水子供養(みずこくよう)とは?するならいつまで?その作法やきまりについて詳しく解説
供養

作成日:2022年01月17日  更新日:2022年01月18日

水子供養(みずこくよう)とは?するならいつまで?その作法やきまりについて詳しく解説

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水子とは、流産や人工妊娠中絶により死亡した胎児のことです。水子という表現の由来には、命を落としてしまった胎児や赤ん坊を、主に水葬で弔っていたからという説があります。

生まれることなくお腹のなかで尽きてしまう命、生まれて間もなく息を引き取った命など、いずれの場合も我が子を失う親の心情はとても辛いものです。悲しみの中にいるとは思いますが、我が子の冥福を祈り、しっかりと供養してあげたいと考える方が多いのではないでしょうか。

そのような際に、一般的に行われている供養が「水子供養」です。水子供養をすることによってお子様の供養のみならず、我が子を失った親の心も少なからず救われることでしょう。

この記事では、人には相談しづらいであろう水子供養について、いつまでに行うべきか、その供養の仕方などについて解説します。水子供養に関しての疑問点や不安などを抱いた際は、ぜひお役立てください。

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【もくじ】
水子供養とは何か
水子供養はいつまでに行うべき?
水子供養はどこで行うべき?
それぞれの供養内容について
水子供養当日のきまり
どの供養方法にするべきか
まとめ

水子供養とは何か

流産や死産、中絶などのさまざまな事情によって残念ながら亡くなったお子様のご冥福をお祈りし執り行う供養のことを「水子供養」といいます。この世を去ってしまった赤ん坊のためというのはもちろんですが、深い悲しみの渦中にいる母親や父親の心の一区切りをつけるという意味合いでも執り行われます。行われる場所としては、主にお寺や自宅などで供養されるのが一般的です。

水子供養はいつまでに行うべき?

亡くなってから必ず何日以内までにやらなければならない、という明確に定められた法律や決まりごとはありません。そのため、供養を執り行うタイミングとしては、両親の気持ちの整理がついたタイミングで検討しましょう。

また、家庭の事情や経済的な問題などで供養を依頼することが難しい場合は、供養を依頼しなくても構いません。水子供養において一番大切なことは、亡くなった我が子を想い、その冥福を祈ることです。そのため、お寺参りに訪れた際や自宅などで我が子を思い出して合掌し祈るだけでも立派な水子供養といえます。必ずしもお金がなければ供養ができない、というわけではないので覚えておきましょう。

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水子供養はどこで行うべき?

水子供養は一般的にはお寺で行われることが多いですが、自宅で執り行うことも可能です。必ずしも菩薩寺で行わなければならないというきまりはありません。特に懇意にしているお寺があればそちらへ依頼し、付き合いがないという場合は最寄りのお寺へ一度相談してみてもよいでしょう。

自宅で供養を執り行いたいという強い要望がある場合には、しっかりとその旨を伝えることが大切です。必ずしも対応してもらえるというわけではありませんが、お寺によっては可能なところもあります。また、菩提寺であったとしても、水子供養を行うことができない寺院も存在しているので、まずは一度相談してみることが大事です。

お寺で行う水子供養

お寺で水子供養を行う際にできるものとして「卒塔婆(そとば)供養」「戒名授与(かいみょうじゅよ)」「地蔵奉納(じぞうほうのう)」「地蔵尊参拝(じぞうそんさんぱい)」があります。いずれを選択した場合でも、依頼された方の事情は内密に、かつ気持ちをしっかりと考慮しつつ、対応してくれるでしょう。

自宅で行う水子供養

自宅で行えるものとしては「位牌供養(いはいくよう)」「骨壺供養(こつつぼくよう)」を選択することができます。また、「写経」「写仏」は、お寺でも自宅でも可能な供養方法です。

それぞれの供養内容について

供養方法は7種類ほど存在しますが、それぞれどのような供養の内容となっているのかわからない方も多いでしょう。以下で、それぞれの供養方法の内容を解説します。

水子の卒塔婆供養

お寺で卒塔婆を作成して、住職の読経によって供養を執り行います。このときに菩提寺での供養が可能であれば、将来的に自分が他界した際に、お子様と同じ場所で供養してもらえるためおすすめです。水子供養を行っているお寺であれば、この供養方法はどこでも行うことができるでしょう。

戒名授与

依頼する場所によっては、住職がお子様へ戒名を授けてくれるところも存在します。戒名授与を希望する場合には、菩薩寺や水子供養専門のお寺などへ相談してみるとよいでしょう。多くの場合は対応してもらえます。

また位牌を作り、「魂入れ」という位牌へお子様の魂を宿らせる儀式も存在するようです。こちらについては絶対に対応してもらえるものではないため注意しましょう。

地蔵奉納

石で作成した地蔵尊を、お寺へ奉納する供養方法の形式です。こちらの供養方法はどこでも行えるわけではないため、最寄りのお寺へ相談してみるとよいでしょう。そこで受け付けていない場合でも、受け付けてくれるお寺を紹介してもらえる場合が多いようです。

