「葬儀の打ち合わせの内容を知りたい」「打ち合わせに必要なものはあるのだろうか」などの疑問を持つ方もいるでしょう。
葬儀を行う際に葬儀社を決めた後、打ち合わせを行います。その際の内容や必要なもの、確認するべきことなどを知りたい方も多いでしょう。
そこでこの記事では、葬儀の打ち合わせ前に決めるべきことや必要なもの、内容に加えて平均的な費用もご紹介します。突然の葬儀で慌ててしまわないよう、ぜひ参考にしてみてください。葬儀全体の流れについても、あわせて理解を深めておきましょう。
<この記事の要点>
・葬儀の打ち合わせでは、葬儀日程・形式・戒名・祭壇・棺などを決定する
・【葬儀形式別】葬儀費用の紹介(一般葬・家族葬・一日葬・直葬・火葬)
・打ち合わせでは、葬儀社の見積り・故人や遺族の希望・葬儀費用の支払い方法を確認する
こんな人におすすめ
葬儀の打ち合わせで決めることを知りたい方
葬儀の打ち合わせに持参するものを知りたい方
葬儀にかかる費用を知りたい方
故人が亡くなってから葬儀に移る前に、まずは葬儀社を決めましょう。葬儀社が決まっていないと、通夜や葬儀の段取りがうまく組めません。
亡くなる前に病気で入院している場合は、病院から紹介されることもありますが、葬儀社は自由に選べます。
すぐに葬儀の準備をしなければいけませんが、葬儀社の選択は焦らず行いましょう。いくつかの葬儀社に見積りを依頼して、比較して決めると安心です。
葬儀社を決めたら葬儀を行うのに必要なことを決めます。まずは、葬儀社に連絡をして打ち合わせの日時を決めましょう。
また、実際に打ち合わせを始める前に、決めておくべきことや用意するべきものがあります。ち合わせまでに用意して持参しましょう。
こちらでは、打ち合わせに必要になるものや用意しておくと良いものを4つご紹介します。
葬儀の打ち合わせをする前に喪主を決めておくと、スムーズに行えます。葬儀は喪主を中心に打ち合わせをして行うので、あらかじめ決めておきましょう。
喪主を決めるには、遺書に書かれている人や故人の配偶者、血縁関係が近い人から選ぶことが多いです。遺書に記載されている場合はそれに従いましょう。
故人の配偶者が喪主を務めることが多いですが、いない場合は長男・長女になります。配偶者がいない場合には、血縁関係が近い人が喪主となるのが一般的です。
とはいえ、喪主を選ぶのに明確な決まりはないので、家族で話し合って決めましょう。
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葬儀を行うには宗教が関わってくるので、あらかじめ確認しておきましょう。宗教によって、葬儀形式や必要なものが変わります。
打ち合わせの段階であらかじめ宗教を伝えると、それに合わせた葬儀を行えます。宗教による決まりが多い場合には、柔軟に対応してくれる葬儀社を選びましょう。
また、近年では無宗教の葬儀も行われるので、特にこだわりがないという方は検討してみてもよいでしょう。
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葬儀の打ち合わせでは、印鑑が必要なので忘れずに持っていきましょう。書類の確認や決めることなど、なにかと印鑑を押す場面が出てきます。
葬儀の打ち合わせは忙しい中で行わないといけません。できる限りスムーズに終わらせるためにも、持っておきましょう。なお印鑑は、朱肉を使うタイプのものを用意してください。
葬儀の打ち合わせのときに、遺影の写真も持っていきましょう。後から選ぶ必要がなく、スムーズに葬儀に進めます。
遺影の写真には、はっきりと顔がわかる写真や故人の雰囲気を感じ取れる写真を選びましょう。穏やかな表情をしているものが、選ばれることが多いです。遺影の写真は大切なものなので、家族で慎重に選んでください。
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小さなお葬式で葬儀場をさがす
葬儀の打ち合わせをする前に、喪主を決めて宗教を確認しておくとスムーズです。また、印鑑や遺影の写真も持っていきましょう。
では、実際に葬儀の打ち合わせは何を決めるのでしょうか。ここでは、葬儀の打ち合わせで決める主な内容を5つご紹介します。
葬儀の打ち合わせは時間がかかることが多いですが、大切なことなので慎重に話を進めましょう。
葬儀を行う上で大切なのは日程です。はじめに、葬儀の日時と場所を決める必要があります。
