参列は誰まで?家族葬に呼ぶ範囲と呼ぶ人・呼ばない人へのマナー
葬儀マナー[喪主・遺族]

作成日:2018年07月04日  更新日:2021年07月08日

参列は誰まで?家族葬に呼ぶ範囲と呼ぶ人・呼ばない人へのマナー

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家族葬で葬儀を執り行う方が増えていますが、いざ行うとなると、どこまでの関係の人に参列してもらえば良いのか迷うのではないでしょうか。「家族葬」だから家族だけで行うのか、親しい友人・知人にも参列してもらうのか。

この記事では、家族葬に参列してもらう人の範囲と、呼ぶ人、呼ばない人それぞれに対する対応のしかたについて解説します。

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【もくじ】
家族葬を行う範囲について
通夜の参列の範囲はどこまで?
家族葬へ参列してもらう方への対応
家族葬に呼ばない方への対応
家族葬を執り行う際の注意点
家族葬の知らせを受けた側が心がけるべき参列のマナー
家族葬に参列する際のマナー
家族葬に参列しない場合のマナー

家族葬を行う範囲について

家族葬は一般的なお葬式に比べて小規模ですが、呼ぶ範囲によって規模は異なります。ごく近しい家族、親族のみで行う10人程度から、ある程度の友人、知人にも参列してもらう30人規模までであれば「家族葬」の範囲に入るでしょう。

どこまで声をかけるのかは、葬儀を執り行う家族の考えによって決めて問題ありません。ただし大切なのは、その基準や意図を明確にしておくことです。線引きがあいまいになると、後でトラブルになることもありますので、注意しましょう。

家族葬とは

家族葬とは、家族を中心にごく親しかった人たちのみで行う小さなお葬式です。以前から「密葬」という小規模なお葬式の形はありました。しかし密葬の場合は後日、本葬を行うのが前提です。家族葬は、それのみで完結させてしまう点で密葬とは異なる葬儀の形であると言えます。

近年は、高齢化や核家族化で地域社会との関わりが薄れていることや、高額な葬儀費用を家族に負担させたくないと考える人が増えていることなどにより、都市部を中心に家族葬が増えています。

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家族葬に呼ぶ規模ごとの一般的な範囲

家族葬の参列をお願いする人の範囲は、一般的には葬儀の規模によって決まってきます。

10名程度 故人の配偶者、子どもとその配偶者、親や孫まで
20名程度 上記に加え故人の兄弟姉妹とその配偶者まで
30名程度 故人のいとこや甥、姪まで

ただし、実際には故人との生前の関係性や葬儀会場までの距離、状況などにより、参列してもらうことが難しいこともあるでしょう。亡くなった方の年齢によっては、優先順位も変わってくるかもしれません。

この範囲を参考に、実際には状況に応じて臨機応変に決めていきましょう。また、まず親族の参列者を決めた後、故人の生前の希望や家族の判断で、親しかった友人に声をかけても良いでしょう。

通夜の参列の範囲はどこまで?

家族葬の場合は、通夜でも家族や身近な親族までを呼ぶことが一般的です。招待した場合は、親族以外にも関係が深かった友人や知人が参列こともあります。ただし、基本的には親族のみで通夜を行うことが原則です。

親族以外が招待されていないにもかかわらず参列してしまうと、遺族が驚いてしまいます。遺族が家族葬を行う理由や気持ちを考慮して、招待がなかった場合は参列しないようにしましょう。

家族葬へ参列してもらう方への対応

臨終に立ち会っておらず、葬儀に参列してもらいたい方がいれば、葬儀の日時や場所が決まり次第連絡を入れましょう。そのときに忘れず伝えておきたいのが、葬儀はごく身近な人だけで行う家族葬であり、なるべく情報は他の人に広めないでほしいということです。

呼ばない方に伝わってしまうと、トラブルの元になったり、急な弔問があったりといったことがあるので注意しましょう。

身近な親族には臨終前に連絡

二親等から三親等までの血族には、危篤になった時点で連絡するのが一般的です。両親や子ども、兄弟姉妹には、たとえ疎遠になっていたとしても必ず連絡しておきましょう。

臨終後は、葬儀の日時と場所が決まったら改めて知らせる旨を伝えて、家族以外の人には一度帰っていただくようにします。遠方から来てもらった親族にそのまま葬儀に参列してもらう場合は、宿泊場所などの手配が必要です。

