参列マナー

作成日:2015年02月12日  更新日:2019年10月21日

弔問のマナー|服装・挨拶・持ち物と線香のあげ方

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弔問のマナー|服装・挨拶・持ち物と線香のあげ方

この記事は小さなお葬式が書いています

弔問(ちょうもん)とは、訃報を聞いて遺族宅を訪ね、お悔やみの言葉を述べることを言います。弔問の際は遺族に配慮し、失礼とならないようにする事が大切です。

この記事では、失礼にならないよう弔問時の服装・持ち物・香典についてや、弔問の流れ、線香のあげ方をご紹介します。その時になって慌てないように知識を身につけておきましょう。

小さなお葬式

【もくじ】
弔問とはなにか?なぜおこなう必要があるのか
弔問のタイミングは故人との関係性によって変わる
弔問時のマナー
弔問を控えた方がよいケースもある
弔問の流れ
線香のあげ方
お悔みを伝える際に注意するべきポイント
言葉遣いのマナー
まとめ

弔問とはなにか?なぜおこなう必要があるのか

弔問は遺族を訪問しお悔やみを述べることをいいます。お通夜の前、お通夜やお葬式、お葬式後数日から49日の間に伺うなど、場合によって訪問するタイミングは異なります。

お通夜やお葬式に仕事の都合で間に合わなかったり、体調がすぐれなかったりすると欠席しなければならないこともあります。また最近では、家族葬を行うことも増えています。

家族葬の場合、あえて近しい間柄しか葬儀に参列できないようにしていることもあります。弔問に行きたい気持ちがあっても、まずはご家族の迷惑にならないようにしましょう。またどうしても訪れたい場合は、後日自宅を訪れて弔問するようにしましょう。

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弔問のタイミングは故人との関係性によって変わる

亡くなった知らせを受けたら、できるだけ早く駆けつけますが、親族や故人と生前親しかった場合を除けば、通夜前は避けて通夜・葬儀に参列するか、葬儀が終わった後に弔問します。

葬儀後に自宅へ弔問するのであれば、遺族は弔問客を迎える準備が必要となるため、事前に遺族へ連絡を取ってから伺うようにしましょう。葬儀後に弔問するタイミングは、葬儀が終わった直後やかなり日が経ってから弔問するのも遺族の負担となってしまうので、葬儀終了後3日以降~四十九日頃までが良いでしょう。

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弔問時のマナー

服装

訃報を受けてすぐに伺う場合、きちんとした喪服を着ていくと逆に失礼にあたります。なぜなら、その人の死を予見して準備していたように見えるからです。

お線香をあげるために弔問する場合は、喪服を着る必要はなく、平服で伺います。平服とは言ってもカジュアルな服装や派手な服装でなければ普段着で大丈夫です。男性はスーツまたはスラックスにジャケット、女性はアンサンブルスーツなどが一般的です。

挨拶

弔問の際にかける言葉ですが、「この度はご愁傷様です」「お悔やみ申し上げます」等の弔意を示す言葉のほか、「何かお手伝いすることがあれば、お声をかけてください」など、遺族を気遣う言葉をかけます。

気をつけたいのが、亡くなった方の死因や病状などを細かく聞こうとしない、ということです。長々と話をすることは避け、手短に弔意を伝えることが大切です。

また、故人がご高齢の場合は「天寿を全うされたようで本人も満足でしょう」などといった言葉をかけがちですが、遺族にとってはそう思えないこともあるので気をつけましょう。

持ち物

通夜の前に弔問に伺う場合、その場で香典を渡さず、通夜・葬儀の場で香典を渡すことができるため、その際に持参します。手土産などは特に必要ありませんが、故人の供養のためにも供物を持参するのもいいでしょう。用意するものは、お菓子・果物・花などが一般的です。このほか、故人が生前好きだったものがわかっている場合には、それをお供えするのもいいでしょう。

また、通夜や葬儀に参列できない場合には、香典も持参することになります。葬儀後に弔問する場合、香典の表書きは四十九日前であれば「御霊前」、四十九日以降は「御仏前」となります。香典についての詳しい記事がありますので参考にしてください。