火葬場や式場を選んだら、空き状況をみながら日時を決めます。基本的に、葬儀社の火葬場や式場を利用することが多いですが、自由に決めることも可能なので相談しましょう。
先に予約がされていると、希望の日時が取れない場合もありますが、行いたい形式や日時は葬儀社に伝えてください。他にも、お寺の予定や六曜も踏まえて、日時を決めていきます。
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日時をある程度決めたら、葬儀プランを選択しましょう。参列者の数や規模感などを考えながらプランを決めるとよいでしょう。
葬儀社には、いくつかのプランが用意されている場合が多くあります。行う葬儀の規模に合わせて、相談しながら決めましょう。
葬儀や通夜の規模が大きくなればなるほど、料金は高くなるので、葬式費用も視野に入れて決めると安心です。
葬儀の打ち合わせの内容の中には、戒名を決めることも含まれます。仏教の場合は戒名を付けてもらうのですが、お金がかかるため注意が必要です。
戒名のランクによって金額は変わり、中には100万円以上するものもあります。ランクが高くなればなるほど高額になるので、慎重に決めましょう。
ランクの高い戒名を付けたいと思うのは当然ですが、葬儀費用と相談しながら決めるようにしてください。また、家族で話し合って選択すると、後のトラブルも防げます。
葬式で使用する祭壇も、打ち合わせのときに決めてしまいます。祭壇は主に、花祭壇または白木祭壇の種類です。
相場は、花祭壇の場合は約20万円~30万円、白木祭壇の場合は約10万円~100万円となっています。大きさやデザインによっても値段は大きく変わるので、故人や家族の希望に合わせて決めましょう。
花祭壇は必ずしも生花である必要はなく、造花の場合もあります。生花を希望する場合には、あらかじめ伝えておきましょう。
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祭壇の他にも、棺を決めておく必要もあります。葬儀で使用する棺には多くの種類があり、故人や葬式に合ったものを選びましょう。
大きさやデザイン、素材によっても値段に大きな違いが出ます。近年では、簡易的な組み立て式の棺からオーダーメイドのものまで様々です。経済状況と、葬儀の規模や故人の希望などを踏まえて、おすすめの棺を葬儀社から聞きましょう。
突然葬儀が決まって打ち合わせを進めるときに、どれくらいの費用がかかるのか気になるでしょう。葬儀の費用は形式によって金額が大きく変わります。
ここでは、4つの葬儀形式を紹介し、それぞれにかかる費用を詳しく解説します。
一つ目は、一般葬の費用です。一般葬とは、通夜と葬儀、告別式を行う一般的な葬式となります。
小さなお葬式がおこなった調査によると、火葬料金を含む一般葬の葬儀費用の全国平均は約191万円※という結果になりました。ここから火葬料金を除いた平均金額は約187万円※です。(※対象期間:2021年2月~2022年5月 2022年5月 自社調べ)ただし葬儀の規模や参列者の数、地域などによっても、値段は変わります。
食事や棺など一つ一つの細かい部分にかける値段で、合計金額をコントロールできるでしょう。一般葬では、親族だけでなく、会社関係の方や知人・友人にも参列してもらうのが一般的です。故人と関係のあった多くの人に参列してもらえます。
豪華で華やかに、会場も大きなところを使えばその分費用がふくらむでしょう。
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二つ目は、家族葬の費用です。家族葬とは、家族・親族のみを集めて行う葬式となります。
小さなお葬式がおこなった調査によると、火葬料金を含む家族葬の葬儀費用の全国平均は約110万円※という結果になりました。ここから火葬料金を除いた平均金額は約106万円※です。(※対象期間:2021年2月~2022年5月 2022年5月 自社調べ)一般葬と同様に、葬儀の規模や華やかさによって、値段は大きく変わります。
親族以外には、故人と親しかった友人が参列する場合もありますが、全体的に参列者が少ないので、一般葬と比べると価格は抑えられるでしょう。しかし、参列者が少ないからといって、葬儀や飲食物を豪華にすると、費用は大きくなります。
