浄土真宗の葬儀・法要の特徴やマナー|小さなお葬式のコラム

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作成日:2018.05.14  更新日:2018.05.29

浄土真宗の葬儀・法要の特徴やマナー

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浄土真宗の葬儀・法要の特徴やマナー

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日本の葬儀のほとんどは仏式で行われていますが、仏教の中にもさまざまな宗派があり、葬儀の特徴や作法が異なることがあります。この記事では、仏教の中でも比較的割合が多い宗派である、親鸞聖人の教えによる浄土真宗の葬儀・法要の特徴やマナーについてご紹介します。

【もくじ】
浄土真宗について
浄土真宗の葬儀の特徴
浄土真宗の法要
香典・焼香・数珠のマナー

浄土真宗について

浄土真宗は、鎌倉時代に生まれた大乗仏教の宗派のひとつです。葬儀を含めた仏事には、一つひとつにきちんとした意味が込められています。葬儀については、亡き人を偲んで遺族や友人たちが集まり、ともに読経念仏して、尊い仏縁にあうことが本意とされています。

最大派は「浄土真宗本願寺派」と「真宗大谷派」

浄土真宗は、浄土宗の開祖法然上人の弟子である親鸞聖人(しんらんしょうにん)が、法然の教えを継承して開いた宗派です。親鸞の没後に門徒たちが教団として発展させました。歴史の中で10派に分かれていき、現在では浄土真宗本願寺派(西本願寺)真宗大谷派(東本願寺)が最大宗派となっています。

亡くなるとすぐに極楽浄土に迎えられる

浄土真宗では、生きているうちに信心(しんじん)を獲得した門徒は、亡くなるとすぐに南無阿弥陀仏によって極楽浄土に導かれ、仏になると考えられています。そのため、葬儀においても他の宗派のように、成仏を祈ったり、死の旅に出るための準備をしたりする儀式は必要ありません。

浄土真宗の葬儀の特徴

浄土真宗の教えでは、故人と永遠に別れるという発想はないので、「告別式」という表現はふさわしくありません。また、礼拝・拠り所にする対象はあくまでも阿弥陀如来で、遺体を礼拝の対象とはしないのが特徴です。

また、一般的な葬儀の流れについてはこちらの記事を参考にしてください。

参考:葬儀・葬式の流れとマナー|一般的な葬儀の場合

臨終からの流れと、他宗葬儀との違い

臨終すると末期の水を飲ませる儀式が一般的に行われますが、浄土真宗では行いません。また、浄土真宗には受戒という考えはないので戒名(かいみょう)はありません。仏法に帰依した人ということで法名(ほうみょう)をもらいます。

故人を自宅に連れて帰り安置をする際は、なるべく仏壇の前に寝かせるようにします。仏壇がない家は、お寺に連絡するときにその旨を伝えましょう。安置した遺体の前には飾りをしないのが建前ですが、枕元に小さな机を置いて、それに白い布をかけ、その上に三具足を置くこともあります。浄土真宗では、枕飾りに水や一膳飯、枕団子は必要ありません。

納棺(のうかん)の場面で、他宗ではいわゆる死装束(しにしょうぞく)を着させることがありますが、浄土真宗ではこうした服はつけません。死装束は、死出の旅に出るためのものですが、浄土真宗では亡くなるとすぐに浄土に往生することが約束されているので、死出の旅に出る必要もなければ、何度も裁判を受けることもないからです。納棺では、本人にとって特別の思い出がある服などを着させてあげると良いでしょう。

一般的には、昼間亡くなった場合、その夜を「仮通夜」、翌日の夜に「通夜」を行います。そして、その翌日に「葬儀」を行って火葬します。
葬儀の日程を決める際に、現代では友引の日を避ける傾向がありますが、友引の日に葬儀を営むと、故人が友人をあの世へ引っ張るというのは、宗教的な根拠とは関係がありません。浄土真宗は迷信を拠り所としない宗派であり、友引の日に葬儀をしてもさしつかえないとされています。