地蔵尊参拝

水子供養の地蔵尊が存在しているお寺もあります。そこへお線香やお菓子などのお供え物を用意してお参りすることでも供養は可能です。ひたすらに通い、祈り続けることで、自身の気持ちもいつかは落ち着いてくることでしょう。

また、供養に訪れた方が、小さな石へお子様の名前を記入して奉納できるお寺や、「護摩木(ごまぎ)」と呼ばれる木の板へお子様の名前を記入して奉納できるお寺もあります。また、読経してもらえる場合や定期的に供養の機会を設けてもらえる場合もあるため、希望するのであれば住職に一度相談してみてもよいでしょう。

位牌供養

「戒名授与」で、お子様に与えられた戒名が刻まれている位牌を自宅に祀ることで、自宅でいつでも行える供養の方法です。仏壇があるのであれば仏壇へ位牌を祀り、ない場合にはどこか空いた場所を作って祀りましょう。位牌の種類に関しては、昔からの馴染み深い漆塗りのもの以外にも、さまざまな材質やデザインのものが存在します。

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骨壺供養

お子様の遺骨があれば、自宅での骨壺供養が可能です。骨壺に関しては、葬儀仏具取扱店で購入することができます。自宅での保管に適したサイズの骨壺を購入するのがおすすめですが、自身で選ぶのに不安がある際には、お寺の住職へ相談してみるのもよいでしょう。

写経・写仏

自宅、お寺の両方で可能な写経や写仏は、我が子を偲びながら一心不乱に手を動かすことで、お子様の供養と共に行う方の心の安寧をもたらしてくれることでしょう。

写経については、経文の全てを書き写したら最後に「為〇〇水子供養」とお子様のお名前を書き、完了となります。写仏においては、地蔵尊像の絵を鉛筆などで、書き写してから色を塗って完成させるものです。

また、お寺にある水子地蔵へお参りを行い、我が子を想いながら合掌するのも立派な供養のひとつです。形式などにとらわれず、子を想い祈るその心こそが一番の供養ともいえるでしょう。

水子供養に関してはデリケートな問題も多いため、正しく供養しないと祟られるといった俗説を耳にしてお悩みの方も少なくはないと思います。しかし仏教においては、実際にはそのような教えはありません。自身の行える範囲でよいので、お子様のご冥福をお祈りしてあげましょう。

水子供養当日のきまり

水子供養を行う当日には、主にお子様の父親や母親のみが参加します。しかし、その他の親族や友人と共に訪れてもまったく問題はありません。お子様のご冥福をお祈りしたいという方であれば、何人参列しても問題はないので覚えておきましょう。

また、身体的な理由等によりお寺に行くことが難しいという方も少なからずいるでしょう。そうした場合には、電話やインターネットを使用した供養も可能となっているお寺も存在するので、活用するとよいでしょう。

お参りの際に必要なもの

お参りの際には「数珠」「御布施」「供花」「お供えもの」「エコー写真」「遺骨」などを用意しておきましょう。

水子供養における御布施は、お寺側でしっかりと供養の料金を定めている可能性があります。しかし、それ以外にも謝礼としての気持ちを余分に包むということも可能です。こちらに関しては、お寺へ事前の確認を行うことをおすすめします。

御布施を包む際は、無地でも水引のあるものでも問題ありません。不祝儀袋の上側に「御布施」と書いて、下側に母親か父親の名前を書き記したものを持参します。

お供えものは、お子様が喜びそうなものを考えて持っていくとよいでしょう。ただし、お寺ごとにきまりが存在し、中にはお供え不可能だと定められているものもあるので注意が必要です。不安がある場合には事前に確認を行いましょう。

エコー写真については、自身で大切に保管したいという方も少なくありません。そのため、持っていく場合はコピーでも構いません。ただ、持っているだけで辛い気持ちになるという場合には、供養してもらってもよいでしょう。

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どの供養方法にすべきか

水子供養にはさまざまな供養方法があり、どの方法が最適なのか悩まれる方も多いでしょう。葬儀や死に関して目まぐるしく考え方の変わる現代においては、家族として同じお墓に入れてあげたいという方も多いです。その際は、一度お付き合いのあるお寺や、専門的な知識を有する葬儀社などへ相談することをおすすめします。

まとめ

水子供養とは、亡くなったお子様の供養のためというのはもちろんですが、その現実を受け入れられずに辛い思いを抱える母親や父親のためにも存在しています。

自らの子を失ってしまったという事実は、思い返すだけでも辛いため、親族にその苦しみを打ち明けることもできない方も多いことかと思います。それ故に、一人で我が子への深い悲しみを内に秘めたままの方もいるでしょう。

非常に繊細な悩みのため、人に相談することは、なかなか簡単なことではありません。それでも、水子供養をしてあげたいと決意した際は、その気持ちを大切にしましょう。広く知られている葬儀形式だけにとらわれず、自身の心に従って我が子への祈りを捧げることが大切です。

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