エンバーミングで遺体の実物はどう変わる?方法や必要性、費用も紹介

エンバーミングで遺体の実物はどう変わる?方法や必要性、費用も紹介

エンバーミングとは、遺体の洗浄や消毒、修復、感染症対策により長期間保全できる技術です。何となく意味を理解していても、詳しい処置の内容や費用については詳しく知らない方もいるかもしれません。

ここでは基本の知識から、処置の内容、必要な場面、費用面について解説します。Q&Aの項目では、実物の変化に触れているのであわせて確認することをおすすめします。

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エンバーミングとは

遺体を長期間保全できるのが、エンバーミングという技術です。ここでは基本知識を得るために、概要やエンゼルケア・湯灌との違い、役割について紹介します。

エンバーミングとは「遺体衛生保全」の総称

エンバーミングとは、「遺体衛生保全」「死体防腐処理」の総称です。通常、遺体は時間の経過とともに腐敗してしまいます。「生前のような美しい姿を保つ」ことを目的として、専門資格を有する「エンバーマー」により消毒・殺菌・防腐処置を施すのが特徴です。

遺体の状態によりますが、施術に約2時間~3時間かかります。処置後は、最大50日間保全できるといわれています。

エンゼルケア・湯灌との違い

エンゼルケアや湯灌(ゆかん)は、エンバーミングに似ていると感じる方がいるかもしれません。エンゼルケアは故人の尊厳保持を目的とし、身体の清拭や鼻・口・耳への脱脂綿詰め、着付け、化粧といったケアが施されます。

湯灌はお湯で遺体の身体を清めて、身支度することを差します。専用の桶を用意し、お清めやマッサージ、着付け、化粧までするのが一般的です。

エンバーミングは長期間の衛生的な保全を目的としているため、処置の内容がエンゼルケアや湯灌とは部分的に異なります。

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エンバーミングの役割

エンバーミングには、主に4つの役割があります。

腐敗の防止 火葬場の混雑や死亡した場所により、すぐに火葬できないケースもある。防腐剤を用いて、腐敗の進行を遅らせる。
修復・化粧 死因によっては、遺体に損傷やむくみが生じる。修復・化粧を施し、自然な顔色に調整。
感染予防 遺体を消毒し、病源菌やウイルスを殺菌。遺体に接する遺族やドクター・看護師の感染症リスクを軽減する。
ゆっくりお別れできる エンバーミング処置により、長い保全が可能。故人とのお別れをする時間がとれる。

エンバーミングの流れ

下記では、エンバーミングの主な流れを解説します。
1.故人をエンバーミング施設へ搬入
2.遺体の診断と洗浄・殺菌・消毒
3.遺体のお顔を整える(洗髪・洗顔・髭剃り)
4.防腐剤の注入、損傷部の修復、死後硬直を緩和するマッサージ
5.着付け・化粧
6.納棺・搬送(自宅や葬儀場へ運ぶ)

日本におけるエンバーミングの普及度

エンバーミングはアメリカで発展した技術で、実施率90%以上を誇っているようです。日本では、2017年時点で国内に61専用施設を開所しており、処置年間推移が集計4万2,760件になっています。

国内での取り組みを振り返ると、1988年に専用のセンターがオープンし、1993年にIFSA(旧:遺体の公衆衛生に関する自主基準研究会)を発足しました。IFSAはエンバーミングの普及を目的とした団体で、エンバーミングの基準を制定しています。

処置年間推移は2015年から2017年の間に約9,000件増えている現状です。処置件数のデータを見ると、普及してきているとわかるでしょう。

(参考:『エンバーミングの実際|一般社団法人 日本遺体衛生保全協会』/:http://www.embalming.jp/embalming/actualy/

エンバーミングのメリット・デメリット

長期間保全できるエンバーミングですが、メリットとデメリットがあります。エンバーミングを検討している方は、メリットとデメリットを踏まえて判断するとよいでしょう。

エンバーミングのメリット

エンバーミングの処置をするメリットは、下記のとおりです。
・ドライアイス不要で、霜や凍結の心配がいらない
・生前のきれいな姿を保ち、死後硬直のない状態でお別れできる
・遺体は最大50日間保全できる
・ゆとりを持って葬儀の日程が決められる
・感染症予防により安心して触れられる
・遺体の黄疸や水泡の発生や異臭、腹水を防げる

エンバーミングのデメリット

エンバーミングの処置をするデメリットは、下記のとおりです
・処置費用がかかる、損傷の程度によって高額になる
・専門の設備まで搬入するのに時間を要する
・葬儀場や自宅からエンバーミングの専門施設まで遠い可能性あり
・処置をするために待ち時間が生じる
・処置をする際に遺体にメスを入れる(防腐剤の注入時に皮膚を切開)

エンバーミングはどんな場面で必要?

