遺影写真は差し替えできる?合成や加工で出来ることや注意点も紹介

遺影写真は差し替えできる?合成や加工で出来ることや注意点も紹介

遺影写真は、通夜までに用意しなければならないため、準備時間は限られています。短い時間で作成するため、仕上がりに納得できなかった場合には、すみやかに遺影写真の修整や作り直しが必要です。

遺影写真の修正や作り直しができるのか疑問に思う方もいるでしょう。この記事では、遺影写真の差し替えについて解説します。写真の合成や加工で編集できる部分や、注意点もあわせて紹介します。

こんな人におすすめ

遺影写真を用意したい人

ちょうどいい遺影写真が見つからない人

既に使った遺影写真を差し替えたい人

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遺影は差し替えできる?

遺影は通夜までに準備しなければいけないので、準備時間は限られています。そのため、手元にある写真から適当に選び、後悔してしまうことも少なくありません。納得のいく写真で遺影を作成できなかった場合は差し替えても問題はないのか、詳しく解説します

納得できない遺影は後から差し替えてもいい

遺影の準備が必要になり、写真を選んではみたものの、急いでいたため納得できる写真を選別できないこともあります。その場合は、故人の写真を後から選び直して差し替えても問題ありません

通夜や葬儀で間に合わなくても、その後の法要の際に納得のいく写真を選んで故人を偲ぶこともできます。飾るための遺影写真に明確な決まりはないので、時間をかけて故人らしい姿の写真を選びましょう。

引き伸ばしてぼけてしまった写真は差し替えよう

通夜や葬儀で使用する大きいサイズの遺影を作成する際は、素材の写真を引き伸ばして加工を行うことが一般的です。そのため、免許証のような小さな写真を遺影に使用すると、引き伸ばしたときにぼけてしまいます。

写真がぼけていると故人の生前の姿を思い出しにくくなります。そのため、後から故人の顔がはっきりと写った写真へ差し替えることをおすすめします。

遺影写真の作成・加工はどこに依頼する?

遺影写真は、生前に撮影してもらったり、手元にある写真から選んだりして用意します。写真はそのまま遺影に使用せずに、加工を施す場合がほとんどです。では、遺影写真の作成や加工は、どこに依頼するとよいのでしょうか。主な依頼先を3つ紹介します。

葬儀社に依頼する

葬儀社が用意しているプランやセットには、遺影写真の作成が組み込まれている場合が多くあります。依頼する場合には、通夜や葬儀の打ち合わせの際に相談するとよいでしょう。事前に遺影に使用する写真や画像のデータを用意しておくと、遺影写真の作成が円滑に進みます。

葬儀社が開催しているイベントの中で遺影作成を行っていることもあるので、葬儀に関する見学会や相談会へ参加してみるのもよいでしょう。

写真プリントサービスを取り扱う店に依頼する

写真の修整はプロに依頼する方法もあります。プリントサービスを取り扱う店であれば、写真の合成や加工を専門的に行うスタッフが在籍しています。希望に沿って写真を仕上げてもらうことができるでしょう。事前に用意した写真を持参しましょう。

フォトスタジオのある店舗であれば、生前に遺影写真の撮影ができます。撮影後は、そのまま修整ができるので、写真を選別する必要がありません。

インターネットで専門業者に依頼する

インターネットが普及したことにより、オンライン上で写真加工の専門家へ依頼することもできます。データでのやり取りができ、発注前に見積もりができる業者もあるため、お店に足を運ばなくても修整が可能です。

画像データがない場合や実物で受け取りたい場合は、郵送してもらう方法もあります。事前に依頼する業者へ確認を取っておくとよいでしょう。

プロの遺影写真作成・加工サービスではどんなことができるの?

自分で遺影写真の作成や加工が難しい場合は、プロが在籍している専門業者に依頼することがほとんどです。

では、プロによる遺影写真の作成や加工ではどのようなことができるのでしょうか。ここでは、サービス内容を詳しく紹介します。なお、業者によってはサービス範囲が異なるため、依頼前に確認が必要です。

服装を変更できる

遺影写真の服装を要望に沿って変更することが可能です。「素材写真の服装が遺影に向いていない」「洋装や和装に変更したい」という場合には、選んだ服装に変えることができます。

業者によって扱いのある衣装はさまざまです。和装でも帯や着物の柄が違うものやシンプルなものまで多様にあります。服装は、遺影写真のイメージを左右する大きな要素なので、故人の雰囲気に合わせたものを選びましょう。

背景を変更できる

遺影写真の背景に決まりはなく、どのような色や柄でも問題ありません。とはいえ、故人のイメージに合わない、遺影にふさわしくないといった場合もあるかもしれません。

プロに依頼すれば背景も変更できます。背景にもバリエーションがあり、単色からグラデーションや模様付きまであります。好みや故人の印象に合わせて選択しましょう。

集合写真やスマホ画像などから遺影写真を作成できる

手元にある写真が集合写真のような故人が小さく写っているものしかない場合でも遺影写真は作成可能です。隣の重なった所を加工して故人の部分を切り抜き、故人の顔も自然にはっきりとするように修整します。

