墓参りの日にちはいつがよい? 適切な時期やマナーを解説

墓参りの日にちはいつがよい? 適切な時期やマナーを解説

墓参りは法事や季節、地域の風習に合わせて行くと思われがちですが、具体的な時期がわかる方はそれほど多くないかもしれません。この記事では、墓参りに適した日にちについて解説します。墓参りに適さない日にちやタブーに関する情報も紹介するため、知っておくことでマナーを守ってお参りに行けるでしょう。

こんな人におすすめ

墓参りの適切な日にちを知りたい方

墓参りの日にちを決める際のポイントを知りたい方

墓参りのマナーと流れを知りたい方

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墓参りをするのに適切な日にち

地域別に見ても、墓参りの日にちに明確なきまりはないものの、故人の命日をはじめとしたさまざまな行事に合わせて行く場合がほとんどです。ここからは、お参りに適している日にちについて解説します。

各命日

墓参りに適切といわれているのが、1年に一度の祥月命日と、命日と同じ日にちの月命日です。祥月命日に行けない場合、いずれかの月命日にお参りすれば問題ないといわれています。毎月墓を掃除することで、よりきれいに維持できるでしょう。

ただし、三回忌や七回忌といった区切りの年は、祥月命日に合わせて法要を営む場合もあります。近しい親族は予定を空けておくとよいでしょう。ただし、あくまでもひとつの考え方で、ルールではありません。行きたい日にちや予定に合わせて調整すれば問題ないでしょう。命日を心に留めておくのが何よりの供養です。

お彼岸

春分の日と秋分の日は「お彼岸」と呼ばれ、先祖を悼み、供養する日です。極楽浄土と現世をつなぐ縁が強くなる日と考えられており、先祖を供養する習慣ができたといわれています。この時期に法要や墓参りをする方も多いでしょう。また、仏壇の手入れやお墓の掃除をする時期でもあります。

お彼岸は、春にぼたもち、秋におはぎを食べるのも風習のひとつです。集まった人たちで食卓を囲み、故人を偲ぶ意味合いがあります。命日に行けない場合、こういった時期を選ぶとよいでしょう。

お盆

地域によって細かい日にちは異なりますが、7月や8月のお盆の期間は故人が現世に戻ってくる時期です。多くの地域では、故人が戻ってくるための野菜やさまざまな飾りを用意してお盆を迎えます。地域や宗派によって習慣は異なるため、実家や親族の習わしに従って準備しましょう。

墓参りの日にちは13日が一般的ですが、お盆の期間中のどこかでお参りすれば問題ありません。墓参りは必ず行かなければならないものではないため、家族とよく話し合ってから日にちを決めるとよいでしょう。

年末年始

実家を離れて遠方に住んでいる方は、年末年始に帰省する際に墓参りをしようと考えるかもしれません。年末年始の墓参りに関しては、さまざまな考え方があります。仏教では、年末年始の墓参りはタブーではありません。ただし、正月の墓参りを快く思わない家族や親族がいる恐れがあるため、事前に確認するのが賢明です。

年末年始は新年に心地よく神様や先祖を迎え入れるための準備をする期間で、年末年始の墓参りはむしろよいことともいえます。年末年始に挨拶に伺うことで、新たな気持ちで新年を迎えられると考える方も少なくありません。なかなか墓参りの機会に恵まれない場合、年末年始に足を運ぶのも選択肢のひとつです。

墓参りの日にちを決める際に注意したいポイント

原則として、墓参りに不謹慎とされる日にちはありません。仏滅の日は墓参りに行かないとしている方もいますが、仏教とは関係ないため、気にする必要はないでしょう。ここでは、墓参りに関する注意点を紹介します。

時間帯

墓参りは日にちだけでなく、時間帯も原則としていつでも構いません。時間をうまく使いたいという理由から、午前中に行く人が多い傾向があります。

ただし、霊園は開園している時間帯が決まっています。開園・閉演時刻を確認した上で行くとよいでしょう。また、樹木葬の場合、野生動物が近隣を歩いている恐れがあります。特に危険な時間帯があるため、注意が必要です。

掃除等のアイテムを忘れない

墓参りは手を合わせるだけでなく、掃除をしたり線香をあげたりします。墓参りの際は、必要なアイテムを持参するとよいでしょう。

線香やお供えする花、掃除用の手袋やごみ袋、墓石を磨くタワシといったアイテムを持参する必要があります。水は施設にある場合がほとんどですが、ペットボトルに入れて準備しても構いません。マナーや習わしに沿ってお参りすることが大切です。

墓参りのマナーと流れ

墓参りに行く際に、やってはならないことやお参りの流れが気になる方もいるでしょう。ここでは、墓参りのマナーと流れを紹介します。

墓参りのマナー

墓参りは、必要なアイテムを持参し掃除してから手を合わせること以外には、特に難しいマナーはありません。法要では礼服で参拝する必要がありますが、プライベートで訪れるときは落ち着いた色合いの服装で十分とされています。

また、お墓は山の中のような足場の悪い場所にあることも少なくありません。女性はヒールでの移動が困難なため、動きやすい恰好を心掛けましょう。

大人数でお参りに行く場合、なるべく故人と近しい関係の方から順番にお参りします。ただし、地域や親族の習慣によって墓参りのスタイルには差があるため、臨機応変に対応しましょう。

基本的な流れ

お墓がお寺の敷地内にある場合、先にお寺にお参りするのが一般的です。その後、お墓を掃除し、線香をあげます。持参した花やお菓子、飲み物も供えましょう。最後に、墓に水をかけて、ゴミを片付けて帰ります。花はそのままでも問題ありませんが、お菓子や飲み物は持ち帰るのがマナーです。

やってはならないこと

墓参りは供養する気持ちが大切な行事ですが、やってはならないこともいくつか存在します。心掛けたい主なマナーは以下の通りです。

・ろうそくに息をかけて吹き消さない
ろうそくは必ず手で仰いで消します。仏教的な考えから来ており、人間の吐息が仏様に触れることで穢れが移るといった理由です。

・お供え物は必ず持ち帰る
カラスや野良犬、その他の動物に食べられないようするため、お供え物は必ず持ち帰りましょう。それ以外のゴミもきちんと持ち帰ることが大切です。

・墓にかけるものは必ず水にする
水以外は墓の劣化や汚れにつながるため注意が必要です。酒を供えたい場合、容器のまま花の横に供えるなど、墓にかからないように工夫しましょう。

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まとめ

墓参りの日にちに明確なきまりはありません。地域や家庭のきまりや寺院の習わしに従うことをおすすめします。命日やお彼岸、お盆、年末年始にお参りをするのが一般的です。服装は比較的自由ですが、線香やお供え、掃除するためのアイテムは持参したほうがよいでしょう。

墓参りの基本的なマナーや必要なアイテムに関する疑問や悩みは、小さなお葬式にご相談ください。専門知識が豊富なスタッフが、疑問やお悩みに合わせて具体的にアドバイスします。

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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