終活ツールのひとつとして、エンディングノートが注目を集めています。自分の意思や希望を伝える手段として、興味のある方もいるのではないでしょうか。自分に合ったエンディングノートを用意することで、残された家族への負担を減らすこともできます。
しかし、エンディングノートにはさまざまな種類があり、どれを選べばよいのかわからないという方も多いでしょう。そこでこの記事では、おすすめのエンディングノートをランキング形式でご紹介するほか、選び方についてもお伝えしていきます。
<この記事の要点>
・市販のエンディングノートで最もおすすめするのはコクヨのエンディングノート
・「エターナルメッセージ」はエンディングノートアプリで最もおすすめ
・自分の希望や用途に合わせてエンディングノートを選ぶのが大切
こんな人におすすめ
市販のエンディングノートおすすめランキングを知りたい方
アプリのエンディングノートおすすめランキングを知りたい方
エンディングノートの選び方のポイントを知りたい方
エンディングノートにはさまざまな種類がありますが、こちらでは市販されている書き込み式のエンディングノートをご紹介していきます。自分史年表が充実したノートや医療に特化したもの、名作の名言集が載ったノートなどさまざまな種類がありますので、自分の好みや目的に合わせて選んでみてください。
「医療のためのエンディングノート 私の生き方連絡ノート」は、医療項目が充実したエンディングノートです。突然の事故や病気によって自分で判断する力や表現する力を失ったとき、家族や周囲の方に自分が希望する治療法を伝えることができます。巻末には意思表示カードがついており、記入して携帯しておけばいざというときに役立つでしょう。
「アクティブノート」は、3つの用途に分かれたエンディングノートです。万が一の際、救急隊の方に意思を伝える「赤のノート」生きている間に見てもらいたい「緑のノート」死後に見てもらいたい「黄色のノート」の3冊構成となっています。そのため、必要な情報を必要な人に必要なタイミングで見てもらうことができます。
名作「星の王子さま」の名言集入りのエンディングノートです。自分の人生を見直す言葉を見ながら、残される人のために自分の思いを書き記しておくことができます。おしゃれでシンプルなデザインには癒やされるイラストが描かれており、穏やかな気持ちでエンディングノートが書けるでしょう。
「My Life これまでとこれから 自分史年表+エンディングノート」は、自分の人生を振り返ることができる「自分史年表」と、今後の生き方についての意思を記せる「エンディングノート」が1冊にまとまっています。自分の人生のこれまでとこれからをトータルで考えることができ、大切な人にもその意思や備えを伝えることができます。
コクヨの「もしもの時に役立つノート」は、万が一のときに備えて大切な情報を1冊にまとめておけるエンディングノートです。銀行口座や保険、クレジットカード情報などをまとめられるほか、ディスクケースも付属しています。発売6年で60万冊を売り上げた人気商品で、気になることを少しずつ書き込めると評判です。
アプリ形式のエンディングノートは、スマートフォンにインストールすることで利用できます。筆記用具が不要でノート式のようにかさばることもなく、紛失する恐れもありません。また、持ち運びにも便利で、思い立ったときに手軽に記入できるのもメリットといえます。
「chronii(クロニー)」は、自分だけのオリジナル年表が作れるアプリです。自分の人生を振り返ることで、これからの人生を見つめ直すことができるでしょう。作成した年表の閲覧範囲を家族や友人に限定したり、たくさんの人に公開したり自由に変更することができます。iPhoneでもAndroidでも利用可能です。
「エンディングノート:デジタル遺品整理 – 家族へ終活の記録」は、残された家族が困らないように伝えるべき情報を項目ごとにまとめられるアプリです。シンプルなつくりで文字が大きく見やすいため、スマホが苦手な方にも使いやすいでしょう。iPhoneでのみ利用可能です。
エンディングノートに書いておきたい基本的な内容が網羅されたアプリです。文章だけでなく画像や音声も保存することができ、iPhoneでもAndroidでも利用できます。ダウンロードは無料ですが、利用者が亡くなった場合に家族などが内容の開示を請求する際には32,400円の手数料が必要です。
「生前整理アプリ」は、シンプルな設計で簡単に必要な情報を保存できるエンディングノートアプリです。お墓や葬儀、財産や遺言、ペットや服用薬などさまざまな情報を文字や画像、動画で残すことができます。保存した情報は利用者が指定した人しか閲覧できないようになっており、Androidのみで利用可能です。
「エターナルメッセージ」は、家族や友達など大切な人へのメッセージを動画で保存できるアプリです。写真も保存できるため、アルバムをつくって思い出を共有することもできます。葬儀関連などエンディングノートに必要な項目はそろっており、iPhoneでもAndroidでも利用可能です。
「自分だけの特別なエンディングノートにしたい」という方もいるでしょう。そんな方におすすめなのが、こちらで紹介するエンディングノートです。パソコンで管理することができたり、名入りのUSBで特別感を味わえたりと、ひと味違うエンディングノートがそろっています。ここからこだわりの1冊を見つけてみてはいかがでしょうか。
「パスワードノート」は、六角形の中に必要情報を書き込むことで、パスワードなど大切な情報を簡単に保存できるノートです。特許申請済の独特の仕組みにより、六角形に書き込んだものは他人が見てもわからないようになっています。
エンディングノート専用ノートではありませんが、オフラインでハッキングの心配もなく情報を残すことができるため、エンディングノートとしても人気があります。