遺体の長期間保全を目的とするエンバーミングが、どのような場面で必要になるのか気になるかもしれません。ここでは具体的な場面をイメージするために、3つの例を紹介します。依頼を検討している方は、自身の場合と照らし合わせて確認してみましょう。

葬儀までに日数がかかる

遺体は、亡くなった時点から腐敗が始まります。しかし火葬場の混雑状況により、遺体を自宅や民間施設で安置しなければならない場合もあるでしょう。その際ドライアイスや保冷剤を用いますが、腐敗は止められません。

エンバーミングは葬儀まで日数がかかる場合に、腐敗防止の目的で検討するとよいでしょう。

遺体を空輸する必要がある

海外や葬儀場から離れた場所で亡くなると、遺体を飛行機で搬送します。しかし遺体を空輸する際は、安全面に考慮してドライアイスが使用できません。

空輸する場合は、遺体の腐敗を防ぐためにエンバーミングを利用します。もし海外から空輸するなら、故人のパスポートや埋葬許可証(現地で火葬した場合は火葬証明書)、防腐処理証明書(エンバーミングを施した場合)といった必要書類を用意しなければなりません。

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海外で死亡したときの遺体搬送に必要な費用を解説

遺体に損傷がある

交通事故や事件による死亡は、遺体に損傷が見られるかもしれません。傷ついた故人の姿を見ると、遺族の悲しみは深くなるでしょう。

「きれいな状態に戻してあげたい」「元気だった頃の姿で見送りたい」といった遺族の思いから、エンバーミング処置をする場合もあります。

また闘病生活により面変わりした状態も、修復や化粧によって整えられます。

感染症対策の処置をしたい

感染症で亡くなると、遺族と故人が対面しないままお別れする場合も少なくありません。遺族の心中としては「最後に顔を見たい」「対面しないと亡くなったことを実感できない」と、感じるかもしれません。

近年「新型コロナウイルス感染症」による死亡者もおり、エンバーミングの処置が注目を集めています。遺体の洗浄・消毒・殺菌の処置を施して感染リスクを抑えたうえで、対面のお別れが可能になります。

エンバーミングの費用相場

エンバーミングの費用相場は、15万円~25万円程度といわれています。費用は、日本遺体衛生保全協会(IFSA)が設定している基本料金を目安にしているようです。

ただし、遺体の状態によって費用は変動します。例えば事故により遺体に損傷が見られる場合は、修復のため高めの費用になるかもしれません。

一般的に基本料金には、着付け・死化粧・納棺・エンバーミング処置料が含まれています。衣装代や納棺代、ドライアイス代、搬入料金は含まれていない場合があるため確認しましょう。

エンバーミングに関するQ&A

エンバーミングに聞き馴染みのない方は、実際どのような感じなのか、葬儀への影響はあるのか、どうやって手配するのかと疑問を持つかもしれません。ここでは、気になる内容を紹介します。

エンバーミング処置をした遺体の実物はどのような感じなの?

エンバーミングは、体液を吸引したり防腐剤を注入したりします。加えて美容的な処置や化粧を施すため、生前のまま安らかに眠っているように見えるでしょう。

損傷している箇所は修復し、遺体をきれいな状態に仕上げるのが特徴です。死後硬直している場合は、マッサージによりほぐしていくため、抵抗なく遺体に触れられるでしょう。

エンバーミングをすると葬儀は何か変わるの?

長期間保存を可能にするエンバーミングは、葬儀の日程にも融通が利きます。参列者の日程調整に時間がかかる場合や、火葬場が混んでいて順番待ちの場合も、比較的余裕を持って対応できるでしょう。

生前に近い状態で長期間保存できるため、ゆっくり故人とお別れできます。感染症リスクも軽減しており、葬儀の準備中も心配なく触れることができるのもポイントです。

エンバーミングはどうやって手配するの?

エンバーミングを希望する場合、葬儀会社や仲介業者に依頼します。そして、エンバーミング専用の施設に提出する必要書類を集めなければなりません。

エンバーミング依頼書(同意書)」「死亡診断書(死体検案書)」といった書類や、必要に応じて生前の写真、故人に着せる衣類や髪飾りを用意しましょう。

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まとめ

エンバーミングの処置をすると、修復や防腐剤の投与により、生前に近い状態での長期間保全を目指せます。腐敗を遅らせることで、外見の劣化や死臭を軽減できるでしょう。依頼を検討している場合は、メリットやデメリットを踏まえたうえで決定するのが大切です。

小さなお葬式では、エンバーミングに関するご相談も受け付けています。専用ダイヤルを設置しており、24時間365日体制でお客様のお悩みや疑問にお答えしています。お客様の状況やご要望に合わせて葬儀プランも提案可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
「小さなお葬式のコラム」では、合計2000記事以上を管理。
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