生花の相場や注意点を解説!葬儀費用として相続税の控除は受けられるが注意が必要!

生花の相場や注意点を解説!葬儀費用として相続税の控除は受けられるが注意が必要!

「葬儀の生花にどのような種類があるのか知りたい」「手配の流れが分からない」「生花は相続税の控除対象になるのか知りたい」とお悩みではありませんか。

葬儀で使用する生花は4種類で、それぞれ飾るタイミングや相場が異なります。また、生花代は相続税の控除対象なりますが、ルールがあり、気をつけなければなりません。

この記事では、生花の種類や相場、手配の流れや相続税控除のための注意点を丁寧に解説しています。生花に関して疑問点がある方は、ぜひ最後までお読みください。

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こんな人におすすめ

葬儀で使用される花の相場を知りたい方

生花の手配方法を知りたい方

生花を相続税の控除対象にする際の注意点を知りたい方

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葬儀で使う花の種類と相場

葬儀で使う花は全部で4種類あり、それぞれもつ意味や相場が異なります。また、宗教によっては使用すべきではない花の種類もあるので、気をつけましょう。送りたいと考えている場合は、必ず確認を行いましょう。

また、相場からあまりにも離れた花を送るのは、遺族に気を遣わせ、かえって迷惑になることもあります。できるだけ相場に合わせた額の花を送りましょう。

1. 供花

供花は、通夜や告別式で、祭壇に飾られる花で、葬儀で使用される場合が多いです。また、葬儀で使用される花を総称して、供花と呼ぶ場合もあります。

葬儀の参列者だけでなく、参列できないが弔意を示したい人も送ることが可能です。故人や遺族への弔意だけでなく、葬儀会場を飾ることで、気持ちを紛らわせる意味も持っています。

供花は、一基あたり7,500円~1万5,000円が相場です。一基とは、供花を数える際の単位で、一基がペアになっているものを一対と言います。以前は一対で手配することが多かったのですが、葬儀が小規模化していくのに合わせて、一基で送ることが一般的になりました。

2. 花輪

花輪は、供花と意味や飾るタイミングは変わらないのですが、大きさが異なります。高さが3m程度と供花より大きいので、基本的に葬儀会場の入口付近に飾ります

屋外に置くため、造花を使用することもあります。花輪には、故人の供養と通夜が開かれていることを周囲に知らせる意味もあります。

1万円~3万円の花輪がありますが、相場は1万5,000円です。

<関連記事>
葬式の花輪の値段はいくら?花輪の種類や手配の仕方・マナーも紹介

3. 枕花

枕花は、故人の死去から通夜を行うまでの期間に、故人の枕元に置く花です。置けるスペースが限られているので、基本的に故人と関係の深かった人が送ります。枕元に置く花なので、小さく優しい色の花を使用します。

枕花は5,000円~2万円まで多くの種類がありますが、1万円が相場です。

<関連記事>
枕花・供花とは?通夜で飾られる花について相場や依頼方法を解説

4. 献花

献花は告別式で、祭壇に供える花を指します。献花はキリスト教や無宗教の葬儀において、焼香と似た意味をもちます。参列者は喪主が用意した白い献花を故人に供え、お花代を喪主に渡すのが一般的です。

相場は、香典と同じで故人との関係性によって決まります。両親の場合は10万円、祖父母の場合は1万円~3万円、知人・友人の場合は5,000円~1万円です。

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お花代の意味や香典との違いは?相場や包み方を解説

生花の手配の流れと対応

遺族や葬儀の形式によっては、花を受け付けていない場合があります。送りたいと考えている場合は、必ず遺族に確認の連絡を入れましょう。

また、花の種類によって、飾るタイミングは異なります。送りたい花がいつ飾られるのかを逆算してから、手配を始めましょう。

以下で生花の手配と遺族の対応を5つにまとめましたので、ご確認ください。

1. 遺族に確認

花を送ろうと考える場合は、まず送っても問題ないか遺族に確認の連絡をするのが重要です。花を受け取っていない場合があるからです。

送る許可が取れたら、依頼中の葬儀会社と信仰している宗派を確認しましょう。あまり宗教的なルールを重んじない遺族の場合は、故人の好きな花を聞き、それを送るもの喜ばれます。

2. 葬儀会社に連絡

遺族が利用している葬儀会社に連絡を取り、花の手配を依頼します。自分の葬儀会社以外の花屋の花を受け取っていない場合があるので、注意が必要です。

また、葬儀会社は葬儀の規模や雰囲気を知っているので、大きさや花の雰囲気など疑問点があれば質問しましょう。

3. 花屋に連絡

遺族や葬儀会社から聞いた日時や宗派などを花屋に伝えます。規模や予算も同時に伝えると、スムーズです。

また葬儀の日時を伝え、到着が間に合うかを聞くことも大切です。近年では、インターネットで手配もできるので、葬儀に参列できない場合などはそちらも利用しましょう。

4. 供花を受け取り、並べる

葬儀を執り行う遺族や親族は、供花を受け取ります。受け取りの際に、名前の確認を忘れないでください。名前に不備があると、失礼に当たるだけでなく、お返しがスムーズにいかないかもしれません。

受け取り後は、花を適切な場所に飾ります。並べる際は、故人と関係の深い順に祭壇の近くに置きます。関係性を判断できない場合は、他の花に合わせて、葬儀会社に相談しながら並べていきましょう。