「マイノート 人生設計」は、パソコンにインストールして使用するデジタル型のエンディングノートです。シンプルな設計のため、パソコンが苦手な方も初回起動時の画面の指示にしたがって入力を進めれば簡単に使用できます。ローン返済や相続税、葬儀費用のシミュレーションなどもできるため、今後の人生をよりよくするヒントが得られるでしょう。
マイクロソフト社の「Office スタイル カタログ」にて公開されているエンディングノートです。
テンプレートをダウンロードしてパソコンで使用するもよし、プリントアウトしてオリジナルノートにするもよし、自分好みの使い方ができます。家族へのメッセージが中心となっており、大切な人への思いをまとめたい方におすすめです。
「ルミナス USBメモリ版」は、USBメモリでエンディングノートの内容を残すことができます。資産管理や個人情報はもちろん、思い出も写真付きで保存することができ、書き換えや削除も簡単です。USB本体に名前を入れて、自分だけのエンディングノートに仕上げることもできます。
ご紹介してきたように、エンディングノートには多種多様なタイプがあり、どれを選べばよいのかわからないという方もいるでしょう。自分が何をエンディングノートに書きたいかをはっきりさせたり、特典をチェックしたりすることが大切です。こちらでは、自分に合った1冊を選ぶためのポイントをご紹介します。
エンディングノートには、さまざまな種類があります。自分の人生をじっくりと振り返りたい方と、家族への伝言を重視する方では選ぶものが異なるでしょう。自分の希望や用途に合わせてエンディングノートを選ぶのが大切です。
これまでの人生を振り返りたい方は、生い立ちなど自分の履歴を記入するページが充実したエンディングノートを選びましょう。楽しい思い出や苦しいことを乗り越えた経験など、人生のいろんなページを噛み締めながらまとめることができます。
自分の死後の要望を伝えたいなら、葬儀や相続に関する項目が充実したものを選びましょう。資産やお墓、遺言などの要望を残しておくことで、残された方がスムーズに対応することができます。また、銀行口座や保険、クレジットカードなどの項目があるエンディングノートを選べば、備忘録としても活用できて便利です。
エンディングノートには、さまざまな情報を記すことができます。何を記入すればよいのか迷わないように、項目がわかりやすいものを選ぶのがおすすめです。自分の希望に合った項目があるかどうかをチェックし、記入することが具体的に思い浮かぶかなどを確かめましょう。
また、記入欄の大きさも書き込みやすさにつながります。たくさん書きたい方は記入欄が広めのものを、書くのが苦手な方はページ数が少ないものを選ぶようにしましょう。
自分だけのオリジナル感を出したいなら、特典付きのエンディングノートも検討してみましょう。DVDの収納ケースやノートカバーなどがついているものもあり、大切なデータを一緒に保管することができたり、キレイな状態で長期保存したりすることができます。
また、おしゃれなデザインやお気に入りの付属品がついていれば、エンディングノートを書くのも楽しくなります。特典にこだわることで、充実したエンディングノートに仕上げることができるでしょう。
エンディングノートには、自分に関するさまざまな情報を記入することができます。いずれ迎える死に備えて用意するものですが、遺言とは何が違うのでしょうか。また、エンディングノートの管理方法はどうしたらよいのでしょうか。こちらでは、エンディングノートを書き始める前に知っておきたい基礎知識をご紹介します。
エンディングノートは、自分の情報や死後の希望を残された人に伝える終活ツールとして注目を集めていますが、法的な効力はありません。どんな葬儀にしてほしいか、延命治療を望むかなど、あくまでも希望を伝える手段であり、相続の指定や財産の処分に関することなどは法的効力のある遺言に残すようにしましょう。
エンディングノートに大切な人への感謝や愛情を書き残すことで、残された人に安心感を与えることができます。決められた形式はないので、自分の思いを自由に書きましょう。
エンディングノートには、自分自身のことや葬儀の希望だけでなく、さまざまな個人情報を記載します。銀行口座や引き落とし口座、クレジットカードの情報などを書き込む方もいるでしょう。
このような情報は、残された方が対応するには大変便利ですが、他人の手に渡ると犯罪につながりかねません。ノートを盗み見られたり、盗難に遭ったりすることのないよう、重要な個人情報を管理するという意識をもって、保管場所には十分に気をつけましょう。
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エンディングノートには、さまざまな種類があります。自分史をまとめたり死後の希望を伝えたり、家族への感謝の気持ちを残したりすることもできます。終活ツールのひとつとして注目されていますが、残された人への負担を減らすためにも、エンディングノートを用意しておくのがおすすめです。
ノートによって記入する項目や仕様が異なるため、自分が特に残したい内容を重視して選ぶのがよいでしょう。
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エンディングノートは必ず書かなければならない?
エンディングノートは何のために書くもの?
エンディングノートには何を書けばよい?
エンディングノートに書いてはいけないことはある?
エンディングノートはいつから書き始めればよい?
エンディングノートはどこに保管するもの?
全ての箇所を自筆する普通方式の遺言書を「自筆証書遺言書」と呼びます。ホゥ。