葬儀での挨拶の方法|タイミング、マナー、例文も紹介
葬儀マナー[喪主・遺族]

作成日:2019年06月04日  更新日:2022年04月21日

葬儀での挨拶の方法|タイミング、マナー、例文も紹介

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葬儀や告別式の挨拶には、様々なマナーが存在します。特に葬儀の喪主を務める場合は、挨拶の内容はもちろん、言葉の選び方に気を配ったり、長さを調整したりする必要があります。また、故人との関係性によっても適切な内容は異なるため、事前に挨拶のマナーをきちんと確認しておきましょう。

今回の記事では、葬式や告別式における挨拶マナーを詳しく解説します。喪主や親族のマナーはもちろん、参列者が気を付けたい挨拶マナーについても紹介するので、今後のためにもぜひチェックしておきましょう。葬儀全体の流れについてあわせてご確認することもおすすめです。

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【もくじ】
喪主が挨拶をするタイミングとは?
喪主が挨拶をする際のポイント
宗教によって言葉の使い方が異なる
葬儀でおこなう喪主の挨拶の例文
葬儀後のお礼をする際の挨拶
参列者が気をつけるべきお悔みの言葉のマナー
まとめ

喪主が挨拶をするタイミングとは?

葬儀や告別式の中では、喪主が挨拶をすべきタイミングは、僧侶の退場後が一般的です。

宗教や宗派、地域や家庭ごとでも異なりますが、葬儀や告別式を閉じる前におこなうことが多くなっています。

なぜなら、喪主から参列者に向けて、葬儀に参列してくれたことや、故人との生前の付き合いなどについてお礼を述べる意味があるからです。このほかにも、個別で挨拶をするタイミングは複数あります。

例えば、受付開始前には、受付担当者へ挨拶をします。葬儀や告別式の開始前には、僧侶や斎場担当者へ挨拶をするべきでしょう。それぞれのタイミング、また対象に合わせた適切な挨拶が求められるのです。

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喪主が挨拶をする際のポイント

喪主の挨拶は、葬儀や告別式において非常に重要なものになります。遺族代表として、参列者へ感謝の気持ちを伝える大切な役割だからです。そしてより良い喪主挨拶をするためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

今回は、喪主挨拶をする前に把握しておきたい、挨拶の重要事項を見ていきましょう。

長過ぎず短過ぎない時間で挨拶をする

喪主の挨拶は、長過ぎないようにしましょう。葬儀や告別式の進行が遅れてしまいますし、参列者の負担になることも考えられます。一方で、短過ぎるのも避けるべきです。十分な感謝の気持ちを伝えられない可能性があり、参列者に失礼にあたってしまうかもしれません。

喪主挨拶は「長過ぎず・短過ぎない」ことを目標にしてください。目安としては、1分から3分程度が適切でしょう。この長さに収まりきるように内容を考えると、過不足なく挨拶を組み立てやすくなります。実際に喪主の挨拶に含みたいのは、主に以下のような内容です。

1.自己紹介
2.参列のお礼
3.生前のお礼
4.故人の思い出話
5.今後に向けての挨拶

自己紹介では、あなたと故人の生前の関係性を説明します。「参列のお礼」では弔問のお礼を、「生前のお礼」では生前の故人と関わってくれたことのお礼を伝えてください。

それを踏まえた上で、「故人の思い出話」では、故人ならではのエピソードをひとつ紹介します。「今後に向けての挨拶」では、喪主や遺族の今後と、変わらぬ力添えをお願いする形でまとめると良いでしょう。

自分の言葉で伝える

葬儀や告別式における喪主の挨拶は、ある程度決まった定型文が存在しています。マナーにのっとった適切な文面は、そのまま読み上げるだけでも挨拶としては十分通用します。

しかし、喪主の挨拶では、可能な限り自分の言葉で感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。これは「うまい表現をしよう」「立派な挨拶にしよう」と工夫を凝らし、借り物の内容を述べるよりも、あなたの素直な気持ちを伝えた方が、参列者にも感謝が伝わりやすいからです。

特に、前の項目で紹介した「生前のお礼」や「故人の思い出話」などは、自分の言葉でまとめやすい部分でしょう。もちろん、不慣れな場合は戸惑うこともあるため、定番の挨拶をベースにしつつ、要所で自分の想いを盛り込むように作成すると良いでしょう。

