お盆のお供え物に相応しいものとは?選び方についても解説

お盆のお供え物に相応しいものとは?選び方についても解説

ご先祖様が現世へ訪れて一緒に過ごすことを供養とするお盆には、お供え物としてふさわしいものとそうでないものが存在するのをご存知でしょうか。ふさわしくないお供え物を選んでしまうと、礼儀に反したり、常識外れだと思われたりする恐れもあるでしょう。この記事ではお盆のお供え物について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

こんな人におすすめ

お盆にふさわしいお供え物を知りたい方

「五供(ごくう・ごく)」について知りたい方

お盆のお供え物の渡し方を知りたい方

このままWEBで調べたい方
小さなお葬式についてもっと知る
このままWEBで調べたい方小さなお葬式についてもっと知る
事前準備をすすめたい方 喪主が必ず読む本プレゼント 資料請求する(無料)
事前準備をすすめたい方喪主が必ず読む本プレゼント!無料でお届けいたします。資料請求する
法事・法要の寺院手配|法事・法要なら「てらくる」
法事・法要の寺院手配|法事・法要なら「てらくる」

お盆とは?

お盆とは、亡くなったご先祖様が、夏のうちの一定期間に家族の元へ戻ってくるとされている日のことです。お盆は、日本古来の考え方である祖霊信仰と仏教が混ざって生み出された行事だとされています。お盆の期間は、ご先祖様を供養するためにさまざまな行事が施行される地域もあります。

お盆の正式名称は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といいます。地獄にいるような苦しみを味わっている人を現世での善行を理由に救うことを目的とした行事です。ご先祖様の遺族は、ご先祖様に安らかに成仏してほしいという願いを込めて、生前に受けた恩を返す形で供養を行います。

中でも、命日から四十九日が経ち、喪が明けてから初めて迎えるお盆を「初盆」と称します。初盆では菩提寺から住職を呼び、親族一同で手厚く供養するのが通例です。また、全国各地で細かな相違点があり、期日が違ったり、供養の方法が違ったりするのも特徴の1つです。

従って、どのような方法で供養するのか、どのような行事を施行するのかは各家庭によってばらばらでも問題はありません。お盆の歴史や成り立ちは一律であるため、ここからはお盆についてさらに詳しく解説します。

お盆の成り立ち

「お盆」と称されるようになった成り立ちは、食器等を乗せるための盆にお供え物を載せ、聖霊のことを「ぼん」と称していたことと、盂蘭盆が合わさったことからきているとされています。そのため、お盆の正式名称は「盂蘭盆会」です。盂蘭盆会という名称は、お経の1つである「盂蘭盆経」が成り立ちだとされているようです。

この盂蘭盆は、サンスクリット語で「逆さに吊られたような苦しみ」という意味を有している「ウラバンナ」、あるいは霊魂の意味を有する「ウラヴァン」というペルシャ語が語源だとされています。

盂蘭盆経は、釈迦の弟子である目連が、神通力で逝去し地獄で罰を受けている実母を救うために行った供養が元になっているようです。この母を救うためには現在の8月中盤に、徳の高い僧侶を多く供養すべきだと知り、実践したところ母は往生できました。

このエピソードが日本にも伝承されたことが、現在のお盆の行事につながったとされています。
初盆法要のお坊さん手配初盆法要のお坊さん手配

お盆の歴史

日本でお盆が初めて施行されたのは、現在から約1400年前だとされており、当時の天皇である推古天皇が元となる行事を始めたのがきっかけだとされています。

当時の日本では、ろうそくは高級品で身分の高い方しか手に入れることができなかったため、ろうそくが欠かせないお盆は庶民とは縁のないものでした。

しかし、ろうそくが安く生産できるようになり、庶民にもろうそくが浸透したことでお盆は徐々に広まりました。時代が進むとともに、各地域で独自の風習や文化ができることで、現在で目にするお盆になったようです。

お盆の前に準備すること

お盆の時期までには、ご先祖様をお迎えするための準備が必要です。準備する具体的なものとしては、精霊棚や盆棚、仏壇、線香、生花等が挙げられます。盆提灯は、初盆の際には白提灯を採用します。

