喪中はがきへの返事はどんな方法がある?心のこもった返事をしよう!

喪中はがきへの返事はどんな方法がある?心のこもった返事をしよう!

喪中はがきやメールを自分が受け取ったとき、どう返事をしたらよいのか分からないという方もいるのではないでしょうか。はがきやメールを今までに受け取ったことがない、あるいは初めて受け取ったというケースもあるでしょう。自分の年齢を考えて、そろそろ備えておきたいと思うのも立派な動機です。

喪中はがきにはマナーがあり、きちんと守ることでベストな返事ができます。マナーを守った返事は、それだけで相手の印象に残るものです。はがきの返事についてまとめました。

こんな人におすすめ

喪中はがきを受け取った方

喪中はがきに対する返信方法を知りたい方

相手も自分も喪中だった場合の対応方法を知りたい方

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喪中はがきへ返事をする主な方法は3種類

連絡を受け取ったときの主な返信方法には3種類あります。受け取ったら返事をするのが望ましいです。ここまでは知っているという人も多いですが、どんな形式でどんな文章を書くのが適切かまでは知らないこともあるでしょう。

返信方法には寒中見舞い喪中見舞い年始状があります。それぞれの違いや特徴、またメールで受け取ったときの対処についても触れています。

寒中見舞い

返信方法は大きく分けて3つありますが、その中でも一般的なのがこちらの寒中見舞いです。寒中見舞いとして喪中はがきの返事を書くのはマナー的にも問題のない行為です。

寒中見舞いと聞くと、暑中見舞いのように季節に焦点をあてた挨拶状のように思われるかもしれません。確かに起こりは冬の挨拶としての側面が強く、喪中はがきの返事としては使われていませんでした。

現在では返事として送ることは差し支えなく、もっとも普及しているものです。出す期間も決められており、松の内(1月7日まで)が明けてから立春(2月上旬まで)の間に出すものとされています。おおよそ1ヶ月間あるため、期限を忘れることがないようにしましょう。

喪中見舞い

返信方法の2つ目は喪中見舞いです。はがきに対する返事としては同じく喪中というワードが入っている喪中見舞いの方が適しているようにも見えます。

しかし、実際はこちらの方が寒中見舞いよりもいくぶんマイナーな返信方法です。寒中見舞いは年を明けてから送るものでしたが、こちらははがきが来たら即時に返す必要があります

喪中見舞いは年末までに届くように送るのがマナーです。加えて香典やお供え物も一緒に送ることもあります。死亡通知はがきなど、亡くなった直後に知らせをもらった場合は香典とお悔やみ状をその場で送ります。

死亡通知はがきや葬儀に関しての連絡がこず、はがきによって初めて亡くなったことを知った場合、香典などは喪中見舞いと一緒で問題ありません。

年始状

返事の3種類目は年始状です。字面を見てみると年賀状と似ていますが、年始状は喪中の人へも送ることができます。年始状自体は東日本大震災以降、地震や台風などで被災した人に対して送る目的で普及してきました。

年賀状との大きな違いは賀詞を使わないことです。年賀という言葉は元々おめでたいもので、新年を迎えられた喜びをあらわすものです。喪中期間は賀詞を使うことは避けるべきなので、新年の挨拶のみを伝える年始状がより適切です。

年賀状と似たような側面もあり、年始状では近況報告を添えても問題はありません。通常のはがきを使うことからも、年賀状に慣れている人であれば年始状の扱いに困ることはないでしょう。

メールで受け取った場合

現代人のライフスタイルに合わせるように、はがきではなくメールを送ることもあります。その数は年々増えてきており、はがきと違ってメールは大勢に対して即時に送ることが可能なのも大きなメリットです。

返事として最も一般的な寒中見舞いとの違いを確認してみましょう。寒中見舞いでは松の内から立春までの間、おおよそ1月上旬から2月上旬までに返事をするのが普通です。

しかし、メールの場合年末にメールが送られてから1月8日まで返事を待つのは少し不自然と言えます。メールの性質からしても、あまり返信までに時間をかけるのは得策ではありません。

喪中メールの返事はメールを確認したらすぐに送るのが通例です。この点では通常のメールの扱いと変わりはありません。

喪中はがきを送る意味

ここで一旦、喪中はがきの本来の意味について整理しましょう。喪中はがきは、本来近親者の死によって喪に服す期間を知らせるものです。その中でも大きな役割は慶事を控える年賀欠礼の知らせにあります。