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弔問を控えた方がよいケースもある

弔問を控えた方が良いケースもあります。特にお通夜の前に伺うことには注意が必要です。お通夜の前、遺族は悲しみの中でお通夜や葬儀の準備で忙しくしている時です。その最中の弔問は、ご遺族が弔問客の対応に時間を割くことにつながります。

訃報を直接ではなく人づてに聞いた場合は、自宅への弔問は避け、お通夜やお葬式に参列する、または後日の弔問にするなど配慮しましょう。また、最近増えている家族葬の場合にも注意が必要です。家族葬を行う場合、遺族は限られた人数で故人を見送ろうと考えています。そのため、家族葬には呼ばれた人のみ参列するのが一般的です。

弔問の流れ

葬儀前にご自宅に弔問する場合

参考動画:葬儀前のご自宅への訪問の際の作法(やり方)・マナー(故人さまとの対面) 動画が見られない場合はこちら
1 通夜前・葬儀後、どちらの場合も、弔問に伺うことを事前に伝えておきます。
2 挨拶して家に上げてもらいます。故人との対面は、遺族にすすめられた時のみ行います
3 故人の枕元で、正座をして両手をついて一礼します。遺族が白布を外したら、両手を膝の上において対面し、故人に深く一礼し、合掌します。少し下がって遺族に一礼します。
4 極力長居はせず早々に引き上げます。

葬儀後に弔問する場合

1 弔問に伺うことを伝えます。
2 挨拶して家に上げてもらいます。「この度はご愁傷様でした」といった簡単な挨拶をします。この時、自分から家にあげて欲しいとは言わず、遺族側から招かれた場合にのみあげてもらうようにしましょう。家にあがらない場合は、このタイミングでお悔やみの言葉を述べます。
3 お線香をあげてお悔やみの言葉を述べます。弔意と遺族への気遣いを手短に伝えます。また、後日の弔問で香典や供物を持参していれば、このタイミングで渡します。
4 遺族の負担を考慮して、長々と居座らずに引き上げるようにします。故人との思い出を2~3分話すくらいにしておきましょう。最後にもう一度「何か手伝えることがあればおっしゃってください」等の一言を添えるとよいでしょう。
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線香のあげ方

参考動画:弔問の作法(やり方)・マナー(服装・お線香の手向け方)【小さなお葬式 公式】 動画が見られない場合はこちら

線香をあげるのは、故人を供養するためといわれています。仏教経典のひとつである「倶舎論(くしゃろん)」には、「死後の人間が食べるのは匂いだけで、善行を積み重ねた死者は良い香りを食べる」とあり、このことから線香は故人への供物としての役割があります。また、線香の香りによって悪霊を遠ざけるという意味もあります。

線香のあげ方は地域によって違いもありますが、概ね次の通りです。

1 仏壇の前に座り、一礼します。
2 ろうそくに火がついていればそのまま使います。ついていなければ自分で火をつけますが、直接線香に火をつけないようにしましょう。線香の本数は宗派によって異なります。
3 線香に火をつけ、煙が出ていることを確認できたら、左手であおいで火を消します。この際、口で吹き消さないように気をつけましょう。口は悪業を積みやすいとされていて、吹き消すことはタブーとなっています。
4 火を消した線香を香炉に立て(寝かせ)ます。線香を立てるか寝かすかは宗派によって異なります。
5 おりんを一度鳴らしてから合掌し、遺影に一礼した後、遺族に再度一礼します。

宗派による線香の作法の違い

故人の信仰していた宗派に合わせるとより丁寧なので、できれば覚えておきましょう。故人の宗派が分からない場合は、ご自身が普段行っている作法で構いません。

宗派 本数 立てる/寝かせる
天台宗・真言宗 3本 立てる
臨済宗・曹洞宗・日蓮宗 1本または2本 立てる
浄土宗 1本 2つ折りにして立てる
浄土真宗 規定なし 寝かせる
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お悔みを伝える際に注意するべきポイント

