浄土真宗の香典袋の表書きはどうする?選び方・包み方・郵送方法も解説

浄土真宗の香典袋の表書きはどうする?選び方・包み方・郵送方法も解説

葬儀に持参する香典袋の表書きは、宗派によってマナーが異なるため、注意が必要です。正しい知識を持っていなければ、マナー違反となってしまうかもしれません。

この記事では、浄土真宗の香典袋の選び方、書き方、包み方、郵送方法などについて詳しく解説します。また、表書きのマナーのもととなっている考え方についても説明しますので、参考にしてみてください。

こんな人におすすめ

浄土真宗の葬儀に参列予定の人

浄土真宗の香典袋の選び方について知りたい人

浄土真宗の香典袋の書き方について知りたい人

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浄土真宗の教え

浄土真宗の香典袋のマナーは、教えに基づいています。まずは、どのようなことが説かれているのかをしっかりと理解しておきましょう。他力本願、現生正定聚について解説します。

他力本願

他力本願とは、阿弥陀仏が生きとし生けるものを救おうとする慈悲のはたらきに、全てを委ねることです。他人任せにしたり、他人に依存したり、成り行きに任せたりすることではありません。

阿弥陀仏が命あるものを救わずにはいられない、利他の力、すなわち本願力を信じることが他力本願という考え方です。

現生正定聚(げんしょうしょうじょうじゅ)

現生正定聚とは、阿弥陀仏の救いを信じる心を持ったときに極楽浄土に往生して、成仏することが決まるのだという考え方です。つまり、信心を得た人は、いずれ仏になるべき人として生かされていると説かれています。他力本願の思想と深く関わっている教えです。

浄土真宗の香典袋の選び方

葬儀に参列する場合には、香典袋を準備します。適切なものを選ぶためには、包む金額と香典袋の関係について理解しておきましょう。

香典袋の購入先

香典袋の購入先は、コンビニエンスストア、文具店、仏具店、デパートなどです。身近なコンビニエンスストアでも常備されているものですが、必ずしも適切なものがあるとは限りません。目についたものを購入するのではなく、きちんと選ぶことが大切です。

香典袋は包む金額に合わせて選ぶ

香典袋の水引は、白黒、双銀、黄白などがあります。地域によって異なる場合もありますので、葬儀に参列する前に、年長者などに確認しておきましょう。

香典袋を選ぶ際には、中に包む金額に合わせて種類を選ぶ必要があります。たとえば、少額の金額を双銀の水引の和紙製の香典袋に入れてしまうと、ちぐはぐな印象を与えてしまいます。

少額であれば水引が印刷されているもの、1万円~3万円程度であれば水引をかけたもの5万円以上であれば双銀の水引の香典袋といったように包む金額によって使い分けましょう。

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浄土真宗の香典袋の書き方

浄土真宗の場合は、香典袋の表書きが他の宗派とは異なりますので注意が必要です。教えに基づいた表書きの書き方について理解しておきましょう。また、名前、中袋、金額の書き方や筆記用具についても解説します。

表書き

仏式の葬儀の場合には、表書きは「御霊前」や「御香典」とするのが一般的ですが、浄土真宗の場合には、「御霊前」とはせず「御仏前」と書くのがマナーです。

阿弥陀如来の救いを信じていれば、亡くなった人はすぐに極楽浄土に往生して成仏できるとされているため、故人が霊になることはありません。仏様にお供えするので「御仏前」と書きましょう。

名前

香典袋には、必ず自分の名前を記載するのがマナーです。名前がないと遺族を困らせてしまいますので注意しましょう。

水引の下の中央に、フルネームで書きます。夫婦連名で香典を包む場合には夫のフルネームを中央に書き、妻の名前を左側に書くのが一般的な書き方です。

中袋

香典袋には中袋があり、そこにも記載しなければならないことがあります。まず、表面中央に、金額を縦書きで書きます。この際、大字と呼ばれる漢字を用いるのが一般的です。「金参萬圓也」などと書きましょう。

裏面には、住所と氏名を記載します。中袋がないタイプの香典袋であれば、裏面に金額、住所、氏名を書きましょう。

筆記用具

香典の表書き、名前を書く際には毛筆、もしくは筆ペンを使用しましょう。その際には薄墨を使うのがマナーです。筆ペンの場合にも、薄墨のものが市販されています。また中袋を書く際には、ボールペンや万年筆などを使っても問題ありません。

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浄土真宗の香典袋の包み方

香典袋をそのままの状態で持参するのはマナー違反ですので、袱紗(ふくさ)に包みましょう。袱紗の選び方、包み方、渡す作法について解説します。難しいことはありませんので、一度理解しておけば自信を持って葬儀に参列できるでしょう。

袱紗の選び方

袱紗は慶事用と弔事用がありますので、必ず弔事用を選びましょう。紫色の袱紗であれば、どちらの場合にも使えます。

また、デザインとしては伝統的な包むタイプのものと、使いやすい挟むタイプのものがありますが、どちらでもかまいません。

袱紗による包み方

包むタイプの袱紗の場合には、菱形になるように置きます。香典袋を中央よりも右側に置いてから、右、下、上と角を折り込んでいきましょう。最後に左の角を折って、裏側に折ります。挟むタイプのふくさは、開きを左側にして、表書きが読める向きに香典袋を入れましょう。

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袱紗から出して渡す作法

葬儀の受付を済ませた後に、香典袋を袱紗から出しましょう。まず右手に袱紗をのせ、左手で袱紗を出して香典袋を取り出します。

包むタイプの袱紗であれば、袱紗を台の上に置いて、相手から表書きが読める向きにして、両手で差し出して受け取ってもらいましょう。挟む包むタイプの袱紗であれば、袱紗の上に、取り出した香典袋を置いて渡します。

香典袋は郵送もできる

葬儀には参列できないものの弔意を示したい場合には、香典袋を郵送できます。ただし配慮したほうがよいポイントがありますので注意が必要です。マナーを守って、適切な方法で郵送しましょう。

現金書留で送る

香典袋は現金書留で郵送しましょう。まず、現金を香典袋に入れて、通常と同じように表書きなどを書きます。その香典袋を、さらに現金書留用封筒に入れましょう。

郵便局の窓口に持って行けば郵送できますので、葬儀当日、もしくは葬儀後1週間くらいまでの間に届くようにします。

お悔やみの手紙を同封する

現金書留用封筒にお悔やみの手紙を同封すると、遺族に丁寧な印象を与えられ、故人への弔意が伝わるでしょう。

「拝啓」などの頭語、「敬具」などの結語は不要です。忌み言葉を避けて、故人への想いや遺族への気遣い、葬儀に参列できなかったことへのお詫びなどを綴りましょう。

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まとめ

香典袋の表書きは宗派によって異なり、浄土真宗の葬儀では、「ご霊前」ではなく「御仏前」と書きます。正しい知識に基づいてマナーを守り、葬儀に参列できるよう、宗派ごとのマナーをきちんと確認しておきましょう。

浄土真宗の香典袋について知りたい方や、葬儀についての疑問をお持ちの方は、ぜひ小さなお葬式へご相談ください。

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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
「小さなお葬式のコラム」では、合計2000記事以上を管理。
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