遺骨の概要や供養方法まとめ!自宅で保管する場合のポイントは?

遺骨の概要や供養方法まとめ!自宅で保管する場合のポイントは?

「遺骨の供養をする方法とポイントについて知りたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、遺骨を供養する方法と、自宅で故人を供養する上での注意点について解説します。また、近年利用者が増えている手元供養品について、具体的な種類や特徴についても紹介します。

遺骨や遺灰の供養方法や自宅供養・手元供養について理解し把握しておくことで、故人の希望に沿った供養の方法を検討できるでしょう。

こんな人におすすめ

遺骨を供養する方法について知りたい方

遺骨を自宅で保管される方

手元供養品の種類を知りたい方

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遺骨とは?遺灰との違いは?

人は亡くなった後、火葬場で火葬されますが、火葬後に残った骨を「遺骨」、灰を「遺灰」といいます。では、「遺骨」と「遺灰」にはどのような違いがあるのでしょうか。ここからはそれぞれの特徴を解説します。

遺骨は故人の骨を指す

告別式で故人にお別れの挨拶をしたら、遺体を火葬場で火葬します。「遺骨」とは、故人の遺体を火葬した際に残った骨を指します。その後、遺骨の周りに遺族が集まり、箸で骨を拾い、骨壺の中に移す「骨上げ」「収骨」と呼ばれる儀式を行うのが一般的です。また、遺骨を2か所以上に分けて納めることを「分骨」と呼びます。

骨壷をお墓に埋葬するためには、埋葬する骨壷の埋葬証明書の取得が必要です。

遺灰との違い

遺骨と遺灰の根本的な違いは、見た目や形状にあります。骨としての形が残っている「遺骨」に対して、遺灰とは遺骨を灰状にしたものを指します。火葬中には棺内の温度が1,000℃近くなるので、故人の骨の大部分は自然と灰になりますが、遺骨を粉骨(粉状に砕くこと)して灰にすることも可能です。

また近年では、散骨や自宅供養、手元供養などの需要が高まっており、遺灰での受け取りを希望する人が増えています。遺灰の状態であれば、一部を手元に残しつつ、残りを納骨や散骨するといった分骨での供養が行いやすくなります。

遺骨の扱いに関わる法律

遺骨や遺灰の取扱いについては、「墓地、埋葬等に関する法律」という定めがあります。各市区町村の埋葬許可証なしに遺骨を埋葬する行為は法律によって禁止されています。

ただし、この法律は「遺骨を埋葬する場合の規定」なので、埋葬をしない自宅供養の場合は関係ありません。あくまでも、埋葬許可証なしに遺骨や遺灰を埋葬する行為を取り締まる法律だといえます。

参考:(※参考:厚生労働省『墓地、埋葬等に関する法律』)

遺骨を供養する4つの方法

一般的な遺骨の供養方法としては、お墓や納骨堂での供養が主流です。しかし近年では、時代の変化とともにお墓を持ち続けることが難しくなってきています。そこで、お墓を持たない供養の形も広がっています。「お墓が遠方にある」「後継ぎの心配がない」「宗教や宗派を問わない」など、自分たちの生活スタイルに適した方法で遺骨を供養しましょう。

お墓や納骨堂で供養する

最も伝統的な遺骨の供養方法は、代々家のお墓を管理してきた菩提寺や納骨堂などで供養する方法です。お墓の管理が難しいという方は、遺族や親族に代わり墓地の運営者が遺骨の管理供養をする「永代供養墓」を利用するとよいでしょう。永代供養墓では、菩提寺や納骨堂に故人の遺骨を合祀で供養します。

いずれの場合も、納骨には「埋葬許可証」が必要になるので注意しましょう。

自宅で供養する

葬儀を終えてから四十九日の期間を過ぎると、お墓やお寺などに納骨することが一般的です。しかし、故人を偲ぶために、遺骨をそのまま自宅で保管しておく方もいます。

自宅で遺骨を保管することで、故人をそばで感じることができます。遺骨の自宅保管は法律違反に問われる事はありません。身近な場所に遺骨を保管したい方に適した方法だといえるでしょう。

自然のある場所で散骨する

故人の遺骨を粉末状にした遺灰を自然に還る形で撒く供養を散骨といいます。海・山・川など自然の中で散骨するため、お墓に遺骨を埋葬して供養する必要がありません。

ただし、一部の地域では条例によって規制がかけられており、私有地などでは行うことができないなどの制限もあります。散骨を希望する場合は、事前に散骨ができる場所かどうかを確認しておきましょう。

手元供養する

手元供養とは、遺骨の一部を自宅に持ち帰り、自分の手元で管理できるものに遺骨や遺灰を入れて供養する方法です。管理しやすい小さな骨壷や、遺灰を入れられるペンダントなど、様々な種類があります。

身に付けられるアクセサリー型の遺灰・遺骨入れは、故人の存在を身近に感じられる手元供養の方法として特に人気があります。

遺骨を自宅で保管する場合のポイント

遺骨を自宅で保管する場合、遺骨や遺灰をきちんと管理し、将来にわたって供養していけるように考える必要があります。遺骨トラブルを回避するためには、遺骨の管理方法と供養の仕方を知っておきましょう。

