エンディングノートとは、人生の最後を見据えながら死に備えて自身の希望を書き留めておくノートのことです。もしも何かあったときのために財産や葬儀についてまとめ、書いておきたいという方もいるのではないでしょうか。主に死後の財産分与を記す遺言書は法的効力があるのに対して、エンディングノートにはその効力がありません。
しかし、エンディングノートはいつか訪れる死について自分の希望を家族に書き残せる人生の記録といえます。どんな葬儀をしてほしいといった要望だけでなく、身近な人に対して感謝の気持ちを綴ることもできます。そこでこの記事では、おすすめのおしゃれなエンディングノートについてご紹介します。
<この記事の要点>
・おしゃれなデザインのエンディングノートを使うことで書くことが楽しくなる
・自分の書きたい内容に合ったエンディングノートを選ぶ
・エンディングノートは定期的に内容を見直し、家族や信頼できる人に保管場所を知らせておく
こんな人におすすめ
おすすめのおしゃれなエンディングノートを知りたい方
おしゃれなエンディングノートを選ぶポイントを知りたい方
エンディングノートを書くときのポイントを知りたい方
最近の終活ブームにより、いろいろなタイプのエンディングノートが販売されています。決まった形式はないので市販のノートを使用しても問題ありませんが、書き込むことが楽しくなるおしゃれなものを利用してみてはいかがでしょうか。
「ノートの作り方がわからない」「どんな内容を書けばいいの」と悩んでいる方に、ぜひ使ってほしい5つをご紹介します。
一見するとどれも同じように見えてしまうエンディングノートですが、これから紹介するものはいずれもおしゃれで書きやすいものばかりです。基本の情報はすべて網羅されており、あなたと残された家族に安心感と幸せをもたらしてくれます。使用者目線で作られているため人気が高く、長く愛用していただけます。では、ひとつひとつ特徴を見てみましょう。
『星の王子さま エンディングノート』は癒されるイラストとおしゃれなデザインが特徴です。著名人にもファンが多い「星の王子さま』のイラストと珠玉のメッセージを引用したノートで、スペースにゆとりがあり書きやすくなっています。
一般的なエンディングノートが持つ事務的で寂しい印象がなく、最後まで自分らしくありたい方に最適な1冊です。自身のプロフィールや家系図、愛する人たちとの思い出、預貯金といった持ち物、もしものときのお願いを書き込めるようになっています。
相続のような財産整理に特化したものを希望している方には『終活・相続のための財産整理ファイル エンディングノート 付 終活ノート』をおすすめします。保険、年金、預貯金、有価証券、不動産といった財産に関する契約書を、見出しをつけてわかりやすく保管できるのが特徴です。
介護、病名告知や延命治療のほか、形見分けや遺品の整理、さらにお墓、葬儀についてもしっかり書き込めます。カード、通帳、CD-ROMや厚みのある冊子型の書類も収納できるポケットがついており、何かあっても残された家族は安心できます。
終活を考えているシニアはもちろんのこと、大切な人が困らないように丁寧に準備しておきたい方にぴったりです。
『My Life Binder』はシステム手帳タイプのエンディングノートです。ページを増やしたり差し替えたりできるので、気持ちや状況の変化に素早く対応できます。追加が必要なページは買い足せて、不要なページは取り外せるのがポイントです。
自身の経歴・職歴、資格、不動産、預貯金、クレジットカード、住宅ローンといった負債、生活の支払い、既往歴やアレルギーといった健康状態、病気、介護、献体、個人の秘密に関すること、家族へ伝えたいメッセージなど必要事項をすべて記載できるので、完成度の高いエンディングノートといえるでしょう。
書き方ガイドブックがついているので、初めての人でも安心して書き進めることができます。中のリフィル紙はしっかりした厚みの帳簿紙で長期保存に適しています。
自分を見つめ直し、これまで得てきた経験や学んだ知識、次世代に残したい思いを自身の言葉で綴りたい方に最適なのが『マイウェイストーリー』です。誕生から今までの思い出、家系図、記念日、家族へのメッセージのほか、友人たちとの交友録、後世に伝えたい事柄、介護についての希望、葬儀のスタイルの詳細を書き込めます。
自由にカスタマイズできるルーズリーフ仕様で、約150の項目があります。高級感漂う手作りの絞り牛革を用いた豪華な装丁が自慢の1冊です。
さまざまな情報をまとめて気持ちの整理をつけるためにも書いておきたいエンディングノートですが、おすすめしたいのは見た目がおしゃれなものです。おしゃれなエンディングノートなら気負わずに気軽に書き記すことができます。
