お葬式を行う斎場には、民間会社が運営する施設の他に、公営の斎場があります。公営斎場は、民間施設に比べて安価に葬儀を行えることがあります。
この記事では、東京23区内にある公営斎場のひとつ「臨海斎場」についてご紹介します。
<この記事の要点>
・臨海斎場は東京都大田区にある公営の斎場で、火葬場が併設されている
・臨界斎場へのアクセスは東京モノレールの「流通センター」駅から徒歩10分ほど
・臨界斎場の使用料金は組織区住民と非住民で大きく異なる
こんな人におすすめ
臨海斎場の利用について知りたい人
東京23区内にある公営斎場について知りたい人
臨海斎場での葬儀を検討している人
臨海斎場は、東京都大田区にある公営の斎場です。火葬炉が併設された施設になっており、火葬や葬儀が行えるようになっています。
臨海斎場とは、港区、品川区、目黒区、世田谷区、大田区の5区が共同で臨海部広域斎場組合を設立し、運営している斎場です。平成15年1月にオープンしました。公営斎場になりますが、運営している5区以外の方も利用することができます。
臨海斎場は、火葬場が併設された斎場です。通夜から葬儀、火葬まで同じ施設の中で行うことができるため、移動のための時間や、霊柩車やマイクロバス等を手配する費用がかかりません。
式場は建物の1階に4つあり、椅子席で70席まで用意することができます。間仕切りを外して、2会場を1会場として利用することも可能です。(その場合は2会場分の料金が必要になります。)式場前にはホールがあり、長机と椅子が借りられるので、ゆっくり会葬者の受付をすることができます。
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2階には控室があります。会葬者控室はテーブル・椅子席で大人用64脚、子供用2脚、立食形式で80人程度が収容できる広さの部屋が4つあります。21:00まで通夜ぶるまいや繰り上げ初七日法要の会食を行うことができます。
遺族等控室も4部屋あり、ふすまで仕切られた10畳と4畳の和室になっています。風呂、シャワー、トイレ、テレビ、冷蔵庫等が設置されていて、5名程度であれば宿泊することが可能です。寝具や朝食は、売店で手配することができます。
館内には更衣室もありますので、会場で礼服に着替えることもできるようになっています。利用後に100円が戻ってくるタイプのコインロッカーもあるので、着替え等を入れておくこともできます。
火葬炉は大型の2基を含め、全部で10基あります。火葬の待合室も2階にあり、椅子席で大人用54脚、子供用2脚が並べられる洋室になっています。飲み物やお菓子の持ち込みが可能で、火葬の待ち時間を落ち着いて過ごすことができます。
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臨海斎場の利用時間は、8:30~21:00までとなっています。年末年始には休館期間がありますので、ホームページ等で確認しておくのがよいでしょう。
港区、品川区、目黒区、世田谷区、大田区以外の人でも利用することができますが、利用条件が異なるため注意が必要です。
最寄り駅は、東京モノレールの「流通センター」駅で、そこから歩いて10分ほどの距離になります。京急バスを使えば、歩く距離をもっと縮めることもできます。JR「大森」駅の東口から「太田スタジアム」行のバスに乗り、終点の「太田スタジアム」停留所で下車すれば、徒歩約1分で到着します。
京急「平和島」駅からも京急バスに乗り、「流通センター前」停留所で降りれば、歩いて10分ほどで辿り着くことができます。京急バスは1時間に1~2本程度になりますので、時間には余裕を持って向かうようにしましょう。
駐車場は、1式場あたり乗用車50台分のスペースが用意されていますので、自家用車で来場することもできます。
施設の使用料は、組織区住民とされる港区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区の人と、それ以外の人で大きく異なります。
施設使用料 | ||
施設名 | 組織区住民 (港区・品川区・目黒区・大田区・世田谷区) |
組織区外住民 (左記5区以外) |
葬儀式場 | 56,000円 | 170,000円 |
遺族等控室 | 14,000円 | 42,000円 |
会葬者控室 | 30,000円 | 90,000円 |
火葬料 ※12歳以上 |
40,000円 | 80,000円 |
火葬料 ※12歳未満 |
24,400円 | 48,800円 |
待合室 | 20,000円 | 60,000円 |
※火葬をする場合は、別途火葬証明手数料が1通300円かかります。
※平成30年4月1日から火葬料が変更しています。
ちなみに、組織区住民として認められるのは、葬儀もしくは火葬の対象となる故人が、死亡時に港区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区の区域内に住所を有していた場合か、あるいは葬儀や火葬を主宰する人(故人の二親等以内の親族に限る。)が、区域内に住所を有している場合とされています。
また、生活保護を受けている方や、身元の分からない行旅死亡人の場合、災害で亡くなった方の場合などには、減額や免除の制度もあります。料金は、施設を利用した当日に、全額現金で支払います。
臨海斎場において、利用上の制限は特にありません。どのような宗教や宗派の葬儀も行えますが、公営斎場であり、すぐ隣は別の葬儀会場となります。読経や讃美歌等は、他の人の迷惑とならないように気を付けましょう。
式場の予約には、専用の電話番号が設けられています。火葬炉は10基ありますが、混み合っていることが多いです。まずは葬儀社を通して、空き状況の確認をします。
臨海斎場を葬儀で利用する場合は、火葬と合わせて予約しなければなりません。火葬を伴わない葬儀式場の利用はできませんので、注意しましょう。また、葬儀当日の繰り上げ初七日は行えますが、その他の法要には利用できません。
火葬を予約する場合は、棺や霊柩車などの手配の関係から、通常は葬儀社を通じて申し込むことになっています。
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葬儀会場や火葬炉が混み合っていて、すぐに行えない場合は、ご遺体を保冷庫に預けることもできます。保冷庫は24庫あり、納棺して預けるのが原則となります。10人ほどが入れる面会室も1部屋設けられているので、故人と面会することも可能です。保冷庫を利用する場合は、火葬とは別に利用予約が必要になります。
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