スマートフォンに保存されている写真しかない場合も問題ありません。近年では、画像データを元に加工を行うことがほとんどなので、スマートフォンの画像データから遺影写真を作成します。

髪型やシワなど細かな補正ができる

素材写真の写りが悪い場合は、顔周りの細かい修整も可能です。女性の方が特に気になる顔のシワ部分も、明るさなどを調節して目立ちにくくすることができます。同時に顔色を明るくして、写真の写りをよくすることも可能です。

また、髪型の補正もできるので、毛量の調整や髪型の崩れもきれいに整えることができます。

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遺影の作成・加工を依頼する場合の写真の条件4つ

写真であれば何でも加工すれば遺影にできるわけではありません。写真によっては、修整しきれない場合もあります。

加工できない写真を選ばないために、適切な遺影写真の条件を紹介します。依頼する前に手元の写真が遺影の作成に向いているかを確認しましょう。

ピントが合っている

写真を選ぶ際は、故人の姿にピントが合っているかよく確認しましょう。服装や背景など修整できる部分は多く、どれだけ加工技術が上がっていても、あまりにもピントがぶれていると加工でも修整ができません。

遺影写真は、素材写真の状態がよいほど綺麗な仕上がりになります。できるだけピントの合った写真を選びましょう。

画素数がある程度大きい

画素数の大きい写真を選びましょう。遺影は祭壇のような大きい箇所から焼香台のような小さい箇所まで飾られます。大きいサイズの遺影を作成する際に画素数が小さいと、荒くぼやけた印象になってしまうのです。

最近はカメラの品質が向上し、必要とされる200万画素以上の写真が撮影できるようになりました。とはいえ、大小さまざまなサイズに対応できるように、画素数の大きい写真を選びましょう。

故人の顔がきちんと写っている

故人の目線は加工で修整できますが、向いている方向を変えることは困難です。そのため、なるべく正面や少し斜めの角度で故人の顔がしっかりと写っている写真を選びましょう。

片目しか写っていない写真や顔が横向きの写真は避けましょう。カメラ目線のものであれば、遺影にした際に写真を見た家族や参列者が故人と目を合わせて向き合いながら偲ぶことができます。

準備できない場合は相談してみよう

どうしても手元に状態の良い写真がない場合は、専門の業者に一度相談してみましょう。業者によっては、どのような写真でも合成や加工ができる所もあります。

特殊な修整には、度合いによってかかる費用が異なるため、見積もりを取ってから検討するとよいでしょう。気に入っているが、遺影写真にできなかったものも最新の技術により遺影として飾ることができるかもしれません。

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遺影のサイズにきまりはある?写真の選び方やサイズ変更の方法も紹介

遺影写真作成をプロに依頼した場合の相場は?

遺影写真の作成をプロに依頼した場合、既存の写真を加工して作成する場合の費用は4,000円~6,000円が一般的です。撮影から依頼する場合は、25,000円~30,000円が目安です。

業者や関わるスタッフによって価格は変化するため、相場を参考にしながら見積もりを取ることをおすすめします。費用やサービスに合わせて納得のいく業者へ依頼しましょう。

遺影写真は自分でも加工できる?

遺影写真の加工をプロの業者に依頼すれば、高品質で要望に沿った写真へと仕上げてもらえますが、それに見合った費用がかかってしまいます。なるべく費用を抑えるため、遺影写真を自分で加工するのも1つの方法です。

サイズ変更や簡単な補正なら自分でもできる

遺影写真の加工は、自分でも行うことができます。経験者なら高度な加工も可能ですが、初心者の方はサイズ変更や簡単な補正であれば、手軽に行うことができます。遺影写真の準備時間に余裕がある場合は、使い方を調べながら挑戦してみてはいかがでしょうか。

おすすめの画像加工ソフト

さまざまな画像加工ソフトが出ていて、何を使えばよいのか迷う方も多いでしょう。遺影写真の加工におすすめの画像加工ソフトをまとめました。

ソフト名 価格 特徴
Photoshop 年間20,000円~60,000円 1週間の無料お試し期間あり
初心者でもプロ顔負けの画像編集が可能
Photoscape 基本無料
※有料プランもあり
一通りの加工が可能は無料でできる
シンプルで操作が簡単
Pixlr 基本無料
※有料プランもあり
切り抜きや背景の編集が得意
無料プランでも一通りの加工が可能
ToyViewerv 無料 初心者向けのMac用ソフト
GIMP 無料 プロも使用する上級者向けソフト
無料とは思えない高機能

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まとめ

思い通りの遺影写真が葬儀までに間に合わなかった場合でも、通夜や葬儀が終わった後に遺影写真の差し替えは問題無くできます。次の法要までに綺麗な姿が写っている写真を用意しましょう。

写真加工をすることで、顔の細かい部分から服装や背景まで変更できます。とはいえ、はじめから故人の顔がきちんと写っている写真を選んだほうが円滑に作業が進みます。

品質に拘りたい方は、遺影写真の作成や加工専門のプロに依頼したり、費用を抑えたい方は自分で加工をおこなったりする方法がおすすめです。

遺影に関する疑問やお悩みのある方は、小さなお葬式にご相談ください。豊富な専門知識を持ったスタッフがお悩みに寄り添いながら親身にアドバイスします。

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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