終活を意識する年代の方でなくても、ちょっと書いてみようという気持ちになることもあるのではないでしょうか。おしゃれで素敵なノートなら手に取りやすいですし、外出先のカフェで書いても人目が気になりません。書き記しておきたいことを思いついたときに記入できるので、終活に前向きに取り組めます。
エンディングノートを楽しく作成できるようになれば、終活に抵抗がある方でもスムーズに進められるというメリットがあります。
エンディングノートに法的な拘束力はなく、書式や形式に決まりはありません。選び方にも決まりはありませんが、納得できる終活にするためにも永く愛用できるものを選びましょう。
書店で販売されているものも多くありますので、比較してみることをおすすめします。価格やデザインを考慮しながら、伝えたいことを素直に書けるものを選んでください。
エンディングノートを選ぶときは、残された家族に「何を一番伝えたいか」を重視するといいでしょう。例えば、不動産や有価証券に関する事項を詳細に伝えたいのに、自分史や家族の思い出を書くスペースが多いものではあまり意味がありません。
逆に、自分史や残された人たちへの思い、感謝の気持ちをたっぷり綴りたいと考えている方は連絡事項が多いものは避けたほうがよいでしょう。自分がエンディングノートに何を書きたいのか、よく考えてからふさわしいものを選んでください。
そうはいっても、エンディングノートに向き合うのが苦痛になってはいけません。価格や内容をきちんと吟味して、「これなら自分でも書けるかもしれない」と感じるものを手にしましょう。
エンディングノートにはたくさんの種類があります。書きやすい簡素なもの、おしゃれなもののほか、延命治療はしないでほしいといった医療や介護に特別な要望がある方のために最適なものもあります。また、収納ボックスがついているもの、豪華なカバーがついているもの、資料を保管できるファイルがついているものも販売されています。
一口にエンディングノートといっても、バリエーションが豊富で選択するのが難しいと感じる方もいるでしょう。そんなときは、特典や付属品に注目してみるのをおすすめします。魅力的な付属品がついたエンディングノートを親御さんにさり気なくプレゼントするのもいいかもしれません。
2019年7月に約40年ぶりの相続制度改正がありました。それに対応したエンディングノートも発売されているので、探してみてはいかがでしょうか。
早速書いてみようとノートに向かっても、戸惑ってしまってなかなか筆が進まない方も多いと思います。しかし、ポイントさえ押さえれば、スムーズに書くことができます。空欄があっても気にせずに、今の気持ちをそのまま書いてみましょう。以下の記事で紹介するコツを参考に、ポイントを押さえながら書き込んでみてください。
エンディングノートを購入していざ書こうと思っても、どこから書けばいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。そういう場合は、まずはすぐに書ける項目から順に埋めていくのが一番です。親戚付き合い、加入している保険、健康状態など、わかりやすいところから少しずつ書いてみましょう。
財産状況やお葬式のスタイル、埋葬方法のような簡単に書けないものは、後でゆっくりと考えて追加していくことをおすすめします。多くの場合、エンディングノートの冒頭に記入のコツとヒントが書かれているので、心配する必要はありません。項目別に書き込んでいけば、自然と完成していくでしょう。
難しく考えずに、まずはエンディングノートに目を通してみてください。これから考えるべき事柄、準備したほうがいいことが自然と見えてくるのではないでしょうか。
エンディングノートを書いたら定期的に見直しましょう。1年前と現在では、終末医療に対する希望が変わっているかもしれません。エンディングノートを作成した後に自身を取り巻く事情が変化することもあり得ますし、家族と話し合うことによって考え直さなければならないことも出てくるでしょう。
さらに気を付けてほしいのが保管場所です。せっかく素晴らしいノートを作成しても、家族の目に触れなければ意味がありません。家族に見られたくない情報は別の場所に保管しても構わないので、エンディングノートがある場所はしっかり伝えておきましょう。
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ここまでおしゃれなエンディングノートや選び方について見てきましたが、理解は深まったでしょうか。近年では終活に対する意識が高まっていて、人生の終わりをきれいに整えて幕引きするためにも、自分にあったエンディングノートを見つけましょう。
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初七日とは故人の命日から7日目に行われる法要のことです。ホゥ。