盆踊りは、日本特有の夏の風物詩といえるでしょう。テンポのよい音楽や、輪になって踊る様子が印象的です。
しかし、「盆踊りのイメージはできるものの、由来や参加方法についてあらためて聞かれるとわからない」という方もいるのではないでしょうか。
この記事では、盆踊りの起源や代表曲、参加するときのポイントについてまとめました。
<この記事の要点>
・盆踊りの起源は仏教の「念仏踊り」に由来する
・徳島県の「阿波踊り」、岐阜県の「郡上踊り」など、日本各地に特徴的な盆踊りが存在する
・盆踊りに参加する際は、ナンバ歩き」を習得し、浴衣を着て踊る
こんな人におすすめ
盆踊りの由来について知りたい人
盆踊りに参加する予定がある人
盆踊りの基本知識として、盆踊りとは何か、起源とされている「念仏踊り」について解説します。起源を知ることで、盆踊りへの知識も深まるでしょう。
夏のイベントといえば、盆踊りをイメージする方も多いでしょう。盆踊りは、帰ってきたご先祖様の供養をするのが目的です。また娯楽的な意味合いもあり、地域での交流や帰省した家族・友人と再会する場にもなっています。
盆踊りは、仏教の「念仏踊り」に由来しているとされています。念仏を唱えながら踊る「念仏踊り」でしたが、後に踊り念仏は、念仏を唱える人と、踊る人が分かれた「踊り念仏」へと発展しました。その後、ご先祖様を供養する「お盆」に結びつき、現在のスタイルになりました。
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日本の三大盆踊りは、「阿波踊り」「郡上踊り」「西馬音内の盆踊り」です。
ここでは、それぞれの盆踊りの特徴について紹介します。参加予定の方は、チェックしてみてください。
徳島県徳島市といえば、「阿波踊り」が有名です。当時、阿波国に入国していた蜂須賀家政(はちすかいえまさ)によって徳島城が築城された際に、築城祝いとして城下の人々も招いて躍らせたのがきっかけとなりました。毎年開催される時期には、人口20万人の徳島県に100万人近い人々が訪れます。
上品でしとやかな女踊りと、豪快で自由な動きの男踊り、それらが集団(連)を組んで踊るのが阿波踊りの特徴です。「ヤットセー、マットセー」「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」といったフレーズが有名です。
日本で、もっとも長い期間開催されるのが岐阜県で有名な「郡上踊り(ぐじょうおどり)」です。毎年、7月中旬~9月上旬までおおよそ32日間踊られています。約400年前に、城下町の「郡上八幡」で踊られていたと伝えられています。
四民融和を目的としており、武士や町民といった身分の融和を目指していました。そのため現代でも、「地元の人と観光客がひとつの輪になって踊る」という風景が見られるでしょう。
西馬音内盆踊りは、秋田県羽後町(うごまち)が発祥の地として知られています。西馬音内御嶽神社(にしもないみたけじんじゃ)の境内で、作物の豊作を祈り、踊りを奉納していたと伝えられています。
芸術的だと評価されている踊りのひとつで、「彦三頭巾(ひこさずきん)」と編み笠で顔を隠した身なりが目を引くでしょう。明治40年の俳人・河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)は、「初めて絵になる盆踊りを見た」と書にも残しています。
盆踊りに使われる曲は伝承音頭だけでなく、地方独自の民謡や流行した音楽、アニメソングとジャンルを問いません。下記では、代表曲や人気曲をまとめました。
伝承音頭 | 河内音頭(かわちおんど)/阿波よしこの |
地方の民謡 | 子共盆踊り歌(北海道)/おわら風の盆(富山県)/江州音頭(近畿地方)/炭坑節(福岡県) |
ヒットソング | マツケンサンバ/ズンドコ節 |
アニメソング | ポケモン音頭/ドラえもん音頭/アンパンマン音頭 |
ここでは、盆踊りに参加するときのポイントについてまとめました。夏の盆踊りイベントに向けて、チェックしておくとよいでしょう。
やぐらを囲む「輪踊り」は、気軽に参加しやすい盆踊りです。次の曲が始まる前に、「参加してもよいでしょうか」と一声かけて入るとスムーズに参加できるでしょう。
盆踊りに参加する際、服装の決まりはありません。しかし浴衣を着て踊れば、踊り手の雰囲気にも溶け込み、より気分が上がるでしょう。「下駄の鼻緒で足が痛くなりそう」と心配な方は、足袋を履くと軽減されます。
盆踊りは手よりも、神送りの意味をもつ「足の動き」を重視しています。下半身の躍動感は、「地を踏んで霊を封じ込める」という鎮魂の意味が込められているからです。踊りに参加する際は、手本となる踊り手を観察して真似てみましょう。
またお盆期間中は、霊を迎え入れる意味を込めて手の動きが大切です。「単なる踊り」と考えずに、供養の意味も込めて踊るとよいでしょう。
盆踊りの動きとしては、9割が「ナンバ歩き」といわれているため、しっかり習得しましょう。ナンバ歩きは、右手・右足、左手・左足と、出した手と足が同じタイミングで動きます。日常とは異なる動きなので、戸惑う方もいるかもしれません。そのため、ナンバ歩きに慣れることから始めましょう。
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盆踊りに参加する際は、供養の意味もあると心に留めておきましょう。故人やご先祖様の供養は、感謝や敬意の念を込めて行いたいものです。
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