ご家族が亡くなってしまったら、悲しむ間もなくご遺体を速やかに安置場所まで搬送しなければなりません。ご遺体の搬送は、葬儀社や搬送専門業者にお願いすることになりますが、ご遺体搬送にはどれくらい費用がかかってくるのでしょうか。この記事では遺体搬送にかかる費用の目安について解説します。葬儀全体の流れについても、あわせて理解を深めておきましょう。
<この記事の要点>
・遺体搬送の基本料金は、搬送距離によって決まり、10kmまでの搬送料金は葬儀代金に含まれることが多い
・搬送距離に基づく費用は10kmごとに加算されていき、早朝や深夜は昼間よりも高額となることもある
・棺やドライアイス、搬送距離が長距離の場合は高速代や地域によっては冬季割増料金が発生することもある
こんな人におすすめ
遺体搬送をどうすればよいか気になっている方
遺体搬送にかかる費用を知りたい方
遺体搬送の費用を抑えたい方
遺体搬送とは、故人が亡くなった場所から遺体安置場所までご遺体を搬送することをいいます。その搬送費用には搬送距離だけでなく、他の条件や物品も絡み費用が加算されます。
遺体搬送費用は、搬送距離を元にして計算され、その距離は遺体を迎えに行くまでの距離と安置場所までの距離を合計したものになります。あらかじめ葬儀社が決まっている場合、10kmまでの搬送料金は葬儀代金に含まれていることが多いようです。
一般的に、搬送距離に基づく費用は、10kmまで12,000円~20,000円で10kmごとに2,000円~5,000円が加算されていきます。また、早朝及び深夜は昼間の時間帯よりも4,000円程高い設定になっています。
まず、搬送に必ず必要となる棺、ドライアイス、納体袋、シーツの物品一式で、約40,000円が加算されます。
また、搬送距離が長距離になれば、高速道路や有料道路を利用するため、高速代、有料道路料金がかかってきます。さらに長距離の搬送となれば、ドライバーの交代要員が必要になり、その分、人件費も多くかかってくるのです。
その他、地域によっては冬季割増料金が発生したり、依頼者の都合で車両を1時間以上待機させたりすると、60分で5,000円~10,000円程度の待機料がかかってきます。
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遺体搬送は、国土交通省認可の専用寝台車で搬送します。自家用車での遺体搬送も許可されていますが、死亡診断書を携帯することが義務づけられています。
事前に葬儀社が決まっていれば、葬儀社が斎場の安置室または自宅に搬送してくれます。病院の安置室には数時間しか安置できないため、葬儀社が決まっていない場合は、急いで搬送の依頼先を決める必要があります。
この時、病院側が葬儀社を紹介してくれることがありますが、基本的に病院で紹介する葬儀社は割高になるということを知っておきましょう。
搬送に困った時は、紹介された葬儀社に搬送のみを依頼するか、または遺体搬送専門業者にお願いして自宅等に安置をしてもらい、気持ちが落ち着いてから葬儀を依頼する葬儀社を探すのも一つの方法です。
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自宅で療養中の病気で亡くなった場合には、かかりつけの医師に来てもらい、死亡診断書を書いてもらいます。もし、療養中の病気以外で亡くなった時は警察医が立会い、死因の解明や犯罪の有無を調べます。死因が明らかになり、また犯罪性がなければ死体検案書を受け取れるのです。その後、葬儀社に遺体搬送を依頼するか、自宅で安置となります。ただ自宅での遺体安置は、室内の温度設定や遺体保存ケアなどの環境を整えるのが難しく、注意が必要です。
また、死亡診断書や死体検案書を取得するまでは、遺体を動かさないようにしましょう。
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遺体の搬送にかかる費用を抑えるには、次のポイントを押さえておきましょう。
死亡場所が遠方でなければ、搬送と葬儀の両方をやってくれる葬儀社を探しておくのがいいでしょう。一般的に遺体搬送は葬儀とセット料金になっているところが多いです。
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陸路では時間がかかりすぎたり、費用が高くなったりする場合は、空輸を検討してみてください。搬送距離が500kmを超えるような場合には、空輸を利用した方が陸路より費用を抑えられることもあります。
例えば、搬送範囲が都内から地方の場合、空輸費用は20万程度です。搬送に対応している業者に陸路と空輸の見積もりを出してもらい比較してみるのがいいでしょう。
外国国籍の方が日本国内で亡くなられ、ご遺体を海外に搬送する場合、国内の空輸と比較しても必要書類が多く、さまざまな手続きを踏むことになります。
手続きには死亡診断書(死体検案書)とパスポートが必要です。搬送先の国によって手続きが異なるので、現地の領事館に確認しながら手続きを進めなければなりません。
海外へご遺体を搬送する一連の流れです。
死亡診断書(死体検案書)入手
↓
安置場所の手配
↓
大使館手配
↓
航空便貨物手配と予約
↓
通関書類の用意
↓
エンバーミング(防腐処理)、防腐証明書
↓
納棺・梱包
↓
爆発物検査
↓
空港へ搬入
↓
出国
※エンバーミングとはご遺体に防腐・殺菌処理を施すことです。
搬送費用にかかる主な内訳は下記のようになっています。基本的に50万以上は費用がかかり、また、航空貨物運賃(故人を国外へ搬送するには、貨物扱いとなります)は、搬送先により大きく異なってきます。
・寝台搬送費(病院~搬送先~空港)
・エンバーミング費用(12万円~20万円)※ご遺体の状態による
・書類作成代行費(大使館、領事官における手続費用)...50万円
・棺代金及び棺梱包料
・航空貨物運賃
・燃油サーチャージ など
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