返信不要などの文面が添えられていることもあり、必ずしも返事をしなければならないものではありません。しかし不要と書かれていても返事をしてはいけないわけではありません。お世話になっている目上の人に対しては送った方がよいなど、TPOをわきまえた対応が求められています。
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喪中はがきへの返事の仕方と注意点

返信方法として3種類あることが分かりました。寒中見舞い、喪中見舞い、年始状とそれぞれ特徴があり少しずつ違いもあります。

ここではその違いについてより深く理解するべく、返事の仕方と注意点をまとめてあります。中でもいつ返事を送るかの時期は重要なため、送る時期に合わせて返信方法を決定するのもよいでしょう。

返事を出す時期

はがきが送られてきたとき、どの方法で返信するか悩むこともあるでしょう。返信方法によってはすぐに返事を出さなければいけないこともあります。それぞれの返信方法には適切な時期があるため、確認しておくことをおすすめします。

まず寒中見舞いですが、前出の見出しでも触れたように松の内が明けてから立春までの期間に出すのが通常です。1月8日(地域によっては16日)から2月上旬までとされています。年末年始に届くように出してはいけない点に注意です。

続いて喪中見舞いですがこちらははがきを受け取ったらできるだけ早く、遅くとも年が明ける前までに送ります。年始状の場合は年賀状と同じく、年始に届くように送るのが望ましいです。

喪中に関するマナー

返事をするときには、出す時期とともに書く内容についても気をつける必要があります。喪中に関するマナーは複数あり、少々難しく感じられるかもしれません。

喪中はがきに限らず、こういったマナーは一度おさえてしまえばそれほど苦になるものではありません。寒中見舞い用、年始状用など既に返事をするためのものが用意されているのも大きな理由の一つです。

まずは寒中見舞いのときに使うはがきについて確認してみましょう。使うはがきは切手にあたる部分が胡蝶蘭の官製はがきです。使うはがきは郵便局や大型スーパー、またコンビニなどでも購入することができます。

寒中見舞い用の切手はありませんが、弔事用として普段使われる切手は使ってはいけません。63円で売られている普通切手を使うようにしましょう。はがきは弔事用に使われるものでも問題ないとされていますが、切手の場合は弔事用のものはマナー違反です。

はがきのデザインについても注意すべきポイントがあります。はがき本体のデザインも寒中見舞いを意識したものを採用することが求められます。例として新年を祝うデザインやおめでたいものは避けましょう。干支がプリントされたデザインなども不適切とされています。

言葉選びを間違えない

言葉選びを間違えないというのも寒中見舞いや喪中見舞いでは重要な事項です。これらの返信方法で何を書いたらよいか、また何を書いたらよくないかは事前に調べないと分からないことといえます。

2つの連絡方法に共通して使ってはいけないワードは「おめでとう」や「謹賀新年」など新年の喜びをあらわす単語です。これらはイメージしやすいものと言えるでしょう。

また、文章中に句読点は入れません。数字などは全て漢数字を使い拝啓や敬具などの単語も入れません。はがきと合わせて書くときのマナーにも気を配る必要があります。

書く内容については、近況報告などは問題ないとされています。近々にあった事柄の報告を添えて返事を送ります。ここでもおめでたい祝いごとの報告はタブーとされています。

結婚報告などは例え相手が知らなかったとしても報告するべきではなく、次の年賀状で報告するのが望ましいです。

寒中見舞いで返事をする場合

続いて、寒中見舞いで返事を出すときのポイントについてチェックしていきましょう。まず忘れてはいけないのがお悔やみの言葉です。喪中はがきをいただいたお礼とともにお悔やみの言葉は忘れないようにしましょう。

お悔やみの言葉に続いて、相手を気遣う言葉や健康を願う言葉を入れます。お世話になったことに対する感謝を述べるのもよいとされています。ここでもおめでたい話題について触れるのは控えるべきです。

寒中見舞いは年が明けてから少なくとも1週間以上間を空けて送られるものです。そのため年末に喪中はがきが送られてきてからだいぶ間が空くことになります。はがきをいただいたことから新年の挨拶を控えたことを伝えましょう