参考:友引にお通夜は避ける?友引と葬儀の日程との関連性

また、一般的な風習となっている「清めの塩」も、もともとは日本古来の宗教観に由来するものですが、浄土真宗では死をけがれとする考えはないので、必要ありません。

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本願寺派と大谷派、葬儀進行の違い

葬儀進行については、本願寺派と大谷派で始まり方に違いがあります。

本願寺派

本願寺派では、鏧(きん)を打ち上げて、導師焼香した後、鏧を打ち下ろし、表白を拝読し、出棺勤行、正信偈をお勤めします。原則として、仏式の儀式中には弔電や弔辞は披露しませんが、現代では火葬の時間の都合上、やむを得なく式中にて弔電・弔辞の披露、会葬者が焼香をすることが多くなっています。

大谷派

大谷派では、全員で合掌礼拝し『伽陀(かだ)』を歌って阿弥陀仏を迎えます。そして、『勧衆偈(かんしゅうげ)』を大衆に勧めた後「なまだぶ」と短念仏を10遍たたえ、『回向(えこう)』を読んで再び合掌します。続いて「三匝鈴(さそうれい)」という打ち方で鏧を打ち鳴らしながら導師の念仏、焼香、「表白(ひょうひゃく)」があり、弔辞の拝受、『正信偈』の読経、親族や参列者の焼香へと進みます。

浄土真宗の法要

浄土真宗でも、初七日四十九日法要が行われます。しかし、浄土真宗では命終と同時に浄土へ往生するという教えなので、他宗のように追善や追福の供養という意味ではなく、むしろ遺された人が人生の真実に目覚めていくために教えを聞く場と受けとめられています。

法事という行事を通して、仏の教えにあう縁に恵まれると考え、大切につとめましょう。

香典・焼香・数珠のマナー

世間一般に使われている表現でも、浄土真宗ではその教えから、葬儀や法事などの挨拶で使わない言葉があります。例えば、「冥土に旅立つ」「冥福を祈る」「天に召される」「草葉の陰」などの表現は禁止されているので注意しましょう。

香典袋の書き方

香典の袋は市販のもので構いませんが、水引は、原則黒白ですが、地域により、黄白などの場合もあります。

また、浄土真宗では、亡くなるとすぐに仏になるという考えなので、香典袋の上書きは「御霊前」ではなく「御仏前」とするのがマナーです。「香典」「香資」「香料」「香儀」でも問題ありません。

葬儀での香典についての記事がありますので、参考にしてください。

参考:香典とは?書き方・金額相場・渡し方・家族葬での香典について

焼香について

参考動画:<浄土真宗本願寺派>葬儀におけるお焼香の作法(やり方)【小さなお葬式 公式】 動画が見られない場合はこちら

焼香の細かい作法については各派によって違いがありますが、浄土真宗では香をつまんでから頭や額のあたりにおしいただくことはしません。左手に数珠を持ち、右手で香をつまんで薫じましょう。本願寺派では1回、大谷派では2回行います。

作法として言えば、浄土真宗の焼香作法では遺族・会葬者に一礼は必要ありませんが、マナーとしては差し支えありません。

浄土真宗大谷派の焼香の作法の動画はこちら

数珠について

参考動画:<浄土真宗本願寺派>葬儀の際の数珠の持ち方【小さなお葬式 公式】 動画が見られない場合はこちら

浄土真宗では、一般的に宗派にこだわりなく使用できる略式の数珠を使用します。数珠を左手にかけて、輪の中に右手をいれ、合掌します。
浄土真宗大谷派の数珠の持ち方の動画はこちら

不安なところは僧侶・葬儀担当者に相談を

葬儀の飾りなどは葬儀社が用意してくれますが、不安なところは僧侶に確認をしてもらい、葬儀担当者に相談して対応してもらうと良いでしょう。

「小さなお葬式」では浄土真宗のご葬儀を承っておりますので、お気軽にご相談ください。

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