必要なものが準備できたら、可能であればお墓や仏壇をきれいに清掃しておくとよいでしょう。

お盆に関する行事や道具

お盆には決まって施行される行事や、用意される道具が存在します。しかし、それらにどのような意味や役割があるのか、詳しく知る方は少ないかもしれません。そこで、ここからは、お盆に関する行事や道具について解説します。

・迎え火
生きている人間にとって目的地に目印があるとわかりやすいように、ご先祖様も自宅の目印があると帰ってきやすくなります。そのときの目印を迎え火と称し、麻の茎を炮烙の上で燃やすのが通例です。

迎え火は13日の夕方から晩にかけて、家の門や玄関で施行されることが一般的ですが、家庭によってはお墓で施行されるところも少なくありません。住まいの都合上、火を扱えない場合は代わりに提灯を用いる方法もあります。

・送り火
送り火は、迎え火とは反対に、お盆が終わったタイミングでご先祖様の霊を送り出すために行います。火を発生させる方法は迎え火と相違無く、ご先祖様が迷わずに帰れることを願いましょう。

・精霊馬
ご先祖様が、現世とあの世を行き来する乗り物として精霊馬を作る地域もあります。精霊馬の材料には、ナスやキュウリが採用され、迎え火の際は足の速い馬という扱いをされているキュウリ、送り火には牛に見立てたナスが採用されるのが通例です。

ただし、精霊馬の風習は日本全域にあるわけではなく、ナスやキュウリを採用しなかったり、精霊場の風習がなかったりするのでお住まいの地域の風習に従うことをおすすめします。

お盆の期間

お盆は毎年一定の期間に行われますが、具体的にいつ行われるのか知らないという方もいるかもしれません。親族間での儀式を重んじる家庭だと、お盆は必ずといっていいほど行われる行事なので、施行される期間を知っておくとトラブルへの発展を危惧しなくて済むでしょう。

2024年度のお盆の期間は8月13日~8月16日ですが、地域によっては7月15日に行われたり、旧暦の7月15日に行われたりするケースもあります。

ただし、8月13日~8月16日をお盆休みとしている職場も少なくありません。お住まいの地域がいつお盆を行うのかを把握しておくことをおすすめします。

お盆のお供え物の選び方

お盆では、参加される方がお供え物を用意し持参するのが通例とされていますが、いざお供え物を用意するとなると、どの品物を選べばよいのかわからないかもしれません。しかし、お盆にふさわしくないお供え物を持参してしまうと、礼儀に反したり常識知らずだと思われたりする可能性があるので注意が必要です。

トラブルが生じたり、のちのちの関係に支障をきたしたりすことがないよう、お盆にふさわしいお供え物の選び方を解説します。

お供え物は「五供」に基づいて選ぶのがおすすめです。五供とは、お供え物の5つの要素のことを指します。「」「」「燈燭」「浄水」「飲食」からなり、それぞれの意味は以下の通りです。

5つの要素 意味
線香
仏花
燈燭 ろうそく
浄水 清く澄んだ水
飲食 食べ物

この考え方に則って、線香やお菓子、果物を選ぶのが一般的です。ただし、五供は仏教の考え方にあたるため、宗教・宗派によっては上記の品物をお供えしてしまうと礼儀に反してしまう可能性があるため、注意しなければなりません。
初盆法要のお坊さん手配初盆法要のお坊さん手配

お盆のお供え物におすすめの品物

お盆のお供え物として人気なのが、お菓子です。お盆の時期には、仏壇のある家庭には大量のお供え物が届くことが少なくありません。お供え物自体は悪くありませんが、大量に残ってしまうと処理が大変になります。

お盆のお供え物としてお菓子が多く使われている理由は、消費できて残らない「消えもの」とされているからです。お菓子は小分け包装されていることが多く、大人数で消費しやすいため重宝されています。

また、小分け包装されているお菓子はお裾分けにも向いています。たとえ消費しきれなくても、お盆が終わってお参りに来られた方に配れることもメリットの1つです。

具体的には、羊羹やゼリーといった季節感に合うお菓子が選ばれることが多いでしょう。

お盆のお供え物の渡し方

お盆のお供え物を持参する際は、風呂敷あるいは紙袋に入れて持参するようにしましょう。裸のまま持っていってもトラブルに発展することはないでしょうが、何かに包んで持参する方が、ご先祖様に対する礼儀という面からもふさわしいといえます。