お悔やみを述べる際注意すべきポイントがあります。それは遺族を気遣うために必要なマナーです。せっかくお悔やみに伺ったのに、遺族に対して迷惑をかけるわけにはいきません。それを避けるための、お悔やみを述べる際のポイントをいくつかの文章例とともにご紹介します。

お悔やみの言葉は「短く」述べる

多くのことを伝えたくなる気持ちはわかりますが、なるべく簡単に伝えるようにしてください。ご遺族はたくさんの弔問客に対応しなければなりません。ご遺族の負担を考え、故人との楽しい思い出を簡単に伝えてあまり長居せずに終えられるようにしましょう。

遺族の心に寄り添う表現を使用する

弔問はご遺族を慰め、いたわる場です。決して遺族に不快な思いをさせてはいけません。どのようなことを伝えればいいか迷ってしまう場合は、ご遺族の立場になり、心に寄り添う表現になっているかどうか事前にチェックしましょう。

お悔やみの言葉の一例

基本的な言葉の一例としては「このたびはご愁傷さまでございます」というものです。これに加え「心からお悔やみ申し上げます」と述べます。

この他に「どうか気をしっかりとお持ちください」や「私にできることがあれば何でもおっしゃってください」など、ご遺族の支えとなる言葉を述べる場合もあります。ご遺族との関係性も考慮しながら言葉を選ぶようにしてください。

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言葉遣いのマナー

弔問に伺う時には言葉遣いに気をつけましょう。日常的に言葉遣いに気をつけている方は、いつも通り丁寧に相手のことを思いやった言葉遣いで接することが大切です。それに加え、ご遺族に失礼の無いよう弔問を済ませるために、弔問時独特の言葉遣いのルールを知る必要があります。

直接的な表現を避ける、相手の宗教に配慮する、といった弔問に行った時には気をつけてもらいたい言葉遣いについてご説明します。

直接的な表現は避ける

生死に関する事柄について話をする際は、生々しい表現になるのを避けるため直接的な言葉は避けましょう。例えば「死亡する」という言葉であれば「ご逝去される」「お亡くなりになる」というふうに言い換えができます。

この他に「急死された」というのを「突然のことで」と置き換えることもできます。また「ご生前」「お元気な時」などといった表現で、生きていた頃のお話をすることもでき、直接的な表現になることを避けられます。

相手の宗教に配慮する

弔問に伺う相手の宗教によっても、お悔やみの際に使う言葉、避けるべき言葉は異なります。例えばよく使われる「ご冥福をお祈りいたします」という言葉です。この冥福という言葉は仏式以外では使われません。それとは反対に「天国」という言葉は仏式では使いません。

相手の宗教が神道だった場合「御霊のご平安をお祈り申し上げます」と伝えましょう。そしてキリスト教の場合は「安らかに眠られますようお祈りいたします」と述べるのが良いでしょう。

忌み言葉を避ける

通夜やお葬式、弔問の席では使わない方がいい「忌み言葉」と呼ばれる言葉があります。忌み言葉には不幸ごとが続くことが連想される、「繰り返し言葉」も含まれます。

縁起が悪い、不吉な言葉の例としては「離れる」「悔しい」「苦しい」などです。報われないことを連想させるので使わないようにしてください。不幸ごとが続くことを連想させる言葉としては「再び」「続いて」「追って」「重ね重ね」「ますます」などが当てはまります。

忌み言葉には日常的に使用するような言葉もたくさんあります。ご遺族の前でうっかり使用することや、知らないうちに使ってしまうことのないよう、弔問に伺う前にある程度シミュレーションしてから行くと安心です。

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まとめ

遺族を訪問しお悔やみを述べる弔問ですが、マナーや方法を間違えてしまうことで、故人の大切な方からの反感を買ってしまう可能性もあります。

ご家族や親族に来てくれて有難いと感じてもらえるような弔問を行うためにも、服装や挨拶、持ち物、線香のあげ方などをしっかりと理解しておきましょう。


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4.7/5
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最後に

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