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忌み言葉の使用を避ける

葬儀や告別式の場合、喪主の挨拶で「忌み言葉」は使わないようにしてください。

「忌み言葉」とは、いわゆる縁起が悪い表現や言い回しのことです。葬儀や告別式をはじめとして、結婚式や結納などでも「忌み言葉」は存在します。要するに、冠婚葬祭それぞれの場に相応しくない言葉は、できるだけ用いらないようにすることがマナーなのです。

「忌み言葉」は、意味もなくマナー違反とされているわけではありません。それぞれ理由があって、不適切だと判断されているのです。

まず「四・九などの数字」「死ぬ」「枯れる」「消える」などの言葉は避けるべきです。これは、不吉や不幸を連想させてしまうからです。また「重ね重ね」「わざわざ」「しばしば」「再び」「いよいよ」「次々」などの繰り返す言葉もやめましょう。今回の不幸が繰り返されるという意味が生まれてしまうため、十分注意しましょう。

宗教によって言葉の使い方が異なる

葬儀や告別式の喪主の挨拶は、宗教や宗派によって適切な言葉選びが変わります。特に注意を払いたいのが、前の項目で紹介した「忌み言葉」です。なぜかというと、死後の行く末については宗教や宗派ごとに考え方が異なるため、気を配る必要があるからです。

仏教の葬儀や告別式では、「浮かばれない」「迷う」といった表現は使用すべきではありません。これは、故人の成仏がうまくいかないように感じ取れてしまうからです。

同じように、神道の葬儀や告別式の場合は、「供養」や「冥福」という表現の使用は避けましょう。神道の考え方では、人は死後、この世にとどまって守護神となっていくため、そもそも「供養」や「冥福」という概念が存在しないのです。

また「冥福」という表現は、キリスト教や浄土真宗の葬式や告別式でも使用を避けたほうが良い言葉です。どちらの宗教・宗派にも、死後に魂がさまようという概念が存在しないためです。

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葬儀でおこなう喪主の挨拶の例文

それでは、実際に葬儀や告別式で喪主挨拶をおこなう場合の、適切な例をいくつか挙げていきます。故人との生前の関係性や、宗教、宗派などに合わせて、細部は適宜調整しましょう。

これから紹介する例文をそのまま読み上げるのではなく、あくまでベースとして考え、自分自身の言葉を取り入れるようにしてください

一般的な挨拶の例文

本日は御多用のところ、故〇〇の葬儀(告別式)に御足労賜り、まことにありがとうございました。遺族を代表し、お礼の挨拶をさせて頂きます。

参列者の皆さまのおかげをもちまして、葬儀(告別式)も滞りなく相すみました。生前の皆さまのご厚誼に、改めまして心よりお礼を申し上げます。最期までお見送りを頂き、故人もさぞかし喜んでいることと思います。

私どもは未熟ではありますが、今後は故人の教えにのっとり、これまで以上に精進してまいる所存です。今後とも故人の生前と同様、ご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

改めまして、本日はまことにありがとうございました。以上、お礼の挨拶とさせて頂きます。

喪主が故人の妻の場合の例文

本日は御多用のところ、故〇〇の葬儀(告別式)に御足労賜り、まことにありがとうございました。私は故人〇〇の妻、〇〇でございます。遺族を代表致しまして、一言皆さまにご挨拶させて頂きます。

生前の故人は、〇〇な性格で、日々〇〇のように過ごしておりました。不運にも〇〇ということで、〇〇歳で帰らぬ人となりました。短い人生ではありましたが、故人は良き夫・父として、私たち家族と人生を共にしてくれました。

今後の人生は、故人との思い出を胸に、残された家族で支え合いながら暮らしていく所存です。皆さまにおかれましては、生前の故人と同じよう、今後ともご指導ご鞭撻のほど賜りたく存じ申し上げ、お礼の挨拶とさせて頂きます。改めまして、皆さま本日はまことにありがとうございました。

喪主が故人の夫の場合の例文

本日は御多用のところ、故〇〇の葬儀(告別式)に御足労賜り、まことにありがとうございました。遺族を代表致しまして、皆さまにお礼の挨拶をさせて頂きます。私は故人〇〇の夫、〇〇でございます。

故人〇〇は、結婚後〇〇年間に渡り、妻や母として私や家族を支え続けてくれました。彼女にもう二度と会えないと思うと、胸が詰まる思いです。今はまだ彼女が亡くなった事実を受け止めきれておりませんが、これからは故人が見守ってくれることを信じ、残された家族と共に支え合って生きて参ります。

