法事・法要

作成日:2020年06月22日  更新日:2020年06月22日

法事のお布施とは?お布施袋の種類や書き方を解説!

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法事のお布施とは?お布施袋の種類や書き方を解説!

法事をする際はお坊さんへお布施を渡すのが一般的です。お布施は感謝の気持ちでお渡しするものであり、檀家を金銭面で支援することを意味しています。

法事に参加する機会がなく、お布施に関してわからないことが多い方もなかにはいるでしょう。その場合、特にお布施を準備するにあたり、表面・裏面の書き方やいくら包めばいいのかと悩むと思います。

正しいお布施の書き方や相場を知っていれば、法事のお布施もスムーズに準備できるでしょう。そこでこの記事では、法事で渡すお布施の書き方や相場をご紹介します。あわせて、お布施袋の種類も確認していきましょう。

【もくじ】
お布施の書き方
お布施で使われる4種類の袋の違い
お布施の金額について
宗教や宗派による書き方の違い
まとめ

お布施の書き方

お布施袋によってお布施の書き方は一部異なります。お布施袋に中袋があるかどうかで裏面の書き方が変わる点にも注意しましょう。包む金額を記載する際は、算用数字ではなく漢数字を使用します。間違っていたからといって受け取ってもらえないわけではありませんが、正しいお布施の書き方を知っていて損をすることはないでしょう。

お布施の表面の書き方

お布施袋の表面には「御布施」と書くのがマナーです。お布施袋を縦にして、半分より上の中央部分に漢字で書きましょう。すでに「御布施」と印字したお布施袋もあります。その場合は特に追記することはありません。さまざまな種類のお布施袋が存在しますが、表面の書き方はどれも同じです。

お布施袋の下半分のスペースには贈り主の名前を記入します。名前はフルネームと苗字、どちらでも構いません。参考までにお布施以外のお金を渡すときの書き方もマスターしましょう。お車代(交通費)を渡すときは「御車料」、お膳料(宴席代)を渡すときは「御膳料」と書きます。

お布施の中袋がないタイプの裏面の書き方

お布施袋に中袋がない(単純封筒)場合、裏面には以下の内容を書くとよいでしょう。お坊さんはお布施を受け取ると寺院へ渡します。受け取ったお布施は記録されたり、経理・税務関係で管理したりするようです。その際に裏面に内容を書いておけば、寺院側が管理しやすくなります。

・氏名
・住所
・電話番号
・金額

ただし、中には個人情報に関わる内容のため書きたくないという方もいるでしょう。その場合は金額のみ書けば問題ありません。

お布施の中袋の書き方

お布施袋に中袋がある(多当折り)場合、中袋の表面に入れた金額を書きます。そして中袋の裏面には以下の内容を書くのが一般的です。

・氏名
・住所
・電話番号

中袋を付属している上包みに包みお坊さんに渡します。包み方にもマナーがあるため気を付けましょう。表面と裏面が同じになるように、包むときに中袋と上包みの向きを揃えて包む必要があります。

金額の書き方

お布施袋の裏面や中袋の表面にいくら包んだか金額を書くときは、漢数字を使用しましょう。漢数字とは壱、弐、参などをいいます。日常的に使用する機会が多い1、2、3と書く数字は算用数字です。また、金額を書くときは「金○○○圓也」と書きます。以下に例を参考にするとよいでしょう。

金伍阡圓也:5,000円
金壱萬圓也:1万円
金参萬圓也:3万円
金伍萬圓也または金五萬圓也:5万円

お布施で使われる4種類の袋の違い

お布施を入れる袋は4種類あることをご存じでしょうか。宗派や地域、どのような仏事なのかによって使用するお布施の袋は異なります。一部の地域では故人が亡くなってからの日数によって袋を使い分ける場合もあるようです。4種類のお布施を入れる袋にはどのような特徴があるのか見ていきましょう。

水引がないもの

「表面が無地の封筒」あるいは「御布施とすでに印字してある封筒」に水引はありません。表面が無地の封筒を使用する場合は自分で「御布施」と書くことを忘れないようにしましょう。これらは水引がついていないため、さまざまな宗派や仏事で使用できます。一部の地域ではお布施を渡す際は水引がないお布施袋を使わないこともあるようです。不安な場合は事前に確認するとよいでしょう。

中袋がない単純封筒は値段が安いのが特徴です。包む金額としては数千円~2万円程度がよいでしょう。中袋がある多当折りの封筒は、見た目が気になる方や高級感を求める方におすすめです。包む金額が3万円~10万円以上のときに使用するのがよいでしょう。

白黒の水引が付いたもの

水引が付いた袋は不祝儀袋とよばれています。白黒の水引が付いたものは香典(通夜・葬儀)や故人の遺族に対して御仏前を包むときに使用します。一部の地域では、お布施を包む袋として使用するようです。その場合、弔事である四十九日までの仏事で使用するのが一般的になっています。四十九日後は水引がない袋(無地・御布施と印字があるもの)を使用するとよいでしょう。

黄白の水引が付いたもの

関西地方を中心に黄白の水引が付いた袋を使用する風習があります。黃白の水引が付いた袋は、仏事(一周忌後)に故人の遺族に対して御仏前を包むときに使用するようです。ほかにも、お布施をお坊さんへ渡す際にも使用します。ただし、仏事であればどれにでも使用できる袋ではありません。四十九日が終わるまでは黒白の水引が付いた袋を使用します。