相手に渡すときは、掛紙の表書きを相手が読める方向で渡すのが通例です。また、お供え物を持参した方自身でそのまま仏壇にお供えするのは、マナーに反する行為なので注意しましょう。

お盆のお供え物をお供えする期間

お盆のお供え物は、ご先祖様に対してお供えされるので、時間が経っても消費されることはありません。従って、お供え物は参列された方々に配られ持ち帰られるのが通例となっています。

ただし、果物といった日持ちがしない飲食物は長い間放置できません。そのため、家族の方々が早めに消費するのが賢明です。

お盆のお供え物をお供えするときの服装

お盆はご先祖様を供養するために施行される行事なので、お供え物を持参する際には過度に派手な服装や装飾品は控えた方が賢明です。

ただし、葬儀や初盆ほど気にする必要はありません。ふさわしい服装としては、暗い色の地味で落ち着いた服を着用するとよいでしょう。

お盆のお供え物にふさわしい掛紙

お盆のお供え物には、掛紙を付けて渡すのが礼儀です。また、表書きの書き方を誤っても礼儀に反する可能性があります。そこでここからは、お盆のお供え物にふさわしい掛紙について解説します。

掛紙を手に入れる場所

掛紙はお盆のお供え物を購入した場所に依頼することで、その場で付けてもらえることが多いです。自身で用意する場合は、ホームセンターや100円ショップ、インターネットショップで購入できます。

表書きの書き方

自身でお盆のお供え物の掛紙を用意する場合は、自身で表書きを書く必要があります。表書きを書く位置は、水引の上に「御供」その下部に自身の氏名を記載しましょう。

夫婦間で連名であれば、夫の名前はフルネームで記載し、妻の名前は左横に名前だけ記載しましょう。書く道具は筆や筆ペンを用いて、黒文字で書きましょう。

水引

お盆のお供え物の水引は、結び切りの形をしたものを選びましょう。輪の形をしている水切りは、おめでたい行事の際に用いられるので、「一度きり」という意味を有している結び切りを選ぶことが賢明です。

また、水切りの色の選び方は地域によって異なります。関西・中国四国・九州ならば黄白、その他の地域であれば黒白を選ぶのが一般的です。

「喪主が必ず読む本」無料プレゼント中

「小さなお葬式」では、無料の資料をご請求いただいた方全員に「喪主が必ず読む本」をプレゼントいたします。

病院から危篤の連絡がきたときの対応方法や、親族が亡くなったときにやるべきこと、葬儀でのあいさつ文例など、喪主を務めるのが初めてという方にも役立つ情報が満載です。

いざというときの事前準備にぜひご活用ください。

喪主が必ず読む本

全員に「喪主が必ず読む本」プレゼント 無料資料請求はこちら

「小さなお葬式」で葬儀場・斎場をさがす

小さなお葬式は全国4,000ヶ所以上の葬儀場と提携しており、葬儀の規模や施設の設備などお近くの地域でご希望に応じた葬儀場をお選びいただけます。

まとめ

年に一度、ご先祖様が現世に戻ってきて、家族と共に暮らして供養するお盆には、お供え物を持参するのが通例です。しかし、お供え物にはふさわしいものとそうでないものがあるため、選ぶ際に迷うかもしれません。その際は五供という仏教の考え方をもとに選ぶことをおすすめします。

小さなお葬式では、葬儀以外の法要・供養に関するご相談にも対応いたします。お盆のお供え物を何にしたらよいのか決められないという方は、小さなお葬式にご相談ください。

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
「小さなお葬式のコラム」では、合計2000記事以上を管理。
運営会社についてはこちら

このままWEBで調べたい方
小さなお葬式についてもっと知る
このままWEBで調べたい方小さなお葬式についてもっと知る
事前準備をすすめたい方 喪主が必ず読む本プレゼント 資料請求する(無料)
事前準備をすすめたい方喪主が必ず読む本プレゼント!無料でお届けいたします。資料請求する
小さなお葬式LINE公式アカウント
小さなお葬式LINE公式アカウント

この記事をシェアする

  • twitter
  • facebook
  • line