5. お返しをする

葬儀でいただいた花に対しては、基本的にお礼のお手紙とお返しの品が必要です。1週間を目安に送りましょう。品物の用意に時間がかかり、送るのが1週間以上かかってしまう場合は先にお手紙を送ると丁寧です。

お返しの品は、いただいた花の3割~5割の金額で、石鹸やお菓子などを送ります。縁起を担いで、あとに残らないものと考えるためです。他にもタオルやお茶などもよく送られます。

供花の注意点を宗教別に解説

供花には、宗教上のルールが存在します。ルール違反をしている花や葬儀の雰囲気を壊す可能性のある花は、飾ってもらえない場合や葬儀会場の端に置かれてしまう場合があるので、注意が必要です。

宗教別に供花の気をつけるべき点を紹介しますので、しっかり確認してください。遺族や葬儀会社に宗教を確認してから花屋に手配すると、ルールを守って花を送れます。

1. 仏教

日本では、仏教の葬儀がもっとも多いので、しっかり確認しましょう。

仏式の葬儀では、白や淡い色の生花を使用し、落ち着いた雰囲気にまとめます。よく使われる花は、菊や百合で、強い色をもつ花は入れません。

生花を使うことが一般的でしたが、近年はブリザードフラワーという造花を使用する場合もあります。細かい点は地域や宗派によっても異なるので、遺族や葬儀会社に確認することが大切です。

2. 神道

神道のルールは基本的に仏教と変わりません。白い菊をメインとし、簡素にまとめます。仏教でよく使用する胡蝶蘭や百合はあまり使わないのが特徴です。

菊の花を使用する理由には、香の匂いと似ていることや菊の花を食べた人は長寿になるからなど、所説あります。

3. キリスト教

キリスト教は、蘭やカーネーションなどの外国の花を中心にまとめます。他の宗教を比べると、色のある花も使用されるので、派手なのが特徴です。

また、キリスト教では、十字架やハートなどのアレンジを加える場合もあります。キリスト教では、花は故人への弔いではなく、遺族の気持ちを紛らわせるためと考えるからです。

キリスト教では、生花のみを使用します。造花の使用はマナー違反とされているので注意しましょう。

4. 宗教が分からない場合は故人の好きな花を

宗教が分からない場合や、無宗教の葬儀を行う場合は、故人の好きな花を送ります。他にも、宗教的なルールをあまり重んじない葬儀の場合は、思い入れのある花を手配しても問題ありません

手配の許可をとる連絡の際に、好きだった花があるか聞いてみましょう。しかし、葬儀で使用すべきではない花もあります。棘のあるバラや暗い色の花は葬儀の雰囲気を壊してしまうので、送らないようにしましょう。

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供花の送り方|相場・手配方法・宗教ごとの種類・名札の書き方などを解説

生花は葬儀費用として相続税から控除できる

生花は葬儀費用と認められるので、相続税の控除対象になります。しかし、控除対象にするには、喪主が支払うことや領収書を取ることなど、注意点があります。

控除を利用し、相続税を抑えることで、支払うべき金額を減らせます。葬儀費用が高額になるほど、有効な手段となるので、ぜひ最後までお読みください。

1. 相続税から控除とは?

相続税とは、故人の臨終に伴って、土地や預貯金を譲り受ける際にかかる税金です。

基本的に、相続する金額に合わせて、税金を支払わなくてはなりません。しかし、葬儀費用を相続税の対象から控除し、相続した額から葬儀費用を差し引いた額に対して税金を払うことで、節税できます。

葬儀を執り行うことは、臨終の際には当然だと考えて、遺産から支払うべきと考えるからです。

しかし、一般的に葬儀費用と考えるものと、控除対象になる葬儀費用は少し異なるので、注意が必要です。また、控除対象にするには、書類や手続きが必要です。

2. 控除できるものとできないもの

基本的に、葬儀に必要だと考えるものは控除できます。生花は葬儀に必要と考えるので、控除対象です。

控除対象なのは、以下のものです。

・死亡診断書
・遺体の搬送や安置にかかる費用
・生花代
・食事代
・お布施や心付け
・葬儀一式費用
・火葬代

控除できないのは、以下のものです。

・解剖費用
・喪服の購入やレンタル費用
・香典返し
・法要費用
・お墓に関する費用

3. 相続人が負担する必要がある

生花代は控除できますが、控除対象になるのは、遺産を相続する人が生花代を負担した場合のみです。基本的に葬儀費用は喪主が支払うので、喪主が払う生花代のみが控除対象ということになります。

もし喪主以外の人が生花代を払ってしまった場合は、後日清算を行い、喪主が負担したことになれば、控除対象になります

4. 領収書またはメモを取ることが大切

葬儀会社や花屋に生花の手配を依頼する場合は、領収書の発行をお願いしましょう。葬儀の準備に忙しく、忘れてしまった場合は支払い相手や金額、日時をメモしておくと、葬儀費用として認められます。

葬儀費用の中には、お布施や心付けなど領収書を用意することが難しい費用もあると考えるからです。

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葬儀費用で相続税から控除できる費用とできない費用とは?

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まとめ

葬儀における生花は、故人への弔意を表すだけでなく、葬儀会場を華やかにすることで遺族の心を紛らわす目的もある重要なものです。

しかし、種類やルールも多く存在するので、事前に確認し失礼のないようにしましょう。疑問点は遺族や葬儀会社に聞くことが大切です。

小さなお葬式では、葬儀に関する専門的な知識をもったスタッフが客様の相談にいつでもお答えしています。葬儀でお悩みのことがありましたら、小さなお葬式にぜひご連絡ください。

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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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