夏の法事ではどんな服装がよい?男性・女性・子ども別のスタイルを紹介

夏の法事ではどんな服装がよい?男性・女性・子ども別のスタイルを紹介

法事はマナーが問われる場です。言葉づかいや行動だけでなく、服装にも気を配る必要があります。法事の場の一般的な服装については把握していても、夏場の服装に不安がある方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、夏場の法事の服装についてご紹介します。男女・子どもの場合に分けて、それぞれに適した服装や暑さ対策についても確認していきます。夏場の服装についてよくある質問も掲載していますので、こちらも参考にしてください。

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こんな人におすすめ

夏場の法事の服装のマナーを知りたい方

男女や子どもの場合の法事に適した服装を知りたい方

夏場の法事の暑さ対策について知りたい方

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夏の法事に適した服装【男性】

夏場の法事の服装は、一般的な法事の服装とどのような違いがあるのでしょうか。夏場は気温が高く汗もかきやすいため体調管理も重要ですが、マナーが重んじられる法事の場ではどのような服装が適切なのでしょう。まずは男性の場合から見ていきましょう。

基本はブラックスーツ

男性の場合は、夏の法事でも基本はブラックスーツです。法事で着る服は正礼装・準礼装・略礼装の3種に分かれています。参加する立場や法事の内容によって適切な喪服を選ぶのが基本です。

喪服には白の無地シャツを合わせ、ネクタイ・靴・靴下といった小物類は黒で統一しましょう。シャツやネクタイはシンプルなデザインのものを選ぶのが原則です。模様や刺しゅうが入ったものは避けるのがマナーです。アクセサリーは結婚指輪以外付けないようにしましょう。

半袖の着用はOK?

夏は気温が高く通気性のよい格好をしたくなりますが、法事の最中は喪服のジャケットを着用するのがマナーです。ネクタイもしっかりと絞めて、暑いからといってだらしない格好をすることがないように気をつけましょう。

ジャケットの下に着るシャツは半袖でもよいでしょう。法事が開始されるまでの待機時間や移動時間、法事の後の食事の席ではジャケットを脱いで半袖で過ごしてもマナー違反にはなりません。

夏の法事に適した服装【女性】

夏場の法事に適した女性の服装をご紹介します。女性は基本的な服装以外にストッキングなどにも気を配る必要があり、気になることやわからないことが多いのではないでしょうか。こちらでしっかりとした服装のマナーを身につけましょう。

基本はワンピース、アンサンブル

女性の法事の場での服装は、黒のフォーマルが基本です。ワンピースやツーピース、アンサンブル型の服装が主流となっています。法事では肌の露出を押さえるのが基本なので、胸元が開いたデザインやスカートが短いものは好ましくありません。

アクセサリーは2種類程度にとどめ、金属製や宝石がついたものは避けて真珠製のものをつけるのがマナーです。ストッキングは濃すぎるものや柄ものを避け、多少肌がすける程度を目安に30デニール以下のものを着用しましょう。

半袖の着用はOK?

女性も男性と同様に、夏の法事であっても冬の場合と服装のマナーは変わりません。肌の露出は控える必要があるので、半袖やノースリーブなどで法事に出るのは避けましょう。

半袖の夏服を着る場合は、上から黒のカーディガンやジャケットを羽織ればマナー違反にはなりません。法事が催される会場はエアコンが効いていることが多いので、肌寒いと感じたときのために羽織るものをバッグに入れておくと便利です。ジャケット類がない場合は長袖、七分袖を選びましょう。

妊婦のスタイルは?

妊婦の方が法事に出る場合は、明るい色の服装は避ける、華美な装飾がないといったマナーに沿っていれば服装は礼服でなくてもよいとされていることが多いようです。お腹に負担がかからないデザインの服装を選ぶのがよいでしょう。

配慮が必要な点は基本マナーと変わらないので、ダークな色合いを選ぶことや派手なデザインの服装は避けることも大切です。

夏の法事に適した服装【子ども】

子どもの服装は、通っている学校や幼稚園に制服があるかどうかで大きく異なります。子どもがまだ小さい場合は、服装について指摘されることは少ないかもしれませんが、最低限のマナーには気をくばりましょう。制服がある場合とない場合、赤ちゃんの場合の服装をご紹介します。

制服がある場合

子どもが通っている学校に制服がある場合は、制服で法事に出ても問題はありません。子どもが幼稚園児なら幼稚園の制服を着用させましょう。夏服が半袖の場合は法事の最中も半袖で問題ありません。大人はネクタイやスカーフの色は黒が原則ですが、制服で決められている色はそれでもよいとされています。

靴は学校や幼稚園指定のものがあればそれを履きましょう。靴下は白か黒が一般的です。指定の靴がない場合は、靴や靴下は柄ものを避けて、おとなしめでシンプルなデザインを選びましょう。

制服がない場合

制服がない学校に通っている場合は、年齢によって適切な服装が変わります。小学生の場合は半袖でもかまいません。男の子は白い無地シャツに黒・グレーや紺のズボンが基本です。女の子は黒・グレー・紺の無地のワンピースか白い無地シャツに、黒・グレーや紺の無地のスカートがよいでしょう。
できるだけ柄ものは避けてフォーマルな服装を心がけることが望ましいですが、大人の礼服のように全身黒で統一しなくてもよしとされています。

大学生や専門学生は制服がない場合がほとんどですが、学生といってもこれくらいの年齢になると大人と同じマナーを求められることが多くなります。礼服をもっていない場合は、成人式や結婚式のときに着用する黒のスーツで参加しましょう。普段着での参加はNGなので、フォーマルな場で着用できるスーツを一着は用意しておきましょう。