遺骨は仏間や仏壇に安置する

遺骨を保管して供養をする場所は、仏間や仏壇が望ましいといわれています。ただし、仏間・仏壇は仏様がおられる神聖な場所と考えられているため、遺骨を仏壇・仏間におく場合は、専用に用意した台の上など新たに場所を作ることをおすすめします。

仏間や仏壇がない場合は供養できるスペースを確保する

仏間や仏壇が家の中にない場合、家族が集まるリビングを保管場所にすることもあるでしょう。その際は、家具の雰囲気と調和するような骨壷で保管するのがおすすめです。最近では、洋風の部屋にも合うようなオシャレな骨壷も増えています。

湿気や結露には気をつける

家で遺骨を保管する場合、湿気が発生しにくい場所に骨壷を置くのが一般的です。火葬された遺骨や遺灰は高温で焼却するため、遺骨や遺灰自体は水分を含んでいません。しかし、骨壷に入れた後の保管場所次第では、骨壷に水分が侵入し、カビが発生してしまう恐れがあります。

直射日光が当たる場所や水回り付近は避け、風通しのいい場所で保管しましょう。ただし、しっかりと対策をしていても湿気が入り込んでしまう場合もあります。そのため、骨壷に吸湿剤を入れて骨壷内の湿気対策をしておくと安心です。

葬儀を終えてから遺骨の埋葬や供養をするまでの流れは?

ここからは、葬儀後の遺骨の供養の流れを、それぞれの供養方法ごとに解説します。遺骨の供養について考える上で、葬儀から埋葬までの流れを把握しておくと、遺骨の埋葬や供養についてスムーズに検討できるでしょう。

納骨する場合の流れ

菩提寺や納骨堂、霊園などに納骨する場合には「埋葬許可証」の取得が必要です。四十九日が過ぎた後のタイミングで納骨する場所に出向き、納骨するための手続きを済ませましょう。

納骨すべきタイミングは、四十九日以降であればいつでも問題ありませんが、区切りのいい故人の一周忌を見計らって納骨する方が多い傾向です。

自宅供養する場合の流れ

遺骨を自宅供養する場合は、葬儀社などで自宅供養に適した小さな骨壷や遺族が身につけられる手元供養のアクセサリーを準備しておきます。

遺骨や遺灰を入れた後は、湿気がなく風通しのよい場所に置きましょう。骨壷の中には吸湿袋を入れて、遺骨や遺灰にカビが発生しないように対策を取ることをおすすめします。

また、自宅供養を続ける場合、供養する方の健康状態、自宅に住む人の状況によっては、遺骨の行き場がなくなる可能性もあります。保管方法や期間、将来の管理については、家族や親戚でじっくりと話し合っておきましょう。

散骨する場合の流れ

散骨する場合は、専門の業者に散骨を依頼するのが一般的です。無断で他人の私有地などに散骨を行うと、各市区町村の条例違反となってしまう場合もあるので注意が必要です。

海で散骨する場合は、基本的に船をチャーターして散骨します。また、山での散骨を希望する場合、他人の所有地外で散骨することが法律で定められています。

国有地や各都道府県所有の土地もあるため、事前に散骨を予定している土地の所有者について確認して、所有地でない場所に散骨するようにしましょう。また、後に物が残らないように、お供えものやお花などは置かないようにするのがマナーです。

遺骨を納められる!手元供養品の種類

近年、管理が簡単で故人を最も身近に感じられる手元供養を希望する方が増えてきています。また、遺骨を納める手元供養品には様々な種類があります。

ここからは、手元供養に最適な供養品の種類とそれぞれの特徴について紹介します。

アクセサリー

遺骨や遺灰をペンダントトップの中に入れたり、内側に樹脂で固めた遺骨をはりつける指輪などが代表的です。また、遺骨や遺灰をダイヤモンドに加工することもできます。遺骨ペンダントとはわからないものやさまざまなデザインがあるので、自身の気持ちにしっくりとくるアクセサリーを選びましょう。

ミニ骨壷

自宅供養に最適な遺骨や遺灰を入れておくためのミニ骨壷もあります。従来のお墓に納める骨壷と違い、家の中になじむ小さなサイズでデザイン性が高く、陶磁器だけでなく木製、ガラス製など素材もさまざまです。保管したい遺骨の量で骨壷のサイズを選べます。色やデザインは故人のイメージにあわせたり、インテリアの雰囲気に合わせたりするのがおすすめです。

ミニ仏壇

ミニ骨壷を置いておくために最適な場所として、ミニ仏壇もあります。仏間がある家は少なくなり、リビングに大きな仏壇を置くというのも難しいでしょう。ミニ仏壇はコンパクトで場所を取らないため、お部屋に置きやすくなります。ミニ骨壷と合わせて置くことで、洋風の空間でも違和感なく故人の遺骨や遺灰を供養できます。

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まとめ

故人の遺体を火葬をした後に残る遺骨や遺灰について、供養の方法はさまざまです。お墓を建てて供養する形もあれば、散骨や手元供養という形で供養する方もいるでしょう。

自宅供養をする場合は、遺骨や遺灰の保管場所や環境に注意する必要があります。遺骨や遺灰の埋葬方法には流れがあるので、事前に確認しておきましょう。

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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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