家族葬を行うときの注意として、故人の知人が葬式に参列できないことに対して、理解が得られないこともあるでしょう。あらかじめ、理由や経緯を説明しておくと理解してもらえます。
三つ目は、一日葬の費用です。一日葬とは、葬儀と告別式のみを行い、1日だけで終わらせる葬式となります。
小さなお葬式がおこなった調査によると、火葬料金を含む一日葬の葬儀費用の全国平均は約45万円※という結果になりました。ここから火葬料金を除いた平均金額は約41万円※です。(※対象期間:2021年2月~2022年2月 2022年3月 自社調べ)一日葬は通夜を行わない分、費用を抑えることが可能です。
また、葬儀が一日で終わるので、遠方から来る遺族や、高齢な参列者の方の負担を軽くできる点がメリットです。故人の知人・友人が高齢の方が多い場合は特に、安心して式を行えます。他にも、親族が仕事との調整もしやすいことから、最近では一日葬を行う方も増えています。
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四つ目は、直葬・火葬の費用です。直葬とは、葬儀や告別式、通夜を行わず、火葬のみの葬式となります。
小さなお葬式がおこなった調査によると、火葬料金を含む直送の葬儀費用の全国平均は約36万円※という結果になりました。ここから火葬料金を除いた平均金額は約32万円※です。(※対象期間:2021年2月~2022年5月 2022年5月 自社調べ)費用を最も安く抑えられる葬式で、経済的に厳しい方にも選ばれています。
また、参列者が少数の家族しかいない場合や、宗教観の変化などから、直葬を行う方は増えてきています。
葬儀形式ごとで費用も大きく変わるので、打ち合わせで詳細を確認する必要があります。
葬儀の打ち合わせは、突然の出来事で気持ちに余裕もない中行わないといけません。そのため、少しでも冷静に準備して打ち合わせ内容を確認しないと、満足のいく葬儀が行えない可能性もあるでしょう。
ここでは、打ち合わせのときに確認すべき内容を3つご紹介します。
葬儀社を決めて打ち合わせをする前に、複数の会社の見積りを見て比較しましょう。というのも、葬儀社によってプランの内容や金額は違います。
必要のない費用を支払わずに納得いく葬儀を行うためにも、複数の葬儀社を比較するとよいでしょう。打ち合わせに入る前に、大体の葬儀の規模と形式を伝えて見積りを出してもらうと、時間をかけずに比較できます。
打ち合わせのときに、葬儀の規模や参列者の数、その他の装飾などが故人・遺族の希望に沿っているか確認しましょう。
突然の故人の死と向き合いながら、忙しい中で冷静に葬儀の打ち合わせをするのは難しいことです。しかし、故人の生前の希望や遺族の想いを反映させた葬儀にしないと、後悔することになりかねません。
故人ときちんとお別れをして、納得いく形で葬儀をするために、葬式や通夜の内容を確認しておきましょう。打ち合わせのときに、当日の流れや形式などについて、細かく葬儀社に聞いて家族で相談して決めてください。
葬儀費用を誰が支払うのか、どこからお金を用意するのかなども、打ち合わせの前や直後に家族で話し合いましょう。
葬儀費用は喪主が負担することが一般的ですが、兄弟がいる場合などは家族と折半することも多いです。
しかし、収入の差などから、家族間でも費用について揉めることはよくあります。トラブルを回避するためにも、葬儀費用の支払い方法は家族で話し合っておきましょう。また、香典を受け取る人や配分なども決めておくとトラブルになりません。
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突然葬儀を行わないといけない状況で、冷静に対応するのは難しいですが、事前準備をして打ち合わせに臨めばスムーズに葬儀に向けて動けるでしょう。必要なものをあらかじめ用意しておくと、打ち合わせも円滑に進みます。
また、葬儀費用や故人や遺族の希望などを決めておくことで、トラブルも回避できて納得いく葬儀が行えるでしょう。
しかし、葬儀に対して経験が豊富な方は少ないので、遺族だけでなかなか決められないこともあるでしょう。葬儀に関して悩んでいる方は、お気軽に小さなお葬式までご相談ください。
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一日葬とは、通夜をはぶいた葬儀形式のことです。ホゥ。