皆さまにおかれましては、故人の生前と同じよう、今後ともご指導、ご鞭撻のほど賜りたく存じます。改めまして、本日は御焼香ありがとうございました。故人ともども、心よりお礼を申し上げ、挨拶とさせて頂きます。

喪主が故人の子どもの場合の例文

遺族を代表致しまして、皆さまにお礼のご挨拶をさせて頂きます。私は故人〇〇の長男、〇〇でございます。

本日は御多用のところ、故〇〇の葬儀(告別式)に御足労賜り、まことにありがとうございました。最期まで皆さまに見送って頂き、故人も心より喜んでいることと思います。

父〇〇は、ここ〇〇年は〇〇のように過ごしておりました。先日、〇〇歳で生涯を終えることとなりましたが、ごく安らかな最期でした。大往生とも呼べる人生を送れましたことは、ひとえに皆さま方のご厚情の賜物であると、心より感謝しております。

今後は私が父〇〇の意志を継いで、〇〇家を支えて参る所存です。皆さま方に置かれましては、今後とも変わらぬご厚情のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

それではこれをもちまして、お礼の挨拶とさせて頂きます。改めまして、本日はまことにありがとうございました。

葬儀後のお礼をする際の挨拶

葬儀や告別式に参列してもらった際は、後日改めてお礼の連絡をすることもあるでしょう。ごく親しい間柄であれば、気さくな連絡をすることも可能ですが、多少なりともかしこまった関係性の相手には、マナーを守った丁寧な連絡を心がけましょう。

今回は、葬儀や告別式の後日にお礼をする場合、注意しておきたいマナーについて解説します。

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メールでお礼を伝えるときのマナー

葬儀や告別式に参列してくれた人には、後日「会葬礼状」を送付するのが正式なマナーです。しかし親しい間柄であれば、メールでお礼を送っても構いません。印刷や郵送の手間が省けるため、迅速にお礼が伝えられるという魅力があります。

お礼メールのタイトルは、内容が分かりやすいよう簡潔にまとめましょう。「故〇〇葬儀参列のお礼」「〇〇より告別式参列のお礼」などが適切です。宛名と署名をきちんと設定して、丁寧な言葉遣いを心がけてください。

メールの内容は、参列のお礼から始めます。加えて、「本来であれば直接お礼を伝えるべきところを、取り急ぎのためメールを利用した」という旨を記載しておくと良いでしょう。

電話でお礼を伝えるときのマナー

葬儀や告別式に参列してくれた相手へのお礼は、電話でも構いません。ただし、あくまで親戚や友人など、親しい間柄に限るようにしましょう。時間や手間を節約し、かつ故人の思い出を語らいたい相手に適しています。

そして、電話を使ったお礼はタイミングにも注意が必要です。相手が無理なく対応できる日時を選ぶようにしてください。適切なのは葬儀や告別式の翌日ですが、相手都合で調整しましょう。

電話をかけるときは、まず用件を伝え、相手が時間を取れると確認してから本題に入ってください。参列のお礼を伝えた上で、葬儀や告別式当日の様子や、故人の思い出などを語らうと良いでしょう。

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参列者が気をつけるべきお悔みの言葉のマナー

葬儀や告別式の場合、喪主だけではなく、参列者も「忌み言葉」に気を付ける必要があります。特に受付や喪主、遺族などに対してお悔みの気持ちを伝える際に、忌み言葉を用いてしまうことがないよう注意しましょう。

参列者が避けるべき忌み言葉は、基本的には喪主や遺族が避けるべき言葉と同じです。不幸や不吉を連想させるもの、繰り返したり重ねたりするものなどは避けましょう。また、故人の宗教や宗派にそぐわない言い回しも、使わないようにしてください。

もしも忌み言葉を使ってしまいそうになったら、似た言葉に置き換えると良いでしょう。「死ぬ」であれば「亡くなる」、「重ね重ね」は「深く」など、同じ意味でも使える表現はたくさんあります。

まとめ

今回の記事では、葬儀や告別式における挨拶マナーについて解説しました。葬儀や告別式の喪主の挨拶は、とても重要なものです。故人とのお別れのため、わざわざ足を運んでくれた参列者に対して、心からのお礼を伝える必要があるからです。その場に相応しい言葉遣いや内容を考え、適切な長さやタイミングで伝えられるよう準備しておきましょう。

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