銀色の水引が付いたもの

銀色の水引が付いた袋は、香典(通夜・葬儀)や故人の遺族に対して御仏前を包むときに使用します。黒白の水引の付いた袋と使い方に大きな違いはありませんが一般的には、包む金額が5万円以上の場合に使用します。

一部の地域では、銀色の水引が付いた袋はお坊さんへのお布施を渡すときに使用することもあります。ほかにも、戒名料を包むときに使用する場合もあるようです。格式高い寺院の場合は、お布施の金額も高額になる傾向があります。その場合は、銀色の水引が付いた袋を使用しましょう。

お布施の金額について

お坊さんへお布施を渡したことがない方のなかには、お布施の相場を知らない方もいるかもしれません。相場が分からないと包むべき金額に悩むこともあるでしょう。お布施袋にお札を入れる正しいマナーも身に付けましょう。

お布施の相場

お布施の相場をお坊さんに聞いても正確な金額を教えてくれないこともあるでしょう。ですが、葬儀・通夜・告別式や法事・法要を執り行う場合にはお坊さんへお布施を渡す必要があります。相場は以下のとおりです。地域や宗派によってお布施の相場に違いがあるため、平均的な金額として把握するとよいでしょう。

葬儀・通夜・告別式:15万円
法事・法要:3万円~5万円

ほかにも、お車代お膳料が必要となることもあります。お車代とは会場や自宅へお坊さんが移動する際の費用です。相場は5,000円~1万円程度でしょう。御膳料は、法事・法要後の食事会に欠席するお坊さんに渡すのが一般的です。相場は5,000円~1万円程度がよいでしょう。

お札の入れ方

お布施としてお坊さんに渡すお金はお布施袋に入れるのがマナーです。また、お札の向きに注意して入れる必要があります。お布施袋の表面お札の人物が書いてある面が来るようにしましょう。表面から見て左側にお札の金額を表す数字が書いてある部分が来ているか、あわせて確認すると安心です。

お布施は葬儀や通夜のときの香典と異なり、前もって用意するお金です。そのため、できるだけ新札を用意する必要があります。どうしても新札を用意するのが難しい場合は、折り曲げたり汚れたりしていないきれいなお札を入れるとよいでしょう。

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宗教や宗派による書き方の違い

お布施袋の表面の書き方は宗教や宗派によって異なるため注意が必要です。結婚したことなどを機に異なる宗教や宗派に属した場合は、周囲の方にさまざまな慣習の違いについて教えてもらうとよいといえます。ここからは、仏教、浄土真宗、神道、キリスト教の書き方の違いを見ていきましょう。

仏教

仏教の場合、お布施袋の表面には「御布施」または「お布施」と書きます。袋の上半分の中央を意識して書くとバランスよく書くことができるでしょう。一部の地域では、お布施袋の表面に「御礼」「御回向料」といった書き方をすることもあります。

ほかにも、お坊さんが会場や自宅へ移動する場合に限りお車代として「御車料」を渡すこともあるでしょう。また、法要後の会食にお坊さんが参加しない場合は「御膳料」を渡すのが一般的になっています。

浄土真宗

浄土真宗の場合、お布施袋の表面には「御布施」または「お布施」と書くのがマナーです。ほかの宗教と異なり、浄土真宗では阿弥陀如来により故人は極楽浄土へ導かれます。そして仏になるという教えが浸透しているようです。

そのため、お布施も阿弥陀如来への感謝の気持ちと考える傾向があります。お坊さんへお布施を渡す場合のお布施袋の表面にも「御礼」「御回向料」とは書きません。

神道の場合、お布施袋の表面には「御玉串料」「御祭祀料」「御祈祷料」と書きましょう。どれを書いてもマナー違反にはなりません。神式にも仏式の法要と同じ意味合いの儀式があります。それが「霊祭」「祖霊祭」です。これらは神道の儀式の総称として使用します。神主さんへは「霊祭」を自宅や墓前でするときにお礼としてお布施を渡すのがマナーです。

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キリスト教

キリスト教では、教会によりお礼(お布施)の表面の書き方が異なることもあるため注意しましょう。キリスト教にはカトリックとプロテスタントがあります。それぞれお礼(お布施)の表面には「謝礼」、「記念献金」と書くのが一般的です。キリスト教の場合、教会または神父様へ向けてお金を包みます。これはお布施と同じものだととらえて問題ありません。

まとめ

法事・法要でお坊さんへ渡すお布施には、檀家を金銭面で支援する役割があります。ほかにも、葬儀・通夜・告別式でお坊さんへお布施を渡すのが一般的です。

お布施袋には水引がないものに加えて、白黒・黄白・銀色の水引が付いたものがあります。地域によって使用するタイミングが異なることもあるため、心配な場合は周囲の方に確認するとよいでしょう。使用するお布施袋によって表面・裏面の書き方も異なります。

お布施の相場も、法事・法要や葬儀・通夜・告別式によって異なるため理解が必要です。また、宗教や宗派によってもお布施袋の書き方は異なるため事前に確認しましょう。法事や葬儀について何かお悩みの場合は、ぜひ小さなお葬式へご相談ください。


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