ベビーは飾りの少ない服装で

赤ちゃんを連れて法事に出る際は、キャラクターがプリントされているような派手な服装は避けることを意識しましょう。できるだけモノトーンやベージュ系の落ち着いた色合いの服を選ぶのが無難です。

赤ちゃんは慣れない場所で着慣れない服を着せられると泣き出してしまうこともあるので、負担をかけないように気をつけてあげましょう。

暑さが心配なときは

夏に行われる法事に参加するにあたって、気になるのはやはり暑さでしょう。夏場は汗をかきやすく、外とエアコンが効いている室内での気温差が激しいため、体調を崩しやすい面もあります。あらかじめ法事の場での暑さ対策を確認しておくことも大切です。

七分袖にする

法事の最中に半袖姿でいることはマナー違反ですが、七分袖なら問題ありません。女性は七分袖のワンピースなどを選ぶと、さまざまな環境に対応しやすくなります。

長袖は暑く、夏場の法事では不便に感じることが多いでしょう。七分袖なら半袖と長袖のよい部分を兼ね備えているため、一着フォーマルな場に着て行けるものを用意しておくと大変便利です。

ひじが隠れる程度の長さの袖なら上着を着なくてもよいとされる場合もありますが、長袖以外はNGな環境もあります。不安なときは家族や周囲の人に確認してから着るようにしましょう。

薄手のカーディガンを羽織る

夏場は気温が高くカーディガンは必要ないと思う方もいるかもしれません。しかし法事の会場はエアコンが効いていることが多く、人によっては肌寒いと感じることもあります。そのような場合は、法事の最中でもカーディガンを羽織ってもマナー違反にはなりません。
法事のときに着るカーディガンは、礼服の上から羽織っても違和感のない、落ち着いた印象のものを選びましょう。礼服は原則黒色なので、黒かダークグレー、紺色などが適当です。ベージュやピンクといった明るい色は避けましょう。

女性は季節を問わずカーディガンを着用できますが、男性の場合はおすすめできません。シャツの上に礼服のジャケットを着るのが基本的な服装です。

浄土真宗の場合は「式章」を着用する

浄土真宗の法事では、「式章(しきしょう)」を着用するのが正装にあたります。式章は正式には「門徒式章(もんとしきしょう)」といい、浄土真宗本願寺派の信徒が首に下げて着用する法具の1種です。式章を身につけることは浄土真宗の信徒の証で、正式な法事の場で使用されます。

式章は浄土真宗の信徒となったときに寺院から贈呈されたり、仏具を販売している店で購入したりといった方法で入手可能です。最近ではインターネット通販でも入手でき、子ども用も用意されています。

浄土真宗では半袖の上から式章を着用することが認められており、半袖の格好のまま法事に参加可能です。

法事の回数と服装の関係

参加する法事の種類によっても服装のマナーは変化します。さまざまな法事に参加しているとそれぞれに違うマナーが求められるため、混乱してしまうこともあるかもしれません。

法事の服装マナーにはある程度の法則があるので、いざというときに困らないようにこちらでしっかりと内容を確認しましょう。

三周忌までは喪服を着る

法事に参加するときは、原則として三周忌までは準礼装以上の喪服で参加するのが無難です。法事の服装を切り替えるタイミングに明確な決まりはありませんが、一般的に格式の高い喪服を着用するのは三周忌までとされている場合が多いようです。

三周忌までに行う法事には四十九日法要一周忌法要がありますが、これらには家族だけでなく親族や友人知人も参加します。外部からも人を招く以上、もてなす側の家族としてはしっかりとした服装で出迎えるべきという考え方が強いようです。

喪服は喪に服していることを示す服装であり、故人の死を悼み悲しんでいることを周囲に伝える役割があります。故人との別れを乗り越えるための期間として、3年程度が妥当という見方もあるようです。

七回忌以降は略礼服で

三周忌の次に行う七回忌以降は、略礼服で参加してもよいという考え方が一般的です。七回忌からは家族だけで執り行う個人法要であることが多く、対外的な面を気にする必要がなくなるため服装も簡略化されていく傾向があります。
Bbr喪服から平服へ移行していくことは故人との死別を乗り越えることも意味しており、七回忌あたりを境に新しい日常を生きることを受け入れる様を表現しているのかもしれません。

ただし、服装の移行には明確な線引きはないため、周囲を不愉快にさせることがないように気を配ることも重要です。周りが喪服を着ているのに勝手な判断でひとりだけ服装を切り替えては、周囲の心証を悪くするかもしれません。地域や家によって考え方が異なる場合もあるので、周りに合わせることも大切です。

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まとめ

夏に行われる法事でも、冬と同様に男女ともに喪服で参加するのが基本です。下に半袖を着ておいて、待機時間や食事の席でジャケットを脱いで過ごすのはかまいませんが、法事の最中はきちんとジャケットを着て参加しましょう。

法事についてのマナーや決まりは、地域性や家ごとのしきたりが強く反映されます。法事のマナーで迷ったときは、家族や近くにいる詳しい方に尋ねて確認するのが大事ということもあわせて覚えておきましょう。

小さなお葬式では、法事や葬儀に関するご質問を承っています。お電話やWebフォームから簡単にご利用いただけますので、わからないことがあればお気軽にご利用ください。また、マナーに関するコラムも多数掲載していますので、ぜひご参考にしてください。
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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
運営会社についてはこちら

よくある質問

よくある質問
  • 「平服で来て」といわれたらジーンズでもよい?

  • どうしても暑かったら半袖でもよい?

  • 夏でも黒ストッキングを履かないとダメ?

  • 家族だけの法事でも喪服は必須?

  • 法事で日傘を使用してもいいの?

  • ハンカチは何色がいい?

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