喪中見舞いで返事をする場合

喪中見舞いは寒中見舞いと意味合いが少し異なります。寒中見舞いが年を明けてから送られるものに対し、こちらは年が明ける前の年末のうちに返事を届けるものでした。

これは喪中見舞いが寒中見舞いよりも早い、年末のうちに返事を出すことで相手を気遣っているマナーのあらわれとされていることが関係しています。寒中見舞いよりも準備に追われるのが喪中見舞いであり、その分相手を気遣った返事とみなされることがあります。

寒中見舞いであげた項目をおさえておけば、喪中見舞いの場合も文章に大きな変化はありません。注意点として喪中見舞いの場合、年が明けても自分から年賀状を送ることは控える旨を報告する必要があります。

年始状を出す場合

年始状は前2つに比べて、比較的カジュアルなイメージの挨拶状と言えます。喪中見舞い、寒中見舞いともに松の内(1月7日もしくは15日以内)に届くことは避けるマナーがありますが、年始状は年末年始に届いたとしても問題ありません

返信の内容は寒中見舞いや喪中見舞いと同じ注意点をおさえれば問題ありません。元々「被災した方々に送るメッセージとして普及した背景があることから、より現代的な挨拶の送り方として発展してきたといえます。

年始状にしかない使われ方として、喪中はがきを送っていない人から思わず年賀状が送られてきたときにその返事として送ることもできます。自分が送る側になったときも送られる側になったときも、使う可能性があるのが年始状です。

メールでの返信は失礼にならない?

次にメールで受け取った場合についてのマナーに触れていきましょう。

喪中メールで送られてきた場合、返信することは失礼にあたりません。先の見出しでもまとめた通り、喪中メールに対してはできるだけ早く返信することが望まれます。寒中見舞いを意識して年明けに返事をすることがないようにしましょう。

メールやSNSでの返信は喪中メールやSNSで送られてきたときに、同じ媒体で返事をするのが一般的です。はがきが送られてきているのにメールで返信をする、喪中メールが送られてきているのにはがきで返信するのは避けましょう。

喪中はがきの返事に関するその他の疑問

実際にはがきをもらうと、細かな部分が気になったり後から分からない部分が出てきたりするものです。ここでははがきをもらって返事をする際に、ふと気になるその他の疑問についてご紹介します。

香典を送りたい場合、また自分も喪中期間である場合の2つの状況について以下にまとめています。特に香典はいくつか注意点があるため、事前に要点を知っておくことをおすすめします。

香典を送る場合は喪中見舞いで

喪中はがきの返事には寒中見舞い、喪中見舞い、年始状がありますが香典を送る場合は喪中見舞いで返すのがマナーです。寒中見舞いや年始状とともに香典を送ろうと考えている人は注意が必要です。

香典を辞退する旨が相手側から伝えられている場合は送らなくても問題はありませんが、もし送る場合は相手にかかるコストも考えなくてはなりません。現金は送らず、ろうそくやお花など場に適したものを送るのが礼儀です。

あまり高価なものを送るのは相手の負担になりかねないため、状況次第では喪中見舞いと一緒に送らないのも一つの選択と言えます。

自分も喪中の場合

中には相手も自分も喪中だったというケースもあります。お互いが喪中期間である場合、お互いに喪中はがきを送りあうことになるかもしれません。

自分から最初に送っている場合はよいですが、相手から先にはがきが届いたときはどうしたらよいものか悩んでしまうかもしれません。

喪中はがきの役目は年賀状の送付や慶事へ参加するのを控える主旨を伝えることです。そのため、はがき送付が重なってしまうことは特に失礼にはあたりません。自分も喪中であるなら連絡を相手に送るのが適切です。
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まとめ

喪中はがきに関するマナーは複数あり、今までに喪中期間を経験したことのない人にとっては未知のものばかりです。

初めは戸惑ってしまう慣例もあるかもしれませんが、一度知ればその後もしっかり対応できますし、寒中見舞い用、喪中見舞い用などの物品も充実しています。

連絡をもらったときや返事を送るときは相手の気持ちを慮ることが何より大切です。相手に失礼のないよう、お互いにマナーを守って気持ちのよいやりとりをしたいものです。何か分からないことがありましたらお気軽に小さなお葬式へご相談ください。

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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