家族葬では特に世話役などは決めないことが多いですが、もし何か手伝ってもらうことがあれば依頼しておきましょう。

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葬儀後の対応について

通常の葬儀では、参列者には会葬礼状や返礼品を渡しますが、家族葬の場合は省略されるケースも多いです。用意するかどうかは、参列者の顔ぶれや葬儀の規模によって家族で相談して決めます。ほとんどが身内の場合はなくても、特に問題ではないでしょう。

返礼品を渡す場合は、ハンカチやお茶、お酒、プリペイドカードなどがよく使われます。家族葬ではごく親しい人たちだけだからこそ、故人との思い出の写真などを添えても良いかもしれません。

家族葬に呼ばない方への対応

家族葬をスムーズに執り行い、トラブルを避けるためには、呼ばない方への対応のしかたも押さえておきましょう。

葬儀についての連絡

家族葬を行う場合、葬儀に呼ばない方には葬儀についての連絡を事前に入れず、終わってから報告するのがマナーです。葬儀の前に知らせをもらってしまうと、「家族葬だから参列しないほうが良い」と解釈してくれる人がいる一方で、「連絡をもらったのだから参列したほうが良いのでは」と判断を迷う人もいるからです。

もし、葬儀には呼ばないけれど、いち早く逝去したことを知らせたい場合は、

・葬儀は家族葬で、身内だけで行うこと
・参列は辞退すること

をきちんと伝えるようにしましょう。

葬儀後には死亡通知を

葬儀に呼ばなかった人たちには、葬儀後1~2週間後を目安に死亡通知を出します。

通常の葬儀の場合は、黒枠の付いたはがきに、定型文のような文面を印刷して出すのが一般的ですが、家族葬の場合は、葬儀・告別式に代わるものと考え、より丁寧に作るのが好ましいでしょう。

型通りの文面ではなく、故人の思い出や、闘病中または臨終時の様子などを簡単に紹介するなどして、人間味が感じられるようなものにするとより良いものとなります。

死亡通知を出した後、弔問を受けたりお悔やみ状をいただいたりした場合は、できるだけ早く礼状を出しましょう。なお、葬儀後に死亡通知を出すときは、香典は辞退するのが通常です。

関係性を大切に、心のこもった葬儀を

そもそも家族葬は、家族を中心とした身近な人たちだけで、ゆっくりと故人とお別れできることがメリットです。マナーや常識を踏まえつつも、故人の意志や生前の関係性を尊重し、親しい人たちで心のこもったお葬式にしてあげたいものですね。

家族葬について詳しくまとめた記事もありますので、参考にしてください。

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家族葬を執り行う際の注意点

家族葬を選んだときには、参列者の範囲を明確にしておくことが大切です。どの関係まで参列をお願いするかを決めてから、訃報の連絡をします。訃報のお知らせの際には、その旨をしっかりと伝えるようにしましょう。

参列者の範囲を限定していることや、家族葬として葬儀を行うこときちんと伝えておかないと、トラブルに発展してしまう可能性があります。「あの人は呼ばれているのに自分は呼ばれていない」と思わぬ噂を立てられて、その後の関係性に悪影響を及ぼすかもしれません。

訃報を伝えたことを葬儀の案内と勘違いして参列する方も中にはいらっしゃるため、家族葬であることははっきりと伝えることが重要です。また招待する方に連絡をする場合も、招待をしないほかの方が来てしまわないように、伝え方には十分気を付けましょう。

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家族葬の知らせを受けた側が心がけるべき参列のマナー

家族葬の知らせを受けた側は、マナーを守って行動することが大切です。もしも思うがまま主観的な行動をとってしまうと、遺族に対して失礼に当たる可能性も出てきます。

家族葬の知らせを受けたときは、以下の点で注意が必要です。思わぬマナー違反を起こさないように、参列するかどうかの判断には気を付けましょう。

基本的に親族以外の家族葬への参列はしない

家族葬は、基本的には親族のみが参列するものです。訃報の知らせを受けたとしても、それは招待ではありません。お知らせを招待と勘違いして参列してしまうと、遺族が困惑する可能性があります。遺族にとっては、家族葬と伝えた時点で参列するとは思っていないからです。

家族葬の原則は親族のみの参列であることを覚えておきましょう。招待された場合のみ参列するという意識が大切です。

明確な招待がなければ参列しない

家族葬は基本的には家族のみで行うものであるため、招待がなければ参列するものではありません。訃報のお知らせを招待と勘違いして参列してしまう人もいますが、それはタブーです。遺族に迷惑をかけてしまう恐れがあります。

