくまで確認しましょう。区画、墓石や装飾が同じ大きさでも、トラックが設置場所まで乗り入れられる場合と、途中までしか入れない場合とでは金額が変わります。また、区画自体に傾斜がある場合には、平らにする工事も必要となります。

まとめ

お墓を建てるタイミングはいつでも構いませんが、お墓は墓石だけではなく敷地代や管理費など、さまざまなものに費用がかかることを知っておきましょう。一生に一度あるかないかの買い物になるため、後悔しないように納得できる形で選ぶことが大切です。

小さなお葬式では、葬儀だけでなく、お墓のような供養に関連することにもお答えいたします。「こんなこと聞いても大丈夫かしら…」といったささいなことでもご相談いただけますので、365日いつでもお問い合わせください。

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