家族葬のお知らせを受けた場合は、明確な招待を受けた場合のみ参列するものです。もしも招待を受けていないにもかかわらず参列するとマナー違反になりますし、遺族の精神的な負担を与えかねません。遺族に不要な心配をかけないためにもマナーを守って参列しましょう。

会場や日時の案内がなければ参列しない

時には家族葬を行うというお知らせを受ける場合もあります。招待ではなく、単純に遺族が家族葬を執り行うというお知らせです。招待と取り違えないように注意しましょう。

単なるお知らせと招待を見分けるためには、そのお知らせに会場や日時の案内があるかどうかを確認します。葬儀会場の場所や日時の記載がない場合は、招待ではなくお知らせのみと考えてよいでしょう。この場合は、参列しないことがマナーになります。お知らせと招待を混同しないように注意しましょう。

家族葬に参列する際のマナー

故人と関係性の近い人のみで行う家族葬はアットホームな雰囲気が出て、つい気が緩みがちになるかもしれません。しかし家族葬に参列する際も、一般の葬儀と同様にマナーを守ることが大切です。

思わぬところで遺族の注意を引いてしまったり、マナー違反で関係性に悪影響を与えたりしないように、以下でご紹介するマナーをしっかり守って参列しましょう。

マナーを守った服装で参列する

喪服を着用することがマナーです。遺族や身近な人が参列するため、カジュアルな服装でもよいイメージがあるかもしれません。しかし家族葬であったとしても、喪服を着用しましょう。

服装は間違えてしまうと、雰囲気を台なしにする原因にもなりえます。ほかの参列者が全員喪服で自分だけカジュアルな服装をしていると、自分自身も落ち着いて参列することが難しくなるかもしれません。マナーを守らない人と思われてしまわないようにしましょう。どうしても服装で心配なことがあれば、ほかの参列者や遺族に質問してみると安心です。

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香典が不要とは限らない

家族葬では香典を辞退する遺族も少なくありません。そのため何も確認せずに、香典を用意しない参列者もいらっしゃいます。ただし、香典は辞退しなければならないという決まりはありません。家族葬を選んだとしても香典を受け取る方もいらっしゃいます。

家族葬では遺族側が香典をお断りするのが通例ですが、必ずしも不要とは限りません。お断りの案内がない限りは用意しておくと安心です。もしもお断りの案内がなかったとしても、事前に確認しておいたほうがよいでしょう。

招待されていない人を誘わない

家族葬に参列する際に、招待を受けていない人を誘うことは避けましょう。招待がなかった方を連れて行くことはマナー違反に当たります。

家族葬を行う遺族にも意図があって招待する人としない人を分けています。たくさんの人を呼んでいないことには理由があります。遺族の気持ちをくんで、ほかの人は誘わないようにしましょう。

どうしても連れていきたい人がいた場合、遺族に相談する必要があります。お断りを受けても無理強いをせず、遺族の意思を尊重することが大切です。

家族葬に参列しない場合のマナー

故人と関係があったとしても家族葬に参列しないこともあるでしょう。参列しないときほど、マナー違反を起こさないように注意が必要です。

葬儀に行かない分どのように弔意を示したらよいか分からず、自分本位で行動してしまうと、遺族に対して不要な気がかりを与える可能性があります。遺族の気持ちを乱さないためにも、以下のマナーをわきまえておきましょう。

お悔やみの電話を葬儀前にするのは控える

お悔やみの電話は葬儀後、落ち着いたころにしましょう。葬儀前、遺族は故人とのお別れの時間を過ごしています。そのタイミングでお悔やみの言葉を伝えることはマナー違反になります。

お悔やみの言葉を伝えたい気持ちが出てくるかもしれませんが、電話をするのであれば葬儀が終わってからにしましょう。遺族の状況にもよりますが、1週間以上経過した後がよい頃合いです。

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弔問は遺族の状況を見て判断する

参列できなかった場合、弔問はしたいと思うこともあるでしょう。そのときは遺族の状況を見つつ、弔問するかどうか、日程はいつにするかを判断することが大切です。

遺族が多忙なときに訪問してしまうと、迷惑になる可能性があります。遺族が訪ねて問題ない精神状態かも判断した上で、弔問しましょう。遺族の状況に配慮した上で弔問したい場合は、事前に電話で相談